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桂林熱線(随感随筆)――――――― by nikoさん
┌-------- │最近桂林に日本食のレストランができました。 │まあ、いままでにも二軒あったことはあったのですが、 │その二軒とも五星ホテルの中にあって、対象が日本人観光客専門だったもの │ですから、味はそこそこでも値段がべラボーに高い。 │ │で、私は近づきもしなかったのですが、 │その新しいお店は、市の中心広場の横にある歩行街にあり、 │ターゲットは、じもピー、地元民を対象としているだけあって │値段はリーズナブル。 │しかも板長は、件のホテルの店の責任者を引っ張ってきただけあって │味のほうもまあまあイケる。 │ │ということで、最近は日本食にはまってるnikoさんであります。 │今度は、手巻き寿司にでも挑戦してみようかなーっと。 └-------- ☆ 誰か〜保釈金持って迎えに来てちょーだ〜い!――― 2003/03/24 さて、今日はなんのお話になるのでしょうか? 書き出した時点でまだ、ネタが決まっておりません。 こういうときは、先ずさりげない話から切り出すのが常套手段でございます。 ┏━┓ ┃桂┃林の街は、この五年間で大きく様変わりしました。 ┗━┛ 五年前に桂林を訪れた方が、今の桂林に来られたらさぞ驚かれるでしょう。 五年前の桂林は、本当に汚い町でした。 市内には、南北を走る“中山路”と東西を走る“解放路”という二本のメイン ストリートがあるのですが、 以前は、道幅も今よりもっと狭く、路面がデコボコで亀裂が走り、雨が降れば そこいらじゅうに大きな水溜りが出来る、という有様でした。 しかも、両側に細々とある歩道も、道路わきの零細商店からはみ出した商品の 山と、大量に駐輪された自転車の群れとで、満足に歩けない状態でした。 桂林は華南地区にあるため、雨の日が多い。 道は悪いわ水溜りはあるわで、極端な話、一月に買った新品の皮革靴が、三月 末にはもう使いもんにならん。 桂林の道の悪さは、靴屋の陰謀じゃないかしらん? と思うくらいの酷さでございました。 しかも、そのメインストリートに沿った建物の多くが、メンテナンスもされて いない老朽化した建物で、いかにも不法建築といった増改築を繰り返しつなぎ 合わせたような建物ばかりでした。 ┏━┓ ┃建┃物の一階のほとんどが、個人経営の路面店でしたが、売っているものは ┗━┛コピー品や偽物、パチもんの類が多く、例えば“TONY”というラジカセ や“Fanasonic”という音響機器が幅をきかせる世界でした。 いかにも怪しげといった、クセ者のお兄ちゃんがすり寄ってきて、 『外装は“TONY”だけど、機械の心臓部は“SONY”だよ。』 なんだそりゃ??・・・・・全く、わけのワカラン世界でございました。 しかしながら、私も一度そういうパチもんのVCD(DVDより低画質)の機械 を買ったことがあるのですが、中国国産ブランドの知名商品より、よほど良い 品質で驚いたことがあります。 機械の心臓部が“SONY”と言ったのは、あながちホラではなかったようであり ます。 その辺の不思議を尋ねてみますと、商品の大半は広東省の“番禺”という街か らきておりました。 “番禺”という街は、もともと加工貿易用家電製品の部品を生産していた部品 供給基地だったそうですが、検品の際はねられた不良部品が市中に流れ出し、 それが例のパチもんの中に組み込まれていったようです。 いくら検品外といっても、中には国産の正規品より品質の良いもんが出たりし て、それが人気となっていつの間にか“番禺”の街は、部品基地というより、 パチもんの組み立て兼供給基地として中国中に知られていったようです。 ┏━┓ ┃さ┃て、その頃の桂林は混沌として怪しげで、北京、上海を経てたどり着い ┗━┛た私には、本当にワンダーランドでございました。 まあ、北京に比べると上海の夜の街もけっこう怪しげでしたが・・・・・・。 ただ、非合法は非合法ではっきりしておりました。(なんだそりゃ?) 上海で私が行ったことがあるお店は、一階と二階はただの二流のレストラン、 内装も古く汚くて、とても外国人が出入りするような場所ではなかったのです が、店の二階の奥にある狭い階段を登っていくと、、 そこに現れるのは豪華な内装の会員制クラブ。 そのギャップと、何か秘密クラブめいた雰囲気が好きでよく通っていたのです が、やはり非合法ということで、店の前にはいつもお上の手入れを未然に察知 するための目つきの悪いおにいちゃんたちが見張りに立っておりました。 私が上海を離れる頃には、そのお店の噂も聞こえなくなりましたから、やはり お上とのしょーぶに負けたようであります。 さて、お話しは桂林に戻って、 今から考えて見ますと、そのワンダーランドの要因は、桂林は地方都市で中央 から遠いということ。 广西壯族自治区という、少数民族の自治区に属していること。 そして最後に、中国でも一、二を争う観光地であること、でした。 日本でもそうでしたが、観光地につきものなのは夜の遊び場ですよね。 観光地とはそもそも、日常生活から離れて、浮世離れした開放的気分を発散さ せる場所ですから、よほどの聖人君主でない限り、やっぱり夜の世界も解放し たいわけですよ。 ・・・・・・で、やっぱりありました、解放させる場所が。 しかも、どうどうと、大がかりに・・・・・・・・・。 ┏━┓ ┃と┃、ここまで書いたところで、ちょーっと引っ張りますが、 ┗━┛私が北京にいたのは、今からちょうど10年前。 その頃の夜のお遊びといえば、さびしかったなあ・・・。 一応、日本人クラブみたいなカラオケスナックはあったんですが、最初に入っ たときはびっくりしましたねえ。 普通、女の子はお客さんの横に座るじゃないですか、普通は。 ところがですよ!そのお店はお客さんの対面に座るわけですよ、対面に! ちょっと、そんなとおーいところに座ってないで、 こっちにおいでよ、こっちに! 『・・・・・・・・・・・』 話しが、ホラ!聞こえないからさあー! ただ話しするだけだからさあー、ねっ(^_-)-☆ 『・・・・・・・・・・・』 ちょっとおー、ママさん、 この店いったいどうなってんのよー!ったくー!!(ーー;) 『すみませんねえ!女の子がお客さんの横に座ると  公安がうるさいんですよー!!』 ????? 『うちも、営業停止になってもこまるしいー!!』 ????? なあんで、こうあん君がそこまで言うんだよー!そこまでー!!(T_T) ――これがその頃の北京でございました。 ――いまの北京は知りませんよー、いまはネッ! ですから、その頃の北京のお方が遊びたいときは、外へ出撃するわけですよ、 外へ! 特に華南地方あたりが出撃先でございました。 突然ですが、こちらでは、 夜のおねーちゃんのことをどういうわけか隠語で“ニワトリ”ともうします。 で、夜遊びに行く、というと、 『オマエ、にわとりを買いに行くのか?』 なんて冷やかされるわけですが・・・・。 ┏━┓ ┃で┃、やはりその頃のお話でございますが、 ┗━┛ 社のかなり上のほうの幹部が、深〔土川〕(シンセン)に出張いたしました。 一応予定は一週間。 ところがその予定の一週間を過ぎても、、帰ってまいりません。 10日を過ぎたあたりから家族も不審に思ったのか、会社の方へ問い合わせに まいります。 本人からは社のほうへも、家族の方へも全くなしのつぶてでございます。 同じ頃、深〔土川〕(シンセン)で大掛かりな売春組織の手入れをやったという ニュースが入ってまいりました。 手入れの現場にテレビカメラも同行したらしく、テレビニュースでも、捕まっ た男はパンツいっちょう、女の子は下着姿で、全員廊下にしゃがみこまされた 様子がリアルに放映されておりました。 こういうことは日常茶飯事ではなく、例えば中央のお偉いお方が視察をされる 直前とか、何年かに一回、見せしめのために大掛かりな手入れをやるらしく、 たまたまその時に居合わせたお方は、悲惨な目にあうワケでございます。 突然ですが、こちらでは、見せしめのために誰かを処罰するときのことを、 “猴(サル)の目の前で鶏(ニワトリ)の首を切る”ともうします。 お猿さんの目の前で鶏の首を切ると、お猿さんは怯えて、それ以降、飼い主の いうことを従順に聞くようになるそうで・・・・・。 ということは、下着姿でしゃがみこまされていたお方たちは、 大衆の目の前で首を切られた、可愛そうなニワトリ君とニワトリちゃんだった んですね。 で、件の幹部クンでございますが、どうも尋常ではない。 これは、ひょっとしたらひょっとして・・・・・・・・。 皆が皆、疑惑の照準をひとつに合わせておりますとーーーーーー。 やってまいりました!南からのお便り。 「誰か〜保釈金持って迎えに来てちょーだ〜い!」 幹部クン、ニワトリを買いに行って、自分がニワトリになっちゃった。 ♪♪チャン、チャン♪♪                         = この稿おわり = ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ 読後感アンケート結果。 ┗━┛ ◇ 面白かった  (^○^) -------------------------------- 50人 (88%) ◇ ふつう   (゜.゜) -------------------------------- 7人 (12%) ◇ ツマラナかった(-_-) -------------------------------- 0人 ( 0%) ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ コメントボードに頂きました感想。 ┗━┛ ┌──────────「浮雲さん」 こんばんは、NIKOさん。 今回のお話『も・の・た・り・た・よ!!』。 こういう話大好きです。・・・(^O^)。 一昨年深センに行った時、ガイドがオプションで『夜も元気でショー!』 というツワーを組みましたが(生憎私は愛人連れだったので不参加・・(-_-)) 昔から有ったんですね〜解放させる場所が。 ところで、桂林の解放させる場所の話は次回ですか?。 楽しみにしています。 ペニシリンより強力な薬・・・効きそう。 まだ万全でないみたいですね。尚一層のご留意を。 └────────── ┌──────────「nikoさんから」 まいどー! やっぱり来ましたね(^_^;) いやあー、実はこの原稿を読み直してて、 これは絶対浮雲さんから桂林の夜の解放地帯の件で 追求が来るだろうと覚悟しておりましたよ! んん!もー!! 知らんふりして話題を変えたのにぃー!! 桂林の夜についてはまた筆がのったときにでも書いてみましょーね! でも、何時筆がのるか分かりませんよー!! 体調? まだベストじゃないんですよ。 でも、便りがあるのは無事の証拠、 この「桂林熱線」が皆様のところへ届いている限りはだいじょうぶ。 お心遣いありがとうございます。 └────────── ┌──────────「エルニーニョ深沢さん」 初めまして。とても面白かったです。 ところでnikoさんに質問です。 昨年、桂林の船着き場・陽朔の裏町で 「浴足」という怪しげな店を見かけました。 浴足について教えてちょ〜。 └────────── ┌──────────「nikoさんから」 こちらこそ初めまして、宜しくお願いします。 「浴足」ですか? まあ、直訳すれば「足を漢方薬の液で洗って、それから足のツボマッサージ」 をするところです。 こちらでは人間の五体をつかさどるツボが足の裏に集中 しており、それを刺激(漢方の液+マッサージ)することにより、その五体の 不調箇所の体調を整え、改善させる。 というスゴイ効き目があるそうなんですけど・・・・・・。 その前に「怪しげな」という形容詞がつくと、ちょっと、私めにも・・・?? 一回陽朔に現地調査に行かねば詳しいことは分かりませんが、 ひょっとしたら一枚目のドアーの他に又秘密のドアーがあって、 そこでは、足の裏以外のマッサージもしてくれるのかもしれませんが・・・。 そこまでは〜?? 今の段階ではお答え出来かねます。 中途半端なお返事で申し訳ございません。 └────────── ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お便りで頂きました感想。 ┗━┛ ┌──────────「PACKMANさん」男性@六十代@会社員@神奈川 NIKOさんの桂林の話、いつも楽しみにしています。 日本食屋さんの安いのが出来たそうですね。以前私の居たところでもホテルの 日本食は、高いし、たいしておいしくないけれど、他にないので時々しか食べ ませんでした。ところがnikoさんの処と同じで、ホテルの食堂担当の日本人が 独立して近くに日本食屋を開業しました。 価格はまあまあですが、本物の「お袋の味」が売りです。本物のお袋の味とは 肉じゃがやサトイモの煮込み等色々ありますが、何といっても彼のお母様が来 て料理を作っていたので紛れもない「お袋の味」でした。 ところで、nikoさんの文章は、独特の風格がある文章だと思っています。 このスタイルは文章の「味」ですね。 └────────── ┌──────────「nikoさんから」 お便りありがとうございます。 あの〜!新しくできた日本食レストランなんですけどー、 オーナーは桂林人で板長も桂林人です。 そしてホテルの二軒も上に同じです。 お味のほうは「お袋の味」? イヤ!ちょっと違って、「異国の味」がいたします。 ですから、日本から来られた観光客の皆様にはあまり〜・・・・・・・・・。 〔ところで、nikoさんの文章は、独特の風格がある文章だと思っています。  このスタイルは文章の「味」ですね。〕 ※風格(ふーかく):その人の容姿や態度などに現れる品格。 私めは、品格が無いことで有名でございますので、 ひょっとしてどなたかとお間違いでは? さしずめ風格というより、、失格の方でございますので、 このお言葉は十年後にでもあらためて頂きとう存じます。 └────────── ┌──────────「daguさん」男性@五十代@自営業@大分 「エルニーニョ深沢さん」の「浴足」という怪しげな店について。 1月に寧波に行ったときに初体験しました。 「洗脚」 寧波という、上海から高速で4時間くらいのところに在る古い港町。 中国人の友達といった店の電照看板「浴足」20元。 中国では、親や年長者の足を洗う習慣があるので、どんなものか興味もあり、 まずは偵察に。 看板の横の階段を上ると、明るい20坪ほどのエントランスにカウンターがあ り、桂の好きな20歳前後の赤いジャージを着たオネーチャン(小姐)が15人 くらい応接セットに。 カウンターで受付を済ますと、2人の小姐が暗い廊下を先導して、我々は一番 奥の四畳半くらいの個室へ。 個室の中はテレビと、2台の手術台のようなベッド。 小姐、まずはテレビをつけて我々を手術台に寝かせる。 --テレビの番組は..なぜかヨーロッパのサッカー-- お湯のいっぱい入った、でかい洗面器を持ってベッドの足のほうへ。 丸椅子に大股開きの足の間に洗面器を置き、私の靴と靴下を脱がせその洗面器 につける。 「アツー!」 47、8度くらい。 小姐、おもむろに工具箱から刃渡り20センチのナイフを取り出し研ぎだす。 「こわー!」 5分ほど経ちお湯が冷め始めた頃、我が甲高4Eの足を取り出し丁寧に拭く。 粘りのある液体を、ふくらはぎから足裏に塗りこみ、ジッと足の裏を見つめ再 びナイフを抜く。 「あー!足の裏をけずっとる・・・。」 それがなんとも気持ちE−! こそばゆくも無く、痛くも無く、初めての感覚! 5分ほど削った後、また例のヌルヌルを塗ってタオル蒸し。 タオルをとって足裏マッサージ。痛いところなし。健康な証拠らしい。 その後、膝から下の足マッサージをし「洗脚」全て終了。 友達はコソコソと「小姐」と話をして靴下を履く。 そして我々は室外へ。元のエントランスに戻るのかというと..さにあらず。 薄暗い廊下を途中で逆の方向へ。またしても一番奥の個室に入る。 今度は薄いピンクの照明。小さなベッドが3台。 天井にはなぜか2メートルくらいの手摺が2本。 その手摺に、それぞれ50センチくらいのロープが、輪になってぶら下がって いる。 私は手摺の付いていないほうのベッドへ寝かされ、友人は手摺の付いているほ うに。全身マッサージの開始。 話をしながら2時間。 手摺にぶら下がっているロープを上手に使って足ふみマッサージを交代で。  午後9時に入店して、深夜零時までの3時間....新体験でした。 私の担当は「胡 小薇」ちゃん、19歳。江西省出身Fカップ。 料金は3時間60元=900円)。 早い時間には女性も来るそうです。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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