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硬派的題目 ―――――――――――――― by OJIN
☆ 靖国神社には戦犯“も”祀られている..のか? ―― 2002/08/22 -------------------- ――或るメールマガジンへの手紙―― -------------------- ***さん、こんにちは ≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡の OJIN でございます。 ご無沙汰致しております。 いつも愛読させていただいております。最近は、中国側の発行スタンドが使え なくなったりと大変なご様子ですが、頑張ってください。 ところで本日はーーー拝見しておりますと、日本側の投稿者にあまりにもバカ が多いので、腹に据えかねて書かせて頂きました。可能であればご採用頂けれ ばと思います。 ┌-------- │貴誌では、投稿物の著作権・版権は全て貴誌に属すると謳[うた]っておられ │ます。が、わたしの場合は留保させていただきたいと思います。 │ │と申しましても、貴誌が今後出版など収入に結びつく事情となりましても、 │その稿料をなどとは申しません。わたしのほうでの掲載その他の利用に制約 │を受けたくないが為ですから、悪しからずご諒承を頂きたく希望します。 │以上、後日のため申し添えます。 │ │数えてはおりませんが、貴誌投稿規程の2000文字までという制限にも │引っ掛かるかとも思います。よろしくご按配の程をお願い申し上げます。 └-------- ┏━━━━━━━━━━「ここから投稿部分」 (この文は、基本的に日本人に向けたものであるとご理解ください) わたしは、≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡という8000部程度のささ やかなメルマガを発行しております OJIN と申します。現在は中国に住いし、 中国の市井にて暮らしています。 ーーー自分では自分の考えは右でもない左でもない、そう思っています。 そんな関係からこのメールマガジンには特別な関心があり、創刊当初より購読 させて頂いておりました。本日は、皆様の投稿を拝見いたしておりましていつ も気に懸っておりました事を少しだけ述べさせていただきたいと存じます。 それは、多くの方が、討論内容についての基本的な事実を認識することなく討 論に参加されているように感じられることです。事実も知らず、安易な意見を 垂れ流す事は、逆に両国の友好に害を齎[もたら]すことになるのではないか、 と懸念いたしました。 一例としては、最新号にも掲載され、過去にも度々登場したこともある靖国神 社や戦犯に関してです。わたしは反論となるような記事を見かけた記憶がござ いませんが、もしもございましたものなら失礼をいたします――――。  靖国神社には「戦犯」“も”祀られている ...... のか? 以下は、最近の弊誌に掲載した記事です。 ┌―――――――――――――――――― 靖国神社には戦犯が祀られている、という人がいます。マスコミしかり、左翼 しかり。――――では、彼らの内、「戦争犯罪とは何か?」と問われて、正し く説明できる人はいったい如何ほどおるでしょうか。 さらに「A級戦犯」「B級戦犯」「C級戦犯」の違いは?ーーーと問われたら たぶんお手上げではないでしょうか。A〜C級戦犯を、罪の等級だと誤解して いる人は多いと思います。 ・A級戦犯とは「侵略戦争を計画、謀議、遂行した平和に対する罪」 ・B級戦犯とは「戦争法規及び慣習の違反」 ・C級戦犯とは「俘虜の虐待を含む人道に対する罪」 大東亜戦争に限定するなら、連合国側にもB、C級戦犯はゴマンといるはずな のに、ーーー全く不問に付されています。 ちなみに、東京裁判で戦犯とされ、処刑された人々は、米国による占領が解除 された後、全員が名誉を回復されました。従って現在、靖国神社に戦犯は祀ら れていないのです。 昭和20年8月15日の時点において「戦争を始めたこと」を違法とする法律 は、日本の国内法はもちろん戦時国際法にも存在していませんでした。連合国 は、日本の戦争指導者を裁くために後から作った法律、即ち、事後法によって 軍事法廷を開きました。 ちなみに、事を為した当時に違法でなければ、後から作った法律で違法と規定 されても遡って裁かれることはない、ーーーというのが近代法曹の常識です。 さて、日本と連合国との間の戦争は、昭和20年8月15日に戦闘状態が終結 しました。 しかし両者の関係は昭和27年4月28日のサンフランシスコ講和条約の発効 までは戦争状態であり、日本は連合国の占領下にあったわけです。ーーーつま り、サンフランシスコ講和条約によって正式に前次戦争が終結し、日本は占領 を解除されたわけです。 従ってこの間に、国際法を無視した裁判(?)で一方的に処刑された人達は、い わゆる刑死ではなく、本来は「戦死」でなければならないわけです。 サンフランシスコ講和条約の発効後、国会では、戦犯として処刑された人たち の“汚名”を晴らそうという動きが活発化します。その中でもとりわけ熱心に 「遺族は国家の補償も受けられず、その英霊は靖国神社の中にも入れない」と 訴えたのは、社会党の堤ツルヨ衆議院議員だったといいます。 こうした動きの中で昭和28年8月に改正された「遺族援護法」で、旧敵国の 軍事裁判で有罪判決を受けた人々を、日本の国内法では“罪人とみなさない” との判断基準が明確にされ、遺族に年金と弔慰金が支給されることも決定され ました。 戦犯刑死、あるいは獄死という表現は罪人のイメージが強いため、公文書では 「法務死」と記され、また靖国神社では「殉難死」と記されています。即ち、 「連合国が戦犯として裁いた人たちは罪人ではない」というのが国家の意思た る法律上の正答であり、これは当時の日本人の総意だったのです。 靖国神社に合祀する際、誰を祭神とするかを決定するのは靖国神社ではありま せん。終戦までは陸軍省と海軍省、終戦後は厚生省が戦没者を個別に審査して 「祭神名票」作成し、靖国神社がこれを受理し―――祭神一柱ごとに「霊璽簿 [れいじぼ]」を作って合祀しています。ですから現在は祭神名簿を作成してい るのは厚生労働省ということになるのでしょう。 └―――――――――――――――――― ひとつの例を上げさせていただくだけでも、斯く然りということです。 弊誌には、中国人の読者もたくさんおられます。けれどこの記事を掲載しても これに対する反論は一件もありませんでした。弊紙の読者は比較的年齢層が高 く、またリベラルな考えの方が多いせいもあるとは思いますが、正当な主張な らば相対する側の人々もこれを肯んずる所以[ゆえん]であろうと感じました。 中国人の側が「戦犯」と云うのは、これは当然であろうと思います。中国は、 当時の連合国側であり、事後法という近代法曹常識を無視した不法行為を為し た側にあったわけですからこれは当然です。しかし、 日本人が、事実関係も識らず、日本国内で日本人同士が話すような感覚で寄稿 したるが如き文章を、無差別に掲載されるのは如何なものか。 貴メールマガジンは、 ・日中両国の人々が購読し、 ・公開もされている、 そう申しては申し訳ないですけれど―――小さいながらもマスコミです。 例えば、第2次世界大戦後の情勢が異なり、中国と、日本やアメリカなどの連 合した国々が戦い、中国が敗れたと仮定した場合に、"連合した国々"が、 「共産主義は世界に害毒を広める思想であり、そんな思想を掲げて戦争を始め た中国の指導層、毛沢東や周恩来などは戦争犯罪人である」として裁いたとし ても、ーーー中国国民が後々まで彼等を戦犯として指弾するでしょうか? それに等しい愚行を、現在の日本人のかなりの部分の人々は行っていると思い ます。そして、そうした投稿の中では、「中国を侵略して申し訳なかった」と いう言辞もよく目にいたします。 戦争というものは、政治の中の外交という部分のひとつの手段にすぎません。 ある国家が別の国と利害が対立した時、最終的にやむを得ざる場合に使われる 交渉の手段です。ーーーどちらにも正義があり、どちらも相手は不正義である と信じています。 領土や戦争については長くなり過ぎますので、弊誌を宣伝する意図ではありま せんが、こちら のページをご参照願いたく存じます。 http://chinachips.fc2web.com/repo/001000.html の中の ───────┐ 「呑兵衛と酒翁の四方山話」 ←───────────────────┘ なにより、 チカラいっぱい闘った相手から、「ごめんなさい」と言われることが、相手に どんな感じを与えるのか、考えられたことがございますか?例えては申し訳な いかもしれませんが第2次世界大戦でのイタリアとドイツ。 イタリアは、早々に手をあげて降伏し、あまつさえ----いかに政権が換わった からとはいいながら----昨日までの敵国に組して、同盟していたドイツを攻め る。ーーードイツは、本土を蹂躙され、尚、首都ベルリンの地下司令部に突入 されるまで戦闘を止めることはありませんでした。 ‥‥戦術戦略論を申し上げているのではありません。 いま、世界中の評価で、イタリアとドイツのどちらが尊敬されていると感じら れますか?日本にしても、 もしも原爆を使わず、日本本土に上陸して戦ったならば、開戦からそれまでの 全損耗兵力以上の兵員を失いかねず、尚、全土の制圧まで更に何年を要するこ とになるか、と危惧したアメリカがーーー「なんとかなるかもしれない?」と 原爆を使用したものです。 あれでも日本が降伏しなければもう次の手はない、上陸して自国民(自国軍)の 莫大な犠牲をもって戦うしかない。アメリカもそのぐらい必死だったのです。 現在の日本、 経済戦争でアメリカを散々困らせ、はらわたが煮えくり返るような目に合せて います。(日本人はあまり自覚していないようですが‥‥) それでもアメリカ が日本の息の根を止めようとしないのはなぜでしょうか。 先人達のこうした勇気、覇気を尊敬し畏怖もし、息の根までも止めようとした ら、自分も相当な痛い目を覚悟しなければならない、そう感じているからだと 思います。 〜〜〜話が脱線しかかりました。失礼いたしました。 自分が必死になって闘った相手から、ごめんなさいと言われることが、相手に どんな感じを与えるか・・・自分(達)が力の限りを尽くして闘った相手から、 いゃー俺も頑張ったけど、お前も凄かったよなぁー、そう言い、また言っても らえることが、真摯に闘った相手に対する礼儀でもあり、その栄誉を称え尊敬 することになるのだと思います。 アメリカ人が、日本(人)に無差別爆撃をして申し訳なかった、原爆を落として すみませんでした、などと言ったという話を聞いたことがありますか? 逆に 日本人も、無差別爆撃をしたのは何々、原爆を落としたのは何々、などとアメ リカを責めますか? (ごくごく一部の方々は別です) 一所懸命に闘った相手から“申し訳ないことをいたしました”なんて言われた ら、わたしなら、 なにぉー!バカにすんなヨこのやろー!もう一回やるかぁー!! 〜〜〜なんですけどねー。 侵略したとかされたとか、‥‥そんなものは歴史上際限なく繰り返されてきた ことであって、どちらがいいとか悪いとかはない!ことです。ーーー力があれ ば侵略し、なければ侵略される‥‥‥。 では中国が、現在のような広大な国土を有するようになったのは如何なる手段 に因ってきたのか。ーーーまさかにお金で買い取ってきた、という訳でもあり ますまい。国じゃなくても会社でも、力があれば吸収し、無ければ併呑される ・・・同じではありませんか? 相手の論に媚びるのではなく、また、あやふやな知識でただ頭を下げるでもな く、堂々と自己の(自国の)存念を主張しなければなりません。 中国人の側も、ヘラヘラと迎合されることよりも、そういう応対を望んでいる 筈です。皮肉ではなく中国人側は、靖国・教科書・731部隊・南京大虐殺、 などなど、誇大であろうが論拠が薄弱であろうが、自己の存念を堂々と主張し てきております。 その主張に、真っ向から切り返して丁丁発止と渡り合う。 ・ それが(日本以外で通用している)国際社会のルールでしょう。 ┗━━━━━━━━━━「ここまで投稿部分」 以上です。よろしくお願い致します。                            = おわり = ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お便りで頂きましたご意見。 ┗━┛ ┌─────────「NOGUさん」男性@二十代@その他海外 2003/10/31 ヤスクニ神社に関する主張にはまったくあきれました。 日本政府が、処刑された戦犯を「法務死」としたのは、それだけ反省が不十分 だったということに過ぎません。東京裁判は不公正だったとかいうのは筋違い です。有罪判決を受けた殺人犯が、「時効になった奴もいる。不公正だ。」と 叫んで説得力がありますか。 また、「どっちもどっち」というのは米国や英国などと日本との関係について いえることであって、中国との関係についていえることではありません。 中国は一方的な被害者です。 米英がヤスクニ参拝を批判するのなら確かに「おまえらも同罪だ」といえるか もしれませんが、中国が批判するのは当然です。 こんなことも分からないで中国に暮らしておられるのでしたら、あなたが対日 感情の悪化に貢献しているのではないかと心配になります。 └────────── ┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」 1.こんなサイト を紹介しても無理かなぁ....。 http://www10.plala.or.jp/yosioka/ronsou.htm http://www10.plala.or.jp/yosioka/syougen.htm 国際間の事象と、1国の国内法と、また、法律という各々について分別整理、 理解し直されてから土俵に上がって来て頂ければ、相撲をとらせて頂くことも 可能になりますけれども、、、。 └────────── ┌──────────「NOGUさん」2003/11/03 > http://www10.plala.or.jp/yosioka/ronsou.htm > http://www10.plala.or.jp/yosioka/syougen.htm これはまともな歴史研究ではありません。 南京大虐殺は明白な史実で、これを否定したり疑問視するものはすべて「トン デモ」です。 参考として、柏書房『南京大虐殺否定論13の嘘』を挙げておきます。 盧溝橋事件について言われていることもまったくナンセンスです。「日中戦争 は盧溝橋事件から始まり、そこから日本の侵略が始まったというのが一般的な 認識だと思います。」とありますが、これは一般的な認識ではありません。 今日の歴史学の一般的な認識は、日本が偽「満州国」を捏造したことにより日 中戦争が開始されたというものです。だから「15年戦争」と言うのです。 また、盧溝橋事件の「最初の一発」がどこから発せられたかなどということは 問題の本質ではありません。日本軍が盧溝橋にいること自体が侵略の結果であ り、中国はいかなる手段を用いても日本軍を攻撃する権利があったのです。 「他人の家に盗みに入って、発見されて捕まえられそうになったので殺した。 殺したのは相手が捕まえようとしたからだ」などという論理は通用しません。 また通州事件に言及するのもトンデモ歴史修正主義者の常套手段ですが、まっ たくお話になりません。事件当時の通州は、中華民国政府ではなく日本の傀儡 政権である「冀東防共自治政府」の支配下にあった地域で、この地域でおきた 事件がどのようにして中華民国との戦争理由になるのか謎です。 また、民間人を虐殺したと非難しているようですが、民間人といえども侵略に 荷担していた以上、攻撃対象になるのは当然ではないでしょうか。「日本人は 殺されて当然」だったのです。 ゆがんだ民族意識と自己正当化意識を捨て、「日本人の立場」ではなく「普遍 的な正義」の立場で歴史認識を形成するように努力することを望みます。 └────────── ┌───────「気分は情報無限さん」男性@三十代@大阪 2003/11/03 靖国神社には”戦犯も”祀られている..のか? に対するNOGUさんの2003/10/31投稿に関して。 貴方の主義主張を否定するつもりはありませんが、過去日本人が何億人中国人 を虐殺しようとも、今現在の日本が攻め滅ぼされるのを黙って見ているつもり は在りません。 もし万が一そんな事態になるのなら、自らの人体に細菌兵器を仕込んで北京に 自爆テロを敢行します。 そもそも中国に、法治という概念は存在するのかも知れませんが、海千山千の 中国人に対して政治の分野で公正な人道主義について議論するのは有害無益だ と思います。 こんな事を言ったら中国の人々は怒るでしょうが、現実問題として「大躍進」 や「文化大革命」で数千万人の人間を死に追いやった国を簡単に信用は出来ま せん。 さらに申し上げるなら、近隣の人口大国で核保有国なのに戦後補償をしろ!と は、それだけで日本の天敵です。 必要なら中国共産党の悪徳政治家に大量に賄賂を贈って今まで以上に腐敗させ 内乱を誘発して核ミサイルの打ち合いをさせれば良い!とすら考えます。 └────────── ┌────────「和o さん」男性@三十代@会社員@東京 2004/09/06 「大躍進」や「文化大革命」で、数千万人の人間を死に追いやったっていうの は本当でしょうか?ーー本当だとしたらすごい数ですね。 └────────── ┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」 この文言を書かれたのは、以前常連投稿者だった「気分は情報無限さん」なん ですが、さて、引退を表明されてからはトンと投稿が無く、、編集部としては 根拠のある責任を持てるお答えを書くことができません。 どなたか、お願いできる方はおられませんでしょうか? └────────── ┌─────「hideおじさん」男性@四十代@会社員@神奈川 2004/09/08 「大躍進」「文化大革命」において犠牲になられた人々についてですが、自分 なりに調べてみました。ーーしかし、残念ながら正確な犠牲者の数を示してい る資料は見つかりませんでした。 確かに「数百万人とも数千万人」という記述のあるもののありましたが、あく まで「推測」でしかなく、これが本当だ!といえるものはありませんでした。 何故分らないのか? それは、中国当局自身が隠蔽している部分が多いということです。 勿論この事件について、中国自身「自己批判」している文献が多いのも事実で すが、こと「犠牲者」については、分らないことがほとんどです。 ―― 中国人の中には、文化大革命を: 文革という時代は(1966年〜1976年)、罪人を必要とするがゆえに罪人を作り出 した時代で、残虐野蛮、愚昧無知で、獣性のみがあるも、ヒューマニズムなき 犯罪者の時代であった。 ・ 文革は、中国暗部の最たるものであるに違いない。人目には触れさせたくない という気持ちは理解できるが、二度と文革のような悲劇を繰り返させないため に、隠蔽ではなく反対に、掘り起こして歴史に刻むべきではないだろうか。 文革が終結すると、我も我もとばかりに被害者を名乗り出た。すべてがウソ偽 りだとはいわないが、文革の被害者のほとんどは、被害者になる前には加害者 であったり、そのあとに加害者側に組み入れられたはずである。 ーーと表しているものもあります。 そうしたことから、「文革博物館」を作り、二度と同じ過ちを犯さないように しようという提案もありましたが実現に至ってはおりません。これを認めるこ とは、毛沢東を批判する(文革終了後、人民日報でも批判されましたが‥‥)こ とになりますし、過去の「中国共産党」自身を批判することになるからだと思 います。 毛沢東の像を掃除しようとした老人が、謀殺を図ったものとして捕えられたり とか、毛沢東の写真が載っている新聞を捨てただけで「階級の敵」と処罰され たりとかの、いわれなき罪で死刑になり、その処刑費用を残った家族に請求さ れたりと、家族ですらも信じられない暗黒の時代であったといわれています。 このような時代趨勢から、犠牲になった人々は「膨大な数」にのぼるだろうと 容易に推察されます。ーー余談になりますが、小平氏もこの「文革」で一度 失脚し、軟禁状態に長く置かれていたのはご承知の通りです。また、彼の息子 もこの「文革」で捕えられ、下半身不随の身にさせられました。 残念ですが中国の若者には、この文革さえも良く知らない世代が増えています し、私が直に経験した「天安門事件」をも知らない人がいることも事実です。 ですから犠牲者の正確な人数というのは、中国自身でも分らないぐらいの人数 としか答えられないのではないかと思います。 文化大革命とは直接関係ありませんが、山崎豊子氏の「大地の子」を読まれる と、この革命がどのようなものであったのかを多少は理解頂けるのではないか と思います。 OJIN さんの求められるお答えには添っていないかもしれませんが、なにかの ご参考になればと思います。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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