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┃ ☆ 金 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第550号 ≫2005/04/29_Fri ++++ ☆
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┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
┃ └─────┘ └──────────────────┘ + ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐
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│・ごあいさつ ------ 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿
│
│・祖父の懐旧談録 -- 朝鮮編「強制連行と帰国事業(3)」 by hideおじさん
│
│・中国ひと口話 ---- 中国の中の日本 --------------------- by けんさん
│
│・読者の広場 ------ (=∵=)
│
│・あとがき -------- 池田先生、太謝謝了!
│
│―――――――――――――――――――――――――――――――――
│
│・広告・公告案内 http://chinachips.fc2web.com/pr/prindex.html
│・ご寄付のお願い http://chinachips.fc2web.com/donate/01donate.html
│
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇
│
│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│ 「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。
│
│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│ 別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。
│ 更に頻繁不定期で「アジアビジネスの現場から」号が配信されます。
│
│3.ライター兼編集発行の私OJINと数人のライターさんで執筆しています。
│
│4.内容の転載や引用は自由ですが、必ず「出典元の名称とURL」を併記
│ して下さい。一報頂ければこちらも案内リンクを架けさせて頂きます。
│
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┃▼▽ 祖父の朝鮮・満州懐旧談録 ▽▼ by hideおじさん
┃
☆ 祖父の懐旧談録:朝鮮編「強制連行と帰国事業(3)」―― 2005/04/29
終戦直後は日本のほうが住みやすかった在日朝鮮人は、繰り返しになりますが
外国人であり、日本人と同様の権利・保護保証は与えられません。ですから、
いくら能力があったとしても一般の会社に就職することも出来ず、教育もまた
満足に受けられる状態にはありませんでした。
これを「差別」と指摘する向きもありますが、外国人である以上、まして帰国
してくださいといったにも関らず日本に残った自由意志の人たちを、日本人と
同様に扱うことはやはり制度上不可能だったわけです。
一方、「元々強制連行されたのだから最後まで面倒みないとは何事だ」という
意見もありました。ーーこれは一見正論のようにも聞こえますが「だから終戦
直後に日本の費用で帰国してくださいといったじゃないですか」という反論も
あり、堂々巡りになってしまいます。
このような状況の中で、在日朝鮮人の生活も苦しくなり、それに合わせて在日
朝鮮人の犯罪率が上がって行くわけです。昭和30年代に入ると、千人当りの
犯罪率は、日本人が0.5人、在日朝鮮人は3人と約6倍になっていました。
一方、生活保護を受けている者も全国で1万9千世帯に上り、その経費負担だ
けでも当時の金額で年間17億円にまで達しています。これは、地方自治体に
おいても非常に大きな負担であり、今後共このままの負担では堪えきれない、
何とかならないものかという意見が昭和30年代初め頃に出てくるのです。
自分の意志で日本に残ったのに日本人にはならず、外国人のままでありながら
「生活保護」は貰いたいというのはどうか、何故面倒を見なければならないの
か、という、簡単にいうと「やっかい払い」を考えたということです。
そこで、「本人が希望するならば帰還させたい」という声が輿論として出て、
「基本的人権に基づく居住地選択の自由」という原則が政府、マスコミから叫
ばれるようになりました。
一方では、朝鮮総連も同じように帰国事業を考えていて、日本政府を攻撃して
帰国事業を進めようという運動を、共産党と共に展開しようという考えがあり
ました。
この時期、北朝鮮が本当にウェルカムで在日朝鮮人を受け入れようと考えてい
たかは、その後の彼らの悲惨さをみると疑問です。まして、この時の帰国希望
者の9割が南出身者であったということからも、綺麗事だけで北朝鮮が帰国を
促したとは考えられません。
しかし、どちらにせよ日本政府がそれに応じなければ、「非人道的」というこ
とでゆさぶりをかけることも出来るし、生活保護の強化へも繋げられるという
目算がありました。―――こうして双方の思惑が一致することにより、「帰国
事業」が大々的に展開されて行くことになります。
帰国事業が実現化するにあたり、日本赤十字社から「本人の意志確認が必要」
という提言がなされました。朝鮮総連で作成した帰国者名簿には、疑問な点も
多く、更に本人の意志確認をしなければならないという議論が出てきました。
――何故なら、当時は、帰国者の日本への里帰りは全く問題にされておらず、
北朝鮮に行ってしまったら日本には帰って来られないということが前提になっ
ていたからです。
なので日本側は意志確認が必要だと主張したわけです。
しかし北朝鮮側は、意志確認に強く反発し、不必要だと主張しました。結局、
早く事を済ませたいという日本側の思惑もあって、帰国者本人への意志確認が
不明確なまま帰国事業が進められていきました。
――この帰国事業の展開の中で、不思議なのは韓国の動向です。
この帰国事業の希望者の多くが「南」の人たちだったのにも関らず、この時の
韓国政府は、とおりいっぺんのクレームをつけただけで具体的な対策は取って
いません。―――確かに、南の人たちが北へ帰るというのでは、韓国からすれ
ば面目を潰されることになるので、(一応?)クレームはつけましたが、その後
の日韓漁業交渉、李ライン問題など、度重なる外交交渉の中では「主義上容認
できない」とだけしか述べていません。
実際、当時の外交記録を見ると、そのことが「何の具体策も得られなかった」
という表現で記録されています。―――結論をいうと、韓国は在日の「南」の
人々を無視したということになります。
事実、韓国政府は現在、「帰国事業」を「北送事業」と呼び、帰国者も「北送
者」と称して区別しています。――その言葉の意味には、少なからぬ「差別」
の臭いを感じるのは私だけでなのしょうか。
今の韓国において、チェイル・ギョポ、チェイル・ドンポ「=在日同胞」とは
呼びながらも、実際には微妙な空気があるのを、在日の友人を持つ私としては
何か釈然としないものを感じてしまいます。
「南」出身にも関わらず「北」へ向かった人たちのことを思うと、その心中は
計り知れません。ーーー日本での生活苦、将来への不安。韓国による事実上の
棄民政策。そして日本政府、マスコミによる「地上の楽園」宣伝。
在日の人々が、先を争って「北」へ向かうのは当たり前だったでしょう。
この帰国事業によって北へ向かった人々は、8万人から10万人ともいわれて
います。―――ほとんどが南の出身であり、親類縁者もなく、祖先の墓も何も
ない異郷へ向かった彼らは、何を夢みていたのでしょうか。
当時、北へ向かう人たちのコメントを見ると、純粋な気持ちが痛いほど伝わっ
てきます。―――日本では生かせない自分の能力を試したい、もっと勉強して
祖国の役に立ちたいというコメントが多く綴られていますが、その後裏切られ
た彼らは、一体どんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。
あともうだけ少し我慢すれば、日本は「高度成長」時代に突入し、在日朝鮮人
の生活も少しづつ向上していったことを考えると、私は日本人ながら空しいも
のを感じてしまいます。
その後、日本と韓国は国交を結ぶことになりますが、この外交交渉の上で在日
問題が採り上げられ、討議されてはいるものの、(在日韓国人の法的地位協定)
日韓双方の政府が、この協定に基づいた具体的な処置を取っていたのかは甚だ
疑問な点も多いのです。
当事者であった朴大統領が、条約締結にあたっての有名な声明に「在日僑胞の
みなさん、現在60万人以上と推算されている在日同胞のこれまでの苦労が、
どれぐらいつらかったことかを、私は誰よりもよく知っています。在日僑胞の
その苦労の原因を辿ってみると、ひとえにそれは本国政府の責任となる他あり
ません」とあります。
同じく日本政府も、在日の人々には「格段の考慮を払う」となっています。
この精神に則って、在日の人々の生活向上にある程度の努力はなされてきたと
理解はするものの、その後再び、在日問題が日韓両国で取り上げられるまでに
は、小渕首相と金大中大統領との間で交わされた1998年「日韓共同宣言」
まで待たなくてはなりません。
この共同宣言に記載されている在日に関する部分は、第10条の
「両首脳は、在日韓国人が、日韓両国国民の相互交流・相互理解のための架け
橋としての役割を担い得るとの認識に立ち、その地位の向上のため、引き続き
両国間の協議を継続していくことで意見の一致をみた」
ーーーーたったこの3行です。
最近になって、韓国では日韓基本条約の開示が話題に上りましたが、その裏交
渉の文書も明らかにされていくことを期待します。そこに、在日の人々の苦労
を斟酌する条文が多々含まれていることを望みますが、残念ながら私が調べた
限りでは非常に少ないといわざるを得ません。
一方、日韓基本条約に先立って取り決められた日韓基本協定第2条には、
「両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む)の財産、権利及び利益、並
びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、1951年9月8日
にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条(a)に規定さ
れたものを含めて、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」
この条文は、何度も取り上げられているのでご存知の方も多いでしょうが、こ
れが何を意味しているのか読者のみなさんはお判りになるでしょう。勿論ここ
に至るまでには、韓国民感情もあり紆余曲折がありましたが、未来を見つめて
いこうということで日韓両国の基本理解となったはずです。
しかし今回盧泰愚大統領は、「いまだ日本は賠償する義務がある」という主旨
の発言ををしておりますが、賠償を口にする前にこの取決めを再認識し、まず
韓国政府として何をすべきか、何をすべきであったのかの「歴史」を振り返る
と共に、明日の糧にしなければならないはずです。
我々日本人も、ルールはルールとして毅然としてそれを遵守し、一方で国と国
の間で翻弄されてきた戦後の在日韓国人・朝鮮人の歴史も真摯に振り返らなけ
ればなりません。
ーーそこに、日本国として忘れたものはなかったのか、日本国としてすべきこ
とをしてきたのか、今一度考えてみる度量も必要ではないでしょうか。
= 朝鮮編おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
↓
祖父の朝鮮・満州懐旧談録「朝鮮編:強制連行と帰国事業(3)」は、
◆−このとおりだと思う
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0005420A1968c
◆−そうではないと思う
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0005420A208b7
◆−どちらともいえない
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0005420A33d7a
◆−知らなかった。そうだったのか〜
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0005420A4f606
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0005420C8282
○コメントボード
┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0005420P00C0d4f
締切:2005年05月02日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│「祖父の懐旧談録:強制連行と帰国事業(2)」アンケート結果。
└─┘ http://chinachips.fc2web.com/repo4/045008.html
◇ このとおりだと思う ---------------------------------- 40人 (59%)
◇ そうではないと思う ---------------------------------- 2人 ( 3%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------- 2人 ( 3%)
◇ 知らなかった。そうだったのか〜 ---------------------- 24人 (35%)
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ コメントボードに頂きました感想。
└─┘
先週のミカの赤い服さんの感想に対するhideおじさんのコメントは、記事収載
ページに収めました。 http://chinachips.fc2web.com/repo4/045007.html
┌──────────「坂道さん」
中国の反日行動について思います。中国に対する日本のODAは、1979年
から始まり、今年で累計3兆5千億を超えたそうです。国際協力銀行の資金援
助を含めると7兆円を超える金額と報道されています。
これが中国のインフラ整備に寄与したことは、中国国民にはほとんど知らされ
ていません。これまでの日本の支援は何の意味もなかったのでしょうか?
ーー日本人の一人として情けない気持ちになります。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさんから」
現在の反日行動については複雑というより寂しい気持ちで一杯です。坂道さん
のおっしゃるように、戦後、日本が中国に対して行なってきたことを全て中国
国民に伝えた上で、このような暴力を交えた反日デモが行なわれたのであれば
「残念だ」と思えますが、中途半端な情報で中国の若者たちがあのような行動
に向かってしまったのであれば、中国政府に責任の一端があるといわざるを得
ません。
まして、テレビでデモ報道を見ていると、過激なのはごく一部であり、その他
大勢は笑いながらデモに参加している姿を見ると、単なる「反日行動」とは異
なった意味合いが含まれているのでは?と疑問を持ってしまいます。
私が遭遇した第2次天安門事件での学生たちは、今回のデモの学生とは、全く
雰囲気も目の輝きも違っておりました。一部過激な行動を取った学生らもいま
したが、素人目にも「大義名分」は見て取れました。だからこそ欧米のマスコ
ミも学生らを応援する雰囲気もあったのです。
日本で学生運動が華やかだった頃、私はまだ中学生程度でありましたけれども
どこか「学生」たちを応援する雰囲気がありました。韓国での民主化運動でも
そうです。
しかし、今回のデモは、日本の学生運動、韓国での運動のような「ピュア」な
面が見られないのです。もちろん学生運動には「暴力」もあったわけで「正」
とする気持ちはサラサラありませんし、当時の日本の学生運動を美化するつも
りもありません。
しかし、
少なくとも私は、学生運動の根幹にあったものは「純真な気持ち」だった、と
思うのです。ところが、今回の中国での反日デモは、誰かが学生らの「純真な
気持ち」を利用した「デモ」という疑念が拭い切れません。
私は「デモ」そのものを否定するつもりはありません。中国には中国のお家の
事情があるでしょうし、「反日」を国是としているのであれば、それはそれと
しましょう。しかし、だからといって他人の物を壊しておきながら「お前が悪
いからだ」というのは呆れて開いた口がふさがりません。
対国内アピールだとしても、「それはそれ」「これはこれ」だと思います。そ
れを国際的な場で発言するなどというのは、良く言えば「故錦涛さんの苦慮が
忍ばれる」、悪く言えば「お里が知れる」と言えるでしょう。
欧米の新聞も、珍しくこの反日デモを大きく取り上げています。ということは
欧米も中国の態度を訝しがっているという証左でありましょう。特にワシント
ンポスト紙においては、当初「日本批判」論調であったのが、「歴史を改ざん
しているのは中国である」というように変化してきています。
英国のインデペンデント紙でも「デモが起こることは日本にも責任がある」と
しながら、「アヘンを持ちこむ為に起こした我国の戦争には不平を言わない」
と皮肉りながら「チベット侵攻や毛沢東の犯した罪は一切教えていない」と、
日中双方をたしなめています。
ニューヨークタイムスでは「最近、日本は自己主張を始めており、東アジアで
孤立する」と批判的論調が続いていますが、フランスのル・モンド紙は「若者
にとって、反日主義が不満表明の唯一の手段になったため、政府はそれを利用
するという危険な道に踏み入っている」「中国政府は、市場経済への移行に伴
う国内の政治的・社会的な緊張の制御に苦労している」と分析しています。
一方、批判の先方はドイツのフランクフルターアルゲマイネ紙で、日本に対し
「痛みを伴う過去の清算から逃れ、一度も自ら戦犯を訴追したことがない」
「戦後60年たち、自身を加害者というより敗戦国とだけ認識している。過去
の克服には全く取り組んでいない」と指摘しています。
これを受けてイスラエルのハアレツ紙は「自分だけが良い子になっている」と
戦争犯罪を全て「ナチスドイツ」のせいにし、自分らも被害者としているのは
如何なものか?と釘をさしています。
このように日本に好意的論調、批判的論調さまざまですが、これほど「反日」
が欧米で取り上げられることは非常に珍しいことです。じぃ〜っと中国政府の
対応を欧米は見ているということでしょう。
それが、AA会議で苦虫を噛み潰したような顔で小泉首相に向いている胡錦涛
氏に表れているのではないでしょうか。
ともかく、理由がどうあれ、他人のものを壊して「ゴメン」のひと言も言えな
いような人が尊敬されないのは万国共通ではないでしょうか。その上で「とこ
ろで小泉よ、靖国はどうすんねん」というのなら話の順序は分ります。まして
地方政府を通して、まるでコソコソ被害保証をするなどというのは恥ずかしく
ないのか?と言いたくなります。
ーー中国政府の今の対応は、どうも
「天に唾している」ように思えて仕方ありません。
└──────────
┌──────────「ミカの赤い服さん」
hideおじさん、こんにちは。「知らなかった。そうだったのか〜」に投票しま
した。
◆今回の記事の内容は、初めて知りました。「国籍を選択する自由」と「朝鮮
半島へ戻る手段」を日本政府がキチンと与えていたのならば、在日半島人の方
たちは自由意志で残ったと判断するしかないですね。
あとは、日本国籍と朝鮮半島国籍、それぞれのメリットとデメリットの説明が
キチンと日本政府から為されたのかが、気になります。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさんから」
毎々感想をありがとうございます。
終戦直後の計画送還は、日本が自主的に行なったというより、GHQに促され
て行なったといってもいいかと思います。徴用・徴兵ということで日本に来た
わけですから、責任を持って送り返すのは当然のことでしょう。
しかし、当時日本はそこまで考える余裕がないほど打ちのめされていましたの
で、何事も後手後手に回ってしまい、在日半島人に対してキチンとした説明を
行なったとはいえない状況でありました。
また、このゴタゴタで、彼らに対する給料の未払い等の不手際があったことは
遺憾です。
これは非常に残念なことですが、ここでの対応が中途半端だったことが、後の
帰還事業に影を落とすことになります。今号の記事にもありますが、日本政府
としては結局「厄介払い」したいという意図が見え隠れするようになります。
私は、計画送還の際、徴用・徴兵で日本にいた半島人に対して「ご苦労掛けま
した」というひと言でもあったら、また別の歴史になったかもしれないと思っ
ています。いまさら言っても仕方ないことかもしれませんが、「気持ち」とし
て「協力ありがとう」の言葉を疎かにしてしまったことは反省したいと思いま
す。
一方、冷静に見て、「計画送還」において多くの在日半島人が日本に残ったと
いう事実は単に「強制連行」という言葉で片付けて良いものとは思えません。
何故異国となった日本に残ったのか?その理由を把握しなければ戦後の韓国の
歴史も語れないはずです。しかし、残念ながらこのようなことがあったことも
韓国では知らされていません。
また、後の日韓基本条約締結の際に、当時の韓国政府よりも「苦労を掛けたの
は韓国政府のいたらぬせいだ」とまで言っているのです。これも韓国では知ら
されておりません。
私は何も「賠償したから感謝しろ」とは言いません。 ただ歴史をいつまでも
政治の道具に使い、韓国国民に知らせることを疎かにして日本批判を繰り返す
ことはフェアじゃないだろうと言いたいのです。
先週韓国に仕事で行って参りました。幸いにも先方から「韓日協力していかな
ければお互いのプラスにはならない」ということを言っておりましたが、この
ように思っている人たちが多いのも事実です。ですから「韓国はけしからん」
とか「日本は妄言を吐く」などという単なる感情で物事を判断することだけは
厳に諌めなければならないと思います。
まず、「お互いの意見を聞く」
これがビジネスにおいても普段の生活においても基本であるはずです。それが
できない状況では「日韓友好」もうわべだけのものとしかいえませんね。
└──────────
┌──────────「Aruiさん」
この問題については、全く知らないことばかりです。
私が子供であったためにreal timeでは自分で学習する機会はなかっ
た。大人になった頃には、系統立てて教えてもらえる機会がなかった。
初めて聞く話ばかりですが、説得力あります。
きっとこうだったんだろうと思います。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさんから」
コメント頂戴しありがとうございました。
帰国事業の問題は、終戦当時から日韓政府の思惑や諸事情により、複雑さを呈
していました。私がこの問題に興味を持ったのは、祖父と在日韓国人の友人の
影響が大きかったと思っています。
特に友人は、一度韓国へ帰国したのですが、差別と虐めとによって再び日本に
戻ってきたという経緯がありました。所謂「強制連行」された同胞であれば、
その苦労を労い、暖かく迎え入れてしかるべきだと思うのですが、実際はその
反対であったということも多かったのです。ーーそれで、「何故そんなことが
あるのか?」というのが勉強してみようと思った動機でした。
友人のお父様、お爺様にいろいろと伺ったのですが、非常に答えに苦しんでお
りましたが、「少なくとも私たちは、強制で日本に来たわけではない」と話さ
れていました。そこで紹介されたのが、在日本大韓民国青年会中央本部発行の
「アボジ聞かせてあの日のことを−我々の歴史を取り戻す運動報告書:198
8年刊」という一冊の本でした。
そこに、日本に渡ってきた理由としてあげられているのは:
(1)徴兵・徴用 13.3%
(2)経済的理由 39.6%
(3)結婚・親族との同居 17.3%
(4)留学 9.5%
(5)その他 20.2%
(6)不明 0.2%
となっています。
このアンケートは、千人以上の直接面談によって取られた結果ですから非常に
信用に足るデータであると思います。まして日本人ではなく、在日韓国人の手
によって作成されたものですから「事実」と言って間違いないでしょう。
ここで「強制連行」とされるものが「徴兵・徴用」とされるのであれば、終戦
後200万人の半島人がいたということから、単純に計算してみると約27万
人が「強制」とされる数字になります。ーーここでも韓国政府・北朝鮮政府の
言い分と大きく食い違ってきます。
その他の20.2%をも「強制連行」としてみても、合計約67万人であり、
同じく韓国・北朝鮮の数字とは掛け離れております。
勿論「徴兵・徴用」を「強制」と単純に捉えるのは事実誤認となりますから、
27万人を鵜のみには出来ません。
しかし、そうであったとしても多くの人は「自由意志」で来日した、残ったと
言えるでしょう。ちなみに在日韓国人が苦労して作成したこの本は、韓国では
一顧だにされていません。
一方、日韓戦後処理の一環である「日韓基本条約」締結への動きは昭和21年
から始まりますが、実際の動きは「竹島」でも度々名前の出てくる「李承晩」
大統領の時代からスタートします。
ここで李承晩政府は、「在日韓国人の法的地位」を日本に求めてきます。
なるほど在日韓国人に対して「法的に保護して下さい」という言い分は「もっ
とも」と思えますが、「強制連行」された同胞であれば「責任を持って帰国さ
せるべし」というのが当たり前の話だと思うのです。
それをしなかった韓国政府は、間接的に「強制連行」を否定しているように思
えます。ソ連に抑留された日本人に対して、日本政府は「早く返せ」と言って
いますが、「法的に保護してくれ」などということは言っておりません。
強制的にソ連に連れて行かれた訳ですから、「早く帰国させろ」ということが
国としての普通の態度だと思うのですがいかがでしょう?
結局、韓国政府の対応を、在日韓国人は「棄民政策」だと非常に失望し、その
結果が北朝鮮への「帰国事業」に連なっていくわけです。
└──────────
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☆ 中国の中の日本 ―――――――――――――――――― 2005/04/29
1948年に(満州から)引き上げて以来、初めて新中国を訪れたのは改革開放
も市場経済へ向けて加速した1992年でした。
その頃、テレビで英語講座をしていました。
日本語講座もあったはずですが、英語講座が殆どだったと思います。
北京・王府井の新華書店の外国語コーナーで、12書架がありました。
10が英語で、1が日本語、残りの1にドイツ語・フランス語・スペイン語・
イタリー語・ロシア語等がありました。
この比率は、中国市場が世界へ向けている目と同じ比率ではないかと思いまし
た。ロシア語は、ソ連の崩壊後完全に落ちぶれていました。
1993年、北京語言学院に短期留学しました。
その時の外国人留学生の比率ですが、日本人が一番多くて約35%、続いて韓
国。あと、アメリカを始め文字通り世界各国から学生がきていました。
ーーこの学生比率は、世界が中国に関心を示した比率だと思います。
日本が中国に思いを寄せている割には、中国の目はアメリカのほうを向いてい
るという数字です。
= おわり =
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┃▼▽ あとがき ▽▼
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先週号で、滋養満点天然自然の塩"キパワーソルト"のノンフィクション実話を
書かせて頂きましたら、わざわざお礼のメールを頂戴いたしました。さらに、
現在4000部以上を発行するメルマガ「家庭で出来る!!痛み発熱手当法」
にその文章を転載しながら当誌も紹介して下さる、という真にありがたいお申
し出まで頂きました。
この池田先生は、毎年、南通市盲童学校へ寄付する点字練習用のカレンダーも
たくさんお送り頂いています。
ーー池田先生、ほんとうにありがとうございます!
・
・
ではまた、ホントに愉快な月曜日号!で、お会いいたしましょう!(^o^)丿
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