Mail-Magazine 09 BackNumber
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☆ ┃ ☆ 水 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第1172号 ≫2009/05/06_Wed ++++ ☆ ┃ │ (*^−^*) │
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐ │ │・坂の上の雲を ---- 足らざるもの(上)
---------------------- 紋起さん │ │・表上海!裏上海? お休みさせて頂きます ------------
半日半華人さん │ │・業界の内部から -- 某医療機器メーカーで20年 ------------ RYU さん │ │・インド事報
------ インドの超富豪が欲しいものは? ---- はぐれ雲さん │ │・読者の広場 ------ (=∵=) │ │・あとがき
--------
豚インフルエンザに感染?! │ │〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 │ │・広告掲載は<(_
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◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!!
(^o^)丿 ――――――◇ │ │1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、 │ 「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。 │ │2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ │ 別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。 │ │3.ライター兼編集発行の私
OJIN
とライターさん数人で執筆しています。 │ │4.内容の転載や引用は自由ですが、必ず「出典元の名称とURL」を併記 │ して下さい。一報頂ければこちらも案内リンクを架けさせて頂きます。 │ ◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃▼▽ 坂の上の雲を ▽▼ ┃
☆ 足らざるもの(上) ――――――――――――――――――― 紋起さん
「短慮と不覚の路」で負ける戦争に突入せざるを得なかった原因を提示したが どうすれば負ける戦争に突入しなくて済んだかについての検討を提示したい。 ある意味「負けないためにVer2.0」のつもりである。
対米戦争への経緯を辿ってみると、勝てると勇んで開戦に踏み切った訳ではな いが、かといって、負けると分かっていて開戦したのでもない、と思える。
勝つと思っていた若手参謀や幹部もいたが、米国には敵わないから負ける、と 思っていた少数の人もいたようだ。しかし、開戦前には本当にどう思っていた かは、真実は分からない。
大負けに負けた後だから、自分を正当化する発言をしてしまうし、自分は「当 時は本当にそう思っていた」と信じ込んでしまっているから、区別しようがな く始末が悪い。
強硬に対米開戦を唱えて開戦に至らしめた軍人に、田中新一参謀本部第一部長 がいるが、彼は、戦後出版した本(1955年「大戦突入の真相」)の序文で、
「戦争は如何なる場合にも避けねばならない。殊に敗戦は最も悲惨なる罪障で ある。祖国をこの惨苦に陥れた罪はもちろん万死に値する」と述べているが、
敗戦後ものうのうと生きながらえ、83歳の天寿を全うした。武藤章が戦犯で 死刑になるのなら、田中はそれ以上かもしれないと言う人もいるぐらいである が、起訴さえされなかったのである。
彼は敗戦の原因を「戦略構想の架空ではなく実施上の蹉跌であった」と、実施 部門への責任転嫁で終わらせるのである。対米戦争で亡くなった300万余の 方々に悪かったとはさらさら思っていないのであろう。
対米開戦の分岐嶺は、南部仏印進駐であった。
これにより、米国から日本の海外資産の凍結と、石油禁輸の経済制裁を受け、 躊躇いつつも「ジリ貧」を嫌って死中に活を見出すかたちで対米開戦に至る。
その道程をたどってみよう。だらだらと年表を出して申し訳ないが、目的は、 石油禁輸に至る出来事を並べて、事の成り行きを見て頂きたいからである。
○印が日本の行動で、★印がそれに対して米国が応じた行為であり、▽は日本 の行動に影響を与えたと思われる出来事である。 ┌────────── 昭和14年9月1日
ドイツ、ポーランドに侵攻(第2次世界大戦勃発)
★15年1月25日 日米通商条約失効
▽15年5月15日 オランダ、ドイツに降伏 ▽15年6月17日 フランス、ドイツに降伏
〇15年9月23日 日本、北部仏印に進駐 ★15年9月25日 米国、蒋介石に2500万ドルの援助決定 ★15年9月26日 米国、屑鉄、鉄鋼の日本向け輸出禁止
〇15年9月27日 日本、ドイツ、イタリア三国同盟締結
15年10月21日 小林一三商相9月13日からの交渉停止蘭印を離れる
16年1月2日 日本、蘭印交渉再開(日本側代表芳沢謙吉)
▽16年6月17日 日本、蘭印交渉決裂 ▽16年6月22日 ドイツ、ソ連に侵攻
〇16年6月25日 南部仏印進駐決定 16年7月2日 御前会議で裁可 ★16年7月24日 米国対日資産凍結ルーズベルト大統領仏印中立化提案
〇16年7月28日 南部仏印進駐開始 ★16年8月1日 米、対日石油禁輸 └──────────
日中戦争(支那事変)を終結できない日本は、その原因を、英米の蒋介石に対す る支援にあるとし、その補給路を絶つために仏領インドシナ(仏印)北部に軍事 的圧力をかけながら進駐した。昭和15年9月である。
これは、歴史の中でも軽く取り扱われているが、中国以外の他国の領土であり フランス政府がドイツに降伏した隙に、仏印総督の妥協を引き出して進駐し、 軍事基地を設営したのであり、欧米諸国は大いに驚かざるを得なかったであろ う。
それは、独・ソがポーランド、バルト三国、フィンランドを切り取り、オラン ダ、ベルギー、フランスを占拠して、イギリスに攻撃をかけているときに、
中国を占拠せんとしていた日本が、東南アジアに触手を伸ばし始めたと思った としても仕方のないことである。
米国は、蒋介石に巨額の援助を行うことを決定し、鉄鋼・屑鉄の輸出を禁止し たが、これらの反応が、日本の北部仏印進駐をどう思ったかを示している。
そして殆ど同時に、日独伊三国同盟の締結が報じられた。明確に欧米と対抗し て、世界を切り取る陣営に日本が参加を表明したと受取られた。
満州事変、国際連盟脱退、支那事変(日中戦争)、9ヶ国条約の無視、そして三 国同盟と続く軌跡は、日本が欧米を叩いて植民地の再配分を求めて動き始めた と見なされても不思議ではない。
= この稿つづく = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ▽ 「足らざるもの(上)」
┌─┬───────────────────────────────┘ │●│「皇帝アウグストゥスに学ぶ(補)」読後アンケート結果。 └─┘ ◇ この説に賛成
---------------------------------------- 34人 (71%) ◇ どちらかといえば賛成
-------------------------------- 10人 (21%) ◇ どちらともいえない
---------------------------------- 2人 ( 4%) ◇ どちらかといえば反対
-------------------------------- 1人 ( 2%) ◇ この説に反対
---------------------------------------- 1人 ( 2%)
┌─┬───────────────────────────────┘ │●│ お寄せいただきましたご意見や感想。 └─┘ ┌──────────「さぶろうさん」
賛成に投票しました。少子化問題を論じた一連の記事のまとめとして、大変に 素晴らしい論説だと思います。特に、他のページやデータを引用しながら進め る論には、説得力と迫力があります。
所得格差は、少子化とは無関係(むしろ逆相関)という御説には、賛成です。 “貧乏人の子沢山”ということわざもありますし。
ただ私は、人口が増えることには賛成できません。それは飢餓、あるいは資源 浪費への道だからです。
急激な少子化をストップする手段の一つとして、紋起さんのご意見は貴重であ ると思います。が、やり過ぎては、人口過多の問題を引き起こします。
ーーー例えば、表彰はやり過ぎかも知れません。
もちろん、紋起さんほどの知性の持ち主ならば、人口増加も良くないことであ ることを既にご認識されていると思います。
└────────── ▼ ┌──────────「紋起さんから」 ┌-------- 人口が増えることには賛成できません。それは飢餓、あるいは資源浪費への道 だからです。 └-------- 仰るように、地球温暖化の原因のかなりの部分は、人口増があると思います。
ーーー私も人口増には反対でした。
しかし今、合計特殊出生率が2.0に回復したとします。しかしそれでも、今 の例えば20歳世代の140万人を維持するだけなんです。(2.0を回復し た先進国はアメリカだけ。フランスでも1.98)
もっと下の世代になると100万人/1世代です。だから、日本の人口は現在 の1億3千万人以上には増えることはないんです。
└──────────
┌──────────「向日葵のらさん」@女性
フランスは、アフリカからの、多産の移民が出生率を押し上げているだけで、 元々の、白人のフランス人の出生率は、世間で賞賛されている程上がっていな いと聞いたことがあります。
ドイツは、トルコ系の移民が多いですし、日本には多産な国からの移民は多く いません。このような、フランスとドイツ、日本との社会的背景をも勘案する べきではないかな?と愚考致しました。
└────────── ▼ ┌──────────「紋起さんから」
大いにありそうな話ですね。移民が出生率を上げているようなことはない、と 政府が公表しているそうなんですが、細かく調べないと分からないですよね。
フランスのデータ等を見て感じるのは、半分ぐらいの新生児が婚外児なんです ね。しかしドイツでは、婚外児はまだ世間から良く思われていないために出生 率が上がらない面があるように言われています。
こういう価値観も、少子化と無関係ではないようです。
└──────────
┌──────────「あさん」
お金持論理です。収入の少ない層の人たちはグラフや推移は関係ありません。 関係あるのは将来云々より目先の金です。
全ての人が色々な統計にしたがって生きているのであれば、経済はもっとコン トロールさせるでしょう。しかし、現実は殆どコントロールされていないので す。人間は機械ではなく、故障率とか収益率に縛られることは稀です。
イコール、フランスで成功した政策があるのであれば机上の空論をシュミレー トして良いとかダメだとか言っている場合ではありません。
チャレンジしてみるしかないのです。実験なくして結果なしと私は思います。
└────────── ▼ ┌──────────「紋起さんから」 ┌-------- お金持論理です。収入の少ない層の人たちはグラフや推移は関係ありません。 関係あるのは将来云々より目先の金です。 └-------- ┌-------- フランスで成功した政策があるのであれば、机上の空論をシュミレートして良 いとかダメだとか言っている場合ではありません。 └-------- その通りだと思います。私が申し上げているのは、若いカップルの方達ではな くて、年配の方も多いこのメルマガ読者の方を想定しています。
少子化の話題になった時や、マスコミで少子化に関して議論されている時に、 申し上げているような切り口で影響を与えていただければ、幸甚だと思ってお ります。
当該の人は目先のことなのですから、それに合わせた施策を政治が打たねば、 少子化は止まらないでしょう。
また、こういう施策は、1度始めると変更が難しいものです。例えば補助金を 出し始めると、それを止めるのは不可能に近いのではないでしょうか。
既得権益が生まれますので、その分、フランスで何が効いているのかを考えね ばならないでしょうし、また、国の借金の多さは、フランスと比較にならない ほど日本は大きいですから、財源問題が根本的に異なります。
└──────────
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃▼▽ 業界の内部から ▽▼ ┃
☆ 某医療機器メーカーで20年 ―――――――――――――― RYU さん
ーーー高校卒業後、すぐに東京に本社のある医療機器メーカーに就職。
はじめの数年は、研修と勉強の為に東京で生活。80年代前半で手取りが9万 円。家賃はないが、光熱費などはすべて自分持ち。初めは要領がつかめず、給 料日一週間前になるとお金がなくなり、だいたい2〜3日は食事なし。
でも馬鹿だから、給料もらうとまた一週間で半分使ってしまい、次の月も同じ ことの繰り返し。東京生活始めて3〜4ヶ月はこんな感じで、体重が10キロ 減。ーーーマジで馬鹿ですねーーー
で、夏頃までには何となく要領を覚えて、普通に生活がおくれるようになるが ーーー体重は戻らず。
会社での担当は営業。
販売商品が大型の医療機器がメインの会社で、基本はルートセールス。大きな 総合病院がメイン。で、器機の特徴と癖を覚えたら、他には会社や上司からは 特別教えて貰えることはない、と上司から言われた。
確かに営業に教科書はない。ーーー会社を辞めるまでそう思っていた。今にし て思えば、そんなことはない。営業であってもマニュアル的な教本はできるは ず。
例えば、いくつかにお客様を分類して、どの分類のお客にはどのような接し方 が良いかなどと、簡単にでも取っ掛かりをつかむ方法を共有できるはずだし、 逆に上司は、部下や社員に対して、それら社員をどのような営業マンに育てれ ば良いかを考察し、指導できるはずである。
一般の会社なら当然やっているのかもしれないが、私が就職した会社には残念 ながらそのような形態は存在せず、すべての上司は、ただ売り上げ目標を示す だけの存在でした。
普通の新入社員は、東京本社は3年ほどいるはずなのだが、扱いに困ったのか 1年も経たずに、本来の採用地の営業所へ移動。ーーーで、営業所でも特別な レクチャーはなしにいきなり○○県を担当。
18歳の小僧が、一流(?)医療器機メーカーの普通の担当者扱い。前任はその 営業所の所長。当の本人(営業所長)が、人手不足だから新入社員でも誰でもい いから本社から営業マンをよこせと本社に掛け合ったが為に私が戻されたとの こと。
最初はキツかった。初めの一年はただただ足を使って回るだけ。売り上げもな いし――――。
医療器機の販売は独特な販売ルートがあり、メーカーが直接病院に対して商品 を販売することはない。問屋さんと呼ばれるディーラーさんが必ず仲介として 入る。そして商品を病院に販売するまでに、それらディーラーが途中何社も通 過するときもある。
競合するライバルメーカーの卸ディーラーを説得したり(メーカー同士が折衝 すると、基本的には折り合いがつけ辛いので、そうなる事はことはまずない)
当然ですが、大きな卸ディーラーはいくつもの大手メーカーを抱えております から、代理店としてライバルメーカーと同じディーラーがあったりする。で、 その調整や卸金額の折衝と駆け引きがすごく多い。
その上、性質[たち]が悪いのは、これら大手ディーラーは、病院全体の商品を 抱えているが為に、個々のメーカーの商品特性をほとんど覚えていないし、覚 えようとしない。
そのようなディーラーの一般的な営業マンは、都合の良い時に都合の良いメー カーに情報を流したり使ったりとなるので、ディーラー頼みにしてしまうと全 く注文が回ってこない。
よって、メーカーが自分で病院の販売先現場にも回らなければならない。これ らの大手ディーラー以上に、頻繁に現場を訪問し自分のモノにしなければなら ない。そうすることによって、商品選別を現場にしてもらい、商品販売の主導 権をメーカー側が握らないといけない。
現状、公立の総合病院などは、1千万円以上の物の購入は入札、それ以下は随 意契約(俗に随契)となる場合が多い。
私の勤めていた会社は、検査器機と中央オペ材料室関連の二本柱がメインの会 社で、検査器機は大体5万円から800万円までの価格帯。これらのほとんど が随契。(当然入札の場合もアリです)
中央オペ材料室関連商品は、5万円から1億円程度のものまで幅が広く、また セットで購入する場合はさらに高額になるので、基本的に購入形態は入札にな る場合がほとんどです。
例えば800床クラス以上の総合病院を新築した場合、中央材料室(オペ室は 含まず)一式を購入するだけで定価で3億円以上になります。
最近は一次洗浄を病棟現場で受け持つか、中央材料室で行うかによっても購入 器機が変わるので金額は上下しますが、だいたいこのような金額ですから、当 然競争入札になります。
ただ私の在籍した会社に都合が良かったのは、すべての商品を自社で揃える事 ができた事。中央材料室の器機商品をすべて1メーカーで揃える事ができるの は、世界広しといえども我が社だけで、入札時に有利なのです。
すべての仕様を弊社用にしてしまう事ができる為、商品によっていろんなメー カーを寄せ集めた場合と違い、メーカー同士の折衝調整が不要な事。これによ り入札金額が出し易いのと、入札仕様書を我が社のみで作成してしまえる事。
これで時間もかからず、いち早く入札仕様書を現場に提示し、そこで納得して さえ貰えれば、入札を形骸化してしまえる。要するに随意入札となる訳です。
これにより我が会社は、業界のナンバーワンの座を確保してきた訳です。
しかし、残念ながら最近は、それらの販売方法の秘訣(マニュアル)が新しい社 員に浸透していないが為に、うまく機能していないようです――――。
新築ではなく、器機更新時は当然この手は使えませんから、まずは新築時に納 入する事が一番なんですが。
また、今度は器機更新時の器機選択なのですが、当然今使用しているメーカー には一番にお声がかかる訳ですから、納入さえしていれば情報漏れが少なくな ります。一つの機器あたりが1千万円以上の器機ですから、逃がしたら大変で す。
単純にですが、例えば人口800万人のある県がありますと、だいたいその県 にある全ての総合病院の中央材料室の器機の総額が、定価で約80億円ほど。
それらの器機が12年で更新時期=減価償却年数が4〜8年なので、その倍の 年数以上はしよう)がくると換算すると1年あたり6億ちょい。
当然定価ですから購入金額はもっと下がりますし、前出のように中間マージン がディーラーさんにかかる訳ですから、メーカーの売り上げは相当少なくなり ます。もちろん総額ですから、他社に負けたりすれば売り上げはもっと少なく なっていく訳です。
そうなると1千万もするような器機を一つでも落とすと大変な事になります。 私の会社は、だいたい市場の70%のシェアを握っていましたから(今はもっ と低いようです)定価で4億円分以上は納入していました。
また、検査(病理器機)も同様な状況で、器機一式を弊社のみで納品できた状況 にありましたから、中央材料室と同様の販売戦略で同様のシェアを維持してい ました。
ちなみに検査器機でいいますと、同様の県で定価30億と換算し、更新10年 として1年あたり定価で3億円。同様のシェアとすると、定価は2億の売り上 げがある状況でした。
その営業を18歳からする訳ですから、ストレスは並大抵のものではありませ ん。ーーー2年とたたずに十二指腸潰瘍です。病院周りが病院通いになる。た だ都合が良いのは、お客さん(看護士)からドクターを紹介してもらえる事でし たが、実際よく考えたらそれもどうでしょうね。
病院の現場のお客様や、ディーラー担当者たちには、10歳ほどサバを読んで 30才ぐらいと説明してお仕事にいそしんでいました。----今その方々とお会 いして実際の年齢を話したら、多分詐欺師扱いでしょうね----
でも年齢サバ読みは成功でした。2〜3年の駆け出し営業マンでは信用が薄い (≒ない)でしょうが、10年もやってると思い込んでもらえると話が早いんで す。今までそうしてきたからと言えば信用してもらえるし、その信用が次の信 用につながる訳ですし。----ただストレスは同じですけど----
初めは、商品販売時に入札になってしまう事に相当悩みましたが、途中で自分 の考えをお客さんに話すようにして切り替えました。
何を話すかというと、入札になったら落とす(落札する)つもりはないと言うん です。要するに、金額を高くして入札しますとーーー。随契なら金額を相談に 応じますと。そうすると、多くの方が随契にしていただけました。
もちろんそうする為には、自分の商品が一番良く魅力的で、お客様が一番欲し い商品である、ーーーと思い込んでもらわなければなりません。それらが成功 した後に入札をしたくない事、入札よりも随意契約のほうが魅力的である事を お願いする訳です。
全てうまくいく訳でもないですし、状況によっては入札を飲まざるを得ない状 況もあります。その時はハッキリ自分の営業の負けを認識し、目一杯の金額で 入札する時もあります。
ただそんな状況は年に一回もありません。2〜3年に一回ぐらいです。
ただし、あくまで目標は随意契約。なぜこだわるかというと実績なんです。
入札は、実績として他病院に公表されてしまう恐れがあります。そうする事に より、他病院での納入金額の低下に繋がりますし、一番迷惑なのは、他地区で それらの実績が出回りますと、他地区の同僚営業マンに多大な迷惑をかけてし まいますから、そのような事は避けたいところだったので。
で、そんな会社にいくつか意見もあったのですが、言い出せずに退職となって しまいました。
一つは、営業を育てる方法。
上でも少し触れましたが、人材を育てるマニュアルがない。別に紙になってな くても良いと思うんです。ちゃんと代々受け継がれれば。大体中小企業ですか ら、形式張った物でなくても良いと。
人が人に受け継ぐものって、自然とあると思うんですね。日本人ですから精神 論的になってしまいますが。日本人ですと、技術の伝承も紙面などではなく、 目上の技術を見て盗めってよく教えられるじゃないですか?
そんな感じで良いと思うんですね。上の者が分かりやすいように見せれば良い と思うんです。腕があるなら恥ずかしがらずに。日本人は、根っからの技術肌 だと思うんです。
後は世界戦略。
日本人にとっては働きやすい、日本人的なとても優良な会社であるほど、海外 進出は苦手のようです。ーーーでも日本には、すごく優秀な技術を持った会社 がたくさんあります。このまま指をくわえて、他国に世界全体のシェアを持っ ていかれるのは勿体なさ過ぎ。
―――でもってここからは、業界の内部からとは直接関係ありませんが―――
海外での成功の秘訣は、ダブルスタンダードが可能な会社。
日本国内に対しての日本的優良会社はそのままに、海外に出るときは、露骨に 思われるくらいにエゲツナイ会社でちょうど良いので。
日本の会社で多いのが、日本の常識を海外の会社にまで持ち込んで社員教育し たり、社風を日本本社をスタンダードにするのはやめましょう。
“日本の常識は1割も通用しません”
日本から出た事のない人たちは、何度もこう聞かされて解ったつもりになって も、結局解っていない。ーーー本当に通用しない事を身をもって知ってから、 どんどん世界に出るべきです。
一度ひとりで現地に行って、自分ひとりの頭でどうしたいのかを考えるべき。 その結果を相談しながら育てるほうが良い。
そして基準は現地。
日本人が会社を海外に出すときによく勘違いするのが、基本の考え方。日本人 が会社を海外に出すと、基本は日本本社。そこに現地の必要な部分、良い部分 を取り入れる。ーーーこれは良くない。
そうではなく、基本は現地。現地(海外)の地場の会社の考え方を基本にし、そ こに日本の良い部分をミックスしていく。
よく日本人が海外進出を考えるときに、現地視察ででうまくいっている地場の 会社の説明を受けるとよく口にする言葉が「日本のやり方を勉強してるんじゃ ないか!」と。ーーーそして自分たちもうまくいくと思い込む。
違います、基本の根底が。
現地の会社(ここでは特に上海)は確かに日本の事を勉強している。そして勉強 している所(会社)に限って上手くいっているところが多い。でも違うんです。 逆なんですね、考え方が。
現地の会社は現地の方法を基本にして、そこに、日本の良いところを少しずつ ミックスしていくんです。日本の会社は、日本のやり方が良いからといって、 日本のやり方に現地の風習を取り入れていく。
これでは全くの逆ですし、うまくいかない場合がほとんど。似ていますが根本 が違いますから。
日本国内でもそうですが、もちろん海外で会社を運営しても毎日色々な問題が 当たり前のように発生します。但し、日本国内で発生する問題とは全く違い、 想像もつかない変わった問題ばかりです。----現地では普通の事ですけど----
此処が問題で、問題が発生したときの対処手順・方法が全く違います。日本を 基準に考えると解決しません。ーーーですからあくまで、海外の会社はその現 地の考え方を基本におかなければならない所以なのです。
でも、逆に海外でうまくいった方法を、本社で採用してみたりしないで。
日本国内に、いきなり世界スタンダードを持ち込んでも通用しませんし、どん どん日本の良いところが急速に失われていってしまいますから。そのような事 はやめてください。
―――― で ――――
日本の病院内部や中央材料室・高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)・病理機器 に関して、技術的な事を20年以上培ってきております。ーーー何か必要な事 ・質問等があれば、どうぞお問い合わせ下さい。
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃▼▽ インド事報 ▽▼ ┃
☆ インドの超富豪が欲しいものは? ―――――――――― はぐれ雲さん
ーーーインドの超富豪、「桁」も「歴史」も「質」も違う。
億万長者と月並みの表現で富豪を表現するが、世界の富豪の一般的表現は‘ビ リオネア(10億ドル≒1千億円)’2008年度のビリオネアは、世界全体で 1125人。
多い順に、アメリカが469人と群を抜いている。次はロシアが87人、ドイ ツが59人、インドが53人、中国が46人、イギリスが35人、香港が26 人、日本は24人…。2009年度は経済後退の影響でかなり減少している。
1千億円とはいわず、百億円以上も個人資産を持っていたら、日本人的感覚で は完全に‘億万長者’だろう。それでも日本人の一般庶民にとっては天文学的 数字である。
日本には、真の億万長者は数える程しかいない。殆どが不動産評価の億万長者 だろう。相続税で資産は3世代で消滅する。
一方、百億円(1億ドル)以上の個人資産を持っているインド人はどのぐらいい るか?ーーー多過ぎて見当が付かない――――。
インドには相続税がない。インド人は脱税のプロである。全世界(英語圏)に散 らばっている血縁・親族と巧み連携して、巨大な富を蓄財している。アメリカ で巨額な財を得たインド人も沢山いる。アメリカで成功しているインド系アメ リカ人の大半はミリオネア(年収100万ドル=1億円)といわれている。
インドの富豪が集まっているのが、マハラシュトラ州の州都とムンバイ=旧名 ボンベイである。ムンバイはインドの商業・金融・物流のセンターであり、殆 どのインド財閥がムンバイに拠点を構えている。
先々週、マハラシュトラ経済開発評議会(MEDC)が、8月14〜16日に、 ムンバイで初めて展示会 「Luxurion World
2009」と「Luxury Forum」を開催 すると発表した。
インドや近隣諸国の富豪を対象としたシンポジウムと展示会。場所はムンバイ のグランド・ハイアット・ホテル、富豪者市場開拓を目的とした企画である。
ハイアット・ホテルは全館貸切りになるだろう。中東富裕国からの参加者も多 数見込まれる。
世界の富豪者の市場規模は約2千億ドル≒20兆円といわている。
現在のインドの市場規模は、約35億ドルと極めて小さいが、2015年には 300億ドル≒3兆円規模に拡大すると予想されている。今回の展示会の入場 者は、シンポジウム参加者と評議会により選択された富豪に限定されている。
主催者側が世界に企業に呼びかけている展示物の要望が興味深い。
インドの富豪が何を欲しがっているかが判る。殆どがカタログやパンフレット だろうが、一部を紹介すると、
アンティーク、アート、リゾート、ペット、高級車、プライベートジェット、 クルーズ或いは豪華列車の旅、チャリティー、不動産、レストラン、ワイン& リカー、ウェディング・プランナー、時計、ファッション、ポロ、ゴルフ、競 馬、宝石、スパ、高級食材・珍味、資産管理等々…。
全て最高級志向だろう。日本人的感覚の数字に、0を1つか2つぐらい加えた 世界だろう。資産管理が入っているのが面白い。展示会にはボリウッドやハリ ウッドの女優を集めるつもりだろう。
ドバイや日本の成金とは違い、インドの富豪は本物の富豪である。ムガール帝 国や大英帝国の富豪を見て成長してきた。今回のムンバイの展示会、どんな富 豪向けビジネスや商品が登場するか興味深い。
7年ほど前、ムンバイの小富豪に、ディナーに招待された事がある。
ディナーの前の2時間ほど、所有物(骨董品)を長々インド英語で自慢げに説明 され閉口した事がある。
例えば象牙板の細密画、当時の評価額で一枚300〜500万円の芸術品…、 壁に飾ってあるだけで約1千枚、それだけで30〜50億円、最高級品は別の 場所に保管しているとか…。ーーー現在の評価額は少なくとも倍以上だろう。
その小富豪を訪問した日本の大物政治家の来訪者記帳も数多くあった。それも 歴史的財産として保存されている。
寝室はエレベーター装置付、変な趣味である。
因みに2時間後の深夜のディナーは、海に浮かぶ月を見ながらの豪華な食事、 だが…、完全なベジタリアン、ノン・アルコール、コストは一人当たり100 円ぐらいだろうか…。味もイマイチであった…。
‘めざし’と‘漬物’に熱燗を懐かしく思った一瞬であった――――。
インドの富豪、全く別世界の人種だが、日本の‘わび’や‘さび’が通じるか もしれない。ーーー‘生け花’や‘盆栽’などに惹かれる人も多い――――。
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃▼▽ 読者の広場 ▽▼ ┃
┌──────────「みけさん」50代@女性@会社員@東北
2004年頃の記述で、手取800元の中国人工員に、会社が負担しなければ ならない総額は1.7倍ぐらいと書かれていたのを拝見しましたが、
2009年の現在でも同じぐらいの倍率になるでしょうか?
住房費は会社で必ず加入しなければならないのでしょうか?
└────────── ▼ ┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
現地の中小企業と違って外資の大企業ですから、そういうところは最初からキ チンとしていましたから、負担するべき割合は今でも同じだろうと思います。
ただ、その頃と比べますと、人件費自体は全体的にかなりアップしています。
住房費=社員の住いの費用のことを仰っているのだと思いますが、どこの会社 でも、通える範囲内だけから必要な人材を集めることは困難なので、大部分を 通勤圏外から集めなければなりません。
そうしますと当然、寮があることを謳わなければ応募者がありませんから、そ うします。従って住房費=寮費は会社が負担します。数少ない自宅通勤者には 自宅手当?住居補助?のあるところもありますし、ーーーこれは会社によって まちまちです。
└──────────
┌──────────「AWさん」
製紙工場の汚水は適切に処理しないと、化学的にはそれほどでもないかもしれ ないですが、とんでもなく汚いですからね。
飲み水は大丈夫なんでしょうか? 漏れ聞くだけでも、億単位の人たちが化学 汚染された水を飲んでいるように聞きます。
└────────── ▼ ┌──────────「(^^) OJIN
です(^^)」 ┌-------- 製紙工場の汚水は適切に処理しないと、トンでもなく汚いですからね。 └-------- 国営工場など、昔からある工場ではどの程度改善が進んでいるのかは分かりま せんが、その後進出した外資の化学関係の工場への環境規制条件は、ほぼ日本 並みだと思います。
┌-------- 飲み水は大丈夫なんでしょうか? 億単位の人たちが化学汚染された水を飲ん でいるように聞きます。 └-------- 江蘇省下流のこの辺は、中国の中でも最も日本の水質に近い、と全中国の水質 を調査して南通に決めたんですよ、と大日本インキの総経理さんが仰っており ましたが、中国の習慣で、みんな湯冷ましにして飲みますが、南通の水道水は そのままでも飲むことができます。
華北地域では、コップに汲みおいて置くと、暫くすると底に1ミリほども沈溺 物が溜まるとも聞きます。
江西省の山間から出てきた娘は、ウチのほうの川は澄んでいてキレイで、その まま飲んでも大丈夫、と言います。
この辺の農村の運河?川?は、ドロリとした緑色の汚い水ですが、昔はキレイ で、泳いだり煮炊きに使っていたと聞かされましたから、何が原因かは分かり ませんが、かなり汚染が進んでいる、ということなんだと思います。
└──────────
┏━━━━━━━━━━「(^^) OJIN です(^^)」
皆様からどのぐらい情報をお寄せ頂けるか、にもよりますんですが、できれば 「業界の内部から」をシリーズ化したい、と考えております――――。
その業界の中では周知の事実のような事柄でも、一般の我々には窺い知ること のできない情報は山ほどあるんじゃないかと思います。
既にリタイアされた方なんかだと、更に書き易いのではないでしょうか?
ーーー皆様からのご寄稿を、切に切にお待ち申し上げております。<(_ _)>
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃▼▽ あとがき ▽▼
ーーー世界の各地で豚インフルエンザが蔓延しているようでございます。
日本では「豚インフルエンザ」の名称を、新型インフルエンザに変えたんでし たっけ? 面白いですね〜日本は。いや、アメリカやメキシコもそうでしたっ け?
中国の名称は「猪流感」ーーー中国では豚のことを猪と言いますから、そのも のズバリの「豚インフルエンザ」。あはは。それが、やっぱり呼び名を替えて 甲型流感になったとか。
で、中国本土ではまだ発生がないようですが、日本のBBSだったか?「SA RSの時のように隠蔽してるんじゃないのか?」という書き込みを見かけまし たが、〜〜〜まさかそんなことはないでしょう〜〜〜
SARSのとき、結局、隠蔽していた担当部門の責任者が死刑になったことは みんな知っていますから、命懸けで隠蔽する意味もないですし、そんなことを するアホウがいるとは信じられません。
隠蔽じゃない可能性としてなら、病院代が高いですから、所得の低い人々は、 軽い風邪の症状なら我慢して病院へ行かないので表に出てこない。ーーーとは いっても、中国でもニュースでバンバン報道されていますから、
人一倍おっかながり屋の中国人が、お金が高くても行かないということは考え にくいですから、やっぱり中国ではまだ発生していないんだと思います。
中国政府も水際作戦を相当厳しくやっているようですから、連休で日本へ戻っ ていた方々が、明日あたりから帰ってこられると思いますが、空港での厳しい チェックに目を白黒されるんじゃないでしょうか。
ーーーところで OJIN は、軽〜い風邪気味のような気がするんですけれども、
〜〜〜大丈夫かな〜〜〜(^^;
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