表上海!裏上海?(上海から見た中国) by 半日半華人さん
☆ 異国の地の元旦 ―――――――――――――――― 2007/01/17
異国の地で正月といえば旧正月(2月)の事。1月1日、元旦は爆竹騒ぎもなく
大変静かに夜が明けました。――――さて、初詣でございますが…

大晦日の夜の事。

「ねぇ〜前回はいつだったぁぁあ?」と、夫たる義務を疎かにした責め言葉?
私のカウントダウンは、、指折り数えし前奉公となりました――――。
呼吸も正常化する頃、「明日はアレが来そうで行けないかも…」と、突如仰る
奥様。
ーーー異国では、血でお寺を汚しては駄目との事にて、、ハチャメチャ人間も
こういう時は滅茶苦茶に厳格のようで、、以前など、(お寺で)敷居を踏みつけ
たと大変お怒りになられた事も。(数十センチ幅は短足には困難だった‥‥)
ーーー兎も角明日は寝坊、と安心し消灯となるのでした。

ところが元旦の午前六時。

ダッダッダッダッダ!(空襲警報発令?!)愛児の攻撃と共に「行くわよ!」
〜〜〜30分後には初詣へGO!となるのでしたーーー。

ハンドル握る私は気も重く、、助手席に奥様、後部座席に愛児二名+義母。
オッと、今回は更に義父のオマケ付で車内は「煩い」の二乗(然も上海語)。
ーーー杭州のお寺迄の二時間半は責め苦となるのでした――――。

愛児と義父の関係は…ちびまる子ちゃん(義父服従)
ウィ〜ン… (窓の開く音)「オオッ○○はお利口だな!」
しかし次の瞬間、グオォォォオ〜!!少ない髪がオールバックになる義父。

更に小雨模様の天候が災いし、顔面は洗面状態。
「バカ!直ぐに閉めなさい!」そう、時速120キロでは当然の事なのだ。

だが、、家族の悪い事は全て旦那が悪いとなる異国の地・・・・
「アンタが窓ロックしないから!」とお叱りを受け、、チェッ!舌鼓打つ私。
バックミラー越しに義父を睨むが、、義父は根っからの異国人・・・・
「ワシャ知らん」トボケ顔が実に憎たらしいのである――――。

出発から一時間経過。

腹を空かせた雛達は「メシ!×メシ!」と騒ぎ出す。妻の性格熟知の私は準備
万端、リュックからお菓子&飲料がザックザク、栄養+乗物酔いその他を考慮
した完璧な品揃え。

しかし!、余計な事をさせたら天下一品の義母さまは、、何やらわけの解らぬ
(義母用意の)食物を与えたから大変!ゲロゲロゲロォォォオ〜!一人が吐けば
つられてもう一人も二重奏。居眠り中の奥様も飛び起き「アンタ!何を食べさ
したの?!」「俺じゃナ〜イ」

こういう時、(責任問題)必ず回避行動の義父母、、これだからいつ迄経っても
好きになれないのだった――――。

車内異臭のままで目的地に到着。奥様の珍ナビもあったが(左折を真直ぐと…)
無事到着。

臨時駐車場に降立つと、物売りと乞食に取り囲まれる。「旦那!」「社長!」
呼ばれ方は様々だが、無視すると「チッ、韓国人か!」の声が背後から‥‥。
我がジャケットには大きく「JAPAN」の背文字。だが、
彼等にとって英語は単なる飾りなのだ――――。

さてチケット小屋を発見。

「ここで入場券を購入するんじゃ」と私。
「馬鹿ねぇ〜、お寺よ、お寺!なんで入場券が要るのよ!」と妻。
「Nippon人は常識知らぬ」と義父。

ところが入口で、奥様一人逆戻りすることになった。誰が常識知らずだってぇ
ぇぇえ〜!と睨む先に義父の姿はない・・・・逃げ足早き異国人だが、入場時
には背後霊の如く何処からともなく…

山道の散歩。

子供達は狭い車内から開放され走り回るが、直に「抱っこ!」となる。
「俺はドライバー&彼方は子守」視線で信号。了解・・・・

信じられぬ事に、行先に再に(境内)入場料の関所が!?
二度目の徴収にご立腹の奥様は…「いいこと、○○は130センチ以下よ!」
と義父に申付ける。そして大人4枚だけの購入となった・・・・

妻の厳命は、例え親でも絶対的だが、、困った義父。何故ならば、義父の前を
気真面目なNippon人家族が正規料金で通過、、明らかに「マズイ!」の表情と
なるが結果は期待外れ・・・・突破と共に「俺は遣った!」と自慢顔の義父。

さて、お参りは線香持って四方を崇め…だが油断は禁物。これ迄に数々の悲惨
な体験がある私。

ある時などは。

熱心に「家族・仕事」…等々とお祈りの最中キナ臭い匂いと共にアッチチチ!
なんと火事は足元から、、奥様の線香先が落下したのは我がスニーカーの上、
異国の線香はぶっ太く、スニーカーなんてものともせずに貫通。

スニーカー貫通し、靴下を焦がし火傷となるが、大騒ぎの私と対照的に奥様は
冷静に「天罰!」とノタマッタのだった――――。

そこで今回は、、周囲(無作法な異国人)に注意を払いお願い事は二の次となっ
た。ーーーだが後方から愛児の泣叫ぶ声?!犯人は迂闊な義父とお線香。家族
全員から年の初めの非難轟々。「良いお年を…」と苦笑する私。

初詣も無事に終了となり、奥様の本能寺のお食事へ。
「元旦なんて美味しい料理はない」と忠告も聞かぬ妻。
ガイドBookを頼りの道案内となるが…

異国人は厳かな元旦を何と心得ているのか!
出発時間遅れた者達により、道路は大渋滞となっていたが、、何と対抗車線を
逆走するバカ者が危険。だが、異国の運転では「退かぬ事」度胸試しも事故時
の算段の上。初詣さえ、一車線道路上が二車線になる異国交通事情なのだ。

気疲れのままでレストラン到着。

「ねぇ〜何が食べたい?」と尋ねられるが…以前漢字メニューで大失敗。
八宝○○○を八宝菜と勘違い。出て来た料理は奇妙奇天烈なキノコ料理だった
事もある。そこで「お任せ〜」が我が常識となる。

だが、今回はメニューに日本語もあるという、、、「嫌な予感」、、、。

日本語表示レストランは、味&価格に問題多き場合がある・・・・
それに、ここは以前利用した時は中国語オンリーだった筈・・・・

「コレとコレとコレも食べたかったの!」
満面の笑みでご注文の奥様だったが、、数十分後、
「ココ…こんなに不味かった?」

日本名「乞食鶏」=泥で包んだ鶏料理も出来損ないに思えた。誰も箸を伸ばそ
うとはしないが、、残したら勿体無い、、こうして奥様のお節介な親孝行が始
まるのだった、、誰も奥様を止める事は出来ない・・・・

「これ食べなさいよ〜」と、忽ち取皿大盛りとなる義父。
多少抵抗するものの、、義母の皿も同様となった。
ーーーだが哀れみは感じない私。

自分の好物を、他人の事など考えず、ただひたすら喰う義父に情けなど無用。

こうして、楽しい(?)お食事会の終了となった。

だが最後に、「な〜に、この金額?」異国の地でもお正月料金‥‥諦めよう。
味は(通常の)半分以下で、料金は二倍三倍なのである。

〜〜〜やっぱり元旦は、自宅でおせち料理が一番かな〜〜〜

                        = この稿おわり =
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┃┃ 読後感アンケート結果。
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◇ 面白愉快有益! (^○^) ------------------------------- 33人 (79%)
◇ まあまあかな〜(゜.゜) -------------------------------  8人 (19%)
◇ まあまあ..の..まあまあ(-_-) -------------------------  1人 ( 2%)

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┃┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「日本のお姉さん」
┌--------
だが後方から愛児の泣叫ぶ声?! 犯人は迂闊な義父とお線香。家族全員から
年の初めの非難轟々。「良いお年を…」と苦笑する私。
└-------- 
ここまで読んで、こらえきれずに笑ってしまいました。子供さんが火傷したん
だから笑ってはいけないのですが、面白過ぎる!賑やかでドタバタしている感
じで、すごい経験をしているんだなと思います。

半日半華人さんは、しっかりチャイナの無茶苦茶に耐えていらしゃる。マンガ
にしたら面白いだろうな!読んでいるだけならすごく面白いのですが、本人は
ぐったりしているのかもしれませんね。

でも、この世のものとは思えないほどの美しい奥さまと結婚したのだから、そ
れぐらい我慢しないとね〜。半日半華人さんはマンションの欠陥を見抜けるし
ストーカーから奥さまを守れるし、奥さまも結構、半日半華人さんと結婚して
得している事が多いと思います。

しかし、道が混んでくると逆走する車が出てくるとは、、、。

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┌──────────「半日半華人さんから」

そうですよね、、我が生活は漫画そのモノにて、然もネタ切れせぬ処が凄い。
(本人)当初は毎日の刺激に「若返りの秘訣」と喜んでおりましたが、このよう
に半永久的に続きますと実に「辛く」、最近は身体を労るようになりました。

逆走の件ですが…この原稿をお届けする2〜3日前の事、
某上海TV局のアナウンサーの「真夜中の大暴走」がニュースになりました。
飲酒運転の上で、なんと環状高速道を猛スピードで逆走!(入口から出口迄!)
こんな(地位と名誉とカネのある)馬鹿がいるのがここ異国の地でございます。

さて奥様ですが、長年にわたった日中(家庭内)闘争は終りーーーどちらの勝利
かは言わない。一見純日本風亭主関白↓

・家庭料理は和風以外食べない。
・上海旦那衆のような家事育児はしない。
・リビングは旦那のテリトリー。

なんですが…
それも最近は奥様の掌でコロコロと気付き、、これもある種の「和風かな?」
と思うのです。

その奥様も己の「年令」に、何を思ったのか近頃はオイルマッサージ嬢を自宅
に招き(90分間入室禁止)、体型補正の高価なオリジナル下着を購入(食べ放
題居酒屋で食べられないと嘆き)、何とかパックの顔で暗闇から現れた時など
心臓がドキリ止まる思いでしたが…

(我が)小言の前に「奥さん綺麗になって嬉しい?」と聞かれれば「ウン!」と
答える我が身が情けない――――。
まあ〜、まだまだ素顔でもOK(何が?)ゆえ、幸せは続いているのでした〜。

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┌──────────「遠田孝子さん」

中国事情、愛情関係と、いろいろ勉強させて頂いております。
伸び伸び、ありのままが面白いですね。

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┌──────────「半日半華人さんから」

有り難うございます。最近は我が家を中心に、徐々に和風エリアを拡大中でご
ざいます。旦那を変えるのは奥様ですが…奥様を変えるのも旦那でした。

今では、リビングで夜更かししていると「一人では寝られない」と迎えに来る
迄に教育完了!最終目標の「昭和初期の日本家庭」まで後僅か、頑張ります!

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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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