☆ ポーカー賭博機の大流行 ―――――――――――― 2008/11/08
by 老玩童 OJIN
ナムコで名簿をコピーさせてもらって、それを元に全国のアミューズメント業
者に「中古ゲーム機売ります買います」とDMを流してみましたが、そう簡単
にお客さんになってくれるわけもなく、
ひっそり細々と商売を続けていたら、ある日「横浜でポーカー賭博機が流行り
だしている」という話を耳にしました――――。
ポーカー賭博機?オレは今まで、儲かると分かっていても賭博機(のリース業)
だけはやらないと決めて頑張ってきたんだ、、しかしどんな具合なんだろう?
早速横浜のポーカー喫茶なるものに行って見ていると、スペースインベーダー
時代の100円玉のように、お客さんの千円札が次々と機械の中に吸い込まれ
ていく!----それまで、千円札を投入するゲーム機はありませんでした----
このポーカー賭博機は、ボナンザという横浜のゲーム機輸入業者がアメリカか
ら輸入して(オリジナルはコイン投入式)販売したが全然人気がなく、ボナンザ
は在庫を抱えて倒産寸前。
やぶれかぶれで、試しに千円紙幣識別機を取り付けて出してみたら、あ〜〜ら
不思議!ーーー朝から晩までお客さんがひっ着いて離れない!引っ張りだこの
人気者になってしまったのだそうです。
この後、このポーカーゲームは全国的な大流行となり、家屋敷を売っ払って注
ぎ込んだとかの悲惨な事例が相次ぎ、ついには兵庫県警で、取締情報を洩らし
ていたということで多数の警察官が逮捕される贈収賄事件も発覚、
それよりなにより、ポーカーゲームの蔓延でパチンコ屋の売上が激減し、頭を
抱えたパチンコ遊戯組合が、警察に働きかけて取締りを要望したとかで、全国
的に厳しい取締りが行われ、さしもの大ブームも終息に至ったのでした。
さて、賭博機は扱わないと心に決めてはきたけれど、、、背に腹は換えられな
い‥‥か?ーーーどうしようか?
さすがに直接ポーカー喫茶を開いてというのは躊躇われましたが、いろいろ聞
いてみると、パックマンのコピー基板以来深い付き合いがあり、その後倒産し
た横浜のT社の元社長が、コピーのポーカー機を製造していて、注文に追われ
て嬉しい悲鳴、ということが分かりました。
よし!ポーカー喫茶を運営するんじゃなく、作って売るだけなら・・・・
どこが違うんじゃい!というツッコミはご勘弁願って、(^^; ともかくT社の
元社長を訪ねて、「うちでも組み立てて売りたいので、部材を回してもらえま
せんか」とお願いしましたら、
「いや、あなたにはT社のときに大変なご迷惑をおかけしてしまいました。本
当ならタダで供給させてもらわなければならないところですが、ウチも始めて
まだ間がないので余裕がありません。申し訳ないですが原価でということにさ
せてください」
元T社の製造責任者でウチに来ていたM君が、ツテを通じて横浜の私鉄沿線で
ポーカー喫茶をやりたいというお客を見つけてきて、超品薄商品では当たり前
の半金を前金で受け取ってきて、
部材が運ばれてきて、作業場にズラリと並べ、アルバイトも頼んで開店日に間
に合うように突貫で組み立て作業を開始。ーーーその納品が終ると、その同じ
お客さんが、第2店目も直ぐにオープンするからと続けての注文。
ーーーこうして何店かに納品して、機械物ですから当然故障もします。
みんなが組み立てにかかりっきりになっているある日の夜中、修理のために電
車で一人横浜へ出て、道具箱を下げトボトボと最寄の駅から店へ向かう途中。
冬でした。冷たい風が吹いていて、運河のような川の横を通って線路脇の道、
ポーカーの組立販売でひと息ついているとはいっても、倒産前の借金も返済せ
ねばならず、まだまだ厳しい状況が続いていました。
「ああ、このままこの線路の柵を越えたら楽になれるな〜」ーーーそんな考え
が頭を過っような、幻想だったような・・・ゴーッと列車の音が聞えてきたと
き、
身体が自然に動いて・・・柵を乗り越え・・・た、そのとき!子供達の顔が目
の前に浮かんで、ヘタヘタとその場に崩れ落ちた、、、その目の前を、轟音を
あげて列車が通過していきました――――。
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・
それからも苦しいことは何度もありましたが、オレはあのときに一度死んでい
るんだ!ナニクソッ!ーーーと、踏ん張り切ることができました――――。
= つづく =
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┃ ┃ 感想を頂きました。
┗━┛ ┌──────────「愛甲世代さん」40代@男性@関東 2009/09
小生も、横浜市内でポーカーゲーム喫茶を今だに営業しております。T社とは
大口にあったトーアでしょうか?
今は機械屋さんはヒルサイドやアトムも廃業してしまいました。元気菜なのは
ETだけかな? BMSの残党もやはりぼそぼそと頑張っています。
ボナンザの千葉さんは今は? ぼそぼそと営業しています。
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
あれからもう30年近く経つわけでございます。わたしは本格的なGの世界と
は距離がありましたけれど、懐かしい名前が並び消息を伺いますと時代の転変
を感じさせられます。
今の中国のゲームの世界は、アミューズと、Gのほうではポーカー(中国産)・
パチスロ(日本の中古4号機)・小型の電子ルーレット式(中国産)などが中心で
す。中国の場合、毎年、春節(旧正月)前、国慶節(建国記念日)前に集中取締り
があり、業者のほうも心得たもので、その頃には閉鎖しておいて時期が過ぎた
らまた再開と、イタチゴッコを繰り返しています。(日本も同じですね‥(^^;
これからの狙い目としては、人口50万クラスの地方都市のデパートに、ミニ
遊園地(?)的なゲームセンターをいくつか開設して、機種を重複させず回転さ
せていく形態がいいのではないかと思います。=中古機は輸入禁止。
大型体感ゲームなら1ゲーム1トークン=1トークン5元≒75円で十分いけ
ますから、そういうロケーションを何軒か運営していれば比較的短期間で償却
できますし、さらに、中国国内に入ってから中古になったものは再販が可能で
すから、ちょっと頭を働かせれば面白い商売ができますよ〜〜〜♪
いかがでしょうか? ウチのグループと提携して乗り出してみませんか?(^^)
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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