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┃ 草原をわたる風♪:タロー君の内モンゴル旅行記 by 藤井太郎さん
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私の文章では“ボリド”、タロー君のでは“ボルド”。
同じ人物ですが、ボリドは中国式発音、ボルドはモンゴル式の発音です。
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タロー君の内モンゴル旅行記(2001年8月7日〜9月6日)―――― by 藤井太郎
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★ フフホト(呼和浩特)にて

翌朝、地下鉄を乗り継ぎフフホト行きの長距離バスターミナルまで行く。
バスは真っ赤なボディーに曲線が美しい大きなサイドミラーが際立って、とて
もかっこいい。私たちは一番後ろの席に陣取り、約10時間バスに揺られた。

途中、東側の山の尾根筋に万里の長城が望めた。
モンゴル語では「チャガーン・ヘルム」というそうだが、ここで何百年もの間
漢民族とモンゴル民族の攻めぎ合いが繰り返されていたのだろう。
午後6時、フフホトに到着。

そこでムーレンさんの出迎えを受け、タクシーでボルドさんの実家に向かった
。ボルドさんの父と兄弟2人はアルホルチンの故郷に帰っており、家にはお母
さんのスーチンさん一人だけだった。

お母さんは机いっぱいの料理で歓迎してくださり、とても嬉しかった。
また、ムーレンさんはおみやげで持っていった甚平さんを気に入っていただい
たのか、その場でそれを着て食事を一緒に食べられたのが印象的だった。

翌日は、ムーレンさんが経営している骨董仏具店へお母さんと一緒にお邪魔し
た。今年、始めたばかりだそうだが店内は人で賑わっていた。
棚には仏像や仏画、様々な仏具が所狭しと並んでいる。

ムーレンさんもまた、活仏であり、なかには彼自身が描いた仏画や彫刻もあり
全く見事なものである。
仏具の中には人骨で作られた笛や頭蓋骨の器など珍しい物もたくさんあり主に
モンゴル国から取り寄せているそうである。

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仏画・仏像を取り扱うムーレンのお店にて
左からムーレン、太郎、ボリド君のお母さん
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その日は大召寺、内モンゴル博物館を巡り、フフホト郊外にあるモンゴルゲル
風レストランへ行った。
お母さんとムーレンさん、そして彼の3人の友人と一緒に、美しいモンゴル人
歌手と馬頭琴奏者をゲルに招き、楽しい時間を過ごした。

★ 大板にて

8月10日、朝、お母さんに見送られ一人、大板行きの草原列車に乗り込む。
寝台車だったが、隣にいた少年と筆談で話したり、若い車掌さんがモンゴル人
だったので、会話帳を見ながら話したりしているうちに13時間が過ぎていっ
た。列車から見る、草原に沈み往く夕日はとても美しい。
そんな時にふと、自分がモンゴルにいるんだなということが実感された。

夜、大板駅に到着すると、ボルドさんの弟ブレンさんと、いとこのチュルメグ
さんが出迎えに来てくれていた。
ブレンさんは今、専門学校で日本語の勉強をしており、来年の4月には日本に
留学したいということなので私は彼からモンゴル語を学び、彼は私から日本語
を習うといった具合でこの後の旅を進めていくことにする。
タクシーで宿まで行き、部屋を確保すると3人とも疲れていたのだろう、すぐ
に横になる。

翌日は、大板の近くでナーダムがあるというので、タクシーで回って見物した
後、バローンゴルのボルドさんの故郷に向かった。
ナーダムは3日間の最終日でブフ(モンゴル相撲)が行われていた。

とても暑い日だったが、土俵(ブフには本来、土俵は無いのだが、大体人々が
丸く囲んだ直系30〜40mの範囲)の周りには何重にもなって熱心にブフを
観戦しているお客さんがたくさんいた。
その周りには、日本のお祭りの様に輪投げやお菓子屋さん等の出店がある。
日本と違うのは、そこは大草原で、乗馬なども出来る点だ。

私達は日本から来たということもあり、警備の方にパスポートを提示すると前
の席に優待してくれた。
円の中では一度に3、4組の取り組みが行われ、トーナメント方式で上位入賞
者には家畜などの賞品が用意されている。

内モンゴルのブフの衣装はとても華やかである。
上半身の衣装は、背中側のみ分厚い牛革の生地にたくさんの鋲が打たれたもの
で、重量は8kg位あり、腹側は前開きになっている。
柔道の胴着のように袖を掴むかたちでしばしば試合は展開される。
下半身はアラビアズボンの様に太ももの部分が大きく広がっていて、前側は色
とりどりに刺繍された布で覆われている。
靴はゴタルというつま先が上に反り返った皮ブーツを履く。

私も以前、大阪のナーダムでブフに参加したことがあり、この衣装を着ただけ
で、強くなったような気がしたが結果は惨敗だった。
舞台では、おじさんがモンゴル民謡などを歌ったりしていて、全くのどかなも
のだ。
                           = つづく =
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ボリド君と行く内モンゴルの旅”に参加したい方はご連絡ください。
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7月23日(火)〜30日(火)

23日 関空 → 北京(飛行機) 北京新橋ホテル泊
24日 北京 → 通遼市(飛行機) → アルコルチン旗(車) ホテル泊
25日 アルコルチン旗 → ハンスム(車) 民家泊
26日 牧民生活体験 ゲル泊
27日 ハンスム → フフホト(列車)
28日 フフホト市内見学 フフホトホテル泊
29日 フフホト → 北京 → 関空

旅行代金 180000円
お問い合わせは OJIN まで。

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(注) 再度、内モンゴル・アルコルチン旗(阿魯科尓沁旗)の場所について

北京からほぼ45度の角度で北東へ走る鉄道、京通線。
北京を出てから、―承徳市―赤峰市―通遼市(トンリャオ駅)、この先は―四平
市に至り、大連・瀋陽・長春・ハルピンなどを結ぶ線と繋がります。
さて、通遼市(トンリャオ駅)からは、車で第303国道を、通遼市―開魯市―
阿魯科尓沁旗まで201キロ。(約4時間)

アルコルチン旗(阿魯科尓沁旗)の地図上の場所ですが、京通線の赤峰市と通遼
市を三角形の底辺とした正三角形を描いて、その、大体ど真ん中あたり。
(三角定規なら真ん中の穴のあたりになります。)

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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

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