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オヤジの嫌味 ―――――――――――― 2009/08/28
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☆ 右翼オヤジの憂鬱 ―――――――――――― by hideおじさん
毎年この時期になると、原爆と戦争にからんだ特集がマスメディアを賑わす。
言葉は悪いかもしれないが、今や日本の風物詩といえるかもしれない。
当然ながら、終戦記念日に合わせて先の戦争、その時代背景について考えるこ
とは重要なことだと思っている。ただ個人的には、
毎年のように日本はあれも悪かった、これも悪かった、あんな酷いこともした
こんな残虐なこともした、etcのオンパレードでは辟易してしまうというの
も正直な気持である。
一方で、戦争を語る人間が年々少なくなっている。記憶が風化され語り継ぐ人
もいなくなってしまう、というような論調も聞かれることが多い。
最近、この手の戦争特集や実際の体験者の話が、若者にはさっぱり人気が出な
いらしい。識者らは、戦争の記憶が風化されてきているからだとか、世の中の
右傾化が心配されるなどと神妙な顔つきでテレビで語っている。
だからより一層の平和教育が必要、というのが結論らしい。
私が思うに、多分この人たちは、本当の理由に気が付いていないのではないだ
ろうか。ーーー「人気がない」「興味がない」というのは、平和教育の不備で
もなければ、遠い過去になったからでも、世が右傾化しているからでもないと
思う。
周りの若い社員などに聞くと、単純に「面白くない」からだそうだ。
その理由はというと「最初から結論が判りきっているから」見るまでもないと
いうことらしい。
「戦争は悪い」ということは小さい頃から教わっており、当たり前過ぎて「今
更」という気持になるし、「何でも日本が悪い」ではリアリティがないという
のだ。
「どんな番組でも、結局日本は悪かった、でしょ?うんざりしませんか?」
「話を聞いていてもちっとも面白くない」
「それでどうするのか?という話が見えない」
毎年毎年同じような番組で、同じような画像や映像を見せられては、いい加減
飽きてくるのかもしれない。中には「戦争が悲惨なものというのはよく判るけ
ど、テレビでそんな写真ばかり出されると見たくなくなる」という意見もあっ
た。
そこそこ生活に余裕をもった家庭に育った彼らには戦争そのものがリアリティ
に欠けるのか、それとも、しつこいぐらい上から繰り返される平和教育に嫌気
がさしているのか、それとも「どうだっていい」という無味な気持からだろう
か。
マスコミはそんな風潮にある程度気が付いてか、どんどん刺激的なことや過激
なことを取り上げているのかもしれない。
でも、それでは逆効果になってしまうのではないだろうかと右翼オヤジも心配
になってしまう。日本は悪かった、というばかりでは、かえって若い人たちを
逆方向に振れさせるのではないだろうか?
最近の若者には、所謂右翼的発言をする者が増えてきたとも言われている。
それ自体悪いとは言わないが、右左の意見を理解した上での発言ならば良いが
勢いや反発で扇情的に右翼的になってしまうはよくないだろう。
平和教育というものを蔑ろにしてよい訳ではないし、黒を白と言えとも言わな
いが、ただ、教育にしても報道にしても、今までのやり方を見直す時期にきて
いるのではないかと思う。
だんだん戦争を語る人間が少なくなってきた今だからこそ、公平な視点という
のが求められるのではないだろうか。
やはり、
「日本は悪い」だけでは本当の平和教育にはならない、ということを若者が教
えてくれているのかもしれない。
= この稿おわり =
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┃ ┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「onestoさん」73才
初めまして、「右翼オヤジの憂鬱」を読んで感じた事。
私の父親は戦前、小学校の教師をしておりました。昭和23年、父は教師を辞
めました。定年1年前の事でした。辞めた理由は「戦後の教育についていけな
い」という事でした。
当時私は小学生でもあり、この「戦後の教育についていけない」という退職理
由を深く考えもしませんでした。今、私は定年退職し自由な時間ができ、種々
の読み物に接し、父の退職理由が分かってきたように思っています。
父の立場に立ってみますと、終戦の日を境に「日本は戦争を起こした悪い国で
ある」という、今まで教えてきた事と180度違う事を生徒に教えなければな
らない。ーーー例え「喧嘩両成敗」といえども。
広島、長崎、そして東京を始めとする都市での非戦闘員に対する甚大な被害。
教え子に「日本=悪」説を教える事により、将来日本はどうなるか。等、色々
考えた末の結論が、教師を辞める、という事だったのではないか。と思ってい
る次第です。
先日、NHKで旧日本海軍の人達のドキュメンタリーテレビをやってましたが
取材デスクが、大東亜戦争勃発の結論は行政の縦割り組織の弊害だ、と言って
ましたが、それは大間違い。
「大東亜戦争は何故起こったか」を考える場合、当時、ウーズベルト、チャー
チル、スターリン等が、日本に対し何を考えていたか、この点を明らかにする
事がポイントなのに。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさんから」
onestoさん、貴重なお話ありがとうございました。
私の父母などは、戦後、学校でさせられたことといったら「今までの教科書を
墨で消すことだった」と言っておりました。子供ながらに何とも言えない抵抗
感があり、戦争に負けるということはこういうことなのかと思ったとも言って
ました。
昨日まで、日本は良い国、歴史ある国と教わっていたのが、今日は日本は悪い
国と教えられたら、子供でなくとも戸惑いがあるでしょう。それがそのままに
されてきたので、何か背骨がないとでもいったらいいのか、パブリシティーに
欠けた国民になったのかもしれません。
その点、一本筋を通したお父様は尊敬しますが、それが教育者といえるのでは
ないでしょうか。
戦争は悪いと思いますし、してはいけないものだと思います。しかし私が常々
思っているのは、戦争だって相手がいるからこそのものです。一方だけに全て
の責任を押し付けて、他の考えを封じてしまうことが、平和だとはいえないと
思うのです。それで済ませてはならないとも思います。
本当に平和教育が大切だと思うなら、勝った国負けた国双方を見て、何があっ
て何がどうして、戦争という結末になったのかを考えなければ、本当のところ
は判らないのではないでしょうか。
勝った負けたではなく、両方の立場や原因、責任を明らかにしてこそ「平和教
育」だと思っています。今の日本のように「負けた国」の言い分を語ることが
あたかも平和に反することという見方では、平和にはならないと思います。
└──────────
┌──────────「tenyoufoodさん」
┌--------
最近の若者には、所謂右翼的発言をする者が増えてきたとも言われている。そ
れ自体悪いとは言わないが、右左の意見を理解した上での発言ならば良いが、
勢いや反発で扇情的に右翼的になってしまうはよくないだろう。
└--------
群集心理は、集団を引っ張る意見に同調する傾向のことをいうので、扇情的な
勢いに乗りやすい、人間の性質の現れです。
従って「戦争は悪だ悲惨だ」という刷り込みを絶えず行わなければ、扇情的右
翼に引っ張られる破目に陥るのです。
┌--------
「日本は悪い」だけでは本当の平和教育にはならない、ということを若者が教
えてくれているのかもしれない。公平な視点というのが求められるのではない
だろうか。
└--------
このような、一見至極穏健な、尤もだと誰しもが思うような事柄を突破口にし
て扇情的右翼の宣伝が始まるのです。「公平な視点」とか「本当の平和教育」
の言葉は、使う人によってはそのような毒を含んでいるのです。気をつけまっ
しょい!
ーーー綺麗な言葉には棘がある、旨い話にはウラがある。
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┌──────────「ana5さん」
単純に、自分達にして欲しくない事は悪、してもらいたい事は善、で良いので
は? 現在の自分に当てはめて考える、相手の行為も自分達の行為も同じ基準
で、ーーーそれで十分だと思う。
好きなのでついでに、歴史学者の岡田英弘氏、学びへのいざない
http://edevice.fujitsu.com/jp/catalog/find/19-5j/pdf/19_5j_mana.pdf
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┌──────────「hideおじさんから」
ana5さん、岡田英弘氏のお話非常に興味深く読ませていただきました。
また、ご紹介いただければ幸いです。ありがとうございました。
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┌──────────「大陸流浪人さん」
ーーー人類の歴史とは戦争の歴史であった。
生きるためであり、食料を確保し、女を奪い、予備戦闘員としての子供をかど
わかすこと。これが人間の歴史である。女は当然再生産、即ちグループの人数
維持のためであり、人数が増えれば食料再生産の道具となる。
しかし、食料が不足すれば他のグループのエリアを侵略し食料の略奪をする。
この略奪を阻止するために、小グループが集まってより多きなグループを作る
これが国家の始まりであり、民族の始まりである。
この根本的な人類の歴史を教えずに、ただ戦争が悪いとか、右だ左だと言って
みても何の教育にもならない。
〜〜〜なんちゃって!!!!
└──────────
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┌──────────「hideおじさんから」
┌--------
ーーー人類の歴史とは戦争の歴史であった。
└--------
大陸流浪人さん、その通りですね。大きな戦争の後は、いつの時代でも「戦い
のない世界」といわれ続けてきたのに、現代でも戦争はなくならない。
「本能」という言い方もあるかもしれませんが、何度も世界中が考え直すきっ
かけがあったのに、それすら満足にできていない。仰るように、その根本的な
ことを理解しないで、ただ戦争が悪いとしただけでは、さらに観念的に右・左
を語っても、満足する教育となるのか疑問であります。
綺麗事なら幾らでも言えますが、時と場合によってはゲンコツも必要だと思い
ます。それもまた人間と考えなければ、平和はいつまでも念仏になってしまう
ような気がしてなりません。
└──────────
┌──────────「tenyoufoodさん」
動物には「攻撃本能」がある。動物が攻撃本能を発揮する機会は、
1)捕食 <異種間>
2)縄張り保存 <縄張りへの外部からの侵入阻止>
3)群れの中での順位争い
4)共食い <飢餓や混乱期の同種間>
これ以外に、ヒト特有の攻撃本能が備わっている。ヒト以外の動物には明瞭な
発情期があるが、ヒトには明瞭な発情期はなく、一年中発情しているように、
上記以外の理由による攻撃本能を発揮する。
ヒト特有の攻撃本能は「自己破壊攻撃本能」と呼ぶ。<天洋語録から引用>
ヒト特有の攻撃本能は、人種毎に強弱がある上に個体差もある。この人種差や
個体差に因る、a)争いを好むグループと、b)争いを避けるグループにヒト
は大別できる。
ヒトの歴史で争いを先導してきたのは、a)争いを好むグループであり、b)
争いを避けるグループがそれに従属させられてきた。従って、a)争いを好む
グループは、争いを正当化する理由を絶えず捜し求めている。
ヒト特有の「自己破壊攻撃本能」の行き着く果ては、自己破壊しかなく、その
本能が発揮されるあらゆる可能性を事前に摘み取らなければならない。
ヒトは、歴史や経験を通じて「自己破壊攻撃本能」発揮の徴候がどのようなも
のであるのかを知っているし、それが発揮される可能性を事前に摘み取る方法
を幾多の争いを通じて知っている。
ヒトは、「自己破壊攻撃本能」を自ら制御する智慧を身につけなければいけな
い。丁度、子供が大人になるに従って身に付ける「躾{しつけ}」のように。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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