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┃ 南京生活 ― 元町(付近)の街角から ――― by YUKAさん                  YUKAさんのホームページ「南京生活」

☆ そういう事だったのね・・・スターバックス・・・―― 2001/11/11

そんなこんなで、なんだかアルバイトを探す気も失せて来ました。
(どーーせ、もう30過ぎだしーー)ちょっとヤケッぱち気味です。
そんな時、ちょうど派遣の仕事を紹介されました。

前回紹介された仕事は貿易業のみだったのでお断りしましたが、今回の職場は
なんと中国語が喋れる人を募集しているというじゃないですか!
そうそう、そういう仕事を探してたの!!

台湾に本社を持つその会社は、中国に工場を持ち、そこで作られた精密機械を
日本の大手企業に販売しているといいます。
面白いのはスタッフの半分が外国人。
といっても、台湾人、中国人、韓国人のオール・アジアンです、、、
しかも、スタッフ同士の日常会話が中国語!
うーーむ、面白そうな雰囲気。

派遣会社のスタッフに“最初はちょっとカルチャーショックを受けるかも‥”
とアドバイスがありました。
こちらにしてみればこの2年間の生活が常にカルチャーショックの渦中にいた
ので経験済み、問題なしです。
とにかく少しでも中国語に触れていたい私は、2つ返事でOKしました。
(そうじゃないと、すーーぐ忘れちゃうからね!)

王ちゃん曰く、中国の日常生活では、私の中国語は小学生から中学生程度。
難しい事は全て王ちゃんがやってくれるので、実践も覚える必要もありません
でした。。それが急にビジネス中国語を必要とする事に。
こりゃあ、どう考えても無理がある!
ほんとにこんな状態で仕事してもいいのか?
そう思う反面“中国語のブラッシュ・アップのチャンス!”と考える私です。
この経験は、数年後中国で仕事を探す時にきっと役立つと思いました。

私はOKとしても、会社の方は・・・?
派遣社員も面接が必要なんだと、この時初めて知りました。(いくら契約でも
あまりスチャラカな社員は雇わんというわけか・・・(ーー;)

指定された日時に派遣会社のスタッフと一緒に面接に行きます。
会社の概略と仕事の内容の説明の後、中国語のテスト?だかなんだかを受けま
した。といっても私の経歴を片手に住所や生活の様子を聞く程度。
こんなもんならおちゃのこサイサイ!(←死語)
その席には中国語を喋るスタッフ(台湾人)と日本語しか喋れないちょっと偉そ
うな人(部長)、派遣会社のスタッフと私の4人だったので、台湾人と私以外に
中国語を理解する人がいない。

台湾人:残業とか大丈夫ですか?
私  :はい、大丈夫です。しょっちゅうありますか?

台湾人:すっごく多いよ。
私  :ほんと?

台湾人:うん、ほとんど毎日。
私  :うわーー、大変。

こんな会話を部長の前で出来るのも、中国語のお陰です。
ひとしきり話した後、部長に向かって

台湾人:中国語問題ないですね。

ほんと!?あんなんで仕事は出来んだろう?・・・むむ・・・まあ、いいか。
なんとかなるだろう。
部長は“ちょっと待っていて”と席を外して、他の人を連れてきました。

部長 :じゃあ、今度は英語ね。

私&派遣会社のスタッフ:はっ!?

なんと英語まで試されてしまいました。
履歴書に、しょって“アメリカ留学経験有り”って書いたのがいけなかったか
な。もう10年近く前の話だし、最近は中国語にかまけていて・・・
そんな私の説明も役に立たず。(T T)

でも、相手が中国語なまりの英語だったので、ちょっと安心してベラベラ経歴
を喋っていました。
ふと、“そうだ、英語だとみんな聞き取れるのよね”という考えが頭をよぎり
ちょっとシドロモドロになったりもしましたが。。。(^^;

32年の人生をようやく説明し終えると、部長が“ちょっと待っていて”と、
またも席をはずしてしまいました。
今度は何語だあ??・・・とちょっと身構えていると、戻ってきた部長は、

部長 :じゃあ、19日からお願いします。
私  :は?
派遣会社のスタッフ:ありがとうございます!

ああ、そうか、採用か。
派遣社員というのは初めて経験しましたが、こんなに色々試されるもんなんで
すね。
会社は専門知識を求めているので、当たり前といえば当たり前なのか・・・
帰りに派遣会社のスタッフが“今まで、中国語を試す事はあっても、英語は試
した事がないんですよ”って・・・

・・・それって、私の経歴が信じられなかったって事?・・・ですか??

まあ、派遣なので急場をしのいだという所でしょうか。
3ヶ月の試採用を終え、継続するかどうかは会社側が決定します。
さあ、なんかヘマをやらかさなければいいのですが・・・(^ ^;

ふう、取りあえず一安心。
と、仕事が決まったその夜の事、こんな電話を受けました。

私 :もしもし?
相手(男):あの、スターバックスの○○と申しますがYUKAさんいらっしゃいま
   すか?

スターバックス・・・スターバックス・・・スターバックス・・・
私の頭の中では、あの、遠ーーく過ぎ去った忘れたい過去‥‥が、蘇り!!!
“スターバックス”がリフレインしてました。

私 :・・・(3秒くらい間)・・・はい、私ですが・・・
相手:あのー、以前アルバイトに応募をいただいたと思うんですが。、
   すいません、遅くなって。

そう、確かに遅い。
電話して10日も連絡なかったら、普通は駄目だって思わないか?

私 :全然連絡がなかったので、てっきり不採用だと思って、就職先を決めて
   しまいました。
相手:ああ、そうですか、申し訳ありません。

私 :・・・年齢制限があるのかと思ってました。
相手:いえ、新規アルバイトの面接日のスケジュールを組んでいたもので。

・・そうだったのか・・・( ̄□ ̄)

・・でも、それにしても10日も全く連絡よこさないなんて。どうかと思いま
せん? やっぱり、
“30だから、どうしても欲しいわけじゃあない、慌てなくてもいいっか”
・・とか思ってたりして・・・(あーー卑屈な私!)

電話して確認すれば分かった事なのに“きっと年齢がひっかかっているんだ”
と思って、すっかり諦めてしまいました。
どうやら自分の中に、年齢に対するコンプレックスが密かにあったようです。
(いくら年齢を問われて、元気よく答えてはいても・・・(T T)

この日からスターバックスへの怒りは収まりました。
それどころかスターバックスは自分を見つめ直す機会を与えてくれました。
こんな事じゃいけない!
いつまでも自分の年齢に恥じないような生活をしていかなきゃ!
・・と心に誓いました。

ありがとう、スターバックス!!
さようなら、スターバックス!!

                           = おわり =
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

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