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硬派的題目 ――――――――― by 老玩童 OJIN
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| ☆ 朝鮮は日本の植民地だったの?! ―――――――― 2007/11/05
OJIN は「我が人生三分の二故事」の中でも書きましたが、
ーーー本の虫、読書が大好きでございます。
今回7年ぶりに帰国することになって考えましたのは、文庫版の古本をどっさ
り買ってこよう!ということでした。どうして古本で文庫版なの?、ですか?
古本は、勿論新刊書の半値以下で買えるという経済的理由、文庫版は、飛行機
の預託荷物の重量制限20キロが原因でございます。新刊書の厚い装丁の本と
比べますと2.5倍〜3倍の量が可能になります。
忙しいスケジュールの合間を縫いまして神田の古書街へと‥‥‥でもあそこは
あんまりよくないですね。ーーー学生街に近いせいなんでしょうが、大学生が
参考に読んだのであろう小難しい本が大半で、 OJIN が狙っているような種類
のものは僅かしかありませんでした。
ーーー前置きが長くなりましたが、
でもまあそこそこ買い求めまして、さて、帰国の日、羽田空港にやってまいり
ましてチェックインを済ませて免税エリアの書店。眺めておりましたら「今の
韓国・北朝鮮がわかる本」という文庫版の新刊書が平積みされておりました。
パラパラと拾い読みしてみると、うん、なかなか正鵠を得たことが書かれてい
る。ーーー唯一の新刊書を買い求めました。
この本の著者重村智計[しげむらとしみつ]氏は、1945年中国遼寧省生れと
いうことなので OJIN より2歳年長で、早稲田大学法学部を卒業後毎日新聞の
記者となり、現在は早稲田大学国際教養学部教授とのこと。
戻りましてじっくり目を通してみましたら、、深い造詣に裏打ちされた内容で
実に啓発させられる良書だったんですが、中の1点だけ「??」――――これ
は重箱の隅ではなく、いかに素晴らしい内容であっても、その根幹がおかしけ
れば読者をミスリードするのでは、と感じましたので書かせて頂くことにいた
しました。
P30〜31に書かれている部分を抜粋すると、
┌──────────
一方、今の韓国人と朝鮮人は、現代の日本についてまったく知らない。戦後の
日本の民主的システムと、多くの日本人が過去の歴史を反省している事実を知
らない。戦後の日本の変化について、韓国では教えていない。
一方、日本人の多くは近代の朝鮮半島で日本人が何をしたのか、を知らない。
何故日本と韓国・北朝鮮はうまくいかないのか。それは、我々の先輩の日本人
たちのせいである。今の我々は、その後始末と尻拭いをさせられている。だか
ら、過去の日本人の責任を追及する権利が、今の日本人にはある。
さらに、現代に生きる日本人は、将来の日本人のために、歴史の責任を負って
いるという現実も忘れないで頂きたい。
明治から昭和にかけての日本の指導者に、もっと歴史を見通す品格があれば、
今の日本と韓国・北朝鮮の関係は良くなっていたはずだ。隣の国を植民地にす
るのは、教養も歴史観もない決定であった。さらに、その統治方法にも問題が
あった。
帝国主義を非難された欧州諸国でさえ、隣国を植民地にはしなかった。
この過去の日本人の失敗の責めを、現在の日本人は負わされている。この歴史
の現実から逃げないでほしい。それが、今の韓国と北朝鮮を理解する1歩なの
だ。
└──────────
この他にも「日本の植民地時代」とか「日本の植民地支配」とか「日本の植民
地政策」という言葉が随所に出てきます。
ーーー朝鮮半島は大日本帝国の植民地だったのか?
この問題について、少し検証してみようと思います。
まず「植民地」とはどういう状態の地域なのか?
「goo 国語辞典」によると、
┌--------
1−ある国からの植民によって形成された地域。
2−特定国の経済的・軍事的侵略によって、
政治的・経済的に従属させられた地域。
└--------
三省堂国語辞典によれば、
┌--------
1−移住者が経済的に開拓した外国の地域。
2−新しく属領となった外国の地域。
└--------
さて、
朝鮮半島の場合「ある国からの植民によって形成された地域」とか「移住者が
経済的に開拓した外国の地域」というのは、当時の朝鮮半島には当てはまらな
いでしょう。
なにしろ当時の朝鮮(大韓帝国)の人口は1300万人とも、
http://homepage3.nifty.com/ykawamura/genzan/histry.html
2000万人と書かれているものもあります。(こちらは信憑性がイマイチ?)
http://yoshre.cocolog-nifty.com/blog/cat2307327/index.html
どちらにしろこんな大人口では、日本人の「植民によって形成された地域」で
ないことは明白で、「そういう植民地」ではなかったということになります。
では次に、
「特定国の経済的・軍事的侵略により政治的・経済的に従属させられた地域」
はて?日韓併合の以前に、当時の大韓帝国を日本は「経済的・軍事的侵略」し
たことがあったっけ?ーーーそんな歴史的事実はどこにも無いですよね〜。
では「新しく属領となった外国の地域」なのか?
以前「nanka さん」の質問に OJIN や他の皆さんが参加して討議したことがあ
りましたが「どの国から開放する為に日本軍は戦ったの?」
なぜか当時から“日韓「併合」”という言い方をされるようになったので誤解
されている部分もあるようですが、あれは、どちらかがどちらかを吸収合併し
たのではなく、フィフティフィフティの「合邦」だったのです。
まあ、「併合」でも「併せ合する」という意味ですから間違いではありません
が、「日韓」と日本のほうを先にしたために、(支配的な)吸収合併というニュ
アンスで受けとられることが多いんでしょうけれども――――、
なにより、ビルマを植民地にしたイギリスのように、ビルマの元の国王と王女
はインドに送られ、不遇のうちに没したのとは違い、大韓帝国の皇族は日本の
皇族に準じる王公族として遇されています。このことからも、2ヶ国の統合は
「支配併合」ではなく「対等合邦」であったことが裏付けられます。
同じように、本来日本の領土ではなかったものが日本領土となった台湾なんで
すが、台湾の場合は違います。――――台湾は、日清戦争の結果清朝から「割
譲(割って譲る)」されたもので、こちらは、直接そこの地域に対してではない
にせよ「軍事的侵略により従属させられた地域」ということで、植民地という
ことになりましょう。
まあしかし、
そんなことをグダグダ言っているよりも、ちょっとアメリカ合衆国の成立履歴
を眺めてみましょう。
アメリカ合衆国というのは、元々アメリカインディアンが暮らしていた大陸の
東部の一部を占領してイギリスの植民地とし、そこにヨーロッパ人が移り住ん
できて、原住民を圧迫しながら植民地を拡大、ーーーいつしか本国の重税に耐
えかねた移住植民地人が反乱を起して東部13州が独立し「アメリカ合衆国」
が成立しました。
その後、ジワジワと周辺地域の原住民を殺したり追い出したりしながら移民を
入れて、新しい州として参加する地域を増やし、1803年、ミシシッピ川以
西のルイジアナ地域をフランスから「購入(買い取った)」。----現在のルイジ
アナ州ではありません。ミシシッピ川中上流以西からロッキー山脈までの広大
な地域です。
ーーーこれで、現在の東部から中西部までがアメリカ領になりました。
さらに、スペインからの独立を果たしていたメキシコの領土だったテキサスや
カリフォルニアを含むニューメキシコ地域でもジワジワと移民を増やしていっ
たので、両国関係が悪化し米墨戦争。(墨=メキシコ)
その後紆余曲折はありましたが、最終的にテキサスからカリフォルニアにかけ
ての広大な地域がまたアメリカ領になりました。ーーーそして最後はハワイの
王朝を潰してアメリカ領にした。
ジワジワと侵蝕=移民を送り込んで人口比を増やし、住民の意志であるとして
自国領土に組み入れる=まさに「ある国からの植民によって形成された地域」
「移住者が経済的に開拓した外国の地域」=植民地そのものです。ハワイなん
かは=「軍事的侵略により従属させられた地域」=植民地そのもの――――。
しかし現在、アメリカ大陸の、アメリカ合衆国の各地域やハワイを植民地とは
誰も言いません。で、日本は対等合邦したり、正式な条約によって「割譲」さ
れた地域でも植民地植民地と、他国からいわれるだけでなく、自国のインテリ
にまでそう理解されているようです。
〜〜〜どうしてなんでしょうね〜〜〜
あれ?
でもこのアメリカの膨張拡大の履歴って、、現在の中国が内モンゴルや新疆ウ
イグルやチベットなどの、元々は自国の領土でなかった地域でやっていること
と同じ?=漢民族を続々と移住させて人口比を逆転させ、民意(正義?)は我に
あり。チベットなんか明白に「軍事侵略」したんだから完璧なる「植民地」。
旧満州でもやられたな....ノホホンと来るもの拒まずをやっていたら、いつの
間にか人口の大部分は漢民族になっていて、そうなったら住民の意志は「ここ
は中国だ!」ーーーこういう流れだと、これからやられるのはどこかな?
ロシアの極東地域かな?軍事政権だからダメ!とか、アメリカやEUや日本が
アホなことをホザいているから中国寄りになってきてるミャンマーかな?
ああ〜あ〜〜、どうしようもないバカ日本。
この本の230Pから232Pに書かれている、
┌──────────
太平等戦争の最大の原因はこのコミュニケーション能力の欠如だった。
日本は、1941年にコーデル・ハル米国務長官の「ハル・ノート」を「最後
通告」と勝手に解釈した。これが歴史的な大失敗だった。誤った解釈で太平洋
戦争に突っ走った。
----一部省略----
戦前の指導者達は米政府に「ハル・ノートは最後通告か」と聞くべきだった。
このコミュニケーション能力がなかった。あるいは「ハル・ノート」の内容を
日本のメディアに報道させる方法もあった。国際政治にはこうしたしたたかさ
が不可欠だ。
報道されれば、米政府は「最後通告ではない」といわざるをえない。この時点
では米議会と世論は「最後通告」を認めなかったからだ。だから、まだ交渉の
余地は残っていた。
----一部省略----
だいたい欧米での外交交渉では、「最後通告」との明言や条件がない限り「最
後」とは考えない。また、決裂した途端に交渉が再開される。戦前の指導者に
は、この常識がなかった。日本の指導者たちは「最後通告」と思い込んだ。
これも、異質性への理解を欠いていたからである。
日本の「思い込み」が、国際社会で通用すると勘違いした。国際紛争や戦争の
原因の大半は、こうした指導者たちの判断ミスで起きる。これは国際紛争の理
論である。こうした事例は、日本人のコミュニケーション能力の欠如を露呈し
ている。
└──────────
中国で生活しておりますと、日常的に主張の衝突があり、口角泡を飛ばしての
激論になることも珍しくはありません。けれど、その話題が終ったら、途端に
中国人は、さっきの激論は何だったの?というぐらいケロリとして、「ところ
で御飯は何を食べようか?」。
中国人の「口角泡を飛ばす激論」は、自分ほうの主張を相手に認めさせるため
のテクニックにしか過ぎないのです。だから認めさせたにせよそうでなかった
にせよ、その話が終ればもうテクニックも使う必要がないので普通に戻るわけ
です。
ところが日本人は、テクニックでやっているつもりなどサラサラなく、本気で
やっていますから話が終っても元には戻れ(り)ません。
植民地の話題から脱線いたしましたが、こうした異質性を理解していないと、
hideおじさんの上司のように「いやぁ〜、将来の双方の会社の友好を考えたら
無碍[むげ]にもできんだろ」とハードルを下げて、「結局は儲けにならず自然
消滅のような形で終焉」ーーーという結果に終るのが関の山でしょう。
まあこの本は、植民地認識以外では核心を突いていて、阿[おもね]りも追従も
無い良い本ですから目から鱗になると思います。読んでみようかなと思われま
したら、
こちらからどうぞ〜♪ → http://chinachips.fc2web.com/tiny/071105.html
= おわり =
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┌──────────「hideおじさん」
OJIN さん、奇遇ですね、私も今同じ本を読んでおります。
ちょっと軸足が朝鮮半島寄りではありますが、彼ら=朝鮮半島人)の考え方は
よく理解できて、なるほどと思えます。 それだけに、歴史認識についてその
他大勢の識者と同じ意見なのが残念です。ーーー特に OJIN さんが指摘してい
た「過去の日本人が悪かったから今の日本人が責任を負う」というのは、賛成
できません。
朝鮮半島の人間が言うのなら分かりますが、日本人がこういう理解だけでは、
結局、未来永劫日本人は「過去を反省」し続けなければなりません。それでは
今と何等変わらないのではないでしょうか。
「過去の清算」という言葉はよく耳にしますが、何をどうすれば清算となるの
か、具体的に挙げてもらいたかったです。
彼らの言う通りの「歴史」を教えることか、お金を払うことか、どうなのか、
「反省・反省」とはいうものの、どのような反省が彼らを納得させるのか教え
てもらいたいです。
重村先生は、長年朝鮮半島のことに携わってきたのは良く分かりますが、私が
仕事を通じて感じたのは、日本がどれだけ詫びようとも、言うがまま補償をし
ても、さらに彼らの主張に合わせた教科書を作成しても、――――日本人が何
か言ったら、結局現在と同じように「やっぱり反省していない」とクレームさ
れるだけだと思います。
従軍慰安婦問題にしろ、韓国から日本に対して「ある程度認めてくれたら韓国
世論も収まるから」というサジェスチョンがあり河野談話が出たといわれてお
りますが、結局収まるどころか却って火がついたのが良い例です。
朝鮮半島の言うがまま、全ての日本人は過去を肯定的に話してはいけないとす
るなら別ですが、それでは民主主義国家を自ら捨て去ることでしょう―――。
ですから、できもしないことをウワベで謝罪するのではなく、明確に「もう終
わったこと」という態度をとることが必要だと思います。それで日韓関係が悪
くなったとしても、お互いを理解する上で避けて通れないことだと割り切るこ
とも外交(でも仕事上でも)として必要なことだと思います。
「道徳的に劣る」とかいろいろ言ってくるでしょうが、日本としては、何も韓
国の物差しで考える必要はありません。何といわれようとも、「これ以上譲歩
はできません」とハッキリすべきです。「仲良しこよし」が外交(仕事)ではあ
りません。国と国(会社と会社)の付き合いですから、メリットが無いことを何
時までもする必要はないのです。
今の日本のあやふやな態度のままでは、韓国もいつまでたっても変な日本への
コンプレックスや「過去」から脱却できないのではないかと思っております。
韓国は、既に先進国の仲間入りを果たしているのですから、自分で解決できる
力があるはずです。
└──────────
┌──────────「闇夜のカラスさん」
OJIN さん。どうもどうも。
先週は大陸と台湾に行ってきましたけど、本当に議論は好きですね。(台湾は
まだしも冷静に進みますが)お互いの主張を激論、、結論が出なくてもその後
の乾杯は欠かせませんね。
最初は戸惑いましたがもう慣れました。それから、妥協は敗北へのスタートと
いうことも良く解ります。4千年?5千年?の歴史を持つ人民に対抗するには
疲れます。でも、それが面白い部分でもあるんですけどーーー。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
本当に日本人の「ディベート」技術は、世界水準からするとお子様並ですね。
それで今回の「みつけよう面白・有益メルマガ」では「ビジネスに必須!3分
間でディベート」を紹介してみることにしたんですけど、「妥協は敗北へのス
タート」、、はっきり主張しないで曖昧な態度でいたら、正にこの通りでしょ
う。
「疲れます。でも、それが面白い部分でもある」ーーーこういう境地にまで至
ることができれば大丈夫ですね♪
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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