硬派的題目 ―――――――――― by 老玩童 OJIN
☆ センセーショナルに伝えようという熱意? ―――― 2009/02/23
最近の報道記事を眺めていて、なんか変だな〜と漠然と感じておりましたが、

この記事を目にして、そのぼやけていたものにようやくピントが合ったような
気がしました。

┌──────────「ANNニュース」

中川前財務大臣のG7チャーター機代は4100万円

ろれつが回らない状態で会見して問題となった中川前財務大臣のG7=主要7
カ国財務大臣・中央銀行総裁会議の出張で、中川前大臣が使ったチャーター機
の使用料が4100万円にも上ることが明らかになりました。

中川前大臣は、今回のローマ出張の往復にチャーター機を使用しましたが、そ
の使用料は4100万円で、G7にかかったすべての経費6000万円の約7
割に上りました。乗ったのは6人で、一人あたり約680万円かかった計算に
なります。

財務省では「国会日程の都合もあり、ほかに日米財務大臣会談に間に合わせる
方法がなかった」としています。

また、問題の会見の後、中川前大臣がバチカン市国の視察を行っていたことが
分かりました。財務省の国際局長や現地の大使が同行し、約2時間視察したと
いうことです。[20日2時25分更新]

└──────────

中川元財務相叩きの尻馬に乗った下らない記事で、こんなものにニュース価値
なんかあるとは思えませんが、それでもこの記事にニュース価値があるとする
ならば、

1.「チャーター機の使用料が4100万円」

2.「G7にかかったすべての経費6000万円」

3.その理由の財務省の説明

そのぐらいではないでしょうか?

そしてこの記事の書き方で、問題だな〜と感じたのは、
┌--------
使用料が4100万円「にも」上ることが「明らかに」なりました。

G7にかかったすべての経費6000万円の「約7割に上りました」。
乗ったのは6人で「一人あたり約680万円かかった」計算になります。

問題の会見の後、中川前大臣がバチカン市国の視察を行っていたことが分かり
ました。財務省の国際局長や現地の大使が同行し、
└--------
センセーショナルに伝えようという熱意(?)からなんでしょうけれど、「にも
上ることが明らかになりました」ってねえ・・・そんなもの別に秘密でもなん
でもない、チャーター機の航空会社か、担当した役所の部署に聞けば誰でも分
かること――――。

それを、さも隠されていた真実を暴きました!かのように「にも上る」「明ら
かになりました」ーーーこういう書き方を《煽っている》とか言いませんか?

さらに、

「約7割に上りました」「乗ったのは6人で《一人あたり約680万円かかっ
た》計算になります」ーーーだからチャーターにしたのは犯罪だ、とでもいう
のかいな?

そして、

「視察を行っていたことが《分かり》ました」ーーーこりゃお忍びの、秘密の
スケジュールが発覚した!ーーーこんなものわざわざ《取材》なんかしなくて
も、渡されたスケジュール表に載ってることじゃないの?

正しく書くならば「視察を行いました」だけでいいんじゃないのかい?


たまたまこの記事を例に出しましたが、最近の報道記事は、誤字誤変換文字が
多いのは目をつぶるにしても、こういうバレバレの印象操作的書き方が多く、

ようするに書き手=記者の質がそれだけ低下している・・・そんな気がしてな
りません。ーーーマスコミ記者の質が低下しようがどうしようが、そんなこと
は大した問題じゃない、といえばそりゃそうなんですけれども、

こんなオツムの程度では、頭脳優秀な小ズルイ官僚にコロコロと丸め込まれて
いいように操られ=官僚の意のままに世論が操作されている・・・という具合
になっているような気がして、----実際にそうだと思います----

ーーー暗澹たる気分になってきます。

しかしとはいっても、バカにつける薬はない=記者の覚醒なんか望んでも仕方
がないですから、わたし達の一人一人が、こういうものに騙されない自己防衛
を心掛けるしかないんでしょうね〜〜〜

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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