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┃ 中国ひとりぼっち: ―――――――――― by ブーザンさん
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☆ 台風の悪戯・現場レポート(2) ――――――――――― 2000/08/27
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│常州空港発夜9時10分「北京行き」XO−9161便は、
│中国時間夜の8時40分現在、まだ出発地の北京空港も飛び立っていない。
│
│台風の影響でフライト出来ないまま待機中....
│という状況に遭遇してしまった現場におけるレポート。
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−6
今回の出来事は、長い人生からすればほんの一瞬間であるが、色々な人間模様
を観察できる時間で、決して無駄にはならないとは思う。
しかし私自身、朝の5時過ぎに天津のホテルに着くのかと思うと嫌になるが、
北京空港まで迎えに来てくれている工場の人の事を考えるとそうも思ってはい
られない。
北京空港で、今か今かと待っている人こそ本当の被害者なのかもしれない..
−7
2000年8月28日
27日夜9時10分北京発の飛行機は、1時10分現在にもまだこの中国常州
空港に到着しない。
客達の顔から焦りの色は消え失せて虚脱感に変わり、ただボーッとしている。
1時30分、
大きなエンジン音を響かせて9161便が降り立つと、みんなから拍手と歓声
が上がった。
「機内の点検整理後、搭乗して頂きます。」とのアナウンスも耳に入らないか
のごとく、搭乗券をしっかり握り締めて早速長い行列が出来た。
私もこの辺でパソコンを打つ作業を終了しなければ取り残されてしまいそう。
−8
パソコンのバッテリー残量を確認すると、残り45%と出ている。
パソコンをバッグにしまい、小走りに機内へと向かった。
後部は満席でとても座る気になれず、前部座席の上の荷物収納棚へ荷物を押し
込みそこに座った。
何時もなら何かと苦情を言ってくるスチューワーデスも、仕方ないという顔で
見ている。
北京空港到着時刻は、28日の午前3時半頃だった。
出迎えの人達も、目の色を変えて肉親やお客さんを必死に探そうとしている。
私も例外ではなかった。
大声で出向えている筈の人の名前を、中国語で呼んだ。
私の声が大きすぎたのか、目の前の青年がビックリして飛び上がった。
「ハイ!私です。」
直ぐに車を発車させ天津へ向う指示をだす。
この時すでに午前3時45分頃だった。
北京より高速道路を一路、天津へ向け走る。
−9
天津に入った頃は、既に5時を過ぎていた。
運転手と工場の人が、昼間のうちに泊まるホテルを確認しておいてくれたらし
いが、夜になって風景が変わって見える為、どの道を行って良いか分からなく
なったと言う。
もう5時過ぎでもあり、早くホテルに着いてシャワーを浴びたいと申し出たが
道に迷ってしまったらしい。
5時半過ぎ、ようやくホテルの玄関に着いた。
直ぐにチェックインの手続きをするが、外国人である為いろんな書類に書かな
ければならない。(公安が調査に入ることがある為)
その書き込みにだいぶ時間がかかってしまった。
−10
結局部屋に入ったのは朝方の6時になってしまった。
何とか早く寝なければ朝からの視察に支障をきたす、と思えば思うほど寝れな
くなってしまった。
羊の数を数えてみたが寝られないばかりか、逆に目が冴えてしまう。
中国の酒を飲んでみたら、、飲み出したら止まらない。
朝の6時40分頃までは覚えていたが、その後の事はハッキリ覚えていない。
朝8時、電話の音で目が覚めたが、携帯電話をどこに置いたか?
探すのに手間取ってしまった。
日本からの電話である。
1時間半位しか寝ていないので、先方が誰かは覚えているが、何を話したのか
はハッキリ覚えていない。
また睡魔に襲われて寝入ってしまった。
−11
また音がしたので電話と思い、音のする方に手をやり「もしもし!」と言って
みても電話のコール?は鳴り止まない。
そのはずで、目覚し時計が俺を起こそうと必死になっているのである。
足のふらつきを感じながらも、シャワー室に行き頭からシャワーを浴びる。
睡眠不足と二日酔いのこの身体をシャキッとしなければならない。
10分ほど頭からシャワーを浴び身体を洗い、浴室の外へ出たところでドアを
ノックする音がする。
寝ボケ頭で何も考えずにドアを空けてしまった。
そこには、、
視察をサポートしてくれる中国女性が、気まずい顔で立ちすくんでいた!!
ハッ!と我にかえって前を隠したがもう遅い。。
急いで身支度をして外に出た。
太陽がまぶしく黄色く見えた。
= おわり =
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