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┃ :中国への熱い思線: ――――――――――― by けんさん
┃ (けんさんの日中友好コーナー)
☆ 「瀋陽―北京」銀輪旅行記:仲秋の名月 ――――― 2005/01/31
―― 2004年9月22日。北京の打ち上げ会。
20日、21日はそれぞれ自由行動にした。中国人の殆どは、早朝天壇公園を
見た後、バスで八達嶺の万里の長城に行ったようだ。Kさん、Tさん、は天安
門広場の国旗掲揚を見学。そのあと、歴史博物館をじっくり見学する。Fさん
は、以前留学生でFさんとHさんの中国語教師だった友人を訪ねる。
私は、1992年、1993年、1994年とここで暮らして、そのとき出来
た旧友を訪ねる。
1992年、定年後始めて中国望郷の旅をしたとき、最初に行ったのが、天壇
東路にある中国棋院だった。
無謀にも私は、囲碁留学を申し出た。当時副院長だった王汝南さんと、通訳の
王誼さんが、日本から来たドンキホーテ爺さんを丁重に応対してくれた。
ーーしかし私の申し出はきっぱりと断られた。
王汝南先生曰く「貴方の中国語は上達するかもしれませんが、碁は無理です」
私は、今でもこの言葉を恨んでいる。私の碁の上達が止まったのは、この言葉
の故だと。私の名誉の為に言うなら、その後羅建文七段の三子の試験碁に合格
し、中国棋院から五段の免状を貰った。
1993年、1994年の二回、合計九ヶ月北京語言学院に短期留学して中国
語を勉強した。新制中学を卒業してすぐ就職した私にとっては、ここは唯一の
母校だ。
まず中国棋院を訪ねる。
丁度日本から藤沢秀行名誉棋聖が来て、公開研修会を開いていた。その席の後
ろにそっと座る。王汝南先生が目ざとく見つけて、日本語で「凄い!」と握手
を求めてくれたのは嬉しかった。今回の自転車旅行の件は予め連絡している。
しかし顔を見るまでは信用していなかったようだ。打ち上げ会の場所と日程が
具体的に決まったのでご案内したら、「必ず行きます」と快諾して下さった。
先生は、昨日は広州、今日は日本からの客人の接待、テレビの囲碁解説等々、
分刻みで忙しい人だ。
その後、北京北西の郊外にある北京語言学院へ行く。風はかなりきつい向かい
風。
1992年は3号環状線が工事中だった。1993年、1994年は4号環状
線が工事中だった。いまは5号環状線が出来ている。
地下鉄も、二号環状線の周辺と林檎園までの直線だけだったが、今は東の郊外
まで地下鉄の環状線が出来ている。
当時の老師李郁章さんは、定年で学校のアパートに住んでいる。私が知る限り
でもこのアパートは三軒目。訪ねる度に立派になっている。100平米はたっ
ぷりある。南向きのテラスが3・サンルーム・寝室2・10畳ほどの広い居間
・書斎・キッチン。勿論衛生設備も完備している。
北京語言学院は外国人留学生が多いから、中国の大学でも一番金回りのいい学
校である。
中国は急速な改革開放の中で、極端な貧乏と発展が並存している。今回はその
両極端を見た。
打ち上げ会の席は、「桂公府」が用意された。
北京東城区芳嘉園胡同11号。狭い路地裏を入るので、どんな所かと思うが、
北京の中心にこんな閑静な処がと驚く高級レストランである。清の西太后が、
紫禁城に入る前ここで暮らしたことがあるそうだ。代表的な四合院。建坪だけ
で3000平米はゆったりある。総面積は10000平米を越えるだろう。
料理は恐らく最高のものと思うが、私はこの方面の知識に乏しい。
参考までお値段だが、四テーブル(40人分)飲み物込みで4000元だった。
先に述べた中国棋院のお二方の先生、李老師ご家族、やはり以前北京語言学院
の先生で、今は北京大学の教授をしている孫先生ご夫妻、今も語言学院の先生
をしている賀先生、囲碁友達の石暁明君、福田先生の元日本語の先生でもある
北京の友人お二人、Tさんの友人でわざわざ長春から見えられた呉さん、日本
から三宅さん、瀋陽からは宮さん、他にマスコミ関係の人達と賑やかな宴席に
なった。
Kさんが下手な(失礼)手品をご披露。
我等が四大美女
・楊貴妃 劉さん
・西施 奚さん
・王昭君 周さん
・貂蝉 張さん
も大活躍。最後は全員で「さくら」の合唱でしめた。
活躍した私達の自転車は、お世話になった北京放送局に寄付する。
23日朝、全員無事で瀋陽駅に到着。これで私達の目的は完全に達成した。
28日は中秋節。TさんとFさんは残念ながら既に帰国していないが、今回の
中国人隊員全員、それに趙さんの奥さんも加えて団欒の宴を開いてくれた。
今日は、私もKさんも背広にネクタイ。勿論髭も剃ってばしっと決めている。
皆さんも制服を脱ぎ、王隊長なんかどこの社長さんかと見間違えるほど決めて
いる。
こうして中秋節に一つのテーブルの囲めるのは、それこそ深い縁である。
「日中友好」の旗印の下、どれほどの成果があったかは分らない。しかし少な
くとも私達13人はしっかりと手を結んだ。
中秋の名月に見守られて、この友好が永久に続くことを心から願う。
= この稿おわり =
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