☆ 上海マンション騒動 ―――――――――――――― 2003/08/06
バブル気味の上海不動産事情。
SARSで価格が落ちるかな?と思っていたが落ちない。落ちないどころか…
上海政府の施策をWHOが賞賛したこともあってか『上海は安全』と外地人&
外国人投資家のターゲットに。
「これじゃ上海人が購入出来ない!」と怒る妻。
「俺も外国人だけど…」「アナタは関係ない!」
ーー嬉しいような悲しいような。
現在自宅にしているマンションは、購入時点では二人だけの甘い生活を夢見て
内装をデザインした。
施工中に義父が「日本人の設計は丸ばかりだ」と両親の部屋がない事に不満を
言っていた。平米数、上海人にとっては小さくとも日本人には充分な大きさ。
けれど長女の誕生で事情が変わった。義母が泊り込みで育児全般を担当。
すると、、
『どこにいてもお互いの存在が確認出来るように』とデザインが問題になる。
トイレやバスも落ち着いてはいられない。「実の親なんだからお前は問題ない
だろう?」と思っていた妻も、夜の夫婦生活がままならずイライラが昂じる。
そこで新居を探す事にした。
、、しかし現実は甘くない。
立地が気に入ったら…価格が気に入らない。
価格が気に入れば…内装や建築が気に入らない。
どちらも気に入れば…予定住人が気に入らない。
こんな事があった。
ーー新天地に隣接しているマンションで、、
私:ここは立地が最高に良いな〜。
妻:でも高いよ。
販:当物件は香港売り出しだけで、もう完売致しました。
私:なんだよそれ〜
ーーチョット離れたマンションは、、
妻:ここだったら価格も良いし品質も良さそうよ。
私:イヤだ。
妻:なんでよ〜 何文句あるの?
私:隣が病院だよ…子供に影響ないか?
SARS勃発でで妻も同意見になりました。
ーー自宅付近の新築マンションでは、、
妻:ここならば安いしローンも厳しくないし、アナタにもしもの事があっても
大丈夫ね…
私:縁起でもないこと言うなよ〜
妻:アナタがもう10歳若かったら言わないわよ。
私:・・・・・。
妻:でも、説明を聞きに来る人たちを見てると生活環境が悪くなりそう。
現自宅マンションも、以前は良かったが住人増えてからマナートラブル続出。
ーー高級立地といわれる中古マンションでは、、
妻:警備なんかもシッカリしているし設備も良いけど、、
私:生活しやすい?
妻:部屋のデザインは使いづらいわネ〜。
私:ね〜♪我家のデザインは最高だろ〜♪
ーーそんなこんなで数ヶ月間が経過して…
私:焦らず気長に探そうよ。
妻:そうよね、SARSで値下がりするかもしれないから。
!!しかし早急に必要となる!!・・理由は…ワッハッハ〜(^○^)
ーーそんな或る日。
妻:今週末はゴルフないよね。
私:ないよ。
妻:マンション見に行こう。良さそうなのがあるのよ。OK?
ーーしかし訪問したマンションは期待外れ…帰宅する車中から、
妻:!あそこでもマンション建築中よ!モデルルームあるかな?
私:ついでだから寄ってみるか?
ーー販売会社の中には人影も疎ら…
「こりゃ人気がないのかな?」と思うがモデルルームは良品質。
価格も思っていたほど高価ではない。
立地もここであれば文句はない。
まだ発売予定日が先なので広告も出していないらしい。
妻も私も気に入った。
翌日、質問の為に、昨日応対してくれた販売員に妻が電話する。
そして私の電話が鳴った。
妻:大変残念なお報せがあります。
私:何?
妻:例のマンションは、昨夜午前0時に突然内部販売して、たった30分間で
完売だって…でも…明日も残りを販売するかもしれないって。
(内部販売とは一般売り出し前に特定顧客等に販売する事、最近上海では多い)
このマンションは全部で20棟建てられる。(2005年全棟完成予定)
今回は第一期建築分7棟のうち、昨日の販売は5棟だけで、残りが2棟。
ーー翌日は8:30に販売会社へ到着。
いつ発売されるとも、されないとも分からぬ状況ながら待ってみる事にする。
9:00には担当販売員も到着、相手をしてくれた。
しかし12時になっても現れぬ責任者、私は会社に戻る事にした。
9時過ぎには、昨日購入する事が出来なかった他の希望者たちも集ってきた。
けれど、時間が経過しても変化が起きないのに諦めたか…一人去り二人去り。
一旦会社に戻った私も、妻の健康状態が心配で集中出来ない。
午後4時になって妻から電話が入った。
妻:契約したわよ!!
私:スゴイな!発売になったの?
妻:いいえ、よかったら迎えに来て。車の中で話すから。
ーー妻の話によると、、
3時過ぎにようやく責任者が到着。担当販売員から話を聞き、妻ともう1組の
待っていた外地人夫婦が別室へ案内され、責任者が確保していた物件を分けて
くれたという。
私:そんなにスゴイ物件なの?
妻:確実に儲かるからって皆必死なんだって。
以下、会話内容を列記。
・同開発会社は浦東で有名な高級マンションを建築・販売実績がある。
・今回販売した棟は、利益を度外視した浦東マンション同様の建築と内装。
(6棟のみ天井高3・1m/他棟は2・6m、理由は日系セントラル空調機器
埋設の為)
・全棟を線で結ぶと龍のデザインとなり、今回の発売棟は頭部にあたる。
・風水的にも最高の環境とし、お金が貯まる部屋デザインだという。
・次回の販売(第二期)では、販売価格の引き上げが計画されている。
・高級マンションにふさわしい住人をセレクトする為に浦東のマンションオー
ナーに対して優先販売された。
・オーナー連より多数の意見を取り入れ内装・建築されている。
・2年後には少なくとも20%の値上がりは見込める。
そして、初めて貰ったカタログで、最終開発棟の部屋の面積を見てビックリ!
平均平米数が400uだって!!誰が購入して、どんな生活をするのかな?
設備も豪華だった。(管理費が心配だな〜)
・敷地内の60%以上が緑地帯。
・景観を損ねるからと駐車場は全て地下。
・子供用の公園あり。
・人工池や河川もあり面白いが…屋外プールは砂浜まで付けられる。
・もちろん室内温水プールに、ジムもある。
・嬉しい事には、小さそうだがゴルフ練習場もあった。
!!こりゃ豪華だ。
契約を済ませた翌日…担当販売員から電話があった。
北向という理由で気に入らなかった棟の一部が発売されたが、2%増しの価格
だったが、(1日で5万元儲かった!と妻は大ハシャギ)それでも完売だって。
日本のバブル期のような上海マンション事情。・・・いつまで続くのかな〜?
妻:値下がりしてもいいじゃない、、生活環境としては最高じゃない。
ウチは利殖が目的で購入したんじゃないんだから。でも儲かるなら売って
デュープレックス(2階建て)マンションや一軒家も・・・。
1ヶ所に落ち着きたいという私の希望が叶えられるのは・・・
ーーお墓の中に入る時だけなのかな〜〜?
ーー来年、15回目の引越しをする半華人。
= この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃ 読後感アンケート結果。
┗━┛
◇ 面白かった (^○^) -------------------------------- 34人 (85%)
◇ まあまあかな(゜.゜) -------------------------------- 6人 (15%)
◇ ツマラナかった(-_-) -------------------------------- 0人 ( 0%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃ コメントボードに頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「浮雲さん」
いよいよマンション購入されたんですね。
オ・メ・デ・ト・ウ 半華人さん・・・\(^o^)/。
2500万が購入価格と察せられますが、今の上海でも高級マンションなので
しょうね。どーもスミマセン、下世話なものですので・・m(__)m。
それにしても400uとはビックリする広さですね。
日本ではあまり聞かないな・・・。2世代住宅にしても。
中国のマンションは管理組合みたいなものはあるのかな?
15回目の引っ越し、これもスゴイですね。
└──────────
▼
┌──────────「半日半華人さんから」
ありがとうございます。これで当分はローン地獄の日々…
購入価格はハズレ♪(もう少し高い‥)
先週末、開発会社を訪問して、何故か帰りの車中…妻はニコニコ。
妻:ねえねえ、貴方の年収以上を稼いじゃったわよ!
私:ウン?
妻:今スグ売ったら幾ら儲かると思う?
私:・・・・・
妻:60万元!よ。
私:60万元って、、約一千万円だぜ?
妻:そうよ!
ーー私はコツコツ働くのが好きなんです。(言い訳?)
└──────────
┌──────────「ミカの赤い服さん」
マンションは高価な買い物ですから、選ぶのも大変ですね。
最後に紹介された物件は、豪華ですね。
たしかに、管理費も高そうですね。
└──────────
▼
┌──────────「半日半華人さんから」
管理費ですが…やっぱり外人料金があったりして。
何故か外人用マンションはドル計算。
中には数千元を要求される所もあると聞きますが、
これが上海人だと平米単価は2.5〜3.5元程度。
(現在のマンションは2.5元、新しい方が3.2元)
妻は管理費が倍以上になったと言いますが、それでも1万円弱です。
これが外人用だと、、、10年前に、1ヶ月7万円支払った経験が。
-- 管理面はほとんど差なんて無かったのに....。
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
┌──────────
このページは「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR:2003年11月15日の放送」頁の
「弘兼憲史さん(漫画家)の『"取締役島耕作"の背景』の話」末尾の“Hot Link
!!”でリンクを架けて頂いています。お時間に余裕がございますようでしたら
ぜひ訪問されてみて下さい。
└──────────
|