そういう年齢に達する以前、アホな OJIN は木枯らし紋次郎みたいなニヒルを
気取って斜に構えておりましたーーーー。しかし、斜に構えようと直に構えよ
うと、年齢は容赦なく一歩一歩その歩を進め過ぎていきました。ふと気付いた
時は、
！
？？オレは６０歳を越えている？！ーーーまったくのアホでございますーーー

そこで慌てて指折り数えて、、何年間積立てしたんだっけ？？

２０年！？

また慌てて社会保険庁のサイトを覗いてみましたら、国民年金(老齢基礎年金)
の支給要件は「保険料納付済期間と、保険料免除期間の合計が２５年以上であ
ること」となっていました。ーーーあ〜、これではダメだ、ヤッパリ諦めるし
かないなーーーと、落ち込んでおりましたら、

南通と上海の好朋友から「あんた何年海外で暮らしてるの。海外在住期間は納
付していなくても免除期間と同じように合算してもらえるんだぜ。ただ自治体
によっては、そういうふうに認めてくれないところもあると聞いたことがある
から、一度、日本で納めていた社会保険事務所で確認してみたほうがいいよ」

あら、そんな特例処置があるの？ーーーじゃあ、ダメもとでも一度確認してみ
る必要があるなーーー。

ーーー帰国した折に、昔住んでいた町の社会保険事務所を訪ねてみました。

総合受付というカウンターへ行くと、

「どういうご相談なのかこの紙に書いて、呼ばれるまでお待ちになっていて下
さい」と、一枚の用紙と、銀行と同じような、機械から順番待ちの番号札を出
して渡してくれました。

渡された用紙に必要項目を記入して待つこと暫し・・・・。

ようやく順番がきて指定の１番カウンターに座ったら相談担当のオバサンが、
「今日はラッキーですね〜〜」
？？
「何がラッキーなんですか？」
「今日は相談に来る人が少なくて３０分待ちぐらいですが、昨日なんか４０人
ぐらいみえられて、２、３時間待ちだったんですよ〜〜」

およよ、、そんなに相談する人が多いんだ・・・・

「え〜〜と、ご相談の内容は」‥‥と、さっき記入した用紙を見て‥‥「自分
の納付履歴と、海外に住まわれていた期間があるので、それが有効かどうかの
確認、、ですね。海外在住期間を合算するのは問題ありません、では先ず納付
履歴を調べてみましょうか」

たいへん物腰もやわらかく親切で、早速ＰＣ端末をカチャカチャカチャ‥‥‥

「あ！出ました！えーーと、１年ちょっとを東京で、と、２年弱はこっちか」
？？
１年ちょっとを東京で、と、２年弱はこっち？？なんだいそりゃ？？
ーーー完全に失念しておりましたーーー
「あの〜〜、それはわたしのですか？どこの会社での記録ですか？」

「ごめんなさい、こちらから会社名はをお教えできないんですよ。思い出しま
せんか、ほら、ニューのつく会社なんですけど‥‥‥」
！！
「上京したての頃にアルバイトしたあそこ！？あそこで社会保険に入れられて
いたのか！？」ーーー完全に失念しておりましたーーー

「次は観光地で、雲のつく会社‥‥どうですか？」
！？
「○雲○○○土地ですね？！そういえば２年弱働きました。でも、それだけで
すか？２０年近く経営していた会社の記録が無いようなんですけれど？」

「出てきていませんね〜、苗字のほうは読み間違えることはない苗字ですけれ
ど、このお名前のほうは何とお読みするんですか？」

「あれ？読み方にフリガナは無かったんでしたっけ？」

「そうなんですよ〜、以前は漢字だけで読み方が無かったもので、コンピュー
ターに入れるときに、その担当者の判断で読んだまま入れたので、バラバラに
なってしまっているんです」

およよ、そうなんだ。じゃーオレの名前なんか普通の人は絶対読めないアテ字
だから、さて、どういう読み方をされて入力されているのかな〜？

「それじゃ〜こういう読み方では出ませんか？」

カチャカチャカチャ‥‥‥「出ませんね〜」

「じゃ〜こういう読み方ではどうですか？」

「あ！出ました！出ました！え〜〜と、会社名は○○○○で□□年から△▽年
までですね」

「その会社が倒産して、その後別の×××××という会社を興したんですが」
・
それからあーじゃこうじゃといろいろやりましたが、結局×××××会社は出
てこず、調査専門の部署で調べてもらいましょう、ということになりました。
調べがつくまでにはたいがい２、３ヶ月かかりますから、連絡はそれからにな
ります、ということで帰りましたが、

皆さん！姓名の読み方に関してはそういうことなんだそうです！

若いときにアルバイトで働いたところとか、もう忘れているような短い間働い
たところとか、抜け落ちているところがあるかもしれません。思い出して確認
しておいたほうがいいと思いますよ〜〜〜