表上海!裏上海?(上海から見た中国) by 半日半華人さん
☆ 中国は…犬にとって受難の地? ――――――――― 2003/05/28
皆様もご存知の通り、「地上にある4つ足のもので、机以外はみな食べる」と
いわれる中国人。犬だって勿論、食材の対象....。

一度、妻に騙されて鍋料理で(犬肉を)食べさせられた経験があります。
これが困ったことに美味かった。
しかし、犬年生れの私は二度とは食べまいと誓っています。

以前、犬ブームがありました。あっちでもこッちでも、犬の養殖(?)。
ところが..もしも子犬の時に売れ残ってしまって大きくなった犬は..食材とし
て皮を剥され真っぷたつ!(TV報道を見て、大ショック!を受けました。)

しか〜し、犬の受難は終らない。

愛犬家が多い大都市で、新条例が施行されました。
1.一家には一匹だけ。
2.毎年の申請と許可が必要。
3.公共の場所への連れ込みは禁止。

いま現在複数頭を飼っている家庭はどうしたらいいんだ?
年間の許可費用も各地域で異なり、上海市内では..2000元!
ーーちなみに、地方から働きにきている労働者の就業申請費用は、
ーーたったの50元也なのに..。

許可費用をケチってマンションの敷地内などで犬を飼っていると、、
突如!やって来る検察官!
大きな網で捕獲されて…連れさられる。
飼主がいくら泣いてお願いなどしても、2度と再会できる事はありません。

然も大型犬で、捕獲用の檻に入らなければ…その場で処刑!
大鋏で首をチョン切られる。

ーー我家での出来事。当時、2匹飼っていました。
ある日、外出しようとすると駐車場に見慣れぬ車....荷台の檻の中で何匹もの
犬が吼えている。

私:オイ、捕獲員が来てるぞ!部屋から出さず音もたてるなよ。
妻:わかった。

帰宅後、妻の話しによると…
庭で突然!ギャン!と鳴き声がしたので、恐る恐る下を覗いてみると..片足を
鋏で挟まれた犬が。その横で何事もないかのごとくにアクビをする猫。
そう、猫は放し飼い自由。(!不公平の極み!)

その後、一匹を泣く泣く親戚宅へ預けて無事登録完了。
残された方は、寂しくて毎日散歩をおねだり…
ーーこうしてなんとか平穏無事の日常が戻ったのも暫しのこと。

ーーSARS騒動でまたまた窮地となった犬達。
散歩などは一切禁止というお達しが…。
これまで散歩でご用していたお犬様はどうするの?

今ではマンションの庭から犬の姿が消えました。
しかし猫は何不自由のない生活を送っております。

ーーそうそう、犬の試練はまだ続きます。
許可申請は、昨年までは写真付の登録書だけででOKでした。
ところが今年からは....申請に連れて行くと、飼主の承諾など関係なく頭部へ
特殊な注射をブチッ! 聞けば金属チップを挿入してるそうで、専用の装置で
その場で(野犬かどうかを)確認出来るというのがその理由。

ーーまあなんとか登録も終わり…帰宅した愛犬はションボリと....、
可哀想に思い、抱きながら打たれたところを摩ってやりながら、、
ふと考えた..!!もしかして!!そのうち人間にも打たれるんじゃないか!?
と心配する私。

ーーその日以来、猫を見るとなんだか憎たらしく思えてくる…
「お前ら日本だったら三味線の皮だぞ!」と怒鳴る。
日本人に辛い上海生活…犬にはもっと厳しいようである。

ーー追加:
まだペットを飼う家庭は少なく、幼犬でも恐がる人が多い。犬の場合、狂犬病
が恐ろしい。予防注射を行なっていない無責任な飼主が多いのが原因。
また、飼ってはみたけれど厭きてしまい、邪魔になったペットを処理して食材
にしてしまう者も少なからず。。やっぱり日本は平和だな〜

ーー妻が幼少の頃、義父と妻の会話:黒い大きな犬を飼っていたそうです。
ある日学校から帰ってみると......??

妻:パパ…○○がいないよ?
父:いまお前が食べてるよ。
ーーこの話を聞いて以来、(義父に)愛犬を預かってもらったりした後で受け取
りに行って(無事な姿を確認して、我が愛犬と)顔を見合わせホッとする。

私:お前あんまり太るなよ〜
犬:ワン!

                           = おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ 読後感アンケート結果。
┗━┛
◇ 面白かった  (^○^) -------------------------------- 60人  (95%)
◇ ふつう   (゜.゜) --------------------------------  2人  ( 3%)
◇ ツマラナかった(-_-) --------------------------------  1人  ( 2%)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ コメントボードに頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「非典角さんさん」

上海にはほんとに少ないですよね。犬も猫も。特に不思議なのが
何故カラスがすくないの?あれだけ食べるものが街中あるのに。美味ゆえ?

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

そうそう…上海のカラスは東京ほど多くありません。
性格(?)も東京のようにアツカマシクありませんね。
妻が来日の際に、東京カラスに驚いていました。

妻:「縁起が悪いのになんでこんなにたくさんいるの?」
私:「性格は中国人並だよ〜」
妻:「どういう意味よッ!」ボカ!(痛かった〜)

ーーちなみに人民公園にいる鳩に向って…
私:「美味しそうだな〜」
妻:「バカね〜アレは食用じゃないの!」

中国には食用鳩があることを初めて知った会話でした。

└──────────
┌──────────「浮雲さん」

こんばんは。半華人さん。私も昭和30年頃犬(雑種)を飼っていました。
その頃はたいがい放し飼い。お散歩なんてな〜い。
しかし、狂犬病の注射は必須でした。

登録料2000元は高いですね。金属チップの注射、中国進んでいますね!
犬の味ってどんな味?。食べた事な〜い。
半華人さんって、猫嫌い?私はダメ〜。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

猫はですね〜
幼稚園の頃ですが、野良猫ちゃんが使っていない二段ベッドの上層で、なんと
ご出産!それも7〜8匹も…
しかし、子供を取られると勘違いしたのか?我が子を“ぺロリ”する姿を拝見
してから苦手になりました。

犬の味ですか…?年齢がバレますが実はわたしは犬年生れ。
従って犬だけは絶対に食べないと誓っていたのに(祟りがあると思い込んで)、
妻に騙され犬肉とは知らず1回だけ鍋料理で食べちゃいました。こってりした
味は大変美味しく、感動した覚えが…

私:これ美味しいね。何の肉なの?
妻:ガオ。
私:ガオ?日本語だと何・・・?
妻:犬。
私:!・・・・・。
ーー口中の、食べかけの犬肉をどうしようか悩む。
ーー結局、成仏してくれるよう祈りながら胃の中。
これが最初で最後の犬味です。

└──────────
┌──────────「Napperさん」

やはりというか、さすがというか。
中国当局のやることは半端じゃないっすね。

ところで、南通市内は最近急に野良犬?が増えました。
車にひかれてペッチャンコのかわいそうな姿も…。
ひょっとして..申請費用を払いたくなくて捨てる輩がいるんでしょうか。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

申請費用をケチるという意味もありそうですが、最も考えられるのはSARS
の影響かな?SARSの原因が、(野生動物)→(動物)→(犬)..というデマ話。
哀れ犬達は、ご主人連の無責任さから犠牲にされる…。
もしも或るアパートで感染が見つかった場合、誰かに責任を押付けなきゃなら
ない。恰好の標的は―→犬の飼主。
誰も責任を負いたくない中国人気質の犠牲者=犬)でしょう。(多分..)

└──────────
┌──────────「takakoさん」

面白かったです(^_^) でも・・・
----父:いまお前が食べてるよ。----

‥‥ホラーですか?かなり怖いんですけど・・。

犬好きの私は、犬がケガしたり死んだりした話を聞くだけでウルウル
きてしまうのですが。(;_;)
でも、よその国の食文化を否定しないように気をつけようとは思ってます。

ーー自分は絶対に食べませんが。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

犬だけではございませんよ。ペットとして育てられたアヒルちゃんや鶏ちゃん
だって、いつかはペットから食用に…。
ーーでも日本だって、種類こそ違いますけれど、

小学生の頃、鯉(錦鯉)を飼っておりました。
土曜日半ドンで帰宅し、餌をやりに行ってみるとお気に入りの鯉がいない??
周りを見渡すと猫が大欠伸をしている!

私:犯人はお前かッ!!(小石をぶつけられ退散する猫)
ーーしかし、、台所へ行ったらオジイチャンが食事中。
祖:美味いぞ〜、食べるか?
私:なに食べてんの?
祖:鯉こく!

ーーそれだけではございません。

親戚が養鶏場をしていて、ある時お土産に鶏を貰いました。
親戚:見ててごらん、活きの良い鶏は首が無くても歩くから。
!!哀れ首無し鶏の歩行、その晩は悪夢にウナサレました。

└──────────
┌──────────「爺さん」

犬を食するのは中国と韓国だけですかね。
日本でも、子供の頃、赤毛の犬は何かの病気に良いとか聞いた気がします。
申請費用が労働者の40倍!アンバランスなのが今の中国らしいですね。

└──────────
 
┌──────────「半日半華人さんから」

そうなんですね〜、市内と市外地でも倍も違うんですよ。
(市内=2000元、市外=1000元)
でも、この許可制のおかげで命拾いした犬もいるんです。
許可制が施行される前は犬の値段もさまざまで、数百元から数万元まで。
問題なのは数百円の子犬ちゃん達…玩具替りに購入され、邪魔になればポイ!

ーーしかしもっと残酷なのは販売店。(利益確保の手段として)利益=回転率。
つまり、早く可愛い時期に死んでもらって新しい犬を購入してもらう事。
ワケのわからない薬を打たれ、早死にするように仕組まれる。

・・このへんについては、また後日記事にしますね。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
表上海!裏上海?の目次に戻ります







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送