┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  迷子になったらここ!(^O^)  ━┓
┃
┃ :中国への熱い思線: ――――――――――― by けんさん                    (けんさんの日中友好コーナー)

☆ 「瀋陽―北京」銀輪旅行記:ニーハオトイレ(^^; ― 2005/01/10

―― 2004年9月17日。豊潤〜薊県。50キロ。小雨後曇り。

薊県は天津市に属する。市と県の行政単位の関係が日本と逆で、市の中に県が
含まれる。
私達は既に、北京の南東約100キロの地点を越えた。道路脇の街路樹がいつ
の間にかポプラから柳に変わり、周囲は高層ビルも目立ちはじめた。北京市内
に入ったといわれても分らないほど、周囲は都市の様相を呈している。

北京の老年自転車隊の人達だろうか、年配者の自転車旅行の団体と行き違う。
手を振ってエールを交換する。
この時期は新学期で、大学高校は軍事訓練をしている。その訓練の迷彩服を着
た若者の一団が「中日友好」と大声で手を振ってくれたのは嬉しかった。

実は途中で日本に電話をしたかったのだが、殆どの公衆電話が日本に掛からな
い。たまに掛かる電話があっても、天気が悪いと市内線の絶縁不良で、雑音が
酷い。プッシュのボタンが接触不良で、ダイヤルが不安定。元NTT職員でも
どうしょうもない・・・。

携帯電話は国際も掛かるように契約したつもりだが、何故か掛からない。北京
に行ったら掛かったから、今もって分らないのは、途中の電波を受けたところ
の交換機が、国際線の出線を持っていないのだろうか。掛け方を間違えたのだ
ろうか??
薊県に着けば電話が出来るということで、早速電話を探すことにした。

最近は、インターネットの網[口+巴]が急速に増えて、学校の近くは軒を連ね
ている。
携帯電話が普及する前はポケベルが全盛で、ポケベルに応答する人たちの為に
私設公衆電話が軒並みにあったのだが、今は殆ど無い。

ーー電話が少ないのはまだいい。公衆便所が少ないのが困る。

中国へ初めて来た人がまず苦労するのが便所である。俗にいうところの「ニー
ハオトイレ」。仕切りがないまま、面接しながら用を足すのになじめない。
その仕切りも有ればまあいい。ときにそれすらも無い。

日本なら、ガソリンスタンド、スーパー、コンビニ、本屋、何処でも用を足せ
る。いざとなったら、喫茶店に入ってでも出来る。中国ではそれが出来ない。
うっかり油断して、飽和状態になったらパニックである。

一度懲りた人は、便所は行けるときに行くことを心がけるようになる。
Fさんが食を控えるのは、少しでも便所に行くのを減らしたいからだと思う。

旅行中、腹を壊したらそこでお終い。私が軽い空腹を大事にして腹八分に押さ
えるのは、食当りと下痢が怖いからだ。

周囲が唐黍畠[とうきびばたけ]のときはその恐怖は無かった。いざとなれば、
青空の下..全て壮大な専用室である。都会に近づくにつれ、そうはいかない。

北京に着いた朝、朝食をすませたFさんが「便所」と尋ねたら、服務員のお嬢
さんが無言で外へ向いて顎をしゃくる。外にあるのだと思って出たら..それら
しきものが見当たらない。??とにかく外だと思って探し回ったが..無い?!
ーー道端で尋ねたらそんなものはないと言う、、、。

危うくパニックになるところだったが、地下鉄駅にあると教えてくれた人がい
た。ーー地下鉄駅に行く。ーーところが、有料である、一元。
それはいい、、二つ並んだ公衆電話ボックスみたいなトイレの一つが故障して
いる。が、とにかく間に合ったのはよかった。

北京に香山という紅葉の名所になっている観光地がある。

500メートルほどの山だが、シーズンは麓から行列が絶えない。ここの公衆
便所がまさに恐怖。男性はまだいい。女性のほうは、外まで長い列を作ってい
る。‥‥これは中まで入って見たわけではないが、一つの玉座の周りにズボン
やスカートに手を掛けた臨戦態勢のご婦人が大勢取り囲んでいるそうだ、、。

北京オリンピックを前にして、中国政府は公衆便所の改善に取り組んでいると
聞く。なんでも、ホテルのランクのように、公衆便所に星で等級をつけるそう
だ。
豪華なのもいい。ーーしかし絶対数が満たされないと困る。

東京オリンピックを前にして、東京駅の便所対策に苦労した本を読んだことが
ある。かつて駅に限らず、公衆便所は汚い場所の代名詞だった。
"お釣り"--(^^;--対策にはみな苦慮したものだ。

・退避法。 落下と同時に腰を浮かす。

・遮蔽法。 落下前に新聞紙等の紙を落としておく。

・揺籃法。 落下前に腰を振り、入射角と反射角をずらす。----等々。

北京オリンピックに外国から来た人達は、北京以外にも行くだろう。そのとき
安心して都会以外の観光地も行けるか、それが問題。今のように外国人の泊ま
る所を規制して、三つ星以上のホテルだけなら、なんとか対策できるかもしれ
ない。
しかし、中国の最も中国らしいところへ外国人を惹きつけるには、便所の恐怖
を取り除くのが一番ではないだろうか。

道路や通信のインフラ整備の後に待たれるのは、便所や下水のような、生活に
密着した部分の整備である。

日本語で"お釣り"が死語になったように「ニーハオトイレ」が昔話になること
を願うのみである。ーーいま、"お釣り"を知らない日本人は多いのだろうか?

                        = この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ お便りで頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「気分は情報無限さん」

考えてみれば、大都市部における「公衆便所」は大事な基礎インフラですね。
今年は「阪神・淡路大震災」の十周年ですが、この大震災での貴重な経験に基
づいて、都市部での自然災害における「トイレ問題」が全国規模で真剣に話し
合われるようになったとの事。

そこまでではなくても、大規模なイベントにおける「交通規制」と「トイレ確
保」は重大問題です。何とか無理やり間に合わせるのでしょうが、都市近郊ま
では手が回らないでしょうね。
冗談抜きで、日本が「浄化槽付きトイレ」の普及をODAを通じて支援したほ
うがよいのかも知れません。

ところで“お釣り”とは何でしょう?
なんだか、とってもイヤなものみたいですが・・・。

└──────────
 
┌──────────「けんさんから」

便所は普通、家の中でもあまり恵まれない場所にあるようですね。便所に金を
掛けられるということ、そのことが生活の余裕かもしれません。

私の知る限り、子供の頃は中国に公衆便所はありませんでした。全て青空便所
です。今でも低所得者の住宅は零下30度の土地でも屋外の公衆便所です。
天安門広場にマンホールがありますがあれは大規模集会のときの臨時公衆便所
だそうです。
ーー「お釣り」は、落とし便所の跳ね返りです。
これを知っているのは60才以上の世代でしょうか、、?

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

中国への熱い思線 ライターはこんな人 アジアの街角から CHINACHIPS 総合トップ




SEO [PR] お金 ギフト  冷え対策 わけあり商品 動画無料レンタルサーバー ブログ SEO