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┃ 南京生活 ― 元町(付近)の街角から ――― by YUKAさん                  YUKAさんのホームページ「南京生活」

☆ 第二子出産:1月30日 ――――――――――――― 2005/04/11

2005年1月30日の夜、体重2705gの女の子を出産しました。
今回の出産は、2年前の長男出産とはまた違った感動あり、驚きあり、涙あり
笑いあり(?)の出産となりました。

今回通った病院は、自宅から歩いて5分の小さな個人病院。ーーなぜなら前回
の妊娠で、総合病院の待ち時間の長さに辟易したのと、ましてや2歳の息子が
そんなに長時間おとなしく付き合ってくれるわけがない、と判断した結果でし
た。
地元では結構有名な個人病院なのですが、最初からどうも今ひとつ信用しきれ
ないところがありました。ーーというのも、最初の検診時に言われた出産予定
日が1月20日。それが4週間後に行ってみると、2月8日になったりする…

私 :?…前回は1月20日って言われましたけど…?
先生:前後2週間ズレがあっても普通だよ。

ーーと、あっさり言われました。

…“先生..単純計算でも2週間以上ありますが…?”とは、喉まで出ていたけ
れど言えませんでした・・・ーーその後の検診で、最終予定日は1月30日に
なったりするし・・・おいおい、大丈夫かあ〜??!!
それでも平均待ち時間が10分〜15分程なので、チョロチョロする息子を連
れた私には都合が良く、“まあ、いざとなれば出産は別の病院で…”と考えつ
つ通っていました。

――しかし、今回の妊娠は長男の時と比べると、はるかに辛かった…

初期出血した時も、ツワリの時も、お腹が大きくなって動くのが辛くなってき
ても、ただ横になっている訳にはいかない。――息子には何か食べさせなきゃ
ならないし、一緒に遊んだり、散歩にだって連れて行かなきゃならない、、。
ーーものすごく体調が悪いときは、一日中家にいる事もありました。

息子に“ママ、お腹痛くて今日公園行けないの。ごめんね。”と言うと、息子
なりにその意味を察して、私が寝ているのを邪魔せずおとなしくオモチャや本
で遊んでいる姿を見て、ジーンとくる事もありました。

つわりがひどい時は、王ちゃんが毎日夕飯を作ってくれました。
長男妊娠時は一人でなんとかなった事も、今回の妊娠は家族の協力なくしては
ありえませんでした。

長男出産の時は、予定日より1週間も早く出産したので、今回も予定日より早
まるだろうと予想していました。先生に“二人目出産は早産になりやすいから
気を付けて”と、釘をさされてもいました。ーーしかし、予定日が近くなって
もいっこうに兆候がない・・・予定日前日の検診でも“まだまだだね〜”との
先生の言葉。

――この病院では計画的に無痛分娩を行っています。

妊娠37週を過ぎると正産期に入るので、いつ出産してもいいため(病院側談)
母体と赤ちゃんの様子を見て入院日を決め、翌日まで陣痛の兆候がなければ誘
発剤等を使い、人工的に陣痛をおこすそうです。陣痛の際には麻酔薬を服用し
赤ちゃんが産まれるその瞬間に母体に麻酔をかけ、赤ちゃんまで麻酔がかかる
前にとりあげるそうです。

――最初にその話を病院側から聞いたときは不安がありました。

誘発剤や麻酔の使用に加えて、産後はすぐ眠らされ、しばらく赤ちゃんに会え
ないことに…自然分娩を経験した私は、どうもこのやり方が不自然に思えて仕
方ない。ーーましてや誘発剤の副作用というリスクもある…

――その話を王ちゃんにすると、大反対されました。

中国では誘発剤を使用して死亡した妊婦の事件があったらしく、何かというと
その話を持ち出します。しかも、南京のお母さんにまでその話をしたらしく、
2人から猛反対を受けました。〜〜普通、南京のほうにまでワザワザ知らせる
かぁ〜〜??!

私も、出産予定日間近まで迷っていたのですが、病院側から入院してからの流
れや薬の使用方法の説明を受け、納得した上でこの病院での出産を決心しまし
た。(…といっても、決心したのは予定日数日前。これから他の病院で出産っ
てのも面倒臭いしねえ…)最後は王ちゃんも、“君の思うとおりにしたらいい
よ”と言ってくれました。
…まあ、もう私に何を言っても聞く耳もたないと思っていたのだろうけど…

結局予定日迄産まれる兆候がなかったので、1月31日に入院して2月1日に
出産するスケジュールをたてました。

入院前日=最終的な出産予定日)、その日は実家へ帰る予定でした。
そろそろ出掛けようと思ったお昼頃、トイレに行くと出血していました。

んっ??おしるしか???

でも、前日の病院での内診の際、看護婦さんに“出血があるかも”と言われて
いたし、そのせいかな…?
まあ、もしおしるしだったとしても、一人目出産の時はそれから24時間近く
かかったから、大丈夫だろう。ーーと、勝手に判断して、そのまま実家へ遊び
に行きました。

――ところが、2時過ぎ頃からなんか嫌な予感。

定期的にシクシク痛みがきました。たいした痛みじゃないので、いつものただ
の張りなのかよく分からない。でも、出血も続いているしなぁ……まあ、もう
ちょっと様子を見てみよう。ーーそう思って母とお茶を飲みながら雑談してい
ました。

それが確信に変わったのは3時頃でした。!!来てる…!陣痛が……!!

痛みが少しづつだけれど、確実に強くなっている。ーーしかし、一人目に比べ
ると随分進行が早いなぁ…と感心しつつ、病院に電話すれば即入院だろうから
その前にゆっくりお風呂につかりました。
〜〜出産したらしばらく入れないからね〜。

その時実家には、父・母・兄夫婦・その子供2人・妹とその子供・私と私の子
供、、、と偶然にもみんな集まっていました。
陣痛が来ている事を知ると、なんだかみんなオロオロして落ち着かない様子。

義姉に“病院に電話しなくていいの?”と言われ、“う〜〜ん”…と生返事し
ていました。だって、こんなにみんなが集まったのは久し振りだし、もう少し
話したいな〜と思っていたのが本心でした。――――それでも母・義姉・妹の
“とりあえず電話しなさい”攻撃に遭い、しぶしぶ電話すると

看護婦:陣痛の間隔と長さは?
私  :10分感覚で10〜15秒ぐらいです。あっ!でも、痛みはまだたい
    したことないです。
看護婦:う〜〜ん。でもあなた経産婦だからね〜。入院準備して来て下さい。

‥‥やっぱり即入院か‥‥ちぇっ‥‥。

仕方なく、自宅で待機していた王ちゃんに電話して、入院荷物を病院へ持って
きてくれるよう伝え、にぎやかな実家に後ろ髪をひかれつつ病院へと向かいま
した。
義姉の“車で送っていくよ”の言葉を断り、歩いて10分の病院へ到着。

確かに陣痛は来ているけど、たいした痛みじゃないのでケロッとしている私。
内診でも、子宮口はそう開いていないので、“こりゃ、明日かな”との先生の
お言葉。看護婦さんからは“朝まで本格的な陣痛がこなかったら、お昼に計画
分娩しましょう”と言われました。

とりあえず病室へ入り、パジャマに着替え、何もする事がないので本を読む。
陣痛もたいしたことないし、まだ時間は夕方の6時だし、暇だな〜と思いつつ
ベッドでゴロゴロ。
――ところが、7時を過ぎたあたりから陣痛の痛みが急激に増しました。

???さっきまで全然平気だったのに、なんで???

一人目の時は、痛みが徐々に増していったのでそれとは全く違った陣痛の進み
にビックリしました。看護婦さんに伝えると、薬を渡されました。服用の麻酔
薬との事。

――8時近くになると、間隔も短く痛みも更に増してきました。

陣痛の度に四つん這いになって耐える。私の場合、まさに波が打ち寄せて引い
ていくように、体の中から痛みの波がジワジワ来てピークを迎え、サーッと引
いていくようでした。〜〜そうそう、一人目のときもこんな感じだったよな〜
と懐かしく思い出したりしました。----まだまだ余裕ありv(^^;v

それでも、一人目はこんな痛みに9時間程耐えていたので、まだまだだろうと
思っていました。ところが、8時過ぎに看護婦さんが来て、痛がる私を見て
“じゃあ、分娩台に行きましょう”と言いました。

えっ??もうあがるんですか??

またも薬を渡され、飲む。
それにしても、こんなに早く分娩台に上がって、赤ちゃんすぐ出てくるの?
ーー謎はすぐに解けました。
分娩台に上がると、腕・脚をバンドでしっかりと固定されました。

???何これ???

そうして陣痛の波が来るたびに、先生の腕を私のみぞおちあたりに押しあて、
赤ちゃんを下へ押しやる。更に子宮口にも手を入れて、押し広げる。

!!!!!!これが、メチャメチャ痛い〜〜いッつ!!!!!!
・
文章にすると大した事はなさそうですが、先生の力が半端じゃないッつつ!!
なんたって、体の中からくる痛み(陣痛)と、お腹を押される痛み、更に子宮口
の痛みと、まさに痛みの三重奏。ーー最初はこんな分娩方法に驚き、痛さに声
を上げていた私ですが、先生の“声出さないで力んで!”の言葉に腹をくくり
ました。

!!!とにかく力いっぱい力んで、早く産むしかない!!!

そんな痛みが30分程続いたでしょうか、、、時計を見ると9時近く。

いつまでこんな痛みが続くんだろう…と思っていたら、プッツリと意識が途絶
えました。ーー自分の眼をテレビに例えると、まさにスイッチを消して真っ暗
になった状態。

――気が付いたら病室のベッドの上でした。

深い深い眠りから目覚めたような、なんとも心地よい目覚めでした。それから
ウツラウツラしていると看護婦さんが来て、本当に女の子だった事を知りまし
た。‥‥というのも、検診の時に先生に“98%女の子”と言われていたけど
最後まで信用しきれずにいたから…9時7分に産まれたと聞きました。

麻酔のせいで、まだ意識は朦朧としていたけれど、看護婦さんに赤ちゃんを連
れてきてもらい初対面。2705gと、長男より300g近く軽い娘を抱き、
初挨拶をしました。でも、何を言ったかあまりハッキリと覚えていないんです
けどね…
そんな訳で、
今回はおしるしから9時間、本格的な陣痛から2時間の超スピード出産となり
ました。――後で看護婦さんから聞いた話では、本来ならもう少し早く産まれ
ていたとの事。
微弱陣痛だった事と、臍の緒が巻きついていた為、なかなか下りて来なかった
との事でした。分娩台に上がってから感じたあの猛烈な痛みも、薬を服用して
いるから本当の痛みの3分の1程度よ、とも言われました。

無痛分娩とはいえ、全く痛みがないとは思っていなかったけど、でも、あんな
痛さを経験するとは…
一人目の時は、ジワジワ強くなる痛みが9時間。
二人目の時は、ほぼ人工的な痛みが1時間。
〜〜う〜〜ん、どっちが結果的に良かったかな〜〜
ーー体力的には二人目のほうが全然楽でしたけど。

麻酔で産後はしっかり眠れたし、入院中は病院側で夜間赤ちゃんを預かってく
れるのでゆっくり眠れるし、食事は美味しいし(←今回この産院を選んだ最も
大きな理由)。
一人目の時のような、24時間母子同室、完全母乳、総合病院の病院食じゃあ
今の私には辛い・・・なんだか一人目出産の時とは違い、体力の限界を感じた
私でした・・・歳かなぁ....やっぱり....。

――育児方法も全く違います。

以前は完全母乳で、1時間も経たずにオッパイをあげていたけれど、今回はミ
ルクと混合で、飲んだ後はバッチリ3時間寝てくれる。!なんて楽なんだ〜!

今まで“母乳が一番!”と思っていたけれど、ミルクも使いようだと思いまし
た。ましてや上の子がいれば、産まれてきた子にかかりきりになる訳にはいか
ない。
しかし、病院によって色々な出産方法や育児方法があるんだな〜〜と、勉強に
なりました。――結果的には、今回選んだ病院は私に合っていたと思います。
先生を最後まで信用できずにいましたが、さすが地元の口コミで評判が良いだ
けあって、ベテラン先生ならではの診察&分娩方法だと後から思いました。

念願の一男一女を産んだ事だし、どうやらこれで最後の出産となりそうです。
ーー今回、本当に体力の限界、年齢の限界を感じました。
‥‥なんたって、今年は歳女だしな‥‥

王ちゃんは“男の子がもう一人欲しい”なんて言っているけど、私は知らん。
〜〜自分で勝手に産んでくれ〜〜。

――この3年間で、私達家族は4人に増えました。

そう思うと、心が暖かく、なんともホノボノとした気持ちに満たされます。
こうやって家族は大きくなっていき、子孫繁栄していくんだなぁ〜〜と、シミ
ジミ思います。でも、心の中は幸せ一杯に満たされていますが問題がひとつ。

ーーあの狭いウサギ小屋で..4人もどうやって生活していくのかしら‥‥??
ーーこうなったら極限にチャレンジだな‥‥。

いつの日か王ちゃんが、中国に大豪邸を建てる予定(本人談)だから、その日を
夢見て“狭いけれども楽しい我が家”の精神で頑張っていきま〜〜す。

                        = この稿おわり =
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┃┃ お便りで頂きました感想。
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┌─────────「たけしさん」男性@会社員@東京 ― 2005/08/26

楽しく拝見しました。華僑の方の感覚での見方は初めてでしたので。

縁あって中国訪問が15年余りとなりましたが、南京博物館の人数が年ととも
に増えて行くのも中国らしいと感じました。

└──────────
 
┌─────────「YUKAさんから」

たけしさん、はじめまして!

>華僑の方の感覚での見方は初めてでしたので。

私の場合日本で生まれ育っているので、華僑の感覚・・・というよりは、限り
なく日本人に近い感覚だと思います。中国で生まれた華僑だと、また考え方も
随分違ってくると思います。

たけしさんは、中国訪問15年ですか〜すごいですね〜〜毎回新たな発見があ
るのではないでしょうか? 個人的に色々お話お聞きしたいです。

└──────────
┌──────────「hao さん」男性@三十代@長野 ― 2005/08/27

もう最高!とにかく只今中国語お勉強など始めたばかりの私には、読んでて飽
きません。ーーー別件を検索していてここに寄ったところでありますが、自分
で何を探していたのか忘れてしまうところでしたw。

仕事上、もう床に着かなければならないので、途中までしか拝見出来ませんで
したが、辛い毎日が続く中(私事ですが…)一寸した(失礼!)癒しになります。

まだ No.23までのようですが、これからも是非共続けて下さいませ。出来れ
ば毎日^^;〜〜〜ほな寝ますZzz…

└──────────
 
┌─────────「YUKAさんから」

haoさん、はじめまして!
お褒めのお言葉ありがとうございます。私のつたない文章が癒しになっていれ
ば、それはとても嬉しいです。

hao さんは、中国語を勉強されているそうですね。日本語にない発音があるの
でなかなかむずかしいと思いますが、頑張ってくださいね。中国語が話せると、
中国旅行は何倍も楽しくなると思います。

>これからも是非共続けて下さいませ。出来れば毎日^^;

この更新ペースが今の私に出来るギリギリいっぱいです〜不好意思。
でも懲りずに、更新されているか時々覗いてやって下さいませ。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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