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┃ 南京生活 ― 元町(付近)の街角から ――― by YUKAさん                  YUKAさんのホームページ「南京生活」

☆ 横浜中華街うまいもん:広東家庭料理"菜":4月2日 2004/05/05

中華街に住んでいて、嬉しい事が一つあります。

それは、中華街のランチを楽しめること。中華街にある多くのレストランは、
平日のみランチを提供するお店が多いです。
ランチのお値段も、500円台からあります。

ランチメニューの数種類の料理の中から一品選んで、その他にご飯とスープと
ザーサイ、デザート等が付くのが一般的です。しかも、ご飯はお代わり自由!
これには、初めて中華街を訪れた際“高い!”と言って決してお店に入ろうと
しなかった王ちゃんも納得です。

私達も一週間に一度位、中華街へランチをしに行きます。
まだまだ入ったお店の方が少ないですが、毎回お店を変えて楽しんでいます。
その中でも今特に気に入っているのが、広東家庭料理"菜"。
このお店は、中華街では新しいお店です。
はっきりとは覚えていませんが、去年末くらいに出来たと思います。

―― このお店との出会いはこんな風でした。

ある寒い日のお昼、いつものように中華街へランチに行こうとしていた私達。
アパートから出て中華街へ入る道沿いに、そのお店はあります。
そのお店が新装開店していたのは知っていました。
でも、ランチを提供しているのは知りませんでした。

そのお店の一階は中国茶や点心を出すお茶スペースになっています。てっきり
一階のみだと思っていたのですが、どうやら二階にはレストランのスペースが
あったようです。ランチメニューの黒板が出ているのを見て、初めて知りまし
た。その日は寒かった事もあって、近場のお店で試してみる事にしました。

脇にあるエレベーターを使って二階に上がると、店内は広くてとても綺麗。
驚いたのは、テーブルの隣の大きなオープンキッチン。中華街でオープンキッ
チンを持つお店はとても珍しいです。ーー古くからある中華料理店のキッチン
は、見たら食べる気減退しそうですが(あくまでも想像です)、これなら安心。

コックさんが料理している姿まで、バッチリ見えます。
これなら清掃や服装、料理の仕方にまで気を使わなければいけません。
私達としては、とても嬉しい限りです。

オープンキッチン前のカウンターには、なんとミニ市場があります。
その日仕入れた野菜や魚介を並べています。(注:水槽ではありません)
お客さんは、食材と調理の仕方を自分で選ぶ事が出来ます。
ーー中国のレストランでは当たり前ですが、これも中華街のお店にしてはとて
も珍しいスタイルです。

食材の種類はそれ程豊富ではありませんが、それでもお仕着せのメニューに比
べて、自分が好きな味を作る楽しみがあります。その市場の隣には、数種類の
デザートが並べてあります。こちらも美味しそう〜♪
残念ながらミニ市場はランチメニューではありませんが、見ているだけで楽し
くなります。

―― テーブルについてまず運ばれてくるのがスープ。

なんと、こちらでは広東式の*[保+火]湯が、一人分のお椀で出てきます。
注)*=“保”の下に“火”と書きます。
他のお店では、具材は色々変わっても、作るのにとても簡単なスープが出てき
ますが、この広東式[保+火]湯は、とても時間をかけてつくります。
(医食同源参照)

このお店では、鶏肉・人参・白きくらげ等の具を、コトコト煮込んだスープ。
中華街でこんなスープが飲めるなんて!!!しかもランチメニューで!!!!
これには、王ちゃんも私もビックリしました。

―― そうして運ばれてくるのがメインディッシュ。

ここのメイン料理はちょっと変わっています。

他のお店ではメニューを見ればどんな味で、どんな形で出てくるか大抵想像で
きますが、このお店では出来ません。
ーー例えば、つい先日行った時のメニューは

・広東式肉じゃが
・高菜と内臓の炒め
・いかの黒豆炒め
・牛肉のトマト煮

私達が頼んだものは、肉じゃがと内臓の炒めもの。
出てきた肉じゃがは‥‥私が想像していた肉じゃがとは全く異なる物でした。
確かに入っているものは、肉とじゃがいも。ーーでも、決定的に違うのが色。
・・・・なんというか・・・くすんだ赤っぽい色・・・
日本人の感覚では、けっして肉じゃがの色ではない。

一口、口にすれば・・・?なんだこの味・・・??クセがあるな〜
王ちゃんが一口食べて、“ああ、豆腐乳”との事。
豆腐乳とは・・・そうですね・・・

しいていえば、豆腐の腐敗させたものでしょうか・・・
中国ではおかゆに入れたり、炒め物に使ったりしますが、日本では口にしたこ
とある方のほうが少ないかと思います。私の実家にもありますが、敢えてワザ
ワザ食べる事のないもの。ーーそれを..ランチの調味料に使いますか???!

"高菜と内臓の炒め"にしても、どうも日本人の知る中華料理とは、少々違うよ
うに思います。―→ 中華料理=炒飯、マーボー豆腐、餃子!
と思っていらっしゃる方のお口には、どうも合いそうにありません。
どちらかといえば、中華街に住む中国人向けといいましょうか・・・

王ちゃんは、ここの味付けがとても気に入っています。
私はと言えば・・・豆腐乳風味の肉じゃがですが・・・
確かに一口目は、?なんじゃこりゃ?でしたが、これが不思議と食べ進む内に
豆腐乳の味が後をひく事に気づきました。その時のメニューの“牛肉のトマト
煮”も、きっと不思議な隠し味があるに違いない!

ランチにはこの他に、お代わり自由のご飯と、青菜の炒め、ザーサイ、デザー
トが付きます。――お値段は900円。

裏通りにあるレストランにしてはちと高めですが、この内容とお店の様子から
納得いきます。こちらでは、キャッシャーでのお会計ではなく、各テーブルで
お会計を済ませます。
これも中国のレストランでは当たり前ですが、中華街ではお目にかかった事が
ありません。

ところが先日行ってみると、青菜の炒めがとってつけたようなサラダに代わっ
てしまい、ランチタイムはキャッシャーでのお会計になっていました。
みなとみらい線開通に伴い、更に春休みでもあったので、行楽客が増えたせい
でしょうか・・・ショック〜〜!

従業員も中国人が多くて、中華街の中ではとても中国らしさを感じるお店だと
思っていたのに・・・観光地・中華街にあっては、仕方ない事なのかもしれま
せんね・・・

ランチメニュー以外では、飲茶も充実しています。
鮑やフカヒレも他店に比べて安い!
いつか食べに行こう!!と、王ちゃんも張り切っています。

場所は、横浜大世界の隣の建物、ちょっと脇道に入った場所にあります。
ーー少々変わった中華ランチに興味がある方、ぜひお試しください!

                        = この稿おわり =
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 



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