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硬派的題目 ―――――――――――――― by OJIN
☆ 日中両国間の意識の溝を埋めていくには ――――― 2001/11/26 当誌の編集方針は、創刊時の前書きに記してまいりましたように、例え群盲が 象に触れるの如きではあったとしても、この巨きな隣邦の"正確な"姿を日本の 方々に認識していただいて、“誤解や偏見がすこしでも少なくなり、おもねる 事も反発する事もない、両国の―市民レベルでの―自然な友好の為の一端とし てでも役立ちたい”でございます。 "我愛中国"ではありますが、ただ、それは盲目的に思い入れるというスタンス ではなく、是なるもの非なるものを正確に認別して、その是非の認識の元で尚 友好を求める立場でありたいと考えております。 現在の両国の互いの認識状況を鑑みまするに、中国にあっては"小日本鬼子"で あり、日本においては"チャンコロ"。―――そんなレベルがかなり多いように 感じられます。そんなお互いの認識を、微力ではあっても少しでも改まる手助 けが出来れば、ーーーと考えております。 日本人は、へんに遠慮したり、卑屈になったりおもねたりせず、もっと自己の 所信を--強く--主張するべきではないかと思います。そんな中からしか、真の 友好関係が育まれることはないと思います。 特に現在の中日両国間の意識の問題には、前次戦争の影響が大きな影を引いて いると思うのですが、、戦争状態における戦闘行動の結果というものは、戦争 という中でのやむをえない面と考えざるを得ないのではないでしょうか。 南京大虐殺として争論されている件についても、、 あったとかなかったとか或は何十万が多いとか少ないとかの議論の前に、先ず 考えるべきは、当時の南京の市民人口がどのくらいで、篭城した中国軍兵がど の程度で、避難流入していた人口がおおよそどのぐらいだったのか。 また、進駐した日本軍がどれほどのもので--当時の軍制は分りませんが--補給 兵站、看護医療、土木工兵、等の非戦闘部隊を差引いた戦闘部隊の人数はどの ぐらいで等々を積み上げ、そこから正確な事実への推論を試み、その上にたっ て謝するべきは謝す、拒するべきは拒す、というのが筋でしょう。 けれど、それをいうならば、銃弾銃剣をもっての殺戮と、爆撃機からの無差別 殺戮のどこに相違があるのかとも思います。 E-Magazineさんへお便りをいただいた「50代のおじさん」も書かれておられ ますように、 ┌-------- │日本は米国の空襲や広島長崎の原爆を経験しました。 │無差別の一般市民への攻撃です。 │だからといって米国を悪鬼羅刹のように教育してはおりませんし、 │戦争という中でのやむをえない面と考えるようになっています。 └-------- というのが常識ある普通人の認識ではないでしょうか。 --無差別爆撃というのは、作戦としては非常に稚拙なものだとは思いますが。 そもそもそんなことの以前に、反政府を標榜して闘う内戦でのゲリラ戦ならば ともかく、自国の国民を守るために行われる対外国戦において、正規軍が自国 の国民を盾にする都市ゲリラ戦を行うということが有りうべきことなのでしょ うか。 司令官はいち早く脱出を果たし、残された部隊に徹底抗戦を命令する・・残留 部隊は民間人の中に紛れ込んで非戦闘員を盾に使う。・・・軍事の専門家では ありませんのでよく分りませんが、普通の市民の感覚からすれば、----便衣隊 を含む----こんなものを作戦と呼べるようなものとは考えられません。 岩や木ではない、盾にされた国民(市民)が弾に当ってしまうのは自明の理で あって、そんなていたらくであった国民党政権が支持を得られず台湾に敗退し ていったのもむべなるかなと思います。 OJIN は、親中国でも反中国でもありませんが、再び「50代のおじさん」の 言葉を借りて申し上げるなら、、 ┌-------- │政治としては相互の憎しみを減らす方向に、憎悪の記憶を消す方向に、 │アクションをとるべきものと考えます。 │教科書を、国民的な憎悪の記憶を繰り返し再生産する道具に使っては │なりません。 └-------- 現在の中国は、内政に様々な問題を包含しています。そのため、国民の目を外 に逸らしておかなければならないというのが実態でしょう。ですから、いまの 対外国論調----特に日本とアメリカに対する----もそんなスタンスからという ことも理解できるのですが、なろうことなら一日も早く国内の懸案が解決でき て、トーンダウンした姿勢で臨んでも大丈夫なようになってほしいものと希っ ています。 以下は余談です。 当誌や他のマガジンでご紹介しているいろいろな話の中で、中国人ってずいぶ ん礼儀もマナーも知らない国民、という印象をもたれるのではないかと思いま す。けれどどこの国にも礼節を弁えている人々と、礼節識らずの二種類の人々 はいるものです。 ただ中国の場合は、礼節を識らない人々の比率がかなり高いのだと思います。 暮らしている中での感じを忌憚なくいわせて貰えば、7〜8割が“識らず”派 というか“没有関係=関係ない”派だと思います。                         = この稿おわり = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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