表上海!裏上海?(上海から見た中国) by 半日半華人さん
☆ 「黄山」旅行記(1) ―――――――――――――― 2005/10/12
それは残暑の厳しい9月中旬の事。
ーーー「ネェ〜、国慶節はどうするのよ?」で始まった・・・。

国慶節(10月初頭)…別名を抗日参戦記念日という。
日本人に取っては不愉快な呼び名だが・・・1週間の長期休暇は嬉しい。

従って当期間は、上海からは原住民(日本人&上海人)が消え、代りに他の地方
の中国人(旅行者)に占領される時なのだ。

我が家の「上海残留」は続いていた。
「種は古くとも畑が新しければ…」で2年。
我が両親のご招待で1年。
ーーー「アンタが原因!」と責められた3年間であった。

「貴女=妻)が好きなように決めて」----不注意な発言の背景である。
後々後悔するなどとは思ってもいなかった。ーーー口は災いの元なり。

後先をあまり考えない(?)妻は数日後・・・・

友人のカップルとの「黄山行き」を決めていた!?

♂:黄山?黄色い山....ドコなの?
♀:上海の近くの安徽省で、キレイな所よ。安いし…

「近い」「安い」〜〜〜嬉しいフレーズ。

これまで数度体験している「安かろう悪かろう」国内ツアー。
を、忘れているとは思えないから安心…と油断した〜〜。

まさか交通費・宿泊費・食費込み、お二人様で2500元!?とは思わず。
いくら物価の安い中国でも..裏があると露だに思わぬ妻であった・・・・。
〜〜〜旅行トップシーズンだぜ〜〜〜

ーーー休日前の事。

休暇期間の予定を聞かれ「黄山」と告げると…
「雨の日は行かないほうがいいですよ」
「二度と行きたくない」
「体力的に大丈夫?」

と、秘境に挑むチャレンジャー並みの扱いであった・・・・。

心配性の私は..恐る恐る「ネット検索」、、すると…
日本からの観光ツアー企画もあり安心。
「なぁ〜んだ、みんなで脅しやがって」「何年前の話だ?」‥‥と思う。

ーーーただ、気になるフレーズも。
日本人観光客はケーブルカー利用だが、、一般中国人は…
「どういう事?」「俺は格安ツアーだぜ?」
〜〜〜次第に募る不安感。

―― 第一日目。

起床は「お天道様がまだ昇らぬ」午前5時。6時の出発時間と聞いて呆れる。
眠い目を擦りながらタクシーに乗込む。ーーー集合場所の(上海)人民広場へ。

見上げる空は曇り模様。
「幸先がいいな〜」と皮肉ればーーー到着頃には雨となる。
「雨の日は行かないほうがいいですよ」(耳の中でリプレー)

閑散とした広場にバス1台…じゃなかった。そこは臨時バス停と化していて、
無数のバスが縦列駐車。降りしきる雨の中を「ナンバー」頼りにバス探し。
〜〜〜何でこんなに人がいるんだよ〜〜。

----迫る集合時間。----焦る気持ち。----雨に濡れる身体。
〜〜最高の旅立ちだ!!

「帰ろう」と言いかけたその時、、、遠くで友人が手招きしていた・・・・。

バスが走り出した。‥‥ガイドがマイク片手にこう申した。
「目的地まで7時間・・・」ざわめきが車内に起こる。
「変だぞ?新高速が開通したばかりだ!」ーーーだが説明は..なかった。

快適なバスの旅..ではなかった。ーーー敵は内外に。

・異様な食べかす臭がこもるバスの車内。
・パーキングエリアは、民族大移動の結果としてトイレの前に長蛇の列。
ーーー国民性(?)、、汚い臭いの二重苦・・・。

高速道路上では、「我勝ち我先」の国民性から・・・「工事中車線」「非常用
車線」を爆走する乗用車・・・当たり前、無事で済むはずもなく数台が事故。
〜〜〜その見学渋滞も困ったモノだ。特に…

ドライバーがうら若き女性で、事故車が高級車(ベンツ等)だと、、何を考えて
いるのか?ーーー停車までして見学する有様だった。
いくら「他人の不幸は蜜の味」とはいっても..人情感じられず残念だ。

さて、車中ではやる事もない‥‥妻はただひたすら時間潰しのヒマワリ(の種)
をポリポリポリポリ。涎[よだれ]を垂らしながら居眠りをしていたら・・・・
ドドドドド!!(←振動)〜〜〜大きなお尻が座席から落ちそうになる。

何事だ!?ーーーいつの間にか高速道路がオフロードに変わっていた・・・。

完成したはずの高速道路が工事中…「見栄の世界=中国」ではよくある事だ。
これが走行時間7時間の理由。「やっぱり飛行機のほうが…」妻の目が光る。

バスから見える風景が変っていた。ーーー鬱蒼とした木々に囲まれた自然。
大小様々な山々…〜〜〜田舎だ〜〜〜

都会のジャングルに住む私。いつの間にか「中国には山も緑も無い」と思い込
んでいた。だが、「生活したい」‥‥とは思わなかった。
ーーー日本の田舎とは異なり、(中国の)本当の田舎はとても不便だ・・・・。

・崩れかかった家屋。
・人力以外の動力は「馬」だった、、小さい、、ポニーと間違えるほどに小さ
 な生き物。

ーーーこんな事を考えた。
コレが中国原産の馬であるのなら…TV等で見る戦国時代の凛々しい武将姿が
霞んでくる。〜〜〜思わず1人で笑ってしまった。

昼食刻となる。ーーー期待などしていなかった。

異国のツアーで、一度でも「旨かった」という経験がない。だが実際には想像
を遥かに下回るシロモノだった・・・・。許せないのは「白飯がマズイ」事。
このレストランだけ…かと思っていたが..旅行中はドコでも同じ・・・・。

古古米?古古古米?ーーー煮崩れした形状なのだが..芯が残っている。

悲惨と感じたのは、我々日本人だけではなかった。上海人も、皆スープを掛け
胃に流し込んでいた。〜〜〜「カップ麺」が恋しい〜〜〜

唯一の救いだったは、「鶏スープ」が美味かった事。
その場で絞めたらしく良い味だった。〜〜〜やはり、新鮮が一番かな?

食後の日程発表。

それがおかしな事に..黄山登山は最終日の予定。今日と明日は観光だという。

「安徽省に見る所なんぞあるのか?」
「体力があるうちに登山が賢いんじゃないの?」

不思議に思うが、異国の人々は納得している様子。ーーー沈黙を守る私。
抗日参戦記念日だからネ・・・・・・・・。

1時間程して第1観光スポットに到着。

明時代の集団住居跡との事。住居というよりも小型の城のような外見だ。
だって窓がない。外壁にも各住宅にも、小さな穴があるだけだった。
「こんな薄暗い造りは…」と思っていると、ガイドが説明に入る。
「女性の浮気防止用に窓が設けられていません」

男性の外出時に、コッソリ窓から間男を招き入れない為の策?
異国の女性は昔から好きモノなのか?ーーーと考える。

思った事が顔に出る欠点を持つ私。隣から妻が突っ突いて「あなたには無理」
「もし窓があったって体重的にむりだから…」と嫌味を言う。
ーーー的を得ているゆえに..悔しい。

中は、何軒もの一戸建てが集合した集合住宅的な構造だった。
造りはドレもコレも同じ。窓はなく吹き抜けの中庭があった。
悪天候も影響し異様な感じを受けた。「気持ち悪い」というのが率直な印象。

そしてある住居跡に近付いた時の事。

中に入ろうとしない妻。記念撮影まで嫌がる??
ーーー仕方なく1人で入口から覗き込む私。
先程までの住居跡とは明らかに違う何かを感じた・・・・。

「気持ち悪い」を通り越し....「気味が悪い」
ーーー君子危うきに近寄らずとばかりに…早々に退散。

だが、友人カップルは平気の平左。陽気な彼女と…既に○○背負う友人は恐い
モノなし。デジカメ&ビデオ撮影を終え戻って来た。

〜〜〜しかし彼女の顔から笑顔は失せていた。そして「頭が痛い」と訴える。
「これで心霊写真でも写ってたら…」と冗談をとばす友人。偶然にも、
私と彼女が異様な雰囲気を感じた場所が同じだったので撤退することにした。

〜〜〜祟られるのは嫌だ〜〜〜

敷地の外では天然と称する柿が売られていた。本当に天然物なのかどうかは分
からない。だが好奇心旺盛な妻は購入…嫌がる私の口に無理矢理押し込んだ。
歯応えなし‥‥ひと口でジュルッと喉の奥へ‥‥何と表現したらいいか不明の
味。〜〜〜「後で正露丸を飲んどかなきゃ…」

バス迄の畦道で友人が叫んだ「中国のクローバーって全部四葉だったっけ?」
「そんな訳ないよ」と言いつつ見てみれば「幸せ」の大安売りがあった。
??不思議×不思議。

「これを見てくれ!」
先程の撮影内容をチェックしていた友人が叫ぶ。渡された画面には…
不機嫌な表情の彼女が写っている。ーーーだが彼女の背後に!!大きな女性の
顔が!?

「これマズイかな?」
「ウ〜ン消したほうがいいかも…」

・・・冗談が本当になった。

後日…異常がない部分のビデオ再生でも頭痛を訴える彼女の為、旅行中の撮影
物は全て消したと聞かされる。〜〜〜一体アレは何だったのか?

軟禁さながらに閉じ込められていたその頃の女の怨念かなにかなのか?

                        = この稿つづく =
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┃┃ 読後感アンケート結果。
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◇ 面白愉快有益 (^○^) --------------------------------- 28人  (61%)
◇ まあまあかな(゜.゜) --------------------------------- 14人  (30%)
◇ ツマンナかった(-_-) ---------------------------------  4人  ( 9%)

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┃┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「福岡のセンセーさん」

半日半華人殿、やっぱ行ったんだ黄山。ゴルフでフラフラだったのに・・・
あんたは偉い!!今度、ちゃんと詳しい報告聞かせてよ。再見。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

その節は、途中で「愛妻」からの電話連絡でご迷惑をお掛けいたしました。
お分かりでしょう?
どんなに私が奥様を「恐がって・・・」いやいや「愛して」いるか。
ーーー電話一本でスコアーを崩す私でした。

シャンクも、ご指導により訓練開始したのですが、今度はボールが左へ左へ〜
と行くのでございます。次回(いらっしゃった際)には、是非とも矯正をお願
い申し上げます。
う〜ん・・・黄山の疲れから腰の切れが悪いかな?

└──────────
┌──────────「ミカの赤い服さん」

半日半華人さん、お久しぶりです。

ずいぶん久しぶりに怪談話になりましたね。西日本はまだまだ残暑が続いてい
ますので、つかのまの涼しさを感じることができて感謝しています。

でも、幽霊って本当にいるのでしょうかね。私自身は見たことがないので半信
半疑です。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

アラ〜お久し振りでございます!

憑き物が落ち、ホッとするのも束の間の出来事。
最近思うのですが…もしかしたら前世は○○の私?

半信半疑が一番良いと思います。
目撃して…体験して…決して感じのいいモノではございません。
唯ひと言
「異国の○○」は死しても尚国民性を保つゆえ「シツコイ」「ウルサイ」。
外人にまで迷惑をかけるな!…と言いたい気分です。
----訴えられても外人は中国語が解らないのだから----

└──────────
┌──────────「Jan さん」

黄山旅行記、面白いです。

なんてったって実際に遭遇し、淡々と細かく記録される半華人さんのレポート
だからいーんです。まさに中国の生の姿が、まるで自分が遭遇しているよーな
気分で知ることが出来ます。

次回を楽しみにしています。(((((*^o^*)♪

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

ありがとうございます。
本人にとっては史上最低の休暇旅行でしたが、「ネタ」としては最高かな?
日頃元気な妻も帰宅後一週間過ぎる今も・・・目の下にクマさんを飼っていま
す。
でも〜
アチラは専業主婦ゆえ「ごゆっくり」されて、尚且つ若さゆえの回復力。
コチラはいまだに体中ボロボロになりながらです・・・・。

└──────────
┌──────────「けっつんさん」

こんにちわ。けっつんです。黄山って有名ですよね。
東に北海道の大雪山あれば、西に黄山あり。ってか。

半華人さんの記事だから、ただの旅行記ではないとにらんでましたが、やはり
それ系統の話題がでましたね。ひゅーどろどろ・・・。
フィクションであってほしいけど、マジですもんねぇ。

けど楽しみに読んでます。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

そうなんです。
黄山へは遊びに行ったはずですが、日頃の行い悪い(?)私は…またまた遭遇し
ちゃいました。ーーー何が楽しくってこんなところでまで・・・・。

日本のTV局へ教えてあげたい!「中国4000年の心霊スポット」
〜〜〜異国の地は奥深いなぁ〜。

さてさて、ご同僚は大丈夫ですか?
こちらでも例の○○○報道があり心配しています。
渦中の人ゆえ直接連絡も出来ず只管心配のみです。

└──────────
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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