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┃ 北京に暮らして(ぽんずの中国生活)―――――― by ぽんずさん

42:柳絮舞うころ ―――――――――――――――――― 2003/04/21

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│SARS騒ぎ真っ只中の北京です。
│最高学府北京大学…実は私も在籍していた学校ですが…
│の、経済学院が渦に巻き込まれました。
│感染しないように、手洗いを十分して、
│よく食べ、よく寝て、健康的に暮したいと思っています。
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柳絮舞うころ、なんて誰がそんな優雅な言い方をしたのだろうか。
留学前、テレビの報道などで北京の柳絮を見て、
心ときめかせていたのはもう20年以上も前だ。

柳絮(りゅうじょ)とは何ぞや。
「毛白楊」というポプラの一種の木から出て来る、綿毛のような種のことだ。
今でこそ、そんなに多くなくなってきたが、
それでも場所によっては風が吹くと雪が舞うように、柳絮が舞う。
地面に落ちた柳絮は、風に吹かれて、絡み合いながら大きな固まりとなり、
片隅にたまっている。

柳絮は北京のこの季節の風物詩だ。

私だって、その風景を見るのは嫌いではない。
しかし、この柳絮に私の喉は敏感に反応する。
水筒に、咳止めようの飴……これが必需品だ。
授業中、咳き込み始めたら最後、もう止まらない。
止めようとすればするほど、こう言うときには止まらない。
だから咳をしない事が大切なのだ。

そのためには喉を潤しておく必要がある。
授業中頻繁に水を飲むことは出来ないので、のど飴などを口に含む。
ある程度これでせき込みを逃れる事が出来る。

しかし、柳絮が真っ盛りのときには、何をしても無駄だ。
部屋の中で大人しくしているしかない。
部屋の中にも時には入ってきてしまうので、
それでも完全に防ぐ事は出来ないのだが。

ある友達は、毎年私のこの愚痴を聞くと、もうすぐ暑くなるのだなぁと感じる
といって笑っていた。
最初に聞いたのは15年前の事だといっていた。

最近は、綿毛の出ない木が開発され、その種類に植え替えられている。
柳絮に悩みながらも、柳絮の舞わない北京はつまらないと、
矛盾した事をいつもこの季節、感じている。

                             =つづく=
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