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┃ 南京生活 ― 中国雑知恵 ― ―――――――― by YUKAさん                  YUKAさんのホームページ「南京生活」

▼▽ 囚人が出演するテレビ番組:2001/10/08 ▽▼


中国で生活して2年も経つと、ようやくテレビ番組も理解出来
るようになりました。

ありがたいのは中国の番組は字幕が出ている番組が多い事。
ニュースや連続ドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組などあらゆる番
組に字幕が適用されています。

中国は方言が多く、まったく聞き取れない方言もあるからだと思います。
テレビ番組数も多いので(ちなみに家では25局入ります)どこか一つは字幕
のある番組を見る事が出来ます。外国人からしてみればこれは助かる。

最初の頃は字幕を追うのに精一杯で、なかなか画面にまで目がいきませんでし
た。今ではようやく画面も楽しめるようになって、字幕がある連続ドラマやド
キュメンタリーをよく見ています。

その中でも印象的なのは、犯罪を基にしたノンフィクションの番組が多い事で
す。“東方110”や“石城警視”は、警察署を舞台に様々な犯罪が放送され
ています。
最近では10人の女性囚人の犯罪をドラマ仕立てに作った“紅蜘蛛”という番
組がありました。

その番組は犯罪に至るまでの経緯、どのようにして犯罪が行われたか、犯人を
追いつめていく警官、犯人逮捕、罪状判決まで事細かく描いています。
去年放送され、今年再放送された“十三命案”という番組は、やはり国内で起
きた13件の犯罪を描いています。

驚いたのはこの番組の中に犯人本人が出演している事です。
犯罪のドラマに出演しているのは男優や女優ですが、そのドラマの前に犯人の
顔写真と氏名、年齢、出身、罪状などすべて明らかにされています。
そして、ドラマが終わると犯人本人が出演します。

刑務所内で撮られたその映像は、犯人が心境を語っています。
日本で放送される“○○警察24時”のような番組では、全てモザイクで顔を
出さないようにしていますが、中国では“死刑宣告された囚人”が素性を明ら
かにされテレビで語っている。。プライバシーの侵害とかはないのかな。。?
犯人本人を目にして、余計に犯罪のリアリィティ性を感じました。

このような番組には、政府の防犯罪の意図が大きく反映されます。
人口が多く、国土が広い中国では小さな犯罪から大きな犯罪まで、犯罪発生率
は非常に高いようです。
犯罪を犯した囚人がどういう結末を迎えるか、この番組を見て少しでも国民の
犯罪意識を減らそうというものです。
しかし、貧しさから、怨恨から、一時の感情から起きる事件は少なくありませ
ん。
┌--------------------

中国での犯罪人に対する罪は非常に重いです。
故意殺人はほとんど死刑になります。

社会的に悪影響を与えると判断された犯罪を犯した囚人も、死刑になる確率が
高いです。例えば銀行強盗などがそうです。
成功、失敗に関わらず、銀行強盗で捕まった犯人は死刑になります。

真似て銀行強盗をしないよう国民への警告でもあります。

中国での死刑囚の数はとても多いです。死刑囚は参政権を奪われ、財産を没収
され、銃殺されます。
驚いたのは死刑囚の家族に銃殺の際の実弾代、1発1.3元が請求されるとい
う事実です。

└-------------------- ←(注1)

愛する人を失い、財産も失った残された家族に請求する1.3元・・
そんなに大切でしょうか?

(注1)
┌--------------------
└--------------------
内は王ちゃん情報です。詳しい事は分かりません。


▼▽ 豪華!結婚写真:2001/10/11 ▽▼

年(2001年)の1月に南京で結婚式を挙げた私達ですが、

ちゃんとした結婚写真はまだ撮影していませんでした。当日のカメラマンは、
写真ではなく、VCDのカメラマン。ーーおかげで、何だかわけのわからない
“やらせVCD”が完成してしまいました。。。
他はスナップ写真のみ。

最初は必要ないと思っていましたが、せっかくウエディングドレスを日本でオ
ーダーしたので(、、、って気合入りまくりぢゃん!)
ちゃんとしたドレス姿の写真を残したくて記念写真を撮る事にしました。
日本で撮ってもいいけど、高いしな。。。たった2ー3枚で何万円も撮られる
なら中国で撮ろうと決定しました。

中国ではここ何年前から結婚写真ブームです。
結婚すると決まったら“結婚写真は撮った?”と聞くのがなんだか決まり文句
のようになっています。
式は簡単にしても、一生残る結婚写真だけはキチンと撮って残しておくみたい
ですね。

京市内にはたくさんの結婚写真館があります。

ここ数年で急速に増えました。
あまりにもたくさんあってどこにしようか迷ってしまいます。
何店か大きい写真館を比較する事にしました。

まずはじめに行ったのは台湾に本店を持つ“S”。
仕事ぶりが見たくて週末に行くと、ガラス張りの店内にはたくさんの新婦と新
郎が溢れていました。
客数に負けない数の店員が忙しそうに走り回っています。
入ってきた私達を見て、店員の1人が料金表を見せてくれました。

最低セット料金は1,600元ほどから。上は8,000元 〜10,000元ま
でピンきりです。“結構高いのね。。。”と思っていると、店員は分厚い写真
集をドーンとテーブルに出してきました。
縦48cm×横38cm×厚さ5cm&重量4kgのその写真集を見た私は、開いた口
がふさがりませんでした。

分厚い表紙はプラスティック製、中の写真は豪華20点!!
私の頭の中では日本のつつましやかな(薄っぺらな)写真を想像していたので
その格差にしばし呆然。
開くと中は“うわっ!こっぱずかしい!!!”な写真達。。。
こんなの撮るの。。。???

新郎の肩にしなだれかかった新婦、2人で遠くを見た新郎新婦、、、
2人で普通に並んだ写真はないのか???。。。
まあ、ポーズとかは自分の意向を伝えればいいしな。。。
ふと隣を見るとたくさんの“絵”がある。
店員に何かと聞くと、セット料金の中に“油絵仕様”の写真が2点含まれると
の事。。。えっ、自分の写真が油絵に?。。。

写真集でさえ場所とって困るってのに、その上30寸と24寸の絵だあーー!
!??そんなもんもらって、どこに飾るねん!
離婚する時どうすんねん!!(←おいおい!)

更に別料金で水晶の写真たて、ペンたて等が作れるとの事。
(もちろん自分達の写真入り)
まさに中国の新郎新婦の結婚写真にかける情熱を感じ取りました。

京で一番の支店数を誇る“L”では、

最低セット料金は1,100元くらいから。
料金に含まれるものも、さっきの“S”と大差ありません。
店内を見るとやはりたくさんの人。。。
でも、何か七五三みたいな新郎新婦が多いな。。。
化粧も衣装もなんだか安っぽく見える。
安いけど、格が違う感じ。。。

さらに小さな写真館も見てみると900元くらいから。
でも客はまばらでした。

2人で相談した挙げ句、化粧もナチュラル、衣装も一番豊富で奇麗な“S”で
撮る事にしました。
私にとってはドレス姿を撮ればいいので、下から2番目の 2,000元ほどの
セットにしました。勿論“油絵”や“水晶たて”はお断りして。

この料金には台湾人のメイク、カメラ撮影が含まれていませんが(別料金です)
油絵をキャンセルした分サービスしてくれる事になりました。

 そして迎えた撮影日。

末はてんてこ舞いの混みようだったので、平日の金曜日にしました。

朝9時に店に到着して見ると、店内はすでに、化粧に着替えに大忙しの新婦と
着替えを終えた新郎で一杯でした。

平日なのにこんなに多いの? 聞くと今日の撮影は17組!
店員は少ない方だと言います。週末はこの倍はあるらしい。
2,000元の料金には4点の衣装貸し出しが含まれます。
ウェディングドレス2点とイブニングドレス1点、更に中国式の衣装1点。
せっかく中国で撮るので、中国式の衣装を2点にしてもらいました。

ずはイブニングドレスの撮影から。

どうやら皆イブニングからと決まっているらしく、すでに大半の衣装が貸し出
されています。どう見ても気に入った衣装が見つからない。
他の新婦が着ている衣装が良くても、空くのを待つのも嫌だし。。。
やむなく無理矢理選びました。

大きめに作られた衣装の後ろを洗濯挟みで留め、メイクに入ります。
隣の席ではいきなり地肌に赤のドーランを塗られているので、台湾人のメイク
さん
に“なるべく自然に”との意志を伝えました。
いくら自然にとは言え、それはそれ、やはり撮影メイク。
1時間程かけて出来上がった“作品”は、自然光で見たらまさに白塗りおば
け。。顔の白さを誤魔化すため、首や腕にも白塗りされます。

れからヘアセット。

どの新婦を見ても髪を高く高く結い上げた“頭でっかち”新婦ばかり。。。
これは中国のはやりなのか??
日本では頭身を良くみせようとなるべく小さくまとめますが、こっちではどん
な
に小柄な人でも頭がでかい。。5頭身ー6頭身でいいのか??私はやだ!
ヘアセットのお姉さんに“なるべく小さくして”とお願いしました。
それでもやっぱりボリュームあるなあ。。。まあ、いいか。
郷に入っては郷に従えだ。

1時間半かけてようやくヘアメイクを終え、ふと周りを見回すとなんだか似た
ような顔の新婦ばかり。。。ここまで厚塗りすればあたりまえか?
テーブル席には早々と着替えを済ませ、ただボーっと待つ新郎達。
その中に混じって王ちゃんの姿が。。。

たすら待たせてようやく撮影。

カメラマンにもなるべく自然な姿を撮ってくれるようお願いしました。
私に向かって“じゃあ右足出して”“そうそう、腰を大きく曲げて”“はい、
いいね。首かしげて”“あごをひいて”“背筋伸ばして”“頭もっと下げて”
“はい、カメラの方見て”。。って、、
見れるかッ!!!!!

ドレスの中で私がどんな格好していると思ってんのよッ!!!!!!!
こんな10秒ともたない格好させて、ぎりぎりまで頭下げさせてカメラを見ろ
だとおおお!!???
“ああ、そんな恐い顔しないで”って恐い顔にもなるわいッ!!!!!!!

どうやら私の顔がうりざね顔なので、なるべく小さく見せようと顔を下げさせ
ているらしい。。。

新郎新婦の写真を1枚だけ撮ったと思ったら“新郎はちょっと休んでいて”と
のお言葉。続けて新婦のみの撮影。更に続く拷問の時。。。(T T)

最初の数枚撮っただけで既に疲れてしまい、もう後はカメラマンの指示通り。
やらせポーズでもこっぱずかしいポーズでも何でもこい!
・・って状態になってしまいました。

と通り撮影して衣装替え。

次に選んだのはチャイナ服。
いかにも中国っぽい赤に金模様。自分で言うのもなんですが、このチャイナ服
よく似合ってました。今度一着買おうかと思います。

ヘアセットを中国風にしていると、後ろで赤い和風生地を引きずる新婦が。。
胸元は大きくはだけ、襟足は大きくあき、足元の合わせはあきっぱなし。。。
更にあのメイクにちょっと乱れ髪風のへアセット。。。どうやら“和風の結婚
衣装”らしいですが、どう見ても“おいらん”。。。(- -;)
こんなもんが許されていいのか??。。。

とはいえ、和装を選ぶ新婦は結構います。まあ、いいけどね。
王ちゃんも中華風の衣装“馬褂”(マーグァ)に着替えました。
青の長いサテン生地に赤のベスト。なんだか猿回しの猿みたい。。。


(恥ずかしいので顔は隠しています)

その後は中国の古典衣装“格格服”
(ゲーゲーフー)をつけました。
頭には何だかでっかいもんがのせら
れました。。。コレハナニ?。。。

王ちゃんは金色の“皇帝服”。。。
今度は金色の猿?。。。

ーーもう好きにしてくれって感じです..


いよいよウェディングドレス。
日本から持ってきたドレスに着替え
ると従業員が興味深々、ひっきりな
しに触ってきます。

値段を知ると“高すぎる”とみんな
が言いました。
そりゃあねー、中国の1着100元
のドレスに比べたら高いわなぁ。。

イブニングドレスにしてもウェディングドレスにしてもなんだかカーテン生地
みたいだし、新郎が着る衣装もなんだかテラテラの安っぽい衣装ばかり。
それが写真になるとまともに見えるから不思議。あのメイクも、超不自然なポ
ーズも写真では全然普通。。。まさに写真マジック!!!!

の頃になるとメイク場はヘアチェンジでごった返す新婦でいっぱいです。
空くのを待っていると、頭は白いベールをつけたウェディングヘッドに和風衣
装を着た世にも奇妙な取り合わせの新婦がそこここに出現します。
ウェディング衣装の時は従業員が生花を薦めてきます。

“頭に生花をつけたら素敵ですよ”って。これは別払い。
隣の新婦はちんけなバラを3本買って21元。。。たっけーー!!!
道端で1本2ー3元で売ってるのに、ぼったくりもいいとこ!!!!
“一生に一度の事”を上手く利用して商売してるよなーー。

ラストは店のウエディングドレスに着替えて外での撮影。
この頃になると疲れもかなりピークに達してきます。
新郎は休む時間があっていいけど、新婦は常に着替えてるか撮影しているか。
ようやく全ての撮影を終えた時には午後3時半になっていました。

★★

1週間後出来上がった写真を見に行きました。
63枚程の中から21枚を選びます。
さてさて、肝心の私のウェディングドレスの写真は、、、?、、、
えっ?これ??、、、ドレスを奇麗に撮って欲しかったのに、何だかただの
“白い服を着た女”。

しかもバックが白いから、なんだか顔だけ浮かんでる。。。がーーん!!!。
。。そっか、、カメラマンとしてはドレスより顔にピントを持って来るよね。
。。ちゃんと意志を伝えなかった私が悪いのか。。。

でも凝ったレースを撮って欲しくて写真撮る事を決心したのに、、、
あーーあ、、、

しゃあない、気を取り直して!。。。んっ?しかし新婦1人の写真が多いな。
新婦の写真集じゃないんだから。。。
私達はほとんど2人が写った写真を選びました。

残った21枚の写真は処分されます。
“もし欲しい写真があれば1枚35元でゆずります。”との事。。。
むむっ、どうせ捨ててしまう物なのに、そんなに高い値段つけおって!
自分達の写真を処分されてしまうのはちょっと気持ち悪いけど、、、しょうが
ないか。

更にすべてが18寸サイズというわけではなく、18寸(48cm×38cm)が
6枚、12寸(40cm×30cm)が8枚、残りは10寸(35cm×25cm)サ
イズになるとの事。
“すべて18寸にすると奇麗ですよ”と店員は薦めてきます。勿論別料金で。
別にいらんと断ると、“水晶建ては?”と押してきます。しつこいなあ。。。

★★★

それから2週間後、ようやく出来上がりました。
出来上がってみると、結構立派。さすが2,000元!
王ちゃんのお父さん、お母さんの反応も上々。

“日本に持って帰って、お父さんお母さんに見せたら?”と言うけど、こんな
重いもん家の中に置いておくだけで精一杯。
なんだかんだと大変でしたが、結構楽しかったし、良い記念になりました。
“結婚写真は新婦が主役”という事を実感しました。

中国の女性にとって結婚は一番華々しい時。
一番奇麗な自分を(たとえそれが虚構であろうとも)残そうとする意気込み。
写真館“S”の看板に“新娘(新婦)世界”と書いてある意味がようやく分か
りました。

21枚の写真集全て新婦のみの写真であろうが、油絵風の絵に新婦のみの写真
を使用しようが(実際自宅付近のアパートの一室には新婦のみの“油絵風写真
”が掛かっていました。しかも2枚とも。。。新郎の立場は。。。?)新婦の
好きなようにやりたい放題です。

一生に一度の事、、、その言葉に酔って(騙されて?)月給の数倍もする写真
を撮る、、、結婚式にかける意気込みは日本の新婦以上かも。
そのお陰で結婚写真館はボロ儲けです。
(雨後の竹の子のように競って出店するのがその証拠。)

王ちゃんのお母さんは“数年前知人の子供が結婚写真を撮った時は、最低料金
が3,000元からで、しかもこんなに豪華じゃなかった。”と言います。
増え続ける結婚写真館は生き残るため、ようやく手頃な値段になってきたとい
う事でしょうか。

私達が撮った2,000元の写真集は、メイクを担当した台湾女性曰く“台湾
で作ったら20,000元はするだろう”(ほんとかあ??)との事です。。

さあ、あなたなら撮りますか?

                           = おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

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