Mail-Magazine 08 Library
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┃ ☆ 金 曜 版 ☆  ≪ WEB 熱線 第993号 ≫2008/03/14_Fri  ++++ ☆
┃ │ (*^−^*) │ ├──────────────────┤ +☆
┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
┃ └─────┘ └──────────────────┘ + ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐

│・歴史再考 -------- 日出づる処の天子は聖徳太子に非ず by 竹下義朗さん

│・中国ひと口話 ---- 満蒙開拓青年義勇軍 ----------------- by けんさん

│・反論記事 -------- けんさんの「罵是愛:ODAについて」を斬る
│          └------------------------------ by hideおじさん

│・ぽんずの蘇州生活 離婚に非ず!でもお休みです ------- by ぽんずさん

│・読者の広場 ------ トッポリーノさん・新真さん。

│・あとがき -------- 香港から南通に戻りました。

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◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇

│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│  「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。

│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│  別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。
│  更に頻繁不定期で「アジアビジネスの現場から」号も配信されます。

│3.ライター兼編集発行の私 OJIN とライターさん数人で執筆しています。

│4.内容の転載や引用は自由ですが、必ず「出典元の名称とURL」を併記
│  して下さい。一報頂ければこちらも案内リンクを架けさせて頂きます。

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┃▼▽ 歴史再考 ▽▼                by 竹下義朗さん

 
☆ 日出づる処の天子は聖徳太子に非ず ――――――――― 2008/03/14
 

某少女コミックに「日出づる処の天子」とかいうタイトルのものがありました
が、その中では聖徳太子が「日出づる処の天子」として登場します。日本史の
教科書にも出てくる名文
 
「日出づる処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙[つつが]なきや」
 
大業3年(隋の年号 西暦607年)、時の「倭王」が隋の煬帝に出した国書の
一文ですが、歴史家の多くはこの「日出づる処の天子」を聖徳太子として紹介
しています。
 
しかし「日出づる処の天子」は、いわれているように果たして聖徳太子なので
しょうか? 私はそうは思いません。では、どうして聖徳太子ではないのかを
以下に考察してみようと思います。
 
なぜ、「日出づる処の天子」が聖徳太子ではないのか?
 
簡単な事です。「日出づる処の天子」を名乗った人物は「倭王」、つまり「国
王」だったからです。一方の聖徳太子は、「国王」である推古天皇を補佐する
「摂政兼皇太子」。
 
たとえ実力が「国王」級だったとしても、日本の歴史書「古事記」や「日本書
紀」には「摂政」としか出てきません。決して、聖徳「天皇」とは書かれてい
ないのです。
 
そして、もっと重要な事は「日出づる処の天子」の「天子」の称号です。「天
子」というのは「天なる父(天帝)」より地上の支配権を委託された者のことで
「皇帝」と同義です。日本で「皇帝」と同列なのは「天皇」ですが、では当時
の天皇、推古天皇が「日出づる処の天子」だったのでしょうか?
 
「日出づる処の天子」は推古天皇か?
 
これもノーと言わざるを得ません。なぜなら「倭王」の国書が隋の煬帝に届け
られた後、隋は裴世清という人物を「倭国」に派遣しており、「日出づる処の
天子」を名乗った「倭王」とも会っています。その事は隋側の史料にちゃんと
書かれています。
 
さて、裴世清が会った「日出づる処の天子」が、もし推古天皇だったとしたら
隋側の史料にはちゃんと「女王」として書かれた筈です。しかし、なんらその
ような記載は見受けられません。
 
三国志の時代から、中国の史料には「倭王」の名前は何人か登場しますが、卑
弥呼や壱与といった「女王」の時は、きちんと「女王」と書かれています。な
ぜなら、中国は「皇帝」「国王」イコール「男性」だからです。
 
中国の歴史上、女性が「皇帝」「国王」を含めて名実共にトップに君臨したの
は則天武后ただ一人です。そんなお国柄の中国ですから、相手が「女性」だっ
たとしたら卑弥呼や壱与同様「女王」と書いた筈です。
 
では「日出づる処の天子」とは一体何者なのでしょうか?
 
私は「失われた九州王朝」や「古代は輝いていた3法隆寺の中の九州王朝」等
の著者・古田武彦氏同様、九州の大王だったと思います。その理由は『隋書』
記載の倭国の描写に、
 
「阿蘇山有り。其の石、故無くして火起こり天に接する者、俗以て異と為し、
因って祷祭を行う」
 
と書かれているからです。阿蘇山といえば熊本県の阿蘇山です。まさに九州な
訳です。更に、
 
「倭国は百済[くだら]・新羅[しらぎ]の東南に在り。水陸三千里、大海の中に
於いて山島に依って居る。魏の時訳を通ずるもの三十余国、皆自ら王と称す。
(中略)其の地勢は、東高くして西下り、邪靡堆[ヤマタイ]に都す、則ち魏志
の、いわゆる邪馬臺なる者なり」
 
とも書かれています。この記述からすると、倭国の位置は、百済・新羅、つま
り朝鮮南部の東南で、しかも海を隔てた所に在ったと書かれており、地図を広
げるまでもなく、そこには九州があります。
 
そして、その倭国は魏志(三国志)の時代から中国とは行き来があり、首都はヤ
マタイといい、昔の邪馬台国だというのです。つまり「倭国」とは、奈良・京
都・大阪といった近畿地方を拠点とした天皇家や大和朝廷とは別の国だった訳
です。
 
最後に「日出づる処の天子」が聖徳太子や推古天皇ではないという決定的な証
拠があります。それは同じく『隋書』の記述に、
┌--------
開皇二十年(西暦600年)、倭王あり。姓は阿毎[アメ=天]、字[あざな]は多
利思北孤[タリシホコ「北」は「比」の誤りか?「足彦」タラシヒコ]、阿輩鶏
弥[オホキミ=大王]と号す。使を遣わして闕(隋の都・大興城)に詣る。
 
王の妻は鶏弥[キミ=王・君]と号す。後宮に女六、七百人有り。太子を名付け
て利歌弥太弗利[読み方不明]と為す。
└--------
 
とあるのですが、上の二つの文章を読まれて分かる通り、第一に倭王には「阿
毎」という姓=苗字)があることです。ご存じのとおり皇室には姓がありませ
ん。
 
第二に、倭王は「多利思北孤」という名前だということです。この名前からは
どう転んでも聖徳太子や推古天皇との関連性が出てきません。
 
第三に、「王の妻は・・・」のくだりですが、「妻」という以上、倭王は「男
性」です。つまり推古天皇ではあり得ません。
 
そして最後に、皇太子は「利歌弥太弗利」という名前だと書かれています。こ
の名前からは、推古天皇の「皇太子」だった聖徳太子の名前との接点は出てき
ませんし、聖徳太子の跡継ぎ「山背大兄王[ヤマシロノオオエノオウ]」の名前
との接点も出てきません。
 
どうひねっても倭王が聖徳太子や推古天皇だったという証拠は出てこないので
す。ここまでの事をまとめてみると、
 
1.倭王は「日出づる処の天子」つまり「国王」である
2.倭王は「阿毎」という姓を持っている
3.倭王の名前は「多利思北孤」である
4.倭王には「妻」がいる。つまり「男性」である
5.倭王の皇太子は「利歌弥太弗利」である
6.倭国は朝鮮から海を隔てた東南にある
7.倭国には阿蘇山があり、首都はヤマタイという
 
といった具合で、読まれてお分かりのとおり、「日出づる処の天子」はその地
位・名前・性別・住んでいた場所等、いずれを取っても聖徳太子ではあり得な
いのです。
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form1.fc2.com/form/?id=273573
 
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│●│「紳士を装うアメリカという偽善者」アンケート結果。
└─┘
◇ う〜〜ん、なるほど! --------------------------------139人 (95%)
◇ これは..どうなのか? --------------------------------  4人 ( 3%)
◇ そうだったのか知らなかった --------------------------  3人 ( 2%)
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ コメントボードに頂きました感想。
└─┘
┌──────────「国里さん」
 
アメリカ=ジャイアン・日本=のび太
 
└──────────
 

※ この他「arama」さんからご意見を頂きましたが、何故か完全文字化けで
  判読不能でした。(-ε- )
 

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 竹下義朗さんは「帝国電網省」という超有名なウェブサイトを主宰されてお
られます。―→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/
 
大変立派なサイトなんですが、サヨク系の方々からは「トンデモ系=とんでも
ない信用ならない主張をする」と謗[そし]られるほうでも有名でございます。
 
「帝国電網省」の凄いところは、英語バージョンのページがあり「歴史再考」
の記事で、外国人に知らせたほうがいいと思われるものについては、英文にし
て掲載していることです。たくさんの題目がありますが、卑近な例では「従軍
慰安婦問題」や「南京大虐殺問題」などです。
 
我々は日本語では主張していますが、英語ではしておりません。しかし、世界
中に訴えるべき主張は、やっぱり英語でやったほうが効果があるわけで、その
ご努力には頭が下がります。
 
自分の勉強にもなります、著書を購入して応援を!しようじゃありませんか!
 
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「汝の敵中国を知れ 知られざる反日国家の顔」雷韻出版1350円
 
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「帝国電網省:歴史再考」収載ページは ▼ こちら!
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┃▼▽ 中国ひと口話 ▽▼                by けんさん
 
☆ 満蒙開拓青年義勇軍 ―――――――――――――――― 2008/03/14
 

当時、農村の16才から19才の少年が、満蒙開拓青年義勇軍の名前で満蒙の
僻地で開拓に従事していました。
 
義勇軍という名前から想像するに、平時は開拓、一旦緩急あるときは銃も取る
屯田兵みたいな役割を期待されたのではないでしょうか。
 
10才を過ぎたばかりの子供の私の目から見れば、随分大人に見えましたが、
いま16才の少年を見たら本当に子供ですよね。
 
彼等にも甘い運命はありませんでした。血気にはやり強盗を働いて、公開銃殺
された人もいます。これは風説に聞いたのですが、まだ血が付いた上着が群集
の中に投げられとき、それを皆が奪い合ったとか。
 
そんな中で今でも忘れられないのが、宮城県出身の門脇某という青年です。彼
は部隊を脱走し中国人の農家に入り、このまま中国に残り農業を続けると言っ
ていました。
 
確か龍鳳という部落に近い、親日の富農の家に居ました。
 
撫順に行く度に気にしているのですが、その後の消息は分かりません。
 

混乱の 土地に若者 夢をかけ
 

                   = おわり:次をお楽しみに =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
 
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┃▼▽ 反論記事 ▽▼                by hideおじさん
 
☆ けんさんの「罵是愛:ODAについて」を斬る ―――― 2008/03/12
 

――「罵是愛:ODAについて」
   http://chinachips.fc2web.com/repo1/014504.html
 
けんさんとタカヤンさんの論は、双方納得できる部分があります。タカヤンさ
んの投稿の中には、不適切と思われる表現もありましたが、タカヤンさんの言
いたいことは理解できます。
 

私は、対中国へのODAについて、日本人の多くは「感謝」してもらいたくて
中国を批判しているのではないと思います。また、「金を貸しているのだから
恩を感じろ」といっているのでもありません。
 
勿論中国だって、お金を借りているからといって卑屈になる必要は全くありま
せん。私たちの大切な税金を投入して、それで日中の友好、相互理解が深まる
のであれば、それは意味のあることですし、それでさらに双方が経済的利益を
享受できるのであれば、有効な使い方といえます。
 
しかし、相互理解の上で成り立つODAであるわけですから、イデオロギーの
違いとは関係なく相手を理解することは当然のことでしょう。にもかかわらず
表向きの中国の態度が、「日本の風習・文化を理解しない」、それ以上に、領
土問題を含めて日本の意向を全く無視する、自分の都合だけを押し付けてくる
 
これに対して「不合理だ」と異を唱えているのです。
 
けんさんの仰るように、ODAがあるからといって、それに対して感謝するこ
とを求めることは必要ないことでしょう。国と国は主従関係ではありませんか
ら、当然といえば当然です。しかし中国の、日本のODAに対する答が「評価
する」ーーーこれはいったいどういった意味なのでしょうか。
 
まるで日本は主従関係の従であり、その行いを評価しているとでもいいたげな
表現は、到底日本人が納得出来るものではありません。ましてや、
 
世界各国の協力に対して「評価する」という表現を使っているならともかく、
日本に対してだけ「評価する」というのでは、日本は暗に「従」だといわんば
かりです。
 
世界中で、相手に対して「礼」を言う国民は少数派でしょう。しかし国際関係
でいうのであれば、「一定の謝意」を表明することは当たり前の「マナー」で
す。中国では、礼は言うものではないのかもしれませんが、国際的には非礼で
あって良い理由にはなりません。
 
そこは、中国が勘違いしているといわざるを得ません。
 
「日中の友好のためになれば」まさにその通りですが、中国は本音で日本と友
好関係を築きたいと思っているのでしょうか? その疑念が日本国民の中にあ
るのです。中国の言う「友好」とはなんでしょうか?
 
例として挙げられておりましたが、南京事件について「東京裁判の不完全な統
計によると、という枕詞[まくらことば]が付く」とのお話でしたが、では何故
「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」の入り口に「VICTIMS 300000」と堂々
と書かれているのでしょう。
 
私が見学したときのパンフレットには「東京裁判の不完全な統計によると」な
どという言葉は見当たりません。
 
それに続いて「中国共産党の成果は素直に認めるべきです」とのお話ですが、
何を素直に認めるべきなのでしょうか? 毛沢東も周恩来も言わなかったこと
を、何故今「素直に認める」必要があるのでしょうか。
 
私が、中国での少ない仕事の中で理解できたことは、いつも「言い訳」と「強
弁」だということです。都合が悪くなると「言い訳」「良く見てみろ、こう書
いてあるじゃないか」、不完全な統計というのも、後だしジャンケンのような
後からの付け足したものと思えてなりません。
 
これでは「素直に認めるべき」と言われても無理です。中国と仕事をして相手
の言うことを素直に認めたら仕事になりません。これは常識で、政治において
も同様でしょう。
 
「60年前」とはいいますが、30年前初めて中国へ行った時、大変貧乏な生
活だったけれども人民にはピュアさと優しさがあったように思います。「日本
人が忘れかけていたものが中国にはまだある」と思ったものです。
 
それが今の中国に感じられないのが極めて残念でなりません。
 

タカヤンさんも仰っておりましたが、日清戦争の賠償金とODAの比較はよく
例えられますが、全く意味を成さないものです。
 
賠償金とODAとは全く性質の異なるものです。それを比較してODAはどう
だという説明は、まるで日清戦争で日本が清国から不法にお金を強奪したよう
な捉え方をしてしまう危険性を包含しています。
 
言わずもがなですが、「賠償金」というのは、当時、敗戦国から戦勝国に対し
て行われたものであり「国際法上の正当性」を有していたものです。「昔、俺
から大金をもらったくせに、今1万円ぐらい借りたからといって偉そうなこと
言うな」といっているのと同様です。
 
そうした主張は、個人間では許されることであっても、企業間ではありえない
ことです。まして国家間においては、このようなことを言い出すと関係が成り
立ちません。ヨーロッパなど、ポエニ戦争の時代から遡って賠償を取った・取
られたというようなものです。
 
お金をことを言い出したらキリがないですが、日清戦争で得た賠償金は2億両
[テール]、その後三国干渉があり、遼東半島を返却したことによる追加、及び
利子を含めて、最終的に約3億両になったといわれています。
 
ここで必ず出てくるのが「現在のお金に換算」という表現ですが、よく聞かれ
るのが「財政収入から計算して現在の価値では150兆円」というものです。
ーーーしかし、現在の価値なら150兆円だから、中国へのODAは多くない
とか少ないというのもおかしな話です。
 
単なるイメージとしての比較であればともかく、参考にしかならない数字で現
実の金額の大小を判断するのは間違いです。あくまで「現在の価値で」とする
なら、
 
1両[テール]=銀37.3g
2008年3月現在「銀10g=約677円」=「1両=約2525円」
 
賠償金3億両ということは、¥2525X3億=7575億円=現在の価格に
すると、たった「7575億円」の賠償金だったということになります。
 
また、物価指数からみた価格価値でみるなら、日銀で紹介されている平均物価
上昇指数1.09から算出すると、日清戦争当時の物価と現在とではだいたい
1万倍、ものによっては6万倍の差があります。
 
1万倍違うとすると、3億両=当時の日本円で4億円)は、現在の4兆円であ
り、6万倍違うとすると24兆円です。
 
このように、何を規準にするかで金額が大きく変わってきます。
 
150兆円というのが何を規準にして算出されたものか分かりませんが、比較
するものによってどのようにも解釈できる数字を元に、ODAの金額がどうの
というのは「中国へのODA金額はたいした金額ではない」という詭弁にしか
過ぎません。
 
まして、「昔、中国から大金をせしめているのだから、日本のODA金額など
ものの数ではない」というのであれば、それはもう、ほとんど暴言でしょう。
 
第2次世界大戦敗戦後、日本は在外資産の全てを「準賠償」という形で当該国
へ放棄してきました。その額は、当時の金額で3795億円で、この63%=
2390億円)が中国に渡されています。
 
それこそ今のお金にしても莫大な金額です。中国は賠償を放棄したといいます
が、準賠償というかたちで物理的なモノを得ているのです。「日清戦争では賠
償金をもらったが大東亜戦争では払っているだろ」という言い方もできます。
 
こんな「賠償金を払ったとか大金だったとか」そんなことを問題にすべきでは
ありません。「昔は昔、今は今」とケジメをつけて考えなければ、ダラダラと
どっちつかずの関係になり、両国のためになるとは思えません。
 
お互い、ケジメをつけるために「友好条約」を締結したのですから、割り切る
ところは割り切らないといけません。
 

何の説明で「世界銀行」を例にあげたのか理解できませんが、日本は1952
年から1965年まで世界銀行から融資を受け、黒四ダム建設、東海道新幹線
建設、その他製鉄所などの建設に使ってきました。
 
これは別に中国から借りたものではありませんし、1990年に全てを返済し
ています。借りたものは返したという当たり前の話です。昔日本が借りたから
「中国にお金を貸すのは当たり前」「中国にお金を貸さなければならない」と
いうロジックにはならないでしょう。
 
今では、世界銀行の最大の資金供与国は日本であり、その他に日本社会開発基
金を設けており、これにも莫大な資金を供与しています。一方、アジア開発銀
行においても最大のスポンサーは日本であり、歴代頭取も日本人が勤めていま
すが、この銀行から最大の恩恵を受けているのは中国です。
 
貧しい時代、日本は確かに世界からお金を借りました。しかしそれを全額返済
し、現在は貸す側となって発展途上国の発展に寄与しています。お金を借りた
ことに対して、日本は十分責任を果たしているのです。
 
ですから、借りたことを持ち出して中国への融資の是非を問うても何の生産性
もありません。ちなみにこの銀行融資は、中国へのODAの換算には入ってお
りません。
 
2007年11月を以って、対中国へのODA「有償資金援助」は中止されま
したが、無償資金援助と技術供与は今まで通りとなっています。問題なのは、
見た目のODA金額は減るものの、アジア開発銀行から中国へ、今まで以上の
融資が行われることになっており、結局中国への資金供与は何等変わりはない
ということです。
 
融資のルートが変わるだけで、国民の目が届きにくい銀行経由で融資される。
日本国民を欺く行為としかいいようがありません。べつに中国に貸すなという
のではありません、国民の税金が使われる以上、国民に分かるようにつまびら
かにしていただきたい。
 
ホームページの端っこに記載するのではなく、融資金がどのように使われたの
か、それを明確にしなければなりません。
 
日本のODAは、欧米から「ひも付き」と批判されます。
 
日本の中に、この利権を貪[むさぼ]る輩がいることは大いに批判されるべきで
すが、一方で、当事国から感謝されている面を忘れてはなりません。「日本は
金は出すけど、日本の企業が仕事を請負い、結局利益は日本が持っていく」と
批判されます。
 
確かにそういった面はあります。しかし日本は、ODA先に単純にお金を渡す
だけでなく、仕事の仕方も教えている=技術の供与)ということがあるのを忘
れてはなりません。
 
「欧米は、腹を空かしている人に食べ物を与えてくれたが、採り方は教えてく
れなかった。しかし日本は、食べ物はくれなかったが採り方を教えてくれた。
どちらが良かったか今になって分かった」
 
この言葉に代表されるように、欧米は、南米・アフリカに直接お金を渡したが
時の為政者の懐を増やすだけで、その国民が恩恵を受けることは少なかった。
日本が関わった東南アジアのODAと、欧米のアフリカへの援助をみると、ど
ちらがその国民のためになったか良く理解できます。
 
どちらが経済的に発展したかは、いうまでもないでしょう。
 
日本のODAは、1950年のタイ国への援助からスタートしたと言われてい
ます。最初は戦後賠償・補償という意味合いが強かったのですが、ただそれだ
けではなく、日本の技術も付与し、現地の人間に教え、自立できるように考え
ていたことは評価されるべきです。
 
ある意味、将来自分のライバルとなるかもしれない国を作ったともいえるので
す。現在の中国に対しても同様です。お金だけでなく、あらゆる分野での技術
協力という名前の「技術供与」、日本の職人、エンジニアが汗水たらして磨い
てきた技術を、現代中国に伝えている。
 
お金には代えられない「モノ」も渡している、そういうことを中国に理解して
もらいたいのです。「もらうのが当たり前」とするなら、それは「乞食根性」
といわざるを得ません。「情けないぞ!中国」といいたくなります。 
 

「歴史認識=謝罪ではない。ただ認識して謝罪の気持が生まれることを妨げる
必要はない」
 
まさにその通りで大いに賛同します。ただ、「認識して謝罪の気持が生まれな
いこと」を妨げる必要もありません。
 
中国の歴史認識と日本のそれとは大きく異なります。私は中国は歴史認識では
なく「歴史利用」だと思っています。利用するためのものが歴史なのかもしれ
ません。そこには、日本人が考えるような科学的な根拠も論理性も必要ないよ
うに思えます。
 
ですから、日本は中国の「歴史利用」に付き合う必要は全くありません。
 
ODA・銀行融資、大変結構です。お互いの国民への利益があるのであれば、
大いにすべきです。しかし現実を見て、有効に利用されているのか、日本の国
益に反することに使われていないか、そこは冷静に判断しなければならないの
ではないでしょうか。
 
日本は慈善団体ではないのです。ODAにしろ何にしろ、私たちの利益になる
ことを優先に考え行動すべきです。その姿勢を持たない限り、中国はいつまで
も中華思想という物差しでしか計れない国になってしまいます。
 
それは、中国の発展の為にもならないのではないでしょうか。
 

                           = おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 けんさんの「罵是愛:ODAについて」を斬る
 
 
締切:2008年03月17日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
 
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

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┃▼▽ 読者の広場 ▽▼
 
┌──────────「トッポリーノさん」30代@男性@専門職@近畿
 
http://chinachips.fc2web.com/repo1/014504.html
┌--------
これはもう既に完全な属国ですわな〜〜
しかし、どういうメカニズムで本の流通まで妨害をかけられるんでしょうか?
東販とか日販のような流通に媚中、屈中連中がもぐりこんでるんでしょうか?
それにしても、本屋さんから注文がきたら流さないわけにはいかないでしょう
に、なんと口実して断るのかな??
└--------
 
 OJIN さんへ
 
これについてですけれど“中国人の交渉術―CIA秘密研究”について言えば
まず、ネットの AMAZON や YAHOO では取り扱っていません。
 
紀伊○屋ーーー「すみません。うちでは無理です。よその本屋さんでお願いし
ます」と電話で注文した時に言われました。旭○屋、イズ○ヤでも同様です。
 
普通と断り方が違うんですよ。普通は「いつ入荷するか分かりません」とかな
んですけどね。私の言い方が無礼っだったのかなと思い、友人や女房にも頼ん
でみたんですが同様でした。
 
ーーーちょっと怖くなりました。
 
ただ、私が中韓のことを言っても、以前は心配し過ぎと取り合ってくれなかっ
た女房、友人の態度が変わったのが怪我の功名ですかね。(^^) 人を説得する
には、こういった具体的な体験が一番なのかなと勉強になりました。
 
皆さんも試してみては?(^^)
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
しかしほんとに、どういうメカニズムでこうした妨害をかけ得るんでしょう?
 
自虐史観思想がまだまだ根強いのか、それとも最後の悪あがきなのか。YAHOO
が扱っていないというのは、弊誌の発行停止の事実からも推察できるところで
すが、AMAZONまで扱っていないというのはどうなんでしょうか?
 
そんな本を扱うよりメリットのある何かがあるのか、それとも実際的な実利が
(例えば広告などの利益誘導)あるのか、それとも社内にそういう動きをしてい
る一定の勢力が存在するのか??
 
それにしても、大手の書店が軒並みというのは、異様というか空恐ろしいとい
うか・・・・
 
ただ「女房、友人の態度が変わった」というのは正に怪我の功名、人は自分の
身で具体的な体験をしないとなかなか納得しませんから、こういう経験をして
もらうのは効果があるでしょう。
 
百「聞」は一「(体)験」に如かず!
 
└──────────
 
┌──────────「新真さん」
 
           ┌───────────┐
           │           │
           │ モ ゃ 品 さ ぃ │
           │ ヒ 製 質 し 健 │
           │ ッ 品 め に 康 │
           │ ヌ ち 天 洋 す │
           │ ム ゐ 然 た 食 │
           │   ふ む ょ 品 │
           │   び   た き │
           │   ニ   ひ ね │
           │   ス     へ │
           │   ノ     は │
           │           │
           └───────────┘
 
上記については、商品自体が日本向けでなく他の国向けがタマタマ日本に送ら
れただけで、何が書いてあるかというのは問題外です。
 
私がタヒチに旅行に行った時、日本語ができると威張っていた人がいました。
 
なんと言ったと思います。
 
「なまこ」
 
これだけでした。
 
上記のようなもにおに気を取られていますと、時間の無駄です。無視していき
ましょう。
 
私はシドニーに住んでいますが、変な日本語の商品は沢山あります。日本語が
できなくても、それらしいのが書いてあるだけで高級商品に見えるようです。
 
丁度メイトリックスという映画ありましたよね。その中でカタカナが逆になっ
たものがモニターにありました。
 
そんなものです。悩むのはやめましょう。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
いや、最初の出題の際に書きましたように、中国の街中のスーパーで見かけた
もので、「日本向けのもの」ではまったくございませんです。(^^;
 
これはお遊びの、「頭の体操」みたいなものでございますよ〜〜〜
 
└──────────
 
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┃▼▽ あとがき ▽▼
 
〜〜〜二泊三日、中国語では「三天二夜」の香港出張から戻りました。
 

それにしても「北京オリンピック」の影響で酷い目に会いました・・・
 

どんな按配だったのかは、また記事にさせて頂きますけれど。(-ε- )
 
 
 
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ではまた、ホントに愉快な月曜日号!で、お会いいたしましょう!(^o^)丿

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