┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  迷子になったらここ!(^O^)  ━┓
┃
┃ 南京生活 ― 元町(付近)の街角から ――― by YUKAさん                  YUKAさんのホームページ「南京生活」

☆ 2重の喜び ― ―――――――――――――――――― 2002/09/07

最近、私達にとって嬉しい出来事が2つありました。

1つは王ちゃんの新しいバイト先が決まった事。

ここ一ヶ月間、私が8月いっぱいで仕事を辞めるため、
王ちゃんは今より条件が良く長時間働ける仕事をずっと探していました。
何たって今現在の王ちゃんの手取りは月に8万円程度。
どんなに節約しても一家三人が生活していくには足りません。

8月の末頃、王ちゃんが面接に行くといったお店は、横浜ではちょっと有名な
にんにく料理の専門店でした。
私が大学時代に友達とよく通ったお店です。

今では横浜だけでも、数店支店を出しています。
どちらかと言えば、若者向けのちょっと小洒落たレストラン。

そんな場所で、王ちゃんがアルバイト?
・・なんかちょっと合わないなぁ・・・
と思った私ですが、王ちゃんはやる気マンマンです。

面接から帰って来た王ちゃんに聞いてみると、なんか随分自信あり気。
もともと中国にいた当時から、自分に対する自信は相当なもん。
更に加えて自己アピール上手。

今回アルバイト先のメニューを見て、スパゲッティを扱っていると思えば

“私はスパゲッティが大好き!”とか
“私は料理がだーーい好きです!!”や
“作り方を勉強したい!!!”
などなど、露骨に自己アピールしてきたそう。

何時の間にやら日本語でこんな技をつけていようとは・・・
恐るべし・・・

それを聞いた面接相手の反応が結構良かったらしく、
王ちゃんは今アルバイトしている定食屋の女将さんに、
さりげなく報告する事にしました。

いきなり“今日辞めます”じゃあ、いくら嫌いな人相手(“もてもて・・・?
な王ちゃん”参照)でも失礼だと忠告すると、
“じゃあ今日さり気なく伝えて反応を見る”
と言ってバイトに出て行きました。

そして、
帰って来た王ちゃんに聞いてみると女将さんはかなり動揺していたとの事。
王ちゃんが、ここのバイト代だけでは生活費が足りない旨を話すと
女将さんは社長である旦那さんに電話をして、
“じゃあ王ちゃん、昼もここでやって”とお願いしてきたと言います。

王ちゃん曰く、
昼は人手が足りているので、女将さんは出ないで
王ちゃんに代わりをやらせようとの事。
どうやら毎晩働ける王ちゃんが、かなり重宝がられているよう。

以前から、バイトから帰ってきた王ちゃんから
“今日は従業員たった2人だった”とか
“忙しくて夜ご飯食べる時間がなかった”
なんて話をしょっちゅう聞いていました。

条件には賄い付きと書いてあるのに、この待遇はないよな。
と常々不満に感じていました。

食事もさせてもらえずに、仕事をしている王ちゃんの体を
とても心配していました。
そんな事が続いていたので、常々私も新しい仕事が早く見つかればいい
と思っていました。

しかし、その待遇は王ちゃんが中国人だからという訳ではないようです。
新しく入った従業員が、翌日からはもう来ないということが度々ありました。
よくやっている従業員をねぎらいもしない経営者の下には、
誰も残らないのでしょう。因果応報、自業自得。

女将さんは昼間も働く条件を出して王ちゃんを引きとめようとしていますが、
王ちゃんは未練はサラサラないようです。
そりゃそうだ。
私としても、早く辞めてもらいたい。

それから2日して、決まりました。新しい仕事が!!

ようやく辞められる!と思ったのに、
王ちゃんが女将さんに同情してしまったらしく
“あちらのお店が休みの時に手伝いに来ましょうか?”なんて言っちゃうし!
お陰で今週は休みなしのバイト漬け。

もう、変なとこがお人好しな人ね〜。
まあ、それが良いとこなんだけど・・・ …の・ろ・け..^^;

★★★

もう一つの嬉しい事とは、どちらかといえば王ちゃんにとってかな。

9月初めの定期検診に行った時、遂に子供の性別が判明しました。
結果は男の子。
超音波検査でクッキリと男の子の証明が見えた時には正直ホッとしました。

というのも、根っからの中国人である王ちゃんは
やはり“男の子が欲しい”という気持ちがとても強いのです。
中国では一人っ子制度を実施して早20数年。

子供はやはり後継ぎである男の子が欲しいと思う人達が大半です。
都市部では変わりつつあるとはいうものの、
この考えはまだまだしっかり根付いています。

王ちゃんのような若い人でもやはり幼い頃からの生活習慣からか、
この考えが染み込んでいるようです。

日本では何人でも産んで良いと知ると、
取り合えず“男女どっちでもいい”なんて言うけど、
その後に“一人目が女の子なら、二人目!”“二人目も女の子なら三人目!”
なんて無責任な事言うし。

・・・いったい誰が産むのよ!
三人なんて・・・冗談じゃないわ・・・
いったい私いくつになってんのよーー!!

あまりにも勝手な事を言う王ちゃんに
“じゃあ私が一人、あなたが一人産んで”と宣告してあるけど。
男の子と分かった時は、
“これで三人も産まなくて済む!”と思った私です。

病院からの帰り道、“王ちゃんがさぞや喜ぶだろう”と思い
その姿を残したくて、家についてからすぐには知らせずに
先にビデオカメラをセットしました。
ビデオを王ちゃんに向けると、怪訝そうな顔。

王ち:僕を撮ってどうするの?

私 :ニュースがあるの。
王ち:何?

私 :お医者さんがね、男の子だって。
王ち:ほんとー??!!!!

満面の笑みをたたえた王ちゃん。
でも俄には信じられないらしく
ほんとに?ほんとに??何パーセントの確率???と
しつこく聞いてきます。

超音波写真にくっきり写った証拠を見せると、ようやく信じたらしく
飛び上がって喜んでいます。
本当に漫画のように“飛び上がって”喜んでいました。

それからは“息子”と呼びかけつつ、にやける日々。
なんだか私に対する態度までも変わったような気がする....
妄想かな?

                           = おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

元町(付近)の街角から目次 ライターはこんな人♪ アジアの街角から CHINACHIPS 総合トップ




SEO [PR] お金 ギフト  冷え対策 わけあり商品 動画無料レンタルサーバー ブログ SEO