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┃ 満州回顧録補完編 ――――――――――― by 岡崎溪子さん
☆ シベリア抑留者は何人だったのか? ――――――― 2003/09/19

―― 岡崎溪子さんのメルマガ「シベリア決死行」より転載 ――

ここに2003年1月22日付けの産経新聞がある。この日のトップ記事とし
て、『北の収容所で1万2000人死亡』と書かれている。これは今まで機密
文書であったものが最近続々と公開されているが、ソ連抑留者についても驚く
べき事実が判明した。

私が書いてきたシベリア決死行は、死亡率最大の『バム鉄道建設』に駆り出さ
れた、当時未開の原野を作業させられたタイシェット〜ブラーツクまでを主に
書いた。
それは当時上官クラスで全体像を知る「生き証人」の話を基にしている。

作業や食料、ソ連側の教育、他の外国人のラーゲリも近くにあったことなど、
彼は詳しいのではあるが、唯一、生き証人も「わからんなあ…」といったのが
人員補給であった。

多分満州から連れてこられたのであろうと思っていたら、「あの人たちは朝鮮
から連れてこられたらしいです」と、仲間が知らせる。

「へー、戦争が終わっているのに朝鮮人を駆り出したんかね?」
「いえ、みんな日本人ですよ」
「朝鮮半島からなら日本は目の前じゃないか、どうしてだろう…」

しかし、悲しいかな虜囚の身である。聞いて回るとスパイ容疑がかかる。
それ以上に過酷な毎日の労働でわが身が生きるか死ぬかの瀬戸際だった。
他人にかまっては生きてゆけない。

実はソ連は満州で日本人を捕虜にしたばかりではなく、朝鮮北部にも収容所を
作っておき、バム鉄道工事で次々と日本人が倒れて「使用不可」になると日本
に帰国させると言ってここに移送し、名ばかりの『病院』に放り込んで手当て
もせず、死亡させたのである。

そして元気な捕虜たちを汽車に乗せて再びタイシェット地区に送り込んだので
ある。その地名は現在の北朝鮮の「元山」であると報じている。

つまり、この「元山」で死んだ人たちはシベリア抑留者の死亡者の中に入って
いない。その死者はなんと1万2千人である。

これまで日本の厚生省はソ連の公式発表を真に受けてソ連抑留で死んだ人数を
5万5千人(モンゴル2千人を含む)と発表しているが、私は以前から信用でき
ない数字だと思っていた。

輸送中に死んだ人や射殺された逃亡者の数は入っていないし、まだ他にも記録
にない人たちがいるのではないか。例えば現地に残った人もいた筈で、ロシア
女性と結婚した人以外にも、「スパイ養成人員」になった人たちもいたのでは
ないか?これらの人たちは抑留者の名簿からは除外されている。

そもそも正確な抑留者の数は何人であったのか?

日本政府の発表は厚生省社会援護局の「援護50年史」では57万5千人
(うちモンゴル1万4千人)となっている。
これに対して「もっといたんじゃないのか」という声が以前から多かった。

当時の満州では昭和20年7月の『根こそぎ動員』により満蒙開拓団から男を
集めて兵隊を急造した。
関東軍の総兵力は、満州では78万人、朝鮮では26万人となっていた。
合計104万人である。

そのうち、ソ連との交戦での死亡者はソ連側発表8万3737人、日本側発表
2万数千となっている。このソ連側のいう人数を引いても95万人の生きてい
た軍人がいたわけである。

これらの人々をソ連はすべて強制的に連行したのであるから、57万人という
のはどうみても少ない。この件に関してはもっと信頼のおける『機密文書』の
公開が待たれるところである。

さて、死亡者となると、ソ連領内が約6万人、北朝鮮で1万2千人、モンゴル
では約1万人で、最低でも8万2千人もいたことが判明した。

しかし、この産経新聞の記事もまだまだ通過点にすぎないと私は思っている。
ソ連崩壊により徐々に『機密文書』が公開されているが、いかんせん、遅い!
戦後57年も経つと当時の「生き残り」は少なく、政府の対応も鈍いので、
「シベリア抑留ってなあに?」と知らない人口の方が増えたのが現実である。

日本の「金まき、ペコペコ外交」では、いつもロシアに騙されて、お金ばかり
貢がされて北方領土の返還など夢のまた夢、過去の事実さえ忘れてしまいたい
ロシアの思いどおりに動かされている。

抑留者を纏め上げる団体もくだらんことで2派に別れ、日本政府に強烈パンチ
を打ち込む力がない。大きな視野に立てば、消されようとしている真実の日本
の歴史を後世に残す努力を我々は忘れてはならない。

「女一人で何ができるか!」

!ほっといて頂戴!

私は東洋史を研究する者としてこの目で『現場』が見たかっただけ。
資料がいくらあろうとも行動する人間があってこそ、歴史は動く。
手かせ足かせのない『永遠の不良少女』だからこその旅でありました。

どうかこのメルマガを読んだ人はご自分の胸に納めているだけでなく、お友達
にも、あなたのお子さんにも「シベリアの真実」を教えてあげてください。

ーーー私からの心からのお願いです。

――――シベリア決死行 参考文献

私がこのシベリア決死行を書くために多くの抑留体験をされた人々から様々な
資料を快く提供頂きましたことに感謝申し上げます。

静岡県榛原町の河口昇さんは、ご自身の記録を「このベルトと共に」に纏めら
れて自費出版され、少しでも多くの図書館に置いて読んで欲しいと寄贈活動さ
れておられるる途中に亡くなられました。

また自費出版までいかなくてもご自身で冊子にまとめられ、日の目を見ていな
かったものを私のような戦争を知らない若輩者に送ってくださった金沢の福田
恭二さま、宝塚市の河野勇さま、その他、シベリアでの体験をメールでお寄せ
くださいました方々、ありがとうございました。

また私の取材につらい過去をお話くださった匿名希望の方々にもお礼申し上げ
ます。

『シベリアの歴史』加藤九祚著
――1994年 紀伊国屋書店 -- 定価1800円

『シベリアの日本人捕虜たち ロシア側から見たラーゲリの虚と実』
  セルゲイ・I・クズネツォフ著
――1999年 集英社 ------------ 1800円

『第2シベリア鉄道』レオニード・シンカリョフ著
――1985年 ナウカ出版 -------- 1800円

『モスクワで粛清された日本人』加藤哲郎著
――1994年 青木書店 --------- 2987円

『帝国陸軍の最後』伊藤正徳著 全5冊
――1998年 光人社 -------------- 686円

『墓標なき八万の死者 満蒙開拓団の壊滅』角田房子著
――1976年 中央公論社 ---------- 580円
           
『シベリアの悪夢』(上・下)国書刊行会 引き揚げ体験集編集委員会
――昭和56年 -------------------- 2900円

『望郷の叫び』(上・下)国書刊行会
――昭和56年 -------------------- 2900円

『捕虜体験記』ソ連における日本人捕虜の生活体験を記録する会
――1998年発行 ------------ 定価4000円

『死の谷アングレン抑留記 このベルトと共に』河口昇著 静岡教育出版社
――平成11年発行 ------------ 定価1900円

『イルクーツク・バイカル湖』石川県ロシア協会
――1997年発行 -------------------- 非売品

『平和の礎・シベリア強制抑留者が語り継ぐ労苦』
――平成10年 平和祈念事業特別基金編集発行

「異国の丘」と日本共産党 宮地健一
――(インターネット公開)

                      = 転載部分ここまで =
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「(^^) OJIN です(^^)」

▼▽ ドリームブッククラブでの出版支援について OJIN からのお願い ▽▼

今回の当誌の転載依頼に対する岡崎さんからのご返事には、以下のように記さ
れていました。この出版支援は、公開登録日から90日間で300ポイントを
達成しなければ出版見送とされてしまいます。

締切が迫っています。読者の皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

┌──────────

石川県はロシアとの交流が活発です。
抑留者の集まりがあり、出席してきました。
なかなか大変です。ほとんどの方がパソコンができません。

支援の方法を説明しても理解してもらえず困っています。
「インターネットの出版社」というだけで異次元のもので、信用できない、と
感覚ではねつけるからです。

シベリアのことは全体像を書いたものは少ないので、どうしても後世に残して
おきたいと思っています。よろしくお願いします

                  岡崎溪子
└──────────

『シベリア決死行』を出版するためのご協力をお願いします。

┌──────────

――――「シベリア抑留」は、しっかりと認識しておきたい歴史の事実です。

1945年(昭和20年)8月9日、ソ連は満州に西、北、東の三方から侵攻。
南方に戦力をとられて手薄だった関東軍を赤子の手をひねるように撃破し武装
解除しました。そして、若い兵士や一般人の男たちを残らずソ連全土にタダの
労働力として送り込んだのです。

ーー『ダモイ(帰国させる)』と騙して。

極寒のシベリアで栄養失調と過酷な強制労働のため8万人以上が死にました。
特にバム鉄道(バイカル・アムール鉄道)の工事はその8割の日本人捕虜たちが
死んでゆきました。墓もなく。ーーー肉親は、58年経った今も必死で遺骨を
探しています。

私は中・ロ国境の漠河(モーホー)からバム鉄道4300kmを含めてナホトカ
まで、独りで1万キロの旅をしました。これはその記録です。

ーーー歴史の真実の、ひとカケラでも今の日本人に示したい!

戦争はどんな戦争でも悲惨であり、他国にまで出かけて戦争を手伝うことは、
これまでの戦争で無念の最期を遂げた英霊たちの心に背く行為です。
国際関係においても日本が無用の憎しみをかう行為であると思います。

日本が進む道を迷っている今、どうしても本にしたいと思った次第です。

                         8月9日 岡崎溪子 

――――「シベリア決死行」出版支援方法。

ドリームブッククラブ http://www.dreambookclub.com の
ノンフィクション部門で「シベリア決死行」を公開しています。
支援方法  は、

【購入予約】1ポイント
  (1)出版化が決定したら一冊1000円(送料・税込)で購入することを予約。
  (2)申し込みは一人一冊まで。
  (3)書籍は著者サイン本を送付。

【支援出資】一口5ポイント
  (1)出版化への出資。
  (2)出資は一口一万円より、一作品につき一人五口まで。
  (3)書籍の販売売上により、一口につき印税0.1%の配当。
  (4)書籍奥付けに支援者として記名(仮名可)。
  (5)著者サイン本一冊を送付。

90日間で300ポイント以上を達成できれば、出版最終審議を経て出版され
ることになります。

1.まず http://www.dreambookclub.com をクリック。

2.画面左上の「市民登録」をしてIDとパスワードを取得します。

3.ノンフィクションの「シベリア決死行」の予約購読する、出資する、の
  どちらかを選んでクリックします。
  (両方することも可。出資は1人5口まで)
  このとき、さきほど取得したIDとパスワードを使って申し込みます。

4.ドリームブッククラブから受付のメールが届きます。

└──────────

!!出版化決定!! ――――――――――――――― 2003/11/12

2003年9月19日付の満州回顧録補完編「シベリア抑留者は何人だったの
か?」で岡崎溪子さんのメルマガ「シベリア決死行」より記事を転載させて頂
きました。その時にこの「シベリア決死行」を出版されるということで、皆様
にその出版にたいする支援をお願いいたしました。

お陰様で規定のポイントが達成され、また出版審査も無事クリアされて出版の
はこびとなりました。 岡崎さん、おめでとうございます!!

┌──────────「2003/11/09」
│
│「アジアの街角から」様、ご支援ありがとうございました。
│
│皆様のご支援を得て「シベリア決死行」は来年の3月に
│アルファポリス社から出版されることになりました。
│
│バム鉄道(バイカル・アムール鉄道)を中心に中国・ロシア国境から
│1万キロの旅をして、シベリア抑留者の慰霊とともに現在のシベリアを
│書きました。ご期待ください。
│
│まずはお礼まで。
│
│∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
│岡崎 けい子 okazaki88@mocha.ocn.ne.jp
│∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
└──────────
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┃┃ お便りで頂きましたご意見・感想
┗━┛
┌──────────「爺さん」

岡崎渓子さんのお便りを見て、思い出しました。
 
ウズベキスタン(旧ソ連領)で、偶然機会がありお参りしました。
所謂シベリヤ程ではなくとも、寒暖の差は我々には耐えられない。

草花の1つも生えない砂漠の中にこんもりと土饅頭があり、上には認識番号だ
け書かれた墓標(?)が1つ。
涙、涙で水筒の水を上げるのが精一杯でした。

90年、ウズベキスタン政府の計らいで、日本関係者によって近くに新しい
墓地該当者の名前を刻んだ墓標が造られておりました。



└──────────
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ (^^) OJIN です(^^)
┗━┛
この「シベリア抑留者は何人だったのか?」に関連して、あるご意見を
伺いました。
┌--------
│関東軍の総兵力は、満州では78万人、朝鮮では26万人となってい
│た。合計104万人である。そのうちソ連との交戦での死亡者はソ連
│側発表8万3737人、日本側発表2万数千となっている。
│このソ連側のいう人数を引いても95万人。
└--------
┌--------
│これらの人々をソ連はすべて強制的に連行したのであるから、57万
│人というのはどうみても少ない。
└--------
このあとの「満州青春録」や、爺さんから頂いた記事の中にも出てきま
すが、ーーー終戦の報が現地各部隊に伝えられた段階で、部隊によって
は一部の兵が終戦を肯んぜず尚抗戦を主張して部隊を脱走したり、また
部隊によっては、指揮官が、このまま部隊と行動を共にするのもよし、
部隊を離れて自由に行動するもよし、という決定をしたところも多く、

また或いは「満州青春録」の松本さん達のように、ソ連軍に拘束されて
シベリアへ送られることもなく現地解散となった部隊などもあったよう
で、相当の人数が難を逃れていたようです。ーー部隊指揮官了承の離脱
では、半数以上が部隊を離れたようにも聞きました。

ですから、スターリンの命令が「50万人の日本人捕虜連行」であるこ
とからも、それ以上の人数は、収容施設、食糧の供給などの能力面から
も無理であり、多少の相違はあるでしょうが、公表されている人数でほ
ぼ間違いないのではないか?ーーーと考えられます。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お便りで頂きました感想。 ┗━┛ ┌──────────「爺さん」 終戦時に出会った、元関東軍兵士から聞いた話では、終戦の数ヶ月、或いはそ れ以前に、ソ連との不可侵条約を信じ、当時日本最強の一軍といわれた関東軍 の大半は、武器弾薬と共に南方へ送られ、満ソ国境には僅かな日本軍と、松本 さんやgosakuさんのような集団から現地召集された新兵しかいなかったと聞い た事がありますが、それでも60万前後も居られたのですね。 └────────── ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ 「シベリア決死行」が間もなく発売されます!。 ┗━┛ ┌──────────「ミカの赤い服さん」――――――― 2004/04/02 こんにちは。 以前、貴誌で御紹介されました「シベリア決死行」が本になり、4月15日に 発送が開始されるようです。以上、簡単ですが報告いたします。 本当に、よかったですよね♪(※私も出資させて頂きました) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ HN:ミカの赤い服 HP :http://www.h6.dion.ne.jp/~otenki/ e-mail:tatsuya_masago@k3.dion.ne.jp ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■■■■ドリームブッククラブよりお知らせです■■■■ 出版にご出資いただいた皆様へ お世話になっております。 当初、3月を刊行目標としておりました「シベリア決死行」(岡崎溪子著)です が、現在出版に向け編集の最終仕上げ段階でありまして、お手元に4月15日 頃にお届けできると思われます。 楽しみにお待ちいただいている皆様にはご迷惑おかけいたしまして申し訳ござ いません。もうしばらくお待ちくださるようお願い申し上げます。 アルファポリス ----------------------------------------------------- ドリームブッククラブ(運営 株式会社アルファポリス) E-Mail: office@dreambookclub.com URL: http://www.dreambookclub.com └────────── ┌──────────「岡崎けい子さん」―――――――― 2004/04/05 私の本の出版を紹介してくださり、ありがとうございます。 この本には、メールマガジンを書き終えてから追加したスクープ記事が載って います。――『捕虜番号』が判明したことは驚きです。 金沢在住の抑留者のもとへ旧ソ連のシベリアでの捕虜番号が届きました。 北国新聞に昨年載ったのですが、プライバシーに配慮して概略だけでした。 私はさらに詳しくインタビューし、コピーさせていただき、詳細に内容を公開 しています。 この人が私の説得に応じてくださり「生きている者は真実を語る義務がある」 と、公開に踏み切ってくださいました。ありがたいことでございます。 この人は今は84歳、耳が不自由でほとんど聞こえません。のども痛くて、声 が出にくく、電話でのお話が苦痛なので私は金沢に何度も行き、多くの資料を 拝見しながら取材しました。ーー半年ほど体の不調で入院されていました。 「岡崎さん、僕が死ぬ前には必ず出版してくれよ」 「約束します。永遠の不良少女の名にかけて!  私はシベリアで多くの英霊たちとも約束していますから!」 彼はまだ生きています。 さらに多くの抑留体験者の人たちから手紙や資料、体験記などを送っていただ きました。 ラーゲリ(収容所)の現在の写真も私が蚊と戦いながら撮って載せています。 戦争がいかに残酷か日本は十分に経験しているのに、アメリカの手先になって アフガニスタンやイラクに軍隊を送っていることに私は怒っているのです。 平和ボケの日本人に「証拠」を突きつけて、冷静な思考を持ってもらえるよう に願っています。この本がその一助になれば幸いです。 本はずっこけ女のシベリア1万キロひとり旅で、現代のロシア社会を私の視点 から見ています。涙と笑いの旅日記にしてます。 ロシアは、今はソ連時代の機密文書がぞくぞく公開されています。 手続きが煩雑ですが、それさえ我慢すれば手に入ります。 もちろん日本語に翻訳するお金も必要ですが…その方法も書いております。 また私は機械オンチなので、写真や地図をこういうメールにつけてスキャナー したりできません。 ----そのプリンターの機械を、私が転んだときにお尻で壊しました---- シベリアのバム鉄道沿線の多くの墓地の所在地を網羅した地図も載ってます。 金沢でささやかながら出版パーティーをします。 どうぞどなたでもおいでください。 日 時:2004年4月24日(土)午後2時〜4時 場 所:APAホテル(金沢駅前・駅西口)1階「琥珀の間」     金沢市広岡1−9−28 рO76−231−8111 会 費:2500円(署名入り本代を含む) 式次第:第1部 著者講演会(50分ほど)第2部 ティーパーティ 主 催:出版記念実行委員会 後 援:トーポリ会・石川県ロシア協会・北国新聞・全国抑留者協会石川支部 └────────── ┌──────────「岡崎溪子さん」――――――――― 2004/04/26 浜松の岡崎溪子です。 金沢での「シベリア決死行」の出版パーティーは、お蔭さまで盛会でした。 ありがとうございました。 石川テレビで24日のうちに放送され、翌日25日の北国新聞にはカラー写真 入りで報道されました。 また京都、大阪や福井、富山からの参加者もあり、20歳代の人もあったこと を嬉しく思っています。 気分は情報無限さん、遠路大阪からお越しくださりありがとうございました。 台湾の奥さんの手料理おいしかったですねえ。 私も久しぶりに熊の掌やツバメのスープを頂きました。 紹興酒もおいしくて、アッという間に大瓶1本を飲んでしまったので驚かれた でしょうね。フフフ…。 これでもシベリアに行く前と比べたら酒量がぐっと落ちました。 「蚊との戦争」で2年間1滴も飲めなかったことを思うと、今は幸せです。 シベリアで抑留されて苦しまれた方々のほとんどがパソコンは使えません。 多くの抑留者の方たちはもはや鬼籍に入られた人たちが多く、残された私たち が戦争の悲惨さを訴えつづける義務があると思います。 いつのまにかイラクに行った自衛隊を応援するようになってしまった、国民の 7割の人たちに「なにかおかしくないですか?」と、抽象論ではなく、歴史の 事実を見せて問いかけていかなければこの先、「国民皆兵」が待っていると思 われ戦慄を覚えます。 └──────────「シベリア決死行 ┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」 ウチの部数も伸びますよう、折々に宣伝して頂けますよう・・・ 何卒、よろしくお願い申し上げます。 └────────── ┌──────────「岡崎溪子さん」 浜松の岡崎溪子です。 気分は情報無限さんの「シベリア決死行」の読後の感想を『楽天ブックス』で 見つけて読ませていただきました。―――ありがとうございます。 http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001665296/ バム鉄道のルートを載せていない旅行のガイドブックが多くあり、載っている 本でもその解説が不十分な本がほとんどです。 これはロシア、アメリカ、ヨーロッパの本、すべてにいえます。 タイガ地帯に放り込まれ、機械もなく、食料も満足に与えられず、冷凍監獄で の強制労働で日本人捕虜たちが次々に死んでいった事実を、私たちは忘れては ならないでしょう。テレビで「ドンパチ」やっているのを見慣れた日本人が、 「戦争慣れ」することが私は怖いのです。 ネットの書店のなかには「書評」と称して個人攻撃をする悪質なマニアが多く います。私の前作の「おんな独りアフガニスタン決死行」の書評もヒドイもの です。 本論とはかけ離れたところで、ちょっとしたユーモアで書いた部分を、 ……… 自分が結婚できない理由を「奔馬を乗りこなせる男性は日本にはいない」と書 いているのも失笑もの。 「アフガンてどこかしらニャア、お姉さん大丈夫ニャ?」なんて書いてて恥ず かしくないか? ……… などと攻撃されました。もっとひどいことも書いてありました。 もちろん編集長に抗議しました。「悪意に満ちたただの感想文ではないか!」 と。しかし 「それも読者の意見ですから取り消しません。では岡崎さんが著者の意見とし て反論を書いてください」と言われました。私が反論すれば、それを「書評」 と認めたことになると思い、無視することにしました。ーーひどいもんです。 この投稿マニアは他の作家もメチャクチャにこき下ろしています。「こいつは オレは嫌いだ、読む価値なし」なんてのは「書評」とはいえないでしょう。 ーーーちなみに私は、結婚した事実があり息子がいます。初孫もできました。 私はユーモアというものをとても大切なものと信じており「シベリア決死行」 のような深刻なテーマを扱っても不可欠だと思うのです。それが私の個性であ り、今回も「おけいちゃん貞操の危機?!」などは、またこういう人物に攻撃 されるネタかもしれません。 しかしこれは、現在の中国で起こった事実であり、私の創作ではありません。 そんなわけで、あなた感想文はとてもうれしく拝読しました。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  http://www12.ocn.ne.jp/~okazaki8/  岡崎 けい子 okazaki88@mocha.ocn.ne.jp ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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