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バックナンバー目次 アジアの街角から:記事集  迷子になったらここ!(^O^)  CHINACHIPS 総合トップ

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┃ ┌─────┐ ┌──────────────────┐ + ☆
┃ ☆ 金 曜 版 ☆  ≪ WEB 熱線 第517号 ≫2005/02/11_Fri  ++++ ☆
┃ │ (*^−^*) │ ├──────────────────┤ +☆
┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
┃ └─────┘ └──────────────────┘ + ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐

│・ごあいさつ ------ 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿

│・時事事象私見 ---- 靖国神社参拝と日中摩擦を抉る(前編) by gosakuさん

│・マレーシアナウ -- ハイテク・バイオ産業を呼び込むペナン
│                           by 坪内隆彦さん
│・読者の広場 ------ しずショウさん。

│・あとがき -------- 春節初日の南通市は雨降り。

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
 
◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇

│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│  「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。

│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│  別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。
│  更に頻繁不定期で「アジアビジネスの現場から」号が配信されます。

│3.ライター兼編集発行の私OJINと数人のライターさんで執筆しています。
│             ___________________
│4.バックナンバーは → http://chinachips.fc2web.com/aaa.html
│      「アジアの街角から題字の右横」→「バックナンバー書庫」
◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇
 

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┃▼▽ 時事事象私見 ▽▼               by gosakuさん
 
☆ 靖国神社参拝と日中摩擦を抉る(前編) ―――――――― 2005/02/11
 

中国首脳陣は折にふれ、中国を訪問する日本の政治家に、靖国参拝問題の解決
を迫っています。
小泉首相が靖国参拝を止めれば、全ての問題は解決すると言っていますが..。
 
中国側は、日本の首相が靖国神社に参拝することは「過去の侵略戦争を美化し
軍国主義を復活させる態度」の表れだと決めつけています。第二次世界大戦の
戦争責任を問われた日本のA級戦犯が祀られている靖国神社への首相の参拝は
戦争行為自体の礼賛だと断じています。
いくら小泉首相が、靖国参拝の理由について「戦争に反対し、平和を祈って」
と言明しても全く無視されています。
 
そして中国側は、首相の靖国参拝が日本の歴史認識の誤まりを象徴するとして
非難し、「近隣諸国の国民感情を無視し、近隣国との政治、友好関係に影響を
与えている」と述べています。
が、執拗に非難を続けているのは中国と韓国・北朝鮮だけです。
 
韓国とは、歴史問題は歴史問題として議論はするけれど首脳の往来はチャント
続けています。そして 一部少数の人以外は靖国問題には言及しておりません
し、その他のアジア諸国からは抗議の声などまったく挙がっておりません。
 
一昨年10月の、バンコクでの日中首脳会談で、胡主席は「歴史を鑑み、戦争
被害国を傷つけないことが重要である」と述べ、このときは靖国参拝を名指し
て非難することはありませんでした。その姿勢が一転した背景には、胡主席が
国家、共産党に軍も加えた三権を掌握し、外交上で容易に譲歩できない立場に
なった事情があるのでしょう。
 
特に、抗日戦争の苦難とその勝利という歴史は、新中国建国の基礎にも関わる
だけに、「歴史問題で指導者が弱腰に映れば、国内の求心力を一気に失う」こ
とにもなるからという中国の国内事情によるものです。(中国外交筋)
 
靖国問題には、日中間に根本的な大きなすれ違いがあります。
 
日本側は、靖国参拝は死生観とか宗教観の問題だと主張しています。そういう
問題であるのならば中国側も文句をつける筋合いではありません。では、何故
中国が靖国問題は外交問題だ、というのか。それは靖国問題が中国の建国神話
に関わるからです。
 
中国共産党は、前次大戦で日本と戦い、国を守ったということで正統性を獲得
した政権です。その中国から見ると、対日終戦は1945年8月15日ではな
く、日中国交正常化が成立した1972年9月29日ということになります。
 
戦争責任については東京裁判で決着しているとし、賠償については周恩来が、
悪いのは日本の一部軍国主義者であって、日本人民も等しく被害者である、と
して賠償請求をしなかった。日本人民が共通の被害者であったとすれば、その
被害者の代表である日本の総理が、なぜ、東京裁判のA級戦犯をお参りするの
か。ーーというのが中国側の主張です。
 
しかし、この主張には重大な疑義があります。
 
ーー第一に、
 
日中国交正常化に、戦争責任に関する取り決めは一切ありませんでした。
 
ーー第二は、
 
東京裁判についての解釈です。サンフランシスコ講和条約をどう読んでも、A
級戦犯がすべての戦争責任を負う、などという解釈はでてきません。日本が受
け入れたのは、A級戦犯が処刑されたことについて賠償を求めない、また海外
に収監されている戦犯を日本が連れ戻したりする国際的請求権は主張しない、
ということに過ぎません。
それに、世界史上、いかなる講和条約でも、特定の歴史観の受け入れを規定す
るものなど存在しません。
 
「ではあの裁判が、戦争責任を追及したものでないのなら、では戦争責任はど
うなるのでしょうか?」
それは、賠償の有無や国際条約の中身によって、戦争責任がどちらにあったか
が決まります。誰が戦争を起こしたとか、その正義の是非といった歴史観を定
める条約はありません。
 
ーー第三に、
 
戦犯の名誉回復とそれに基づく合祀は、国内的にも国際的にも、正当なプロセ
スを経て行われたものです。日本国民の合意としては、昭和28年の国会で、
戦犯の名誉回復が決議されています。その上で、戦犯の遺族に年金を支払うこ
とが可能になりました。これは、国会で全会一致で採択されています。
A級戦犯の合祀も、基本的にはこの国会決議の延長上にあります。
 
ーー第四に、
 
A級戦犯が合祀さているのが問題だ、という論理は、最近になって中国が持ち
出してきた言い分に過ぎません。現に、78年にA級戦犯が合祀されたあとも
大平正芳、鈴木善幸と、総理の靖国公式参拝は行われてきたのに、中国からは
外交問題だという声は全く挙がりませんでした。
ーー中国が靖国参拝を問題にするのは、中曽根総理のときです。
 
中国からすると、遣唐使の昔から“まつろわぬ国”日本への危機感が底流とし
てあるところに、経済的には戦前以上の大国となった日本に中曽根総理が登場
し、「戦後政治の総決算」を唱える。そこに85年8月15日の終戦記念日の
公式参拝がリンクしたことに非常に強い警戒と拒否反応を起こしました。
 
加えてそこに、中国国内での権力闘争が絡んだので「靖国参拝」を外交問題と
して大々的にクローズアップしました。中曽根首相は、当時の胡燿邦党総書記
を助けるため、結局、翌86年の参拝を止めました。
ーーそのあとに、私的参拝、公式参拝という言い方が出てきます。
 
では、中曽根首相がやったように小泉首相も参拝を止めたら、それで問題は全
て解決するでしょうか?ーーいや、それはあり得ないでしょう。むしろ問題を
先送りし、潜在する矛盾をかえってこじらせるだけでしょう。さらに心配なの
は、中国が、靖国に替わる新たな歴史問題を持ち出してくることです。
 
中国のこれまでの主張から考えて、仮にA級戦犯を分祀しても----一旦祀った
ものを分けることがどうなのかは別問題として----次は、B級戦犯、C級戦犯
を祀っているのはけしからん、その先は台湾問題、そして日米安保を強化する
な、という話がきっと出てくるはずです。
 
そうなれば、日本でも対中強硬論が突出してしまう可能性が危惧されます。
中国に「反日」があるように、日本にも「嫌中」という感情があります。
ーーこの扱いは大変難しいものです。
 
更に、靖国問題だけに目を奪われることなく、それよりもはるかに難しい問題
が日本と中国の間にはあることを忘れてはなりません。
 
―― 東シナ海の中間線問題です。
 
東シナ海における排他的経済水域(資源開発などの権利が認められている)をめ
ぐり、日本は両国の海岸線から等距離地点を結んだ中間線を境界線として主張
しているのに対し、中国は大陸棚が続いているという理由で、沖縄トラフトま
でを境界線だと主張しています。尖閣諸島も中国側に入ってしまいます。
 
これは、領土と主権に関わるだけに、靖国よりもはるかに難しい妥協の余地の
ない問題です。つい先日の日中実務者協議も物別れに終わりました。
靖国の次にターゲットとなるのは、尖閣諸島に間違いありません。
 
96年に、香港から釣魚島に上陸しようとした事件がありました。当時の香港
の報道はデタラメで、海上保安庁の巡視船が来ただけなのに、「日本の軍艦が
軍事力で排除した」と伝え、あの時、一人が勢いあまって海に飛び込み事故死
してしまったのですが、いま、中国で尖閣諸島をめぐる活動をしている人たち
の間では、国に殉じた英雄になってしまっています。
 
日本が十九世紀から領有権を宣言し、現在も実効支配している海域を、中国は
1970年代になって、突如、自国領だと主張し始めたわけですが、中国側に
は意外にも「日本が中国領を掠め盗ろうとしている」という強い被害者意識が
あります。近代的な国際法よりも「島を最初に発見したり、名前を付けたのは
中国人」といった、歴史が前面にでてくるのです。
 
中国は「政冷経熱」といって、政治が冷たいのは靖国問題のせいだ、と主張し
ていますが、しかし、日本から見れば最大の懸念は、中国が中間線を一切認め
ず、沖縄のすぐ沖合いまで大陸棚はすべて中国のものだという、非常に強引な
主張を繰り返し、実際に押し出してきていことです。
 
―― 話を戻して、
 
A級戦犯靖国神社合祀の背景を詳しく述べますと!
 
靖国参拝を批判する中国側の言い分の第一として、「A級戦犯を参拝するのは
侵略戦争そのものを肯定るものである」というものですが、では「戦争犯罪」
というのは如何なる罪でしょうか?
 
一般に、戦時国際法や(国内法の)軍事法に違反する行動をとり、軍事裁判によ
る審理の結果有罪と判定せられた事例を指していうことでしょう。その裁判が
国内で実行され、軍事刑法等の国内法に照らして犯罪とされた場合には、その
被告はたしかに国内法の枠内でみても罪人でしょう。
ーー罪人ならば、皇室からの御親拝が掲げられる格式高い神社に、御祭神とし
て祀るわけにはゆかないのが、当然自明の理です。
 
とこらが、大東亜戦争で発生したいわゆる戦争犯罪人のすべては、交戦相手国
だった連合軍の軍事裁判によって裁かれた人々であり、それは平和条約発効以
前の、つまり、国際法的にはまだ彼我の戦争状態が継続している最中の出来事
です。     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌--------
│編集部注:
│国際法的には、日本と連合国との戦争は、昭和20年8月15日に“戦闘”
│状態は終結しました。しかし昭和27年4月28日のサンフランシスコ講和
│条約の発効までは“戦争”状態であったことになります。
└--------
殊に、刑死したり獄死したりした悲運な人々の場合を考えてみると、彼らはな
お彼我の交戦状態が続いている期間内に於いて、「敵」の手にかかって命を落
としたのです。戦争状態である時に敵の手にかかって命を落とす――「戦死」
まさに戦死なのであって、そうした扱いを受けるのが当たり前ということにな
ります。ーーつまり決して罪人ではありません。
 
合祀の形を以って御祭神に奉戴[ほうたい]すべき対象です。
 
昭和27年4月28日に講和条約が発効し日本が国家主権を恢復すると、戦犯
とされていた人々の靖国合祀は速やかに進展していきました。この講和条約に
は、第11条に、極東軍事裁判受刑者の赦免、減刑、釈放等についての約定が
あったからです。
 
まず昭和28年8月、戦傷病者戦没者遺族援護法という法律の一部改正が実現
しました。その結果、極東軍事裁判被告として刑死、獄死した人々の遺族にも
戦没者遺族年金と弔慰金が支給されることになりました。恩給についても昭和
29年、30年と続いて法改正があり、刑死・獄死した人の遺族に対して公務
扶助料の年額に相当する扶助料が支給されるようになり、また極東軍事裁判に
よる禁錮、懲役の刑を受けた人々に対しても、その拘禁期間を公務在職の期間
に算入するとされるようになりました。
 
恩給法という法律の第9条には「死刑または無期、若しくは三年を超える懲役
若しくは禁固の刑」に処せられた者は恩給受給権を失う、と規定してあります
が、極東軍事裁判での受刑者がこの規定の適用を受けていないということは、
即ちこの人々を国内法に基ずいて罪人ではないと法的に保証したことになりま
す。
 
当時、遺族援護法を熱心に推進した中心人物の一人に右派社会党の衆議院議員
であった堤ツルヨ氏がいます。
この人は、衆議院厚生委員会での主張開陳に当たって、殺されてしまった人々
の遺族が「未帰還者留守家族(拘禁刑受刑者の家族がこれにあたります)」に当
たらないため国家の補償を受けられないことの矛盾を突き--しかもその英霊は
靖国神社の中にさえも入れてもらえない--という遺族たちの嘆きを堂々と訴え
ました。
 
かくも簡潔な言葉ながら、これはおそらくは当時の日本人一般が、靖国神社と
いう存在に向けていた感情を最も素朴に且つ正直に表現したもの、といえるで
しょう。因みに堤議員の活躍が大きく貢献して遺族援護法が改正され、「旧敵
国の軍事裁判によって有罪と判決された人々を、日本の国内法では罪人と看做
[みな]さない」という、当然ではあるが画期的な判断基準が示される事になっ
た際の法改正議決は、第16特別国会に於いて、自由党、改進党、右派・左派
社会党と、与党野党あげての全会一致の可決だったそうです。
 
このことは何を意味するか。
 
現在の日本国は、議会制民主主義の政体を採用しており、且つそれは全国民を
挙げての合意の下にそうなっています。そうである以上、上記の国会決議も、
国民の総意によって支持され、この判断が確定したのだ、ということを認識す
べきです。
 
いわゆる戦争犯罪人とは、いずれからしても旧敵国からみての呼称であり、--
しかも不公正不当な審理によって生じた冤罪の事例や、単なる復讐心の発露と
しての刑殺という事例が実に多かった--日本政府は、立法府の議決に基づいて
この人々を犯罪人と看做していない、つまり、幕末維新期の殉難者達と同様の
「冤罪罹禍[えんざいりか]=無実の罪をこうむらされる」の事例と考えればよ
いのですから、我々が、一般的な「戦犯」という忌まわしい表現を使うことは
適当ではありません。ーーでは何と呼べばよいのか?
 
厚生省等の官庁では、この当時、この問題を取り扱うに当たって「刑死」とか
「被処刑者」という表現を避け「法務死」「法務死亡者」とした由です。
事務処理の上ではこれでよいのかも知れませんが、やはり死者に対してなにか
冷淡な表現である点が気にかかります。靖国の英霊は一般的に、その本来のあ
り方に則[そく]して、国事殉難者という概念で理解すべきでしょう。
 
戦闘での戦死者は普通に戦死者・戦没者と呼ばれていますから、それと区別し
た意味で法務死の人々は「国事殉難者」と呼ぶのが妥当ではないでしょうか。
 

                        = この稿おわり =
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 「靖国神社参拝と日中摩擦を抉る(前編)」は、
 
◆−このとおりだと思う
http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0003756A10e2e
◆−そうではないと思う
http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0003756A262f2
◆−どちらともいえない
http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0003756A3ca45
◆−知らなかった、そうだったのか〜
http://clickenquete.com/a/a.php?M0000088Q0003756A47a0b
○結果を見る
http://clickenquete.com/a/r.php?Q0003756C448c
○コメントボード
http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0003756P00C85d0
 
締切:2005年02月14日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
 
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◆感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form.tok2.com/home/Chinachips/otayori.html
 
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「時事事象私見」収載ページは ▼ こちら!
 http://chinachips.fc2web.com/repo1/015gosaku.html
 
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│●│ 前回の「国際秩序の再構築と日本の選択」のアンケート結果。
└─┘ http://chinachips.fc2web.com/argue/050204.html
 
◇ これは速やかに取組む価値あり! ----------------------- 10人  (26%)
◇ (日本)国民が理解するだろうか? -----------------------  4人  (11%)
◇ 現実には不可能。理想論だろう ------------------------- 16人  (42%)
◇ こういう選択肢もあるのか・・・ -----------------------  3人  ( 8%)
◇ 可能、不可能よりも「目から鱗」 -----------------------  5人  (13%)
 
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ コメントボードに頂きました感想。
└─┘
┌──────────「ミカの赤い服さん」
 
野太郎さん、こんにちは。『可能、不可能よりも「目から鱗」』に投票しまし
た。私が課題だと思っていたことに解決策を提示して頂きましたので、興味深
く拝読しました。
 
◆中東におけるイスラエルは、「居直り強盗」だと私は思います。米国にいる
ユダヤ人たちが反対するので実現が難しいかもしれませんが「清算」は必要で
しょうね。
 
◆「連邦制による強国の解体」。
これも興味深いです。実現すれば「二つの中国」問題や、米国の「独善的な態
度」も解決できるでしょうね。
 
◆「国際連盟の復活」。
確かに「国際連合」は、第二次大戦時の「連合国」体制が根っこにあるので、
様々な問題があります。「安全保障理事国」は現有権利を守るため、改革には
反対するでしょう。
野太郎さんのおっしゃるように、全加盟国が平等な新しい組織が必要だと私も
思います。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
ミカの赤い服さん、ご意見有り難うございます。
誠実に受け答えられるその姿勢に、感服しております。
 
なお、国際連合憲章( CHARTER OF THE UNITED NATIONS )の前文を、英文と
日本語文で読み比べると、ユナイテッド・ネーションズ( UNITED NATIONS )は
「聯合國」なのだなア、と感じてしまいます。
学生の時に買えと言われて買った「条約集」ですが、これを引っ張り出すとは
思いませんでした。
 
日本国憲法にも問題はあるのでしょうが、
この国際連合憲章( CHARTER OF THE UNITED NATIONS )にも、干支のひと巡り
(60年)が過ぎ去りました。
実際に事態が大きく動き出すまでには、困難な時期が続くでしょう。
 
ミカの赤い服さんにとってご参考になるなら、幸いに思います。
 
└──────────
 
┌──────────「おやじさん」
 
イスラエルに対する評価は、おっしゃるとおりだと思います。彼らは侵略国家
だと思います。近隣諸国の不信やパレスチナ難民の悲惨は、もっと大勢の方が
知るべきだと思います。
 
しかしながら、ユダヤが大戦後、米英に建国を認めさせた力は、イスラエルを
清算させる以上の影響力を持っているのではないでしょうか。彼らをどこに向
かわせたら良いのでしょうか。これ以上の紛争を生じさせる事にはならないで
しょうか。
 
第一次世界大戦の後「人種による差別への反対」を表明していた日本は、先の
大戦でユダヤに間違いなく貸しを作っています。ユダヤ難民の人道的な扱いに
ついては感謝されることはあっても恨まれる謂われはなかったと思います。
 
しかしながらユダヤは、USAが核兵器を開発することに協力し、広島長崎の
虐殺に加担してます。
神との契約により、自己の目的を達成することに何の疑問も持たない彼らの国
を清算させることは、非常な困難を伴うと考えます。むしろ国際的な合意によ
り、建国を認めた米英の責任において、シオニズムの拡張主義を押さえ込むと
ころから始めるほうが良いと思います。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
おやじさん、ご意見有り難うございます。
 
私は、ユダヤ人の居留権に関しては「ユダヤ教を守っていない人を追い出す」
という方法で、居留する人を限定できるのではないかと思います。
「ヘブライ語しか話せません、他国では生活できません」という人も居られる
のでしょうが、そういう人なら、ユダヤ教の戒律を遵守する事ができるはずだ
と私は考えています。
 
ですが、「ユダヤ教徒」のはずの市井のイスラエル人たちが、ビッグマックや
チーズバーガーを食べているようでは、イスラエルそのものが疑われ、嫌われ
るのも当然でしょう。
というのも、確かユダヤ教には、「獣の肉と、その獣の乳を、同時に口に入れ
てはならない」という禁止規定があったはずです。牛肉と牛乳から出来たチー
ズを同時に口に入れるチーズバーガーは、(あるいは、それを基盤にした肉厚
商品は)禁止規定に抵触しています。
 
現実のイスラエルには、兵役と納税の義務を免除された、職業的なユダヤ教徒
がいますが、彼らの生活権を一定の領域で認める代わりに、兵役と納税の義務
を負う「市井の」イスラエル人こそ、亡命や移民を通じて出ていっていただき
たい、というのが私の本音です。
 
└──────────
 
┌──────────「hideおじさん」
 
野太郎さん、大変なテーマへの取組み感服しました。「目から鱗」ですが、
これもひとつの方向性だとは思います。
 
本論への感想ではありませんが、イスラエルの今のあり方には常々疑問があり
ます。「ちょっと彼らにはついていけないな」というのが私の気持ちですが、
 
そもそも第2次世界大戦の時、連合国が彼らユダヤ人に安易に「戦争が終わっ
たら国を作ってあげる」などと約束したことが間違いのもとだと思ってます。
なにも、何千年も前の歴史とも神話ともつかない話を根拠にしてユダヤの土地
だ!といっても、そりゃ周りの国は納得しませんよね。
 
ーー不思議なことに
イスラエル、中近東諸国の対日感情は非常に良いのです。確かに国やある集団
によっては日本に対して微妙になってるところもありますが、概してこちらが
恐縮してしまうほど友好的です。
 
イスラエルに行くと、あちこちに日本の地名や人名の道路などがありますし、
教科書では詳しく日本を紹介しています。また、日本人のような名前を持って
いるイスラエル人も少なくありません。
 
中近東でも、サブネームに日本人式の名前を付けている人たちも多いですし、
日露戦争は必ず教科書に載っています。ーーこの理由を話すとこれまた大変に
長くなりますから、ここでは省きますが、彼らにフェアな形で影響を与えられ
るのは日本だけかもしれません。
 
ーーまたまた余談ですが、
印刷技術というのはユダヤ人が秀でているんですね。普段私たちが使っている
インクジェットプリンターの原型はユダヤ人の手によるものです。
(一般的には英国ケンブリッジが発祥の地ですが)
 
これは国を持たなかった彼らの歴史を。書物としてしか残さざるを得なかった
という現実から、必然的に印刷技術が発達したのです。
ーー悲しいっちゃぁ悲しいですね。
 
ーー付け加えさせて頂くと、
兵器の値段ですが、物によっては10倍、20倍どころではなく、さらにもう
一桁違います。----鼻クソ丸めて萬金丹[まんきんたん]の世界です----
 
サウジが日本の戦車を買いたかったという話はホントです。但し、日本は法律
で武器輸出が禁止されていますから無理でしたけど..。もともと日本の戦車は
北海道の地形を想定して作られていますので砂漠では使いものになりません。
 
ーー商売人からすれば、こんなオイシイ商売はないのですが...。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
hideおじさん、ご意見有り難うございます。
 
イスラエルが、教科書で日本を詳しく教えている、というのは興味深い情報で
すね。
私も、感情的になって、物事の一面しか観ていなかったのかもしれません。
実生活も忙しくないとは言えませんが、修行してみようと思います。
 
└──────────
 
┌──────────「ぼんさん」
 
重箱の隅をつつくな!..と言われそうですが、
 
「砂漠地帯に閉鎖された温室」では、少なくとも日中は温度が高過ぎて植物の
ほとんどは枯れるでしょう。日本でさえ、夏季の日中は温室を開放し遮光板で
日光を遮って温度上昇を抑えなければなりません。ーーもちろん、高温に耐え
る作物があれば別の話ですが、、、。
 
あと、作物を育てるためにはかなりの量の水が必要なので、そのコストを加え
るとどんなものなのでしょうか? また一般的に、砂漠にはほとんど養分がな
いのでかなりの肥料を要するはずです。
 
サウジが日本製戦車を購入したいという話は、90式の前の型の戦車でも同じ
ことが言われていました。自衛隊が使用している戦車は、当然、日本の地形や
気候等に合わせて作ってありますけれど、クルマにも寒冷地仕様があるように
兵器にもそういった派生型がよくあるので、もし、サウジに輸出するとしたら
当然"砂漠仕様"に改良することでしょう。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
ぼんさん、ご意見有り難うございます。
 
確かに、現在の技術では、困難な領域は少なくないでしょう。しかし、私がこ
の可能性を考えたのは、この最近ではないのです。おそらく一年以上前だと思
いますが、太陽電池に関する研究が、新たな温室の可能性を構築すると私は考
えています。
 
というのも、つくば市の「産業技術総合研究所」が試作した、「紫外線を吸収
して発電する透明な太陽電池」の製品化が進めば、このような温室の実現の可
能性は大きく前進するのではないか、と考えているからです。
 
この透明な太陽電池は、赤外線の透過性を制御できる特徴もあるそうです。
これを温室の透明壁に応用すれば、必要以上の熱量を内部に入れない、という
選択が行えます。内部の肥料の問題はあるのでしょうが、水の循環を生態系化
させる技術や、適温を保たせる事で、「砂漠にジャングルを創る」事は不可能
ではない、と思います。
 
ただ、最初は外部から水の供給を行える形でないと、初期モデルの構築も困難
なのは確かでしょう。これに最も向いているのは、大河の流れているイラクで
す。給水事業だけではなく、新たな国造りに貢献する事ができれば、その名声
は日本の国益になりうる、と思うのですが。
 
└──────────
 
┌──────────「ふぁるさん」
 
野太郎さん、こんにちは。今回は「現実には不可能。理想論だろう」に投票し
ました。
まず「イスラエルの精算」。
イスラエルの精算のためには、2つの理解が必要だと思います。
1−宗教的な問題である事
2−政治的な問題である事
 
ーーまず宗教的な問題。
宗教は、(教義が)永久不変の真理であると信じる事から始まりますので、時効
=期限がある)の概念は成立しません。
 
ーー次は政治的な問題。
要するにアメリカがイスラエルを支持する理由です。イスラエルが米国を支配
しているわけでも、ユダヤパワーがアメリカをイスラエル保護に向かわせてい
る訳でもありません。
----全くないという事ではなく、理由の"一部分"以上ではないという事です。
 
本当の理由は、イスラエルの存在がアメリカの国益に適うからです。
細かい理由は省略しますが、アメリカの国益を考えると、中東の安定化は望ま
しくありません。イスラエルが存在するかぎり、中東は安定化に向かいません
=イスラエルの存在はアメリカの国益にかなう)。
 
逆にイスラエルを精算するためには、以下の3つのうちのどれかが現実になる
事が前提となります。
1.覇権国家アメリカによる中東の完全支配(→安定化がアメリカの国益に適
  う状態になる)
2.アメリカが覇権国家の地位から滑り落ちる(→物理的にイスラエル支持が
  不可能になる)
3.中東の石油が完全に枯渇する(→アメリカの国益の消失)
 
そのあとでなら、イスラエル精算に向かうのは自然な流れだろうと思います。
1.2.3のどれかによって、精算の結果は全く違ったものになりますが..。
 
「時効の原則」ーーこれは面白い考えだと思います。
 
問題は国民性。同じアジアでも「水に流す」発想の日本と「死者に鞭打つ=死
んだぐらいじゃ許さない)」発想の中国があります。また特定の宗教を国教と
する国(大国含め、かなりの数です)には、先に述べたとおり、「時効の原則」
は受け入れられないでしょう。
また、時点(始点/終点の設定)の判定方法や、誰がそれを認定・保証するのか
等。できるできないは別にして、提案する事自体は有意義かもしれません。
 
「国際連盟復活」
 
根本的に、逆の効果しか生まれないと思います。国際連盟そのものではなく、
国際連合に変わる新協定を作るという考え方自体は積極的に賛成です。
が、内容にはまったく賛同できません。
 
まず、拒否権の生まれた理由を考えてください。拒否権とは、大国同士の戦争
=最悪の事態)を回避するため、論議そのものを停止させる権利です。つまり
白黒つけず、灰色にしてしまう事で大きな戦争を回避するシステムです。
ーーそれが正しいかどうかは別として、目的そのものは達成できています。
 
1国1票制の理論そのものは正しいのですが、国際連盟が崩壊した歴史(理由)
を学んだ結果の拒否権だという事を忘れてはいけません。拒否権に替わる戦争
回避のシステムが確立されない限り、白黒はっきりさせるシステムは戦争の元
にしかなりません。
 
その派生として、連邦→多数の小国化は、突発的核戦争の確率を高めます。例
えばアメリカを50国に分割したとして、核保有国は何国生まれるのでしょう
か?
核保有国同士が戦争をする=最悪の場合、核戦争です。
 
また、核兵器を保有している小国が何らかの事情で崩壊する際、核兵器を使わ
ずに崩壊してくれるでしょうか?恐らくは崩壊を食い止めるためなら核の使用
も辞さない、という選択肢を選ぶのではないかと思います。
ーー「死なばもろとも」とでも言うのでしょうか。
 
本当に秩序を作り、戦争をなくす事を考えるなら、地球上に国は1つしかない
状況を目指す事になると思います。つまり、国同士の連合・協調を強めるのが
流れ。もし、野太郎さんのアイデアを生かすなら、制裁力=本当の意味で独立
した軍事力)を持つ、国際連合に変わる新しいシステムを作る事でしょうか?
 
そのシステムの中でなら、野太郎さんのアイデアは全て実現可能になると思い
ます。そういえば、15年ほど昔、そんな新システムの創造を主張した漫画が
ありましたね。
 
野太郎さんの主張は、斬新なアイデアが多く、面白いと思います。
今後も、大いに考えさせられるような主張が期待できそうで楽しみです。
是非、がんばってください。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
ふぁるさん、ご意見有り難うございます。
 
私自身、大量の小国が世界に乱立する状況に関しては、核戦争の現実化も視野
に入れておかねばならない、とは思います。
ただ、現在は、世界最貧国に近いパキスタン、あるいは北朝鮮のような貧乏国
においても核兵器の国産化が可能になりつつあるのは疑えないようです。
 
最初の核戦争でもあった大東亜戦争が終わった1945年から、現在は60年
経っております。あれから、英、露、仏、中、印、パキスタン、(また、公然
の秘密としてイスラエル)が、核兵器を国産化しました。技術的な敷居が低く
なっているのです。という事は、あと60年経つまでには、ネパールやスリラ
ンカも「核武装」するのではないでしょうか。
 
大量報復システムを完備した「核大国」に、間違った核ミサイルや、突発的な
隕石が落着すれば、全てが灰燼に帰すかもしれないのが、私たちの生きている
現実です。
私は、「核戦争」を防ぐのではなく、「大量報復システム」を稼働させないこ
とが、人類全体にとってはより有益な課題だと思います。
 
└──────────
 
┌──────────「Gさん」
 
野太郎さんのご意見には、根本な問題があると考えます。それはあるべき理想
の政治なり国際情勢という理念と、日本がどのような行動をとっていくか、と
いう現実的政策が混同されている点です。
 
日本の国益と、世界の利益は同一ではありません。同一であれば望ましいので
しょうが、根本的には矛盾するでしょう。あるべき国際政治状況、というもの
を考えるとき、それが「日本にとって望ましい国際政治」であるのか、「地球
人類全体にとって望ましい国際状況」であるのか、を分離して考える必要があ
ると思います。
 
地球人類全体にとって最適な、理想の国際政治を考えるならば、日本の国益は
度外視して考えるべきです。でなければ理論として無理が出ます。第二次世界
大戦の時に日本の旗印になった「大東亜共栄圏」を思い起こせば、自国の利益
を前提にした理想論が危険である、ということはご想像頂けると思います。
 
反対に、自国の利益を追求するならば、世界の利益など無視して、日本一国の
利益を追求することを考えるべきです。それをやることが日本にとってどれだ
けの利益になるか、もしくは不利益になるか、ということを念頭に利益を極大
化し、不利益を極小化するように行動すべきです。
 
意見を単純化するために極端化した例を挙げます。
 
理想の国際政治を第一に考えるならば、日本が滅び日本人が絶滅してでも世界
に貢献する、と考えます。
国益を第一に考えるならば、世界のあらゆる国を犠牲にしてでも、日本だけが
生き残る、と考えます。
 
上記の例は極論であって、現実的政策には適用できません。現実には、なるべ
く日本の犠牲を少なくしつつ理想を実現するか、なるべく国際的理想を達成で
きるようにしながら日本の利益極大を狙うという二つの立場になるでしょう。
 
そして、日本人のみならず、世界の人々が実際に選択するであろう行動方針は
後者です。理想的国際政治、国際環境というものは、なるべく達成されてもら
いたいが、あくまで自分達の利益が第一である、ということです。
 
こういう前提に立つと、理想の国際政治情勢は、国家が主体である限り偶発的
にしか達成されえない、ということになります。一つの国際問題が起きたとき
その問題を左右できる最も影響力のある国家の利益が、国際的な普遍的な利益
に合致している場合にのみ、理想的な国際政治がなされるでしょう。
 
改めて野太郎さんのご意見を眺めますと、日本の利益、という視点が欠けてい
ると感じます。どれほど素晴らしい意見であっても、どれほど立派な組織でも
それが日本の利益に深く関わらない限り国が動くことはありえないでしょう。
 
イスラエルの問題
 
イスラエル、パレスチナの間で生じている人権問題は、日本の国家的利益には
ほとんど関わりありません。パレスチナという国が滅びたところで、それが石
油の問題に絡まない限り、日本という国にとって痛くも痒くもないことです。
従って、日本が国としてパレスチナ問題に深入りする可能性は無きに等しいと
思います。地球人的な立場からすれば非常に悲しむべき出来事ですが。
 
日本の重大な利権の問題として、イスラエルとアメリカ、先進諸国が全てイス
ラムの敵として同一視され、再びオイルショックのような事態になることはあ
りえます。しかし、その際に日本の利益を最優先する立場をとるならば、産油
国が石油依存体質、または日本に経済的に依存していることが望ましい。
ーーそれだけ、日本を始めとする先進国が彼らにとって重要ということになり
ますから。
 
日本という国は、産油国の自立を犠牲にして自らの利益を守ろうとするでしょ
う。
 
国連の問題
 
国際連盟復活、一国一票の原則に関しては、日本にとってマイナスになる点が
少なくなく、実現性はないと思います。小国が互いに警戒心を持って監視し合
うという状況は、安全保障なり、民族自決なりの観点からすればメリットがあ
るかもしれませんが、経済的利益という観点からはマイナスにしかならないで
しょう。
政治体制の激変が予想されるなら、経済的交流が進むはずがありません。
経済大国日本が決して受け入れられない選択肢です。
 
結論
 
もしもあなたが総理大臣だったら、日本の国益を損なってでも国際的な利益に
貢献する、という行為が許されるでしょうか?
日本人が無意識に政治家に期待するのは、日本にも世界にとっても利益になる
ことはやって欲しい。日本の利益になることもやって欲しい。しかし、日本の
損になることは一切やってもらいたくない、ということでしょう。
 
日本の利益にならない国際貢献などするな、それが国民の声です。首相は職業
倫理として、国益を犠牲にした国際貢献などやってはならない。国益を第一に
考えるべきでしょう。
 
└──────────
 ▼
┌──────────「野太郎さんから」
 
「Gさん」、ご意見ありがとうございます。私としては、「Gさん」の述べら
れたご意見は筋の通ったものだとは思いますが、私が申し述べている意見の前
提については、意見が異なります。というのも、日本は現在の世界の枠組みの
中では「負け組」だからです。ーー日本は、先の大戦に勝利した訳ではありま
せん。1945年8月15日にポツダム宣言を受諾し、同年9月2日に降伏文
書に調印しております。
 
現実の日本は、残念ながら、自国の利益を自由に追求する前提条件を持ってい
ません。ですから、日本は、相対的な自国の利益のために他国の国益の追求を
阻害しなければならないのだと思います。
 
私が思うに「Gさん」が述べられた意見は、(連合国の監視下にない)他の武装
独立国においては考え方の指針になりえるかもしれませんが、日本の現状にお
いては不可能と言ってもよいと思います。
 
なお、イスラエルについて「Gさん」が述べられたご意見に関してですが、私
としてはイスラエルと米国が連なり、米国と日本が連なっているのは確かだと
思いますが、他ならぬ中国がどちらにつくのか、私としては測りがたいと思い
ます。中国にとって、あるいは人口増大に苦しむ発展途上国にとって、日米な
どと協調したイスラエル温存策は無用無益です。
 
この場合、イスラム諸国が日米などの敵性国には本来の倍の値段を吹っ掛け、
姿勢だけでも味方してくれる他の国には半分の値段で売り浴びせる、そういう
可能性も考えるべきではないでしょうか。
 
他ならぬ日本も、現在の貿易相手国の筆頭は中国であり米国ではありません。
ですから、日本が恩を売るべき相手はエルサレムの占領者ではなくて、彼らに
よって虐げられた人々だという事になります。
 
また、仮に私が総理大臣だった場合(一時的にでも)、日本の損になることを行
うのは職業倫理に合わないのではないか、というご指摘に関してですが、何点
か申し述べさせていただきます。
 
まず、国益の追求は自国だけの問題ではありません。
 
他国も、自国の国益を単純に追求しています。このため、各国の国益追求は衝
突を起こさざるを得ません。しかし、自国の防衛も達成できない(駐留軍を追
い出せていない)国がその衝突を踏み越えて国益を追求する事は困難だと思い
ます。この時に、「両国の利益になる」という触れ込みで相手を説得するのが
外交というものの常道ではないでしょうか。
 
それに、実際に国家の指導者となって、国を栄えさせた実績ある指導者となる
と、今最も評価したいのはウラジーミル・プーチン大統領ですが、この方の指
導の下で、産油国のロシアは経済成長にとって痛手となりかねない、京都議定
書の発効に向けて決断を下しました。
 
しかし、議定書が発効した事で、それに協力していない米国と中国は、日露欧
州諸国の非難の鉾先を浴びせられる事となりました。他国の国益追求を阻害す
るのは、他ならぬ自国の(相対的)国益です。
 
なお、私としては「Gさん」が論拠を示されていないものと思いますので「日
本の国益は世界の国益と矛盾する」かどうかは判断しかねます。どこの世界に
も「私の得になるから」といって相手に商品を買って貰う営業員はいないと思
うのですが。
また、それがいるとしたら、「脅し」をかけている人でしょう。
 
私としては、鎖をかけられたまま吠えるより、無言で駆け出す方を望みます。
 
└──────────
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
 
「私の主張:賛否何論可希望討論」 ▼ のページ。
http://chinachips.fc2web.com/argue/index.html
 
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┃▼▽ マレーシアナウ(現在) ▽▼          by 坪内隆彦さん
 
☆ ハイテク・バイオ産業を呼び込むペナン ――――――― 2005/02/11
 

日本人の長期滞在地として人気が高まるペナンは、「東洋の真珠」とも、また
「東洋のシリコンアイランド」とも呼ばれてきた。
 
1972年に輸出加工区に指定されて以降、ペナンにはナショナル・セミコン
ダクター、ヒューレッド・パッカード、モトローラ、インテルなどのアメリカ
系、日立製作所などの日系半導体メーカーが次々に進出し、1980年頃には
アジアでも有数の半導体の生産、輸出拠点となった。さらに1980年代後半
には、日系、台湾系の電気・電子関連企業の進出が急増している。
 
△△『2002年版通商白書』
 
ところが、急速な工業化の中で、労働力の不足と賃金の上昇が進出企業の生産
コストを押し上げるようになった。特にIT分野では、中国やインドの追い上
げも激しく、ペナンは生産の高付加価値化を重視するようになった。
 
ヒューレッド・パッカードは、すでに1990年代中頃から高性能コンピュー
ターに搭載されるハードディスク駆動装置の生産工場をペナンに建設するよう
になった。また、インテルやモトローラは、ペナンに設計・開発センターを設
置しはじめた。
 
高速インターネット回線や、供給電力の増強などインフラ整備を進めてきたペ
ナン州政府は、いまハイテク企業の誘致にさらに力を入れようとしている。
その起爆剤として期待されているのが、本連載第6回「緑の中のサイバーエリ
ア」で紹介した、マルチメディア・スーパーコリドー(MSC)である。
 
アブドラ首相が2004年7月に発表したMSCの第2期計画(2004〜2
010年)で、首都圏のMSC中核エリアとペナン、クダ州クリムなどの都市
をネットワークで結ぶという方針が明確に打ち出された。ハイテク産業誘致に
結び付けたいペナンは大歓迎である。
 
2004年10月4日、ペナン州のコー・ツークーン州首相は、ペナンがMS
Cの第2期計画の対象地域となったことについて、州内のハイテク企業の流出
を防ぎ、企業の新規投資や進出を促すことになると喜んだ。
 
そして2005年1月、ペナンのMSC研究都市「サイバー・シティ1」構想
が決められた。
サイバー・シティ1は、ペナン島南部のバヤンレパス自由貿易区を中心に、バ
ヤンバル・タウン・センター、ペナン大橋に近い新興住宅地トゥナスムダ等に
及ぶ、364.2ヘクタールのエリアである。
 
一方、ペナンはITだけでなく、バイオテクノロジー産業の誘致を推進しよう
としている。同州政府は、すでに2002年半ばに、海洋、医療・製薬、教育
事業の3分野でバイオ事業を推進する方針を打ち出していた。
 
MSC内に建設されることになったバイオ産業集積地帯「バイオバレー」も、
各州にサテライト・バイオバレーを設ける構想に発展し、ペナンがその有望な
サテライトの1つとして注目されるようになっている。海洋資源の豊富なペナ
ンには、海洋関連のバイオ拠点が置かれる計画である。
 
こうした中で、着実にバイオ産業誘致が開始されている。まず2003年6月
には、イギリスのジェネメディックスがペナン開発公社(PDC)と、ペナンに
バイオ関連子会社を設立する契約を結んだ。2004年3月には、さらに2社
がペナンに拠点を置く契約をPDCと結んでいる。
 
△△『NNA』2004年3月22日
 
1社は毒物学の技術サービスや臨床前試験を製薬会社などに提供するプロジェ
ニックス・リサーチ、もう1社はガン治療などに使われるモノクローナル抗体
を研究するアルファ・バイオロジクスである。
 
ペナンは、MSCとバイオバレーを両輪として、ハイテク・バイオ産業誘致で
優位に立とうとしている。
 

                        = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

◆感想をお待ちしております。 ojindesu@hotmail.com
 http://form.tok2.com/home/Chinachips/otayori.html
 
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┌──────────
│坪内隆彦さんのプロフィール:

│ジャーナリスト。拓殖大学日本文化研究所附属近現代研究センター主任研究
│員兼創立百年史編纂室編纂委員・(社)日本マレーシア協会理事・マハティー
│ル研究会主宰。

│1965年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社、貿易記
│者クラブ(日本貿易振興会記者クラブ)担当記者として通商問題などの取材に
│あたる。1989年退社後、フリーランスで取材・執筆活動に入る。

│1991年に「国連における大国協調の光と影」で佐藤栄作賞(国際連合大学協
│賛財団懸賞論文優秀賞)を授賞。
│1994年に『アジア復権の希望マハティール』を、1997年に『キリスト教原理
│主義のアメリカ』を、1998年に『岡倉天心の思想探訪』を上梓。

│『日馬プレス』で「マハティール十番勝負」を、
│『月刊マレーシア』で「明日のアジア望見」をそれぞれ連載中。
└──────────
 
「マレーシアナウ(現在)」は ▼ こちらに収載!!
 http://chinachips.fc2web.com/repoas/05malaysia.html
 
「アジアの声」▼ 坪内隆彦さんのホームページ。
 http://park5.wakwak.com/~asia/
 
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┌― PR ――――――――――――――――――――――――――――――┐

│ ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ
│  う 丿 み 丿 せ 丿 ん 丿 や 丿 ま 丿 せ 丿 ん 丿
│ \ / \ / \ / \ / \ / \ / \ / \ /
│  Y   Y   Y   Y   Y   Y   Y   Y

│日本語も中国語もOK!美人揃いと評判の日本式夜総会「海鮮山鮮倶楽部」
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┃▼▽ 読者の広場 ▽▼
 
┌──────────「しずショウさん」
 
 OJIN さん、はじめまして。
 
三徳(大酒店)の道を挟んだ向かい側に、昨年DVD・CD屋さんが出来たんで
すよ。多分ご存知だと思うのですが・・・。
三徳は日本人が結構泊まっている為、ちゃんと日本のものは、区分けされて売
られています。日本のドラマのDVDの種類も、田舎のわりには結構豊富。
 
5分の1ぐらいの確立で不良品がありますが、何しろ安いですよねぇ。
日本に持ち込むのは違法らしいのですが、私のスーツケースの中には、いつも
DVD・CDがいっぱい!
いつ、全部見終わるのか。という課題にぶつかりつつも買い続ける私でした。
 
ちなみに、CDの曲のタイトルの、間違った日本語もかなり笑えますよね!
 
└──────────
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
 
ーーあの、店の表にスピーカーを置いてガンガン音楽を流してる店でしょう。
 OJIN は仕事の都合で毎日あの店の前を通っています。--店内には入っており
ませんけれど--
 
そうですか「日本のドラマのDVDの種類も、田舎のわりには結構豊富」なん
ですね。ーーこんど覗いてみることにします、最近南通も若い駐在員が増えて
きたから、こういう情報も大事になっていきますね。
 
地元南通の情報をありがとうございました!
この次は食べ物屋の情報を下さいませんか。
 
└──────────
 
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┃▼▽ みつけよう面白・有益メルマガ ▽▼
 
┌─────────── (^O^)

│ ○●○ あなたの知らない社会のカラクリ ○●○


│私たちの身の回りには理解しがたい様々な仕組みがあります
│普段はけして明かされることのない、その道のプロにしかわからない
│カラクリを一緒に覗いて見ませんか?


└→ この続きはこちらで → http://melten.com/osusume/?m=20246&u=6254
 

│いままで紹介してきたメルマガ達が勢揃い!してますヨ〜 (^○^)
http://groups.msn.com/ChinaNantong/page9.msnw
└───────
 
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ あとがき ▽▼
 
春節初日の南通市は雨降りで寒かったです。
夜中に、白いものもチラホラと舞っていました。
 
そんな中を「うみせんやませんクラブ」の幸子ちゃんの電瓶車の後ろに乗せて
もらって家の前まで送ってもらいましたが、長い髪から仄かに甘いシャンプー
の香り(?)がただよってきて、、幸せいっぱい胸いっぱ〜〜い♪ (^O^)
 


ではまた、ホントに愉快な月曜日号!で、お会いいたしましょう!(^o^)丿
 
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┃ ☆ 月水金日 ☆ &≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡
┃ │ (*^−^*) │ 発行元:Chinachips編集局 発行責任者:OJIN
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┃ 転載元→「アジアの街角から」 http://chinachips.fc2web.com/aaa.html

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