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┃ 藤田健の"中国だけで驚いてちゃアカン!":by 藤田健さん
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☆ カルカッタ編(5)―乞食さん(中編)―
私はインドに入国してから、随分たくさんの乞食さんと出会ってきた。
そして、日々彼らのことを眺めているうちに、色んな事が解ってきた。
乞食さんというのは、見方によっては究極の営業マンと言えるかもしれない。
何しろ、売りつける商品もないのにお金を受け取ろうという商売なのだから。
乞食さんも人によって仕事(?)のやり方は様々、まさに十人十色だ。
まず、どんな乞食さんが稼げるか。
やはり、創意工夫をしている乞食さん、営業努力をしている乞食さんが稼げて
いるのである。
いつも定位置に座って、ひと言もしゃべらず全く愛想のない乞食さん。
が、単に座っているだけの乞食には通行人は目もくれない。
乞食なんて、インドでは珍しくも何ともないのだから単に座っているだけでは
誰も同情なんてしてくれない。
最低限、施しを入れてもらう為の缶カラを振って音を出し、注意をひく。
更には呼び込みよろしく「哀れな乞食にお恵みを〜」といった感じのせりふを
一日中唱えて声をかける。
このあたりのやり方は、商売で言えば、店を開いての待ちの営業であろうか。
これを熱帯インドの炎天下に繰り広げるのである。
はっきり言ってかなりしんどい方法である。
これに対して、いわば飛び込み営業とでもいうべき方法がある。
ツーリストやお金持ちのところをまわっての直撃作戦である。
狙った相手に声をかける。
これが上手な乞食さんというのは声を掛けるタイミングがうまかったり、相手
がひるんだ一瞬の隙に、あうんの呼吸で憎めない笑顔を見せたりする。
営業の技術はないけれど気迫で勝負というタイプの乞食さんは、通行人の前に
立ちはだかる。それがもしもまだ子供ならば、通行人の腕や足にまとわりつい
てのキャッチセールスを繰り広げる。
若い女の場合は、哀れみを引く為に乳飲み子を抱え、お金がもらえるまで延々
と付きまとってくる。もし乳飲み子がいなければ、お金を払って誰かから借り
てくることさえあるそうだ。
無論、本当に乳飲み子を抱えて食べるのに必死の可哀相な親子の場合が大半だ
とは思うのだが。
人望のある乞食さんの場合には、施しを呉れるお得意さん(商店など)を持って
いる。ルートセールスよろしく、決まったルートを決まった時間に施しを集め
てまわる。
英語が上手な乞食さんの場合、英語力を駆使してバックパッカーと世間話を繰
り広げ、どうにかして顔見知りとなる。
そして、食事やお茶のご相伴に与ったり、病気の時に薬を買ってもらったりす
る。バックパッカー相手に乞食をしている人の場合、バックパッカーから現金
をせしめるのは難しいが、しかし意外と食事やタバコ、そして病気の時には薬
などの現物をせしめるのは比較的容易だという事をよく心得ている。
ツーリストと顔見知りになっておくと、ツーリストが旅立つ時などに、たまに
不用品(衣類等)をもらえる事がある。
そしてその不用品は、乞食さん自身が使えないものだったとしても、物々交換
の品になったり、場合によってはお金に化ける可能性だって充分ありうる。
もしも壊れたカメラやウォークマンなどがもらえたりしたならば、ほんとうに
大ラッキーだ。
どうもインドの乞食さんはプライドを持って乞食をしているらしいと私は書い
たが、実際にはもう少し事は複雑な気がする。
まず、乞食には二種類の人がいると思う。生まれついての乞食と、落ちぶれて
(或いは働けなくなって)乞食をしている乞食である。
生まれついての乞食さんというのは、最下層カーストで先祖代々の世襲制で、
いわば、由緒正しい(ホンマかいな?)乞食さんである。
彼らはどうも自分で納得して乞食をしている、プライドの高い乞食という気が
する。
しかし、世間からすれば乞食はやはり最下層であり、当然みんなから見下され
る。つまり、落ちぶれて乞食となってしまった人たちというのは、まだ普通に
働いていた頃には乞食の事を見下していた訳で、その乞食に身を落として生活
をしなければならないというのは、かなり情けない気持で乞食をやっていると
思うのである。
そして、一度乞食となってしまったら、たとえお金を持っていても顔を知られ
ている地域では食堂なんかには入れてもらえない。
やはり、差別されるわけである。
ただ、インド社会の優しいところは、同じ身を落としての乞食であっても身体
に障害のある者とか老人など、明らかに働くことが難しい乞食の人たちに対し
てと、単なる怠け者の乞食に対してでは、あきらかな違いがあるというところ
である。
そんな彼ら乞食の人たちの生活を見ているうちに感じた事は、世襲制で乞食を
やっている人達以外の乞食さんは、出来る事なら仕事を見つけて働きたい、と
思っているんじゃないのかな〜ということである。
だって、もし自分があの立場になったなら、あの商売はかなりつらそうな上に
プライドは傷だらけで、とても割に合うとは思えないからである。
無論、ハナからプライドなんか捨て去って、自由気ままに楽々と商売をこなし
ている乞食さんも大勢いるとは思うのだが。
藤田 健
Fujita Ken
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│★│コメントボードに頂きました感想。
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┌--------「kanekenさん」
乞食さんのプライド面白かった。
英国の乞食はお客に歩調を合わすそうです。
日本の乞食さんはなわばりがあると聞きました。
さて、中国の乞食さんやいかに?。
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┏━━━━━━━━━━「(^^) OJIN です(^^)」
面倒くさいの・・オットット・・既に出来上がった記事がホームページに2題
ございますのでそれをご紹介させて戴きます。
http://chinachips.fc2web.com/ →「江蘇南通 (China Nantong)」→
→「南通を歩いて観る・街角風物詩」→「道端商売−3)乞食商売」
モノモライ(乞食)屋さんは、南通ではケンタッキー前・マクドナルド前・文峰
大世界デパート前・天寧禅寺門前・狼山登山口周辺などに常在します。
屋さん”と書き商売の区分に入れたのは、これが完全なビジネスだからです。
特に子供の乞食は“会社組織”とでもいうべき形態になっていて、裏には必ず
操っている大人がいます。
これは、特に南通だけに限ったことではなく、ほかの都市や観光地などに出没
している子供のモノモライはほとんどがそうです。
商売のテクニックなんでしょうが、相当しつこくまとわりつく子もいますので
ウルサイからと小銭をあげてしまったら・・・
どこかで様子を窺っていたのか、すぐに次の子が現れて、またあげるとまた次
と次々に出てこられて往生したことがあります。
この、いわば一点固定式モノモライとは別に、商店やレストランの門口を廻り
歩く移動式モノモライという形態もあります。
こちらはほとんどが大人で、托鉢風・占い強要型・物欲しげ型・只管乞同情型
帰郷旅費寸借型などがあります。
只管乞同情型と帰郷旅費寸借型は子供をダシに使っているものもあります。
それでは中国にはホンモノ(?)はいないのか?。。。
あまり数は多くありませんが、います。
但しホンモノは、モノモライというやりかたはせず、食堂のゴミ箱をあさった
り、日本のホームレスと同じような形態をしています。
< 南京生活 >女性から見た中国 「金持ちな乞食」
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で、ございます、kanekenさん。
チョットお時間のございます時にホームページのほうも覗いてくださいヨ〜。
ご自分の旅行記だって収載されてるんですから。。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。

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