Mail-Magazine 09 BackNumber
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┃ ┌─────┐ ┌──────────────────┐ + ☆
┃ ☆ 水 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第1184号 ≫2009/06/03_Wed  ++++ ☆
┃ │ (*^−^*) │ ├──────────────────┤ +☆
┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
┃ └─────┘ └──────────────────┘ + ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐

│・坂の上の雲を ---- 足らざるもの(完) ---------------------- 紋起さん

│・インド事報 ------ 誤りの始まり!米国が中国にパキスタン支援要請
│          └--------------------------------- はぐれ雲さん

│・投稿記事 -------- 独裁国はダメなんですか? -------------- ryu さん

│・八路空軍従軍記 -- 寄せられた関心事について(4) ------ 大澄国一さん

│・読者の広場 ------ 沖縄のよんなよんなさん。

│・あとがき -------- ガリガリガリ!ドドドドド!

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│・広告掲載は<(_ _)>σ http://chinachips.fc2web.com/pr/prindex.html

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
 
◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇

│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│  「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。

│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│  別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。

│3.ライター兼編集発行の私 OJIN とライターさん数人で執筆しています。

│4.内容の転載や引用は自由ですが、必ず「出典元の名称とURL」を併記
│  して下さい。一報頂ければこちらも案内リンクを架けさせて頂きます。

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇
 
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┃▼▽ 坂の上の雲を ▽▼
 
☆ 足らざるもの(完) ――――――――――――――――――― 紋起さん
 

「足らざるもの1〜4」で述べてきたことは、「日米どちらが悪いか」などと
いう話ではない。戦争になるには、財貨を奪う目的で片方が一方的に侵略した
ような場合を除いて、双方に責任があることが多い。
 
私が究明したいのは、(自律的に良かれと思って)選択を重ねた到着点が、勝て
ない戦争をやらざるを得ない状況であった理由を考えて、この次にはそうなら
ないようにしようということであり、そのための課題は何かであった。
 
ーーーしかし、世の中には異なる見方で大東亜戦争を論じている方々が多い。
 
過去においては、国民の敗戦によるどん底生活の悲哀の心情に乗じて、主とし
て左翼の構築する軍部=日本悪者論が幅を利かせていた。
 
この論の基本は、軍隊を持たねば敗北して苦しい生活をすることはない、とい
う、極めて単純な考え方で、空想的論理であったが、ソ連の解体、中国の国家
資本主義への転換などで共産主義の輝きが失せると同時に、左翼の主張は往時
の勢いを失っている。
 
しかし、その残渣は根深く残っているし、その復活を図る者もいる。
 
これに対して、ソ連の崩壊後に、日本は侵略戦争をした悪者だという左翼の歴
史認識が自虐であるとして、その呪縛から開放する運動が、右の論者から起こ
り「新しい歴史教科書をつくる会」が組織され活動を続けておられる。
 
そういう論者に近い渡部昇一氏の著書では、仏印南部進駐はどのように取り扱
われているのだろうか。ーーー「渡部昇一の昭和史(正)」を見てみよう。
 
実は、渡部氏の昭和史に仏印南部進駐は出てこない。
 
この時期あたりの前段に、アメリカの日本人に対する人種差別」が書かれ、日
本が有色人種であることだけで不当に取り扱われ、日本人の中にそれに対する
不満が鬱積していたことが述べられている。そして、
 
しかもアメリカは、先に述べたように日英同盟を解消させ、さらには開戦前、
ABCD包囲陣を作って日本を経済封鎖し、鉄鉱石一つ、石油一滴入れないよ
うにした。いうまでもないが、石油や鉄がなければ20世紀の国家は存続しな
い。と、石油禁輸に飛ぶ。
┌--------
これは日本に『死ね』と言っているに等しい。実際、これによって日本は瀕死
の状態に陥った。最初、海軍は対米戦争をやる気がなかったが、禁輸によって
石油の備蓄を食い潰すしかないという昭和16年になって、はじめて開戦を決
断する。
 
さらにアメリカは日本に追い撃ちをかけるように、『ハル・ノート』を突きつ
けてきた。
└--------
というように、開戦となった経過が述べられている。
 
渡部氏が書いておられるのは、米国の人種差別の話から、石油禁輸、そしてハ
ルノートと、それらの出来事を結ぶ補助線を引き、
┌--------
アメリカはシナ大陸に利権を求めたいがために、日本をイジメ過ぎた。排日移
民法を作り、のちには石油を止めることもやった。また真珠湾には大艦隊を集
結させた。
 
これは、息が止まる寸前まで首を絞め、かつ、ナイフをちらつかせて脅したの
とまったく同じことではないか。
└--------
と、米国が日本をイジメ過ぎたから戦争になった、と結論づけておられる。
 
感情に訴える記述が多く、米国が自国の利権を追求して一方的に日本を脅迫し
日本は耐えに耐えたが、限度を超えたので開戦したと記述されるのだが、私は
このような視座を支持しない。
 
日本は、石原莞爾のシナリオを筋として進めていた部分があるから、「イジメ
られる」ような情けない形ではなかったと思う。ただ、三国同盟で独と組むこ
とによる対米抑止効果を過信し過ぎで、迷路に入りこんでしまったきらいはあ
るが、
 
渡部氏のお話は、自虐史観の「侵略」を否定する為に日本を「弱弱しいイジメ
られっ子」に落とし込む、別の意味での自虐史観ではなかろうか。そのような
「無垢・無罪」路線は、「東京裁判史観」否定の場面でも踏襲されている。
 
確かに日米戦争に於ける勝者側の見方である「東京裁判史観」が存在すること
は事実であるが、その史観を否定する為に、マッカーサーが戦中・戦後行って
きた膨大な発言の中の、僅か一言にすがりつく姿は肯定しがたい。
 
私は、「東京裁判史観」にあるような善悪の視点で戦争を見るな、日本にも、
十分言い分がある、と断言するだけで十分だと思っている。
 
私は、渡部氏らが、左翼の非難をものともせず戦ってこられたことには敬意を
払っているし感謝している。しかし問題なのは、軍部の犯した間違いを問うこ
とが東京裁判史観だ、と決め付けるような論まで同調者から出てくることだ。
 
我々が常に持たねばならない考えは、「日本無罪である」論よりも、「負ける
戦はするな、勝つ戦をするのだ」である。すなわち、戦争は「善・悪」で区分
けするものではなく、「勝ち・負け」だけであり、負けた側は「賢くなかった
弱かった」のだろう。
 
だから、どのように「賢くなるか」、如何にして「強くなるか」が課題として
浮かび上がる歴史記述でなくてはならないと思う。
 
「日本は悪くなかった、米国にも悪い点が多くあった」の主張のたどり着く先
が、軍部や政府の犯した過ちに目を背けての「誇りの持てる日本」なら、再び
負ける戦争を、苦渋の決断でやらざるを得ないことになる時代の再現だろう。
 
ーーーそのような心配が、現実に現れている。
 
先日、本屋で「田母神塾」を立ち読みして驚いた。
 
「対華21ヶ条要求」の項で、全文が小さい字ながら次の頁に掲載して、「読
めば分かるように、酷い要求ではなくごく当たり前のことである」という趣旨
のことが書いてあった。
 
ご存知のように、日中戦争が終結しなかった要因に、日本軍が中国大衆の支持
を得られなかったことがあるが、その始まりは、この「対華21ヶ条要求」で
 
これを受け入れた日を、抗日のシンボル「国恥記念日」としたぐらいである。
 
しかも、その起こりは、時の清朝政府主導でなく、民衆が立ち上がったからだ
といわれている。ーーーこのことを自衛官に教えるのなら、21ヶ条要求の正
当性よりも、戦争では民衆の支持を得ることが重要であり、得られなかった理
由と対策を教示することが一番大事なことである。
 
それがないと、自衛官の教科書にはならないだろう。ーーー私は、この1頁を
読んでこの方は駄目だ、と再度確認した思いであった。
 
大東亜戦争を振り返る時、童話のハーメルンの笛吹き男をいつも思い出すのだ
が、朝日や毎日新聞の笛で、徳富蘇峰、中野正剛らに煽られて敗戦という沼川
に至る過程がダブって見える。
 
現在ある情緒的な「日本は悪くない=悪いのは他国」論と共に「鬼畜米英」に
おき換えての「鬼畜中韓」の横行は、有害な副作用のほうが多いだろうと思っ
ている。
 
左翼の言うような、「隣国と仲良く」なんて思わないが、感情的に外国と対し
て、まともな判断が生まれるはずもなく、不要なる先入観が邪魔をすることが
多いだろう――――。
 
ーーー私達は、米国の覇権が崩れる今こそ、本当に高い授業料を払った歴史か
ら、真摯に学ばねばならない状況に至っている、のだと思う。
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 「足らざるもの(完)」
 
 
締切:2009年06月06日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│「足らざるもの(4)」読後アンケート結果。
└─┘
◇ この説に賛成 ---------------------------------------- 29人 (55%)
◇ どちらかといえば賛成 -------------------------------- 14人 (26%)
◇ どちらともいえない ----------------------------------  5人 ( 9%)
◇ どちらかといえば反対 --------------------------------  2人 ( 4%)
◇ この説に反対 ----------------------------------------  3人 ( 6%)
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お寄せいただきましたご意見や感想。
└─┘
┌──────────「さぶろうさん」
 
賛成に投票いたしました。力作ですね。とても勉強になるとともに、楽しく読
ませていただきました。ありがとうございました。
 
少し気になる点をコメントさせて頂きます。
 
紋起さんの御提案は、煎じ詰めると、以下のようになろうかと思います。
「 」内は引用です。
┌--------
「最適行動はルーズベルト提案に乗る」
「日中戦争での援蒋行為を縮小」などを「米国に飲ませる」
その代償として、
「三国同盟からの脱退を宣告してもよい」
└--------
これは、太平洋戦争における米軍の猛威を知っている我々から観れば、かなり
まともな方針に見えます。
 
つまり、米軍 > 独軍 > 日本軍
 
という威力の順位を現在の我々は知っています。だから、太平洋戦争を避ける
ためにはどんなこと(=三国同盟脱退)でもやるのは合理的と思われます。
 
しかしながら、1940年8月当時には、ドイツ軍は独ソ戦を始めたばかりで
破竹の進撃中=傍目にはとても強く見えます)アメリカの軍事力は未知数=最
近、戦争してませんから)おまけにアメリカの民衆は厭戦気分、という状態で
した。
 
もし、ドイツがソ連西部をたいらげると、ユーラシアに巨大なパワーが誕生し
ます。その可能性は、まだ否定できなかったと思われます。
 
その時点での三国同盟破棄は「勝ち馬に乗れるかもしれないチャンス」をみす
みす捨てるようなものだったでしょう。
 
当時の陸軍首脳のイメージでは、
 
独軍、ソ連軍 > 日本軍=ノモンハンで負けているから)
 
であって、米軍は未知数でしょう。
 
当時の認識では、紋起さんの上記のご提案を合理的と考える余地は少なかった
のではなかろうか?ーーーと愚考します。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「紋起さんから」
 
さぶろうさま、少し長くなりますがお許し下さい。
 
昭和16(1941)年7月28日に、日本は仏印南部に進駐しましたが、ドイツが
ソ連に進撃開始したのは、7月22日のことでした。しかし、ドイツがソ連に
攻め込むという話は、その年の4月からありました。
 
独の進撃について見ておきましょう。
┌--------
1939年09月01日 独、ポーランドに侵攻。陥落
 
1940年05月10日 独、オランダ、ベルギー、等に侵攻、オランダ降伏(14日)
 
1940年05月13日 独、フランス北部に侵攻
 
1940年06月05日 英連合軍、ダンケルクから退却
 
1940年06月21日 仏、独に降伏
 
1940年07月10日 独、英国空撃(バトル・オブ・ブリテン)〜10月30日
 
1940年09月19日 ヒットラー、英上陸作戦の中止を指令
 
1940年09月27日 日独伊三国同盟締結
 
1941年07月22日 独、ソ連へ進撃
└--------
この経緯を見れば分かりますように、ドイツの電撃作戦成功は、昭和15年6
月末までですよね。日独伊三国同盟を結んだ時期には、バトル・オブ・ブリテ
ンで英国に負けている、とヨーロッパでは評価されていたのに、快進撃は続い
ていると軍部・政府は思い込んでいたのですから、世界情勢把握ができていな
いのです。
 
軍部は外務省を無視するようなことが多かったですから、親ドイツの情報しか
伝わってこないのでしょう。昭和15年8月に、吉田茂が貴族院議員原田熊雄
に、独の英国上陸は無理であること、最終の勝利も疑わしいと伝えています。
 
原田は近衛に伝え、三国同盟をやめるように説得しましたが、近衛は聞き入れ
ませんでした。近衛の罪は非常に重いですよ。
 
独がソ連を攻めるという情報が入った時点で、ソ連の実力をノモンハンで知っ
ている日本は、独の2正面作戦を危ういと判断しなくてはならないはずですよ
ね。資源的にも、石油が独には不足していて、ソ連と確執を生む形でルーマニ
アを保護国にして石油確保をしてます。
 
冷静に独の戦いを見れば、独が勝つという判断は、仏印南部進駐の時期には消
えていたはずです。それができなかったのは、情報入手ネットワークの不備と
指導層の先入観に支配された勝手読みではないでしょうか。あるいは日本独特
の空気のなせる業かも知れません。
 
└──────────
 
┌──────────「Hal さん」
 
先の大戦についての部分は概ね賛成。ただし、「私たちは同質を求める・・・
以下・・・外国一切拒否の姿勢は非常に危うい。組織は、意識してヘテロにし
なくてはならない」については反対。
 
先の“OJIN”さんの「中国花嫁移入」にしても、『日本はどうあるべきか』を
もっとよく考えてからでも遅くはないのでは?----夜郎自大の独善ではなく。
 
人口が6千万人になっても、ここのところの考えが、日本人の個人として確固
たるものがあれば、恐れるに足りないのではないだろうか。
 
現状で外国からヘテロの考えの人たちを移入したとしたら、たちまち日本はそ
のヘテロの考えに染まってしまい、全く個性のない、面白くない国になるよう
な気がします。
 
日本人としての気概、存在意義は、なし崩しになくなってもいいもんでしょう
かね。かつてアインシュタインが日本について漏らしたとされる、貴重な独自
性は不要のものでしょうか。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「紋起さんから」
┌--------
現状で外国からヘテロの考えの人たちを移入したとしたら、たちまち日本はそ
のヘテロの考えに染まってしまい、全く個性のない、面白くない国になるよう
な気がします。
└--------
日本の歴史を見れば明らかなのは、日本は異質との出会いをキッカケにして独
自文化を生み出してきていることです。
 
平安時代の紫式部、清少納言にしても、杜甫、李白等の唐の文学的素養が基本
ですし、安土桃山時代の狩野派の絵も、唐、宋代の水墨画、山水画の影響を受
けて大和絵が発展したものといわれています。
 
日本の特徴は、宗教的な思想の変革なしにハードウエア、ソフトウエアを受け
入れ、それを発展させる処にあり、刺激がないと停滞してしまうことが多いの
です。
 
外国の受け入れに、もっと自信を持って良いと思うのですが、何か被害妄想の
傾向が強いですよね。あらゆることに闘争心がなくなり、飲み込まれるような
敗北主義的な心情が溢れていないでしょうか。そういう事のほうが心配です。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
ーーーちょっと OJIN からもひと言を。
 
6千万人でもかまいませんが、問題はそこまで減少していく過程での稼働年代
層の重圧負担と経済規模の縮小=収入の減少を、我慢できますでしょうか?
 
この問題に関しては、現在と、そして間もなく年金を受けられる方々には基本
的に発言権はないと思います。発言権があるのは、近い将来に、最低でも給料
の50%以上を天引きされるようになる年代の方々だけではないでしょうか。
 
「たちまち日本はそのヘテロの考えに染まってしまい」ーーー日本人というの
は、そんなにひ弱なヘロヘロ民族なんでしょうか? 本当にそうなってしまっ
ているのなら、なおのこと、ヘテロを必要としているのではないでしょうか?
 
異質を移入してある程度「ヘテロの考えに染まる」ことが活力を生む、という
のが紋起さんの論旨です。Hal さんのお考えは「異質が来たら同質化に注力」
するばかりの、今までと同じ、安穏を求めるだけのものだと感じますが、
 
ーーーそれで日本の将来は、本当に大丈夫なんでしょうか?
 
└──────────
 
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
 
「坂の上の雲を」▼ 過去記事はこちら!
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┃▼▽ インド事報 ▽▼
 
☆ 誤りの始まり!米国が中国にパキスタン支援要請 ――― はぐれ雲さん
 

パキスタンのラホールで、警察施設を狙った大規模なテロ事件が発生した。
 
死者27名(内警官20名)負傷者250人以上。犯人は銃を乱射し、推定百kg
の火薬を積んだ自動車で施設に突っ込み爆破させた。
 
このように大規模なテロは、昨年のマリオット事件、スリランカのクリケット
チームを狙った事件に次ぎ3回目である。計画的犯行である事は間違いない。
 
ーーー犯行グループはタリバンとは限らない。
 
パキスタンには大勢のイスラム教過激派やテロ・グループが混在している。
 
ラホールはインド国境に近い。訓練を受けたテロ実戦部隊も大勢潜んでいる。
彼らは、パキスタン人にとっては‘英雄’でもある。支援者も多いだろう。
 
パキスタン北西部では、タリバン掃討作戦が展開されている。タリバン掃討作
戦の結末はテロリストの拡散につながり、ゲリラ的テロとその規模の拡大にも
つながる。前々から危惧していたが、現実のものになりつつある。
 
動揺したのはアメリカ。
 
パキスタンでは「アメリカ軍がパキスタン国内で展開している空爆」に対し非
難の声が日に日に高まっている。一般住民の犠牲者も多く、北西部からの難民
も数十万人に達している。
 
「パキスタン政府の抗議を無視したアメリカの勝手な行動」に、パキスタン人
は「主権侵害」と激怒している。「諸悪の根源は全てアメリカのテロ戦争であ
る」と考えているパキスタン人は多い。
 
テロ戦争を謳っているアメリカも、パキスタンには迂闊には手を出せない状況
になりつつある。手を出せば、益々パキスタンン国民の反発を買う事になる。
 
アメリカはパキスタン国民から離反してしまった。欧州勢=NATOも同様だ
ろう。アメリカの歯車は完全に狂ってしまった。もはや「自称アメリカの友好
国、同盟国パキスタン」とは、薄氷の関係に陥っている。
 
CNNによれば、アメリカは中国に「パキスタン支援を要請」したらしい。
 
ーーー完全に歯車が狂い始めたようだ。
 
中国は喜んで引き受けるだろう。軍事支援(武器輸出)、経済支援、市場拡大、
「瓢箪から駒」である。だが、リスクもある。
 
中国国内のイスラム過激派とテロリストの連携を助長させる可能性がある。ま
た、商品市場に出過ぎてパキスタン人に反中国意識を醸し出すリスクもある。
 
現地人の職を奪う「中国新植民地政策」はどこでも悪評である。中国は慎重に
対処するだろう。
 
中国の戦略「インド包囲網構築」は重要戦略に違いない。
 
チベット(青蔵鉄道は対インドの軍事目的があると軍事専門家は言う)、ミャン
マー(軍事政権)、ネパール(毛沢東派)、そしてインドと敵対するパキスタン、
この4地域を中国側に引き込めば、陸でインドを包囲できる。更に、ベンガル
湾とアラビア海で港を確保できる。
 
中国のパキスタン支援は拡大していくことは間違いない。だが、パキスタンの
軍事力が増強されれば、それ以上にインドの軍事力も増強される。アメリカの
インド支援も拡大していくだろう。アメリカの、中国へのパキスタン支援要請
は、南西アジアを危険な方向に導く可能性がある。
 
しかし、パキスタンは一筋縄ではいかない事を中国は知っているだろうか?
 
インドと同じアーリア人の血を引くパキスタン人、極めてプライドが高い。
 
実利を得る能力は極めて高い。商才・交渉能力はインド人と同等、詐欺能力な
どは卓越している。ーーービジネスで騙された日本人、如何ほどいる事か…。
 
そして性格的に激しやすい。中国の支援を受けても、絶対に中国の言いなりに
はならない。だが「敵国インド」に対する戦略は相通じる可能性はある。カシ
ミール問題に中国が絡む可能性もゼロとは言えまい。
 
ーーーインド・中国国境問題も未だ解決していない。
 
中国のパキスタン支援(介入)は、将来的な‘災いの種’を蒔くことになるかも
知れない。「行き詰った」アメリカのテロ戦争、言い換えれば「打つ手が無く
なった」アメリカ、
 
オバマ大統領の方針転換が、目先の苦肉の策となり、将来に禍根を残す事にも
なりかねない。アメリカの弱体化が招く歴史の一コマだろうが、
 

ーーー中国に力を付けさせ過ぎるのは問題である。
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form1.fc2.com/form/?id=273573
 
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「インド事報・インド徒然」過去記事は ▼ こちら!
 http://chinachips.fc2web.com/repoas/06haguregumo.html
 
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

「はぐれ雲さんのブログ」→ http://dankaisedai.iza.ne.jp/blog/
 
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┃▼▽ 投稿記事 ▽▼
 
☆ 独裁国はダメなんですか? ――――――――――――――― ryu さん
 

ーーー中国の政治家は本当によく勉強している。人心掌握術も本当にすごい。
 
独裁の間違った道を進まないようにも努力しているように思う。今後、民衆の
意見をどのように反映していきながら一党独裁を続けていこうか、日夜考えて
いる。
 
アメリカ型民主主義にほど遠いのは、彼らが努力していないからではない。
 
それが、中国人やアジア人に適さないだけだ。アメリカ型民主主義にしようと
は全く思っていない。
 
どちらかというと日本も適していないように思う。ーーー現にこの60年間で
きなかった。=自民党という一党独裁体制を支持してきた。日本人は、人権や
言論の自由を貰ったが、結局使い方が分からないまま60年以上経ってしまっ
た――――。
 
シンガポールも、李さんの独裁国家だが、日本人の殆どはその事を知らない。
 
ーーー独裁国家には言論の自由なんてあるとは思っていないから。独裁国家の
国民は自由に旅行できるなんて思っていないから。
 
ーーー日本人は、独裁国家には言論の自由がないと信じ切っているから。
 
でもシンガポールの人と直接話すと、彼らは何故独裁が悪いかと聞いてくる。
 
独裁でも、国家や国民が豊かになれば、何が問題があるのか?現に我々は日本
人と同等か、それ以上の生活ができる、と。ーーー教育は、公立校は大学まで
無料、但し競争は激しいですよ)などと聞かされるといつも考えさせられる。
 
シンガポールはものすごく法律が厳しい。
 
ガムは国内販売禁止=公道を汚すから)タバコは1箱千円。公道で、歩きタバ
コ、ゴミ捨て、立ちション、信号無視、ーーー見つかったら即罰金です。
 
すごく厳しいです。
 
今後、たぶん中国も、これらを参考にしながら法律などを整備し、国民の規律
を正しながら質(文化レベル)を無理矢理上げにかかると思われます。
 
だって、シンガポールは90%華人(中華系)の国家ですから参考にしやすい。
シンガポール(李さん)とは仲も良い。いろいろ指導もしてくれるでしょう。
 
ーーーシンガポールとマレーシアとタイの関係を知っているだろうか?
 
シンガポールが、お水と電気を100%マレーシアから供給して貰っているの
は、たぶん大体の日本人は知っているだろうが、
 
シンガポールには軍隊がないことを知ってる? 警察とちょっとした海上警備
隊だけしかない。軍事はマレーシア軍に頼っている。
 
これらの三国は、同盟条約なんて生温いもので結ばれてはいるのではないが、
 
ーーーお互いになくてはならない関係にある。
 
マレーシア・タイは製造担当、シンガポールは出荷担当。
 
マレーシアが直接出荷することはほとんどない。シンガポールは煙モクモクの
製造業を持たない。マレーシアも王族制で、独裁みたいなもの。タイも然り。
 
アラブの国々も多くが王族制で、独裁(?)同様でも、多くの国家・国民は豊か
なところが多く、不満も少ない。----これには、一部を除いて、と注釈をつけ
ないと日本人に不満があるかも。(^^)
 
中国共産党は、敵役に日本を使い、共産党への国民の不満を逸らすのは卑怯!
〜〜〜な〜んて、まことしやかに言われますけど、ほんとにそうでしょうか?
 
いま中国では、日本の事をそのように言う一般中国人は、少なくとも私の周り
にはめったにいません。逆に最近、「何でも起源説」の韓国人を嫌う人は多い
です。
 
?ねぇ、もしかして逆なんじゃないでしょうか?
 
中国は共産国で独裁国で悪い国!〜〜〜だから日本人は幸せなんだ〜〜〜
 
ってイメージに洗脳されているのは、逆に日本人なんじゃないのかな?
 
独裁国・共産国という“イメージ”を目の敵にするよりも、どのような体制の
他の国にも----独裁とか共産国とかの変な縛りなく----日本がもっと見習うべ
き点がたくさんあるんじゃないか?ということに、
 
ーーー日本人は、早く気付くべきではないでしょうか?
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form1.fc2.com/form/?id=273573
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お寄せいただきましたご意見や感想。
└─┘
┌──────────「AWさん」
 
ーーーアラブの国は裕福です。本当に裕福ですよ。
 
例えばサウジ。アメリカに留学する、と一家の大黒柱が言っても大丈夫。家族
みんな(それも6〜7人)で住める一戸建ての家、車数台、学費、生活費も全部
国が持ってくれます。ーーーでもサウジに生まれたい、とは思いせん。
 
フィンランドは結構好きな国なので、フィンランドなら良いかもしれませんけ
ど。
 
経済的な余裕は必要ですが、国民の幸せの必須条件ではないでしょうね。
 
ジンバブエを見れば分かります。あのムガベでさえ、国民に幸福をもたらして
いる、と熱烈に支持している人達が沢山います。話を聞けばムガベが何故支持
されるのか、全く分からないでもない事情があります。
 
日本は人口縮小するぐらいで丁度良い。国土は狭いし、ほとんどは居住に適さ
ない山。現状を維持するのであれば争いも起きない。
 
もし、国際的な発言力を強くしたいなら、強大な軍事力を持ち、それを使うこ
とを躊躇しない国になるのが一番です。経済力の問題は二の次ですから。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「ryu さんから」
 
べつに皆が皆、経済的に豊かでなくても良いとは思います。日本人でさえそれ
ぞれみんなに違う価値観がある訳ですから。
 
ただ、勘違いして頂きたくないのは、AWさんのようにいろいろな国を冷静に
見比べる力があれば、たいした問題ではないのですが、今の日本人の多くが、
マスコミの言うことが全て正しいと信じて疑わない状況。
 
一種の造作的民主主義という宗教的状況で、自分の国の現状さえも把握できて
いない。実際は金銭的に豊かになりたい人が多いのに、昔のように一生懸命働
くのはばかばかしいとか、楽してお金儲けをしたいとか。
 
ーーーそんな状況は、おかしいと感じます。
 
人口について、いまはいろいろな考え方が出ていますから、縮小も一つの選択
肢なのかもしれませんが、ならば縮小に賛成の方々は、
 
「いま直ぐ、スパッと年金は止めるべし!」
 
と、訴えるべきですね。
 
年金制度というのはどの国も、あくまで現状の人口数で、経済安定し、現状の
年齢分布が安定している状況ではじめて支えられる制度ですから、減少を期待
するのであれば、年金制度は成り立つはずがありません。
 
成り立たせるには、今すぐに給与額面の数十%を年金で回収せねば成り立ちま
せん。税金も払ったら手取りは額面の30%≒額面40万の給与の方は手取り
12万円です。
 
私的にはそんなのはイヤですから、出生率2.7ほどで現状維持が良いと思い
ます。そして、国がフィンランド同様の税金回収方法=天引)で集めるべきで
しょう。ただ、フィンランド同様ですと、給与額面の50%近くを年金と税金
で持っていかれます――――。
 
ーーーこれが日本人に納得できるかどうか?
 
国際的発言力については、私個人的には、規模(経済)に合った発言力で良いと
思います。やっぱり、お金も名声も欲しいじゃないですか!
 
日本がトップの頃はそれに近い発言力を求められましたが、今は世界で20番
前後ですから、そのぐらいの順番の発言力で良いのでは?
 
軍事力については、どこまでが規模相応かは民意で決めるべきだと思いますが
もしも理不尽に他国の攻撃を受けた時に、助けてくれる信頼のおける国はある
ほうが良いと思いますし、そうすべき外交努力を行うべきです。
 
そんな状況は、軍事力ではなく、外交努力でいくらでもできます。
 
└──────────
 
┌──────────「すずめめだかさん」
 
アメリカのカンザス州に行ったとき、一般家庭を6つほど見て回りました。
 
どの家も住宅会社のモデルルームみたいに広くて、綺麗に整い、台所もゴミさ
えありません。それに比較して我が家の住宅事情を思うと、とても恥ずかしく
なりました。
 
しかし、それらの暮らしをしている人たちは、ほとんど貯金という観念もなく
食事は冷凍食品をレンジでチン!
 
着ている服はTシャツや、おめかしした服ももう何十年も愛用しているかのよ
うな代物。車だってボロです。フィンランドの友達も同じような暮らしぶり。
 
ーーーどうも、日本とお金の使いどころが違う、だけだと思います。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「ryu さんから」
 
AWさんにも申し上げましたが、現代において、価値観は国民性ではありませ
ん。ーーー今は、日本人同士でさえ価値観が大きく違う時代です。
 
かく言う私も、Tシャツは着た切り雀ですし、食事はジャンクが多く、よく妻
=中国人)に叱られますが、気にした事はありません。
 
おめかし服(?背広や礼服?)は、私が自分で準備すると、古い物を引っ張り出
してくるだけなので恥ずかしい、と、妻がよく怒って勝手に買ってきたりして
用意してくれます。
 
が、逆に貯金に関しては、妻は全く無頓着で私が担当しています。
 
そんなんですから、人それぞれ、で、いいんじゃないですかね♪
 
└──────────
 
┌──────────「Hal さん」60代@男性@自営業@海外
┌--------
ただ、本国(日本国)を、外からゆっくり良く見る機会がえられて、だから本国
が気になってしょうがない。 OJIN さんも事ある毎に書いているけど、僕らは
よっぽど日本贔屓の日本人だと思う。ただ、このままの日本では駄目だっての
がよく見えるし解っている。
└--------
縁あって外国に住み、愛する日本を外側から見る立場にいると、ほんとにその
とおりですね。
 
このへんで「日本とは何か」「日本人とは何か」「わたしとは何か」というこ
とを、ーーー少子化とか高齢化とかGDPとかの前に、日本人全員が考えてみ
る必要がありますね。‥‥無理か?‥‥
 
└──────────
 ▼
┌──────────「ryu さんから」
 
ーーー昔、地方でサラリーマンをしていた頃。
 
私が居た会社の東京本社の不甲斐なさに、いつも「東京本社の営業マンを2〜
3年地方でやらせて経験を積ませるように!」と提言していたが、東京の連中
は全く聞く耳持たず――――。
 
なぜなら、東京というところは、とても仕事が楽でパラダイスだから。
経費やらの総合的経営を考慮しても、一人当たりの仕事効率は最低。
 
勘違いしないで下さいね、当然総務や経理等の非利益発生部門を差し引いて、
すべて考慮の上です。(もちろん東京にある全ての会社とは言いません)
 
それを解っていて何もしない。彼らの頭には、本社だから何でもよい的発想。
管理職ですらそんな生温い考え――――。
 
東京都には日本の人口の1割。関東でみると3割以上。これらの人間がこのよ
うな考え方ですと、今の日本を首都から変えるのは難しいと考えています。
 
そしてご意見の通りだと思います。
 
“日本とは、日本人とは?”
 
日本の中にいたのでは、きっと見えてきませんでしょう。しかし今の日本人は
外からの視点で見ようとしない。日本パラダイス国を妄想し精神的鎖国状態。
 
情報統制などされていませんが、情報を受け入れようとしない状態。民主主義
もへったくれもありません。
 
どなたかが書いていた、
 
日本式社会主義的民主主義→「日本社会主義人民共和国」
 
ーーーいま、外から見ているとまさにそんな感じです。
 
言論の自由(?)と自由選挙という日本風の“お題目”をなくせば、ここ上海=
中国経済先進地区)は日本よりよっぽど資本主義的自由競争社会(小泉前首相
が言うところの本当の民主主義?)の最前線でしょう。
 
選挙や言論の自由が、今の日本の建て直しに最優先でないのは解っている筈。
選挙権を持つ2〜3割の人間しか選挙へ行かないのに、その2〜3割もほとん
ど組織の人間。
 
その率は、中国共産党の党員組織率並みで==日本の政治って、中国の共産党
の政治と変わらないと思うんですけど。
 
そんなわきゃないですって??
 
中国だって共産党員で選挙するんですよ!上海市ですら。国民の2割程度の党
員で――――。
 
ね、日本と中国って選挙制度一緒でしょ!ーーーあとは、まやかしの言論の自
由ってヤツぐらいじゃない、違うのは。ーーー“お題目”ってそういうことで
しょ。
 
文句があるなら、たまには投票率90%なんて数字で、ちゃんと国政に参加し
ている事を証明してよ。海外在住の私でさえ、選挙の時には帰国してちゃんと
欠かさず投票してるのに。
 
今の時代で、このまま精神的鎖国をしていては、日本は北朝鮮状態になるだけ
です。日本だけで世界が回っているわけではありません。
 
ーーー頭で解っているだけで実際の行動はしていません。
 
ーーー日本人の悪いところです。
 
└──────────
 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ 八路空軍従軍記 ▽▼
 
☆ 寄せられた関心事について(4) ――――――――――― 大澄国一さん
 

―― 自分像について
 
私のような、麩[ふ]みたいな、吹けば飛ぶような人間がここまで生きてこられ
たのは「運が良かった」の一言。敢えて言うなら「忍従したが服従はしなかっ
た」という、中国人の哲学ではなかったかとも思います。
 
特攻拒否も、同じような者が三人いたから付和雷同しただけとみるのが正解。
一人では、右にならって「志願」と書いたかも…。
 
天皇の事も 軍隊の事も、先頭に立って叫ぶ事はしなかった。航空隊にいて知
り得た情報は、全て自分の身の振り方に充てるものだった。敗戦後大連に飛ん
だとき、私物をみな持っていったのもその例である。
 
ただ、今振り返っていえる事は、死というものが怖かった。死んだら終わり。
ーーー魂が何なんだ、神仏が何なんだという考えは一貫していた。
 
周りの反対を押しきってまで自分の意志を通す事はしない。養成所の受験も、
自分の志望というより、やってみないかで動いた。一緒に受験した他の同僚は
皆すべった。運がいい。
 
空中火災3回、エンジン停止緊急着陸2回、墜落1回、皆生きてきた。拳銃を
頭に突きつけられても銃殺にはならなかった。運のいい男としかいいようがな
いです。
 
「八路軍に入るには勇気が要ったでしょう」は違います。
 
勇気より何より命の安全です。敗戦後、折角兄と会えたのに、一緒に日本に帰
ろうと言ったのに、ーーーその兄から別れて八路軍に入った。
 
あの当時は、何処でも、誰でも、皆で日本に帰ろう、一緒に祖国に帰ろうが合
い言葉だった。なのに私は兄を振り切った。
 
八路軍が助けてくれた、生かしてくれた、これは何物にも代え難かった。
 
ーーー彼らの望みに応えなければ……只それだけだった。
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form1.fc2.com/form/?id=273573
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お寄せいただきましたご意見や感想。
└─┘
┌──────────「尊野ジョーイさん」
┌--------
多くの戦闘体験者は「負けた」という負い目から戦争を語らない、とも思えま
す。
└--------
相撲に、勝負には勝ったが相撲では負けていた、という言い方があります。
 
先の戦争では、勝負では負けましたが、国と国との戦争では勝っていたのでは
ないでしょうか。
 
アメリカは日本本土上陸まで考えていたのに、特攻までしてくる日本軍に度肝
を抜かれて講和を考えたという説があります。勝負には負けましたが、精神的
には勝っていたのです、大和魂は伊達じゃない。
 
そもそも、1億総玉砕、最後の1人まで敵兵に向かって日本民族が全滅してい
たら、後々まで伝説として語り継がれたことでしょう、スパルタのように←ど
うせ亡国になるならば1億総玉砕しておいたほうが良かったと思ったりする。
 
┌--------
私のいた旧満州では、来襲したB−29に体当たりする特攻機もいましたが
これは軍艦よりもさらに難しい戦法です。軍の焦りと、兵士やパイロットを
消耗品と考える発想だと思います。
└--------
咲いた花なら死ぬのは覚悟 みごと死にましょ国のため 「同期の桜」
 
好きなヤクザ漫画に「仁義」というのがあるのですが、主人公の仁[ひとし]が
「親に預けたこの命、(鉄砲玉として)捨てられて本望ですわ」というセリフが
あります。
 
└──────────
 
┌──────────「尊野ジョーイさん」
 
ただ今、エレカシことエレファントカシマシのアルバム『風』の中の「達者で
あれよ」が流れている中で、熱い紅茶を優雅にすすりつつ書込みしています♪
 
天皇ですが、私は元極左(共産党シンパの母親に育てられた)なので、理性的に
は尊敬すべき対象だとは思っていますが、感情的には何もありがたみを感じて
おりません。
 
通販で、ご真影を買って飾ってみたのですが=形から入ってみた)なんの感慨
も起きません。
 
正月の参賀も出かけましたが、感じるところはなかったですねぇ。
 
ちなみに、ご真影について面白いエピソードがあります。
 
窓の上に飾っていたのですが、ある日、はたと気がついたことがありました。
 
それはなんと、あろうことかご真影に足を向けて寝ていたのですね、布団の位
置がそうなっていたのです。
 
気がつくまでに半年ぐらい経過していました(笑)
 
昔だったら不敬罪ですよねww
 
しかし、極左が存在する限りは、国内の政情不安を押さえるために、象徴天皇
の存在は必要であると思います。
 
└──────────
 
┌──────────「takeさん」60代@男性@九州
 
大澄さんの『八路軍空軍従軍記』を懐かしく拝見させて頂いています。
 
私も、終戦直後、山東省の八路軍根拠地に父について行きました。当時国民党
軍の反攻にあい、移動に継ぐ移動を記憶しています。
 
ーーー1953年3月、高砂丸で、同じく舞鶴に引き揚げてきました。
 
当時本当に苦労し、大澄さんと同じように新中国建設に参加した日本人が数多
くおられたの覚えております。
 
今後ともお元気で、当時の苦労されたことを記録に残されることを切に希望し
ます。有り難うございました。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「大澄国一さんから」
 
お便り、有り難うございました。山東省は八路軍の抗日大学で有名です。
 
私は、53年9月に高砂丸で帰りました。お互い「パーロ」の戦友ですね。
 
地上部隊に居られた方は、かなりご苦労されたと聞いています。
 
私たちの苦労は、前戦部隊に比べれば楽でした。今後ともよろしく。
 
└──────────
 
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

「八路空軍従軍記」収載ページは ▼ こちら
 http://chinachips.fc2web.com/repo4/049oosumi.html
 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ 読者の広場 ▽▼
 
┌──────────「沖縄のよんなよんなさん」60代@男性@沖縄
 
「中国ビール市場のトップシェアメーカーはどこ?」に
http://chinachips.fc2web.com/repo/001200_001.html
 
┌--------
ところで、日本のビール大手四社は全部中国に出てきていますが、他の三社の
ブランドはよく見ますが、サッポロだけは見たことがないんですけどAruiさん
見たことございますか?
└--------
サッポロは南通の隣り(周り?)の通州にあったと思うのですが、もうなくなり
ましたか? 確か「大富豪」ではなかったかと....。
 
サッポロから一人ぐらい技術指導に来ていたと思います。
 
昔、反日教育が盛んでなかった頃、南通の放送局も日本の歌番組を放送してい
ました。DJも日本語交じりでやってましたね。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
大富豪ビールは今でもサッポロと技術提携しているはずです。
 
いや、わたしの言う意味は、サントリーなら「三得利」ブランドで、アサヒは
「朝日」キリンは「麒麟」のブランドで中国で販売していますが、札幌だけは
見かけたことがない、ということでございます。
 
ーーー見かけていないだけで、実は有るのかな??
 
└──────────
 

以下、月曜日号のあとがき「不要!不要!不要!」に
http://chinachips.fc2web.com/repo/001200_006.html
 
┌──────────「Beroさん」
 
ホントに、中国人の「面子」へのこだわりようには、想像以上のモノがありま
すね。ーーー最初に驚いたのは、接待の食卓に出てくる食べ物の量。
 
本当かどうか知りませんが、「平らげた皿があるのは失礼(客に対して)」にあ
たるとかで、だいたい半分ぐらい以上残った状態で次から次へと…
 
宜興で工場をやっていた友人の台湾人も、ある日上海に日本円で¥2千万以上
するマンションを買いました。宜興と高雄の往復生活なのに、なんで上海なん
かにマンションがいるの??
 
彼は言い切りました。「弟が上海で¥千5百万ぐらいのマンションを買ったの
で、兄の面子です」と。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
わたしなんか、これがオイシイな〜と一皿食べちゃったら、通訳さんから怒ら
れました・・・「そういうみっともないことをしないで下さい!!」
 
とほほ・・・
 
┌--------
宜興で工場をやっていた友人の台湾人、「弟が上海で¥千5百万ぐらいのマン
ションを買ったので、兄の面子です」と。
└--------
わたしは、正確さと、時間さえ判ればいいというやつなんで、時計はデジタル
式の安物を使っていましたが、中国と関わるようになったら忠告されました。
 
「そんな安物ではバカにされますから、ダイヤ入りのローレックスぐらいにし
なければダメですよ」
 
「・・・・・・・・」
 
└──────────
 
┏━━━━━━━━━━「(^^) OJIN です(^^)」
 
皆様からどのぐらい情報をお寄せ頂けるか、にもよりますんですが、できれば
「業界の内部から」をシリーズ化したい、と考えております――――。
 
その業界の中では周知の事実のような事柄でも、一般の我々には窺い知ること
のできない情報は山ほどあるんじゃないかと思います。
 
既にリタイアされた方なんかだと、更に書き易いのではないでしょうか?
 
ーーー皆様からのご寄稿を、切に切にお待ち申し上げております。<(_ _)>
 
┗━━━━━━━━━━
 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ あとがき ▽▼
 

ガリガリガリッ!ドドドドド!ガリガリガリッ!
 
朝早くから上の部屋か隣の部屋が、内装の変更工事でも始めたようです。
 
暫くはそれでも意地で布団にくるまっていましたが、遂に諦めて起きました。
 
しかしそれにしても、
 
ーーーこの音はどう考えても削岩機の音??
 
ということは、またコンクリート壁をいじくってやがるんだな・・・
 
レンガ積みの壁ならばハンマーでひと叩きすれば簡単に崩れ落ちますが、コン
クリートの壁はさすがに頑丈で、削岩機でなければどうにもなりません‥‥。
 
中国のビルは、柱と外壁、内壁の一部がコンクリートですが、内壁のかなりの
部分はレンガで積まれていて、このレンガの壁は、入居者が自由に取り払うな
どして間取りを変更してもいいことになっています。
 
しかしコンクリート部分は、ビルの全体強度に影響するため手をつけてはいけ
ないことになっています。
 
ところが、この今回の内装変更のように、削岩機でコンクリート部分にも手を
加えるやつが多いんです――――。
 
ーーー以前、苦情を言ったときに言い返されました。
 
「オレがこんなチョコッと削ったからって、こ〜んなおっきなビルなんだから
ビクともしやしないよ!」
 
‥‥チョコッとじゃないじゃないかよ‥‥
 
「オレだけじゃないぞ!みんながやってるこっちゃないかい!」
 
‥‥だから余計に困るんじゃないかよ‥‥
 

ーーー万が一ちょっと大きな地震があったら、このへんは一望千里瓦礫の山?
 
 
 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ではまた、ホントに楽しい金曜日号でお会いいたしましょう。(^o^)丿

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