┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  迷子になったらここ!(^O^)  ━┓
┃
┃ オチコボレのワル?でも、愛すべきコイツ達: by みやさん「あぁ、勘違いの..」――――――――――――――――― 2002/12/04

┌------------------
│私はある田舎町の高校で非常勤講師をしています。
│「名前さえ書いたら通るんちゃうか?」と噂されている高校です。
│どんな程度の高校かわかっちゃいましたねぇ・・・
│
│“学級崩壊”なんて日常茶飯事!!
│常識をぶっ飛ばすハチャメチャ高校生活です。
│不良と呼ばれている、でも愛すべき彼らの生活をご覧あれ。
└------------------

以前、勘違い教師の話を書いた。今回は勘違い生徒の話。

ある日、S先生が聞いてきた。
「Hさんのこと、覚えている?」
「あ〜、あの、どういう訳か勘違いしていた・・・」

Hさんはある田舎町「M町」から通ってきていた。

S先生はM町の人と会う機会があったとき、
「うちの学校にもM町からきている子がいましたわ。
 痩せていて、めがねをかけた女の子で・・・ちょっと勘違いしていた・・」
「ああ〜、Hのことでしょ、私の親戚ですワ」
・・・しまった、田舎の町なら、大抵つながりがあるわねぇ・・・
Hさんと言えば、講師の間では今だに「勘違い女..」が枕詞になる。

彼女は、うちの学校には珍しく、真面目でよく勉強していた。
机の上には大きな辞書がいつも並んで、熱心に勉強していた・・・
らしいんだけど・・・その割にはちょっと..

しかし、彼女は自信満々!
知らない人が聞いたらどんな秀才かと思う..かもしれない。

確かにうちの学校ではトップクラスではあった。
でも、うちの学校でトップクラスと威張ってもねぇ..

私が中国語を習っていると知って
「私、中国語できるんですよ」
と言ってきた。
「へ〜、それはすごい!しゃべってみてよ」

「にーはお」
うん、うん。
「うぉ しー りーべんれん」
うん、うん、それで・・・

「・・・・・・・・・」
えぇぇ、それだけぇ??それだけで「できる」って自慢するかぁ?

英語の先生にも、よく英語で話し掛けていた。
「はぅ あ〜ゆ〜?」・・・
「でもね、先生、私、現在完了形がちょっと分からないんですよ〜」

あんたねぇ、現在完了形は中学校で習うんとちゃうかぁ?

彼女は、自分がとてもデキル女と勘違いしていた。
それだけでなく、ある時は、弟の自慢もしていた。
「うちの弟、よくできるんですよぉ・・」
弟はよく出来て地元の高校へ楽々合格したと言う。

「なんという高校なん?」
「M工業高校」
う・・・ん、実は、私はM町に友人が多い。
どの高校がどのくらいのレベルか知っている。
M工業高校ねぇ・・・なんと返答したらいいもんかなぁ・・・

彼女はYちゃんと仲良しでいつもいっしょにいた。
Yちゃんは、すこーし、知能が劣っていたが、心根が優しい女の子で、
Yちゃんとしゃべっていると心がほんわりするねと講師仲間で評判だった。
もうすぐ卒業だという冬休み、Yちゃん一家はハワイへ家族旅行をした。
彼女はそのことで、すご〜く気を悪くした。

「先生、Yちゃんの家、おかしいですよねぇ。
 家族揃ってハワイへ旅行するんですよぉ」
えっ、おかしい?なんで?

彼女がいつもYちゃんといたのは、Yちゃんがトロイから・・・
Yちゃんを自分より下に見ていたから・・・
Yちゃんといることで、彼女の優越感は満たされていたからだろう。

その自分より下にいるはずのYちゃんがハワイへ行ったぁ!
彼女はそれ以後、
卒業するまで二度とYちゃんと話しをすることは無かった。

卒業後、彼女はツテを頼ってM町の役場に就職した。
(さぞかし、強力なツテだったんだろう)

きっと今ごろは、
「私ねぇ、高校でトップだったんですよぉ」
と自慢しているのかもしれない。(確かに、ウソではないけどね..)

                           = つづく =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

オチコボレのワル?でも、愛すべきコイツ達目次 アジアの街角から目次 CHINACHIPS 総合トップ




SEO お金 無料レンタルサーバー ブログ SEO