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┃ ☆ 月 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第414号 ≫2004/06/07_Mon ++++ ☆
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┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐
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│・ごあいさつ ------ 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿
│
│・重慶へのマーチ♪ 都合によりお休みします ----------- by マーチさん
│
│・中国レポート ---- 中国視察懇談(3) --------------- by 平野信幸さん
│
│・意見記事の反響 --「人質問題自己責任論」感想応答 -- by 平野信幸さん
│
│・読者の広場 ------ 海人さん。
│
│・あとがき -------- 日曜日号と月曜日号の。
│
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇
│
│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│ 「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。
│
│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│ 別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。
│ 更に頻繁不定期で「アジアビジネスの現場から」号が配信されます。
│
│3.ライター兼編集発行の私OJINと数人のライターさんで執筆しています。
│ ___________________
│4.バックナンバーは → http://chinachips.fc2web.com/aaa.html
│ 「アジアの街角から題字の右横」→「バックナンバー書庫」
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┃▼▽ 中国レポート ▽▼ by 平野信幸さん
┃
☆ 中国視察懇談 3.質問に対する所見(1) ―――――― 2004/06/07
2004年3月、地域振興に関るシンクタンクと日本国政府機関の方々による
「中国進出企業の実態と、今後の日本企業の中国進出」に関して、現地調査の
ご来訪を受けました。
ご来訪に際しまして「事前の質問」があり、また小職の中国進出実体験として
の「中国レポート」を資料として提出しました。
ご来訪関係者のご理解を得まして、資料及び懇談内容(小職の回答)を、5回に
亘り「中国レポート」として連載します。
―――― 政府機関より頂いたご質問への所見(その1)
―― 1.中国の現状
1)中国の人材について
03年、中国の人口は約13億人で、20〜40歳の労働者世代人口は各世代
2千〜2千4百万人といわれております。毎年、3百万人以上が大学受験をし
ており、2百5十万人以上の学卒者を出していると思われます。
(04年度の学卒者は約2百8十万人)
全体的で見るならば人材は豊富といえますが、中国進出日本企業にとって必要
な人材に限定すれば、極めて不足しています。
中国の人達は独立心が強く、改革開放以来、中国の民間企業は200万社を超
え、都市部においては12〜15人に1人は老板=ラオパン・社長)になると
いわれています。現在の中国は少数の企業家と、大多数の一般労働者で占めら
れ、多くの日本企業が必要とする中間管理職の人材が不足しています。
このため、人材紹介会社によるヘッドハンテイングが盛んで、中国進出の企業
増加によって需要が高まり、コストの上昇と質の低下が起きています。今後の
中国進出企業においては、事業推進に大きな懸念材料となることが考えられま
す。独立やヘッドハンテイグによる人材の流出を止めることは不可能であり、
事業継続のためには、今後管理職の育成が最も必要なことになるでしょう。
日本企業に必要な人材の育成は、一企業で解決できる問題ではなく、中国に進
出している日本企業が全体の問題として人材の育成をする必要があるのではな
いかと思います。
2)技術力について
これまで、一般的には中国の技術レベルは、日本より10〜20年遅れている
といわれておりましたが、IT革命によって情報の流れは加速度的に速くなり
その格差は著しく縮まっており、航空機や宇宙関連の技術においては、日本を
越えている分野もあります。
過去、日本企業は事業の再編・統廃合によって、多くのリストラを実施してお
り、その流れは今後も続くであろうと思われます。その人達にも生活権があり
特に中高年の人たちにとって再スタートを切る場合、過去の経験を生かす道を
選択するのがベストの選択となるでしょう。
高い技術と謙虚な文化習慣をもった日本人の技術者は、中国企業にとって切望
する人材であり、日本人技術者にとっては新天地での再挑戦のチャンスであり
双方の利害が一致します。今後はこのような経緯によっても、日本の技術流出
は避けられないこととなるでしょう。(日本では、殆どチャンスがない)
3)部品について
部品等の品質については、問題の残されている分野もありますが、多くの外資
の進出によって、外国の企業と取引を行っている企業においては、品質・納期
・価格とも充分に競争力を持っております。
特に、中国に大きな市場がある分野については、その速度は目を見張るものが
あります。例を挙げれば、携帯電話に使用されているスピーカーは、2000
年の以前においては日本企業が世界の80%のシェアを占めていました。そし
て、過去の実績と技術力、そして高度な生産設備によって、他国の追従は当分
困難と自負しておりました。
それが、中国市場の拡大によって、中国の民間企業の果敢な挑戦が実を結び、
現在では1社で世界市場の30%近くを占有するまでに成長し、プライスリー
ダーにもなっている企業があります。今後、日本企業は新たな技術革新を行わ
なければ、同分野での市場奪還はおろか、継続さえも困難となるでしょう。
4)インフラについて
中国進出に関しては、現地の正確な情報を収集することは必須であり、国家級
開発区においても、道路・電力・ガス・水道等のインフラが整備されていない
ところも多く存在します。
開発区の担当者や現地コンサルタントの情報を鵜呑みにして、進出した後で大
きな問題が発覚し、事業計画の変更をしなければならない事態も発生していま
す。進出の決定には、必ず自分の足で、目で確認し、整備計画ではなく完了の
確定によって行うべきです。
電力インフラについては、何処の開発区も「問題がある」とは表明しません。
――故意に隠しているコンサルもある――この問題は、一開発区の問題ではな
く、中国全土の課題であり、「早くとも2010年までは解決されない」と、
覚悟する必要があります。
―― 2.取引先の要求
1)技術的要求(弊社取引先の実態)
中国企業:要求は高い。基礎的な技術力が不足している。
そのために、論理的な議論にならない場合もある。
日本企業:日本での使用実績があり、日本と同程度の要求。
日本からの指導によるものが多い。
欧米企業:本国での使用実績があり、理論的な要求で相互理解が得られる。
2)経済的要求(弊社取引先の実態)
中国企業:性能優先か価格優先かで、企業間で大きな開きがある。
支払いは、前金・代引きが原則で、回収問題は殆どない。
日本企業:安価な価格を希望(日本製の価格と比較)
支払いは、日本の制度を持ち込むことがあり、問題がある。
欧米企業:合弁形態によって、企業間に格差がある。
支払いは、前金・代引きが原則で、回収問題は殆どない。
――3.日本の製造業について
1)日本製造業の将来について
自由競争の社会において、製造業が物造りをし、「市場獲得が可能な、自社の
条件はなにか?」を明確にする必要があると思います。その用件を満たすこと
が出来る産業・企業のみが市場の残ることを許されるのではないでしょうか。
その、市場獲得の条件は大別すれば、製品の価格・性能・納期(時間)・企画・
デザイン・アフターサービス等で、どの項目が優先されるかは市場形成の条件
によって異なるでしょう。自社の製品市場(日本の製造業)においての優先順位
はどのようになっているかを、調査・検証するとこが出来れば、残れる産業と
退場すべき産業は明らかになるのではないでしょうか。
製品価格が優先順位の高い分野における事業存続は、時間の問題となるでしょ
う。性能も一部の特殊な産業を除けば、僅かな時間的余裕が残されているに過
ぎないと思います。
2)日本国内に製造拠点を持つ利点はあるか
中国ではインフラや社会情勢を含め、先の読めないリスクが存在しており、こ
れは中国進出の企業にとっては大きなコスト負担になっております。日本では
「ジャストインタイム」の採用によって、在庫減らしコスト削減に成功しまし
た。中国でこの製造管理システムの採用は困難で、リードタイム(時間)を付加
価値に変えることができるのは「日本に製造拠点を持つ大きな利点」となるで
しょう。
今後は、中国で設計・開発した製品を、中国調達の生産設備によって、中国で
教育した人材を使い製造コストを削減し、更に日本を製造拠点として「メイド
インジャパンによる、性能保証」、そして「納期短縮」で「時間を売る」こと
が事業継続の最も有利な条件になるものと思われます。
3)製造業の共存共栄
企業間の共存共栄は、目標とすべき課題ではありませんが、日本本社と中国合
弁企業における共存共栄は、日本と中国に時間差を活用することができれば、
可能となるでしょう。
嘗て、日本がアメリカにビジネスを学んだように、日本は多くの分野で中国の
数年先を行っており、その情報と技術力や企画力によって、互いに補完し合う
関係は構築できると考えられます。
水やエネルギーと同様に「技術も高い所から低い所に流れる」、これは自然の
摂理であり、一時的に制御出来たとしてもそれを継続することは不可能でしょ
う。今後の日本の製造業に求められるのは、「これまでに習得した技術は古い
ものと認識し、新しい情報と価値観によって、企画と創造を積み重ねること」
だと思います。
―― 5.中国と日本の間における、製造業の共存共栄はあるか?
―― 製造業事業間の共存共栄
過去、「日本国内において同業種間の共存共栄は存在出来たか?」
電機業界のVHS対ベーターに象徴されるように、自由競争社会における共存
共栄は「理想的な題目」ではあっても、「その実現は現実的ではない」と言わ
ざるを得ません。それは製造業に留まらず、あらゆる産業においてもいえるこ
とでしょう。
共存の維持には一定の規制が必要であり、共栄の継続には企業間(国家間)の密
約が発生することは、歴史が示している通りです。これは自由主義経済の原則
から逸脱した業界のルールが生まれることとなり、他者の参入を阻害して企業
の自助努力を削ぎ、そして生産効率の低下を生み、結局はその産業の衰退を招
くことは必定です。
同じ価値観を共有する日本国内でおいてさえもそうなのですから、まして文化
や習慣の違う中国と日本の間において「共存共栄を目標とする」とこを、議論
検討すべきではないと思います。
それぞれの国は、歴史的背景や文化・環境など、多くの異なった条件を有して
おり、互いの国がその要件に合う産業の育成に傾注して集中的投資を行い、そ
の産業の更なる向上・技術革新によって発展させる明確な目的を持ち、それが
社会的な合意を得ることが出来れば、棲み分けは可能だと思います。
結果として「すみ分け=共存共栄」は実現するでしょうが(それが人類の英知)
現在、多くの国家が選択している自由主義経済システムにおいて「共存共栄」
を目標とするには「矛盾」が多く、それを解決できる「明解な理論は構築され
ていない」と思われます。
理想を掲げてそれを目標にすることは重要なことであると思いますが、論理的
根拠のない実現不可能な理想を追い求めることは「何もしないより罪が重い」
のではないでしょうか。
―― 雑感:中国株式市場
日本の幾つかの証券会社は、新たな市場として中国株式市場を注目し始めてお
ります。昨年末の、日本からの投資額=買い)残高は、約6千億円となってい
ます。中国の株式は香港市場とシンセン・上海で取引が可能で、国内市場では
A株=中国人のみ)、B株=外貨による売買)があり、人民元切り上げ圧力が
沈静化した03年9月頃から上昇を続け、6ヶ月で150%の株価になりまし
た。
しかし、4月中旬から約10%以上の下落が続いております。これは過剰投資
とインフレ懸念から、政府の金融引き締め策が発表され、それによって市場が
冷え込んでいるためと考えられます。
中国の株式市場は日本と違い、「売り・買い」とも価格指定が原則で、リスク
ヘッジのための先物市場もないようです。また、企業情報(ファンダメンタル)
に基づいた市場株価となっていない状況があります。
取引の手数料が極めて安いこともあって、数日間の売買が盛んであり、乱高下
が激しいもの特徴があります。(乱高下防止対策として、一日あたりの変動は
10%でストップとなる)
中国株に対する投資は、中国特有の市場を理解しなければリスクが高いと言え
るでしょう。(逆にそれを知ればマネーゲームとしては面白いともいえる)
中国株は、中国以外での過去の経験は通用しないように思われます。
政府の金融引き締め策は、株式市場におよばず、外国企業を誘致している工業
開発区の整備にも影響を与えており、中国進出に際してはこれまで以上の現地
情報の収集が重要になると思われます。
インフラ整備予定の開発区への進出計画は、充分な留意が必要です。
ウェブに記載されております中国レポートは、無断転載・コピー・無断借用、
自由です。(「成功ノウハウ」「ザ・レポート」を除く)
ご利用に関し、データー・人物・歴史・時代検証等につきましては、
ご自身で調査・判断・責任をお持ち下さい。
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┃▼▽ おしらせ! ▽▼
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│♪│ 時事問題に関する様々なご意見を。
└─┘
時事問題に関する様々なご意見を採り上げていきたいと企画しています。
――字数などは問いません。長いものならば記事として、さらに長ければ2回
3回と分けて、短ければお便りのような形で掲載します。
OJIN が内容を理解しきれず校正が不能なものは無理ですが、推定や思い込み
だけではないキチンとした論旨であるならば、右寄り左寄りは問いません。
もうひとつの条件は、発表のしっ放しではなく、掲載後その意見に対する賛成
や反対の反応があった場合に、必ずキチンと答復して頂けること、、を守って
頂きたいということです。
さらに、匿名ではお受けできません。掲載時はハンドルネーム(ペンネーム)で
も構いませんが、寄稿の際には必ずご本名とご住所も。校正の際、意味確認な
どで問い合わせたりに必要となる場合がありますのでメールアドレスも必須。
急いで掲載しなければならないような内容のものなら、問合せ用の電話番号。
ーーなどを書き添えて下さい。
アンケートも付けてみたいということでしたら、聞いてみたい問いかけ項目=
選択肢)も書き添えて下さい。
(選択肢は18項目まで。各選択肢はそれぞれ全角25文字以内)
寄稿文をお送り頂く際に、メールの添付ファイルにして、という形では受け付
けられません。
・原稿は、メールの本文欄に書き込んで下さい。
・そしてテキスト形式のメールでお送り下さい。
皆様からの活発なご意見をお待ちしております!!
── みんなで作ろう!日中友好・遊学の大っきな輪ッ!!──
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┃▼▽ 教えて!中国 ▽▼
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┃▼▽ 意見記事反響特集 ▽▼ by 平野信幸さん
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☆ 「人質問題自己責任論」感想応答 ―――――――――― 2004/06/07
┏━━━━━━━━━━「気分は情報無限さん」
―― 平野信幸さん☆人質問題自己責任論2004/05/28を読んで
この事件に関する日本のマスコミ報道や政治家の暴言には、私自身も恐怖を感
じていましたが、平野信幸さんの主張を伺って納得致しました。
ーーあれは「虐め」だったのですね。
┗━━━━━━━━━━
▼
┏━━━━━━━━━━「平野信幸さんから」
「気分は情報無限さん」、私の意見に、ご賛同を頂きありがとうございます。
日本は、海で隔てられており、歴史的に長く外部との交流が少なかった要因も
あって、「価値観の多様性」を安易に受け入れることに、抵抗感があるのだと
思います。それで、体制に迎合し易い(世の流れに逆らうことを嫌う)のではな
いでしょうか。
体制に逆らい「孤立無援」の人物(宮本武蔵・坂本竜馬・西郷隆盛等)を英雄と
して求める=認める)のは、その意識の対極にあるためではないかと、勝手に
解釈しております。
┗━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━「たろおじさん」
自己責任論が何時出てきたか?をさぐると、捕まった直後からの、
日本の関係者(家族など)の報道での話の内容と姿勢にあると思っています。
日本国民が頭に来た(あえてこの表現をつかいます)。
それは、家族の方々の表現した態度が、日本人一般のこのような場合の
お願い姿勢ではなかった。しかも国の政策の変更まで要求するなんて、
図に乗るな・・・偉そうに。
「なにも、国が、社会が お前らに行ってくれと頼んだんじゃない・・・」
自分で勝手に行って、 何を偉そうに言ってるんだ・・・
これが、自己責任論の沸き起こった、感情的な原点だと、私は思っています。
抑制した態度で、ひかえめに、でもしっかりと全てを任せてお願いする
ように・・・もっていったら、どんな支援もしてやらなくちゃ・・・という
雰囲気になって、帰ってきた3人は国民的な英雄で迎えられた・・・と想像
します。
ですから、捕まった3人の問題ではなく、支援者・家族と、日本国民?
とのいさかいだと思います。
つかまった3人の方には、ほんとにお気の毒です。
全く責任のない日本の中での騒動にまでいっしょに巻き込まれたのですから。
┗━━━━━━━━━━
▼
┏━━━━━━━━━━「平野信幸さんから」
「たろおじさん」の、ご指摘、私もその通りだと思います。
それ故になお更、「思想・信条」によって、人を差別してはならないと思うの
です。
一般市民が、どの様に感じ判断するかは自由ですが、政府は全ての国民に共通
した対応をすべきではないでしょうか。「反日分子に血税を使うな」との自民
党の柏村武昭議員(広島選挙区)の国会発言は、如何なる理由があっても、許さ
れてはならないと思います。
先日、二人の日本人が犠牲になったようですが、そのことにつきまして、今、
日本ではどのように報道されているのでしょうか。
「危険な所に勝手にいったのだから当然だ、同情する価値もない」と、政府も
マスコミも、国民も、非難しているのでしょうか。
ーーもしそうであれば、日本の世論は正常なのかもしれません。
被害者の方が解放された時、「イラクを嫌いになれない」とコメントしたよう
ですが、私はこの時、日本政府にとり「最大の理解者」が出たと思いました。
あのコメントで、小泉首相が「かように日本は、国民を挙げてイラクの人道支
援を考えています。」と声明を出したら、イラク国民は日本に、そして日本人
に大きな信頼感を抱いたのではないでしょうか。
自衛隊派兵の「応援団」ともいえる「彼の人」に、政府首脳が贈った言葉を聞
いた時に、同じ日本人として情けなくなりました。
「この懐の狭さ」は、何としたことか。
「この戦略の無さ」は、何としたことか。
┗━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━「bin さん」男性@七十代@宮崎
始めてお便りします。
今回の記事については、小生は反対の意見を持っています。
しかし、それについて反論されても、己の意見を庇護する文筆力を持っていま
せんので、あえて何故についての発言は控えます。
救出についても、政府つまり国は十分力を尽くした、と、ささやかな情報の中
で理解しています。。。
替わりまして、
今、マスコミで話題となっている拉致事件についても、先生の鋭い論評を拝読
できれば幸いだと思っています。
┗━━━━━━━━━━
▼
┏━━━━━━━━━━「平野信幸さんから」
「bin さん」お便りありがとうございます。
私も、救出についての政府の対応が不十分だったとは思っておりません。
今回の「人質事件」が、マスコミで騒がれるような「自己責任を追及すべき」
問題なのかどうかについて、大きな疑問を持っているところです。
「拉致事件」とは、北朝鮮による件のことだと思いますが、これこそ「テロ」
と呼べるものではないでしょうか。(「テロ」の定義が難しいですが・・・)
小泉総理は、「如何なるテロにも屈しない」と声明を出しましたが、今回は屈
しないどころか、支援の約束までしたようですね。
今回に限り、人道的見地から超法規的に対応をしたのでしょうか。それなら、
そうと、国民が納得出来るように、表明をして欲しいと思っております。
拉致被害者が、嘗ての「朝鮮併合」による犠牲者ならば、人質の被害者も「イ
ラクへの自衛隊派兵」の被害者といえるのではないでしょうか。
「退避勧告」で、政府の責任が全て問われないとしたら、安易に「勧告」が出
され、国民の活動が大きな制限を受けることになると思います。
「人質であれ、拉致であれ」一国民の感情に政府の方針が左右される事が重大
な問題ではないでしょうか。
┗━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━「爺さん」
―― 自己責任
私も教育勅語で育った人間ですから、政府が責任を持って派遣した自衛隊と、
それによるイラク国内の不安増加問題も予想され、十数回出された政府の退避
勧告を無視して、自分の意思でかの国に入国したことは暴挙と思いますし、そ
の家族の方々の強硬な発言にも意外な感じを受けました。
帰国後、そのうちの一人はハッキリと“自分は「リスク」を負って出ているの
に、、“と不満そうに述べていましたが、彼の言う「リスク」と「自己責任」
とはどう違うのでしょうか?
徹底的に調査研究を重ねられたgosakuさんの貴重なご意見、すべて頷いて我が
意を得たりと読ませて頂いておりましたが、どの部分かをポイントできません
が、時々何か違和感を感じていました。
その様な時、 OJIN さんのマガジン紙上での論争や新聞テレビなどで自己責任
批判論が国内識者の意見、諸外国の所見(多数論or少数論?)として報道され、
自己責任批判論が何故まかり通るのか、私の考えがもしや間違っているのでは
ないかと不安になっていたところ、平野信幸さんのお考えを拝見、注意深く読
ませて頂きました。
しかしなお良く飲み込めませんので、もう少し説明を願えたらありがたいので
すが。ーー但し ジャーナリストの行動については別の機会にお願いします。
論点の違いかな?
┗━━━━━━━━━━
▼
┏━━━━━━━━━━「平野信幸さんから」
「爺さん」、ご意見ありがとうございます。
「暴挙」と「勇気」は、同じ行動心理だと思います。
結果が悪ければ、「暴挙」と評されますし、結果がよければ「勇気」と評価さ
れるのではないでしょうか。
「人質」として取られ「殺害の予告」がされた時点で、家族がどのような対応
が出来るか、表現の良し悪しは別にし、私は家族の心情は理解出ます。
仮に、「国家」の為に犠牲になっても「やむおえない」と考えた家族がいたと
しても、それを表明するのは極めて勇気のいることでしょう。それをすれば、
別の人質の生命をも自分が握ることになるからです。私は、自分や自分の家族
が犠牲になるとしても、他人にそれを強いてはならいと「教育勅語」で育った
父から教えられました。
今回の「自己責任」は、「人質事件」の背景と「交渉相手」が「誰か」が重要
なのではないでしょうか。
紛争地域に、危険を覚悟で=リスクを承知で)彼らは、イラクへ行ったのだと
思います。しかし、人質となってそれを解決できる「当事者」ではありません
でした。この時点で、彼らに「自己責任」を問うのは、筋違いだと思います。
単なる、金銭的要求であれば、所属している組織や家族の問題でしょう。正当
な要求であるか、否かは別にしても、日本国政府が交渉相手であり、その要因
を作った事実があるからには、政府が責任を持つのは、当然ではないでしょう
か。
今回の「人質事件」の背景には、明らかに「自衛隊派兵」があり、それが一部
のイラク国民の反感をかったためだと思います。
あの行為は「テロ」ではなく、アメリカの武力占領にたいする「人民蜂起」だ
と私は思っています。
┗━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━「hazukiさん」
―― 平野さんの記事を読んで。
私も人質事件に関しては、とても奇妙な気持ちで報道を見てました。
日本では、イラクの日本人三人が捕らえられている様子を、無事解放されるま
で放送してなかったそうですね。姉に聞いた話によると、視聴者の心情を考え
て、さし控えていましたというコメントが入っていたとか。
確かに始めてあの映像を見た時は、心が痛みました。見かけも体臭も違う男た
ちに刃物を突きつけられるその映像は、この人たちは今、どんなに怖かろうと
思いました。でも、グロテスクなものじゃない。車ごと焼かれて、死体を引き
ずり出して、車で引きずって…というような、ね。
こっちでは、このニュースが入った時から何度となくこの映像は流れていまし
た。結構なんでもストレートに流すこっちのニュースに、日頃閉口することは
あるけれど、これに限っては正直必要な映像なのではない?と感じさせられま
す。
長男は始めてこの映像を見たとき、主人に「これは何なの?」と聞きました。
そして、それをきっかけに、(人質になった彼らには申し訳ないけれど)主人と
長男はこの映像から真面目に人の命について語り合うことが出来ました。
今、3歳7ヶ月です。
確かにショッキングな映像かも知れないけれど、3歳の子供でもちゃんと理解
できる映像。
これって、この人質がもう解放されて安全なところにいますっていう状態だっ
たら、長男はこんなに真面目に聞いただろうか?ーーそれはまた違うと思う。
だって親の緊張度が違うから。
映画のワンシーンを見るように、怖いね〜で終わってしまったような気がする
んです。
―― なにも考えずに危ないところに行ったあいつらがバカ。
そんな意見もあるようで、それも一理とはいえそうですが、こういう「面白そ
う。行ってみたいじゃん」という考えは、今のような、日本の体制のせいじゃ
ないの?ーーそんな風に思えて仕方のない私でありました。
怖いものは怖いうちに見せなきゃ意味がない。心霊写真見たら、怖いけど面白
い、てな感じ?ーー本当の幽霊見たら怖くて度肝を抜かれるでしょう。(笑)
・・私的にはそれと同じ感覚なんですけれど。
それに耳から入った情報って、やっぱり信じがたい。
同じリアルタイムの放送でも、耳からだけの情報ってなんとなく他人事。
目で見て始めて現実味がある。信じられる。噂と一緒で、耳からだけの情報っ
てバーチャル的に創造膨らませて遊べてしまいます。バーチャルじゃ何でもあ
りの日本人。この映像を見て貧血起こす奴なんているかい?と悪態ついてしま
いたくなったりもして。
視聴者の心情なんて考えてないで、日本の将来を考えなさい。
もっと早いうちにこの映像流してもっと「怖い!」って気持ち育てなきゃ。
そういうことをちゃんとしないから、「怖いものみたい♪」っていう人たちが
沢山増えて、日本のお偉いさん達に迷惑かけるんでしょ?
今回の事件で一番不快に感じたのは、そういう偉い人たちの態度でした。
まだ開放されていない人質事件の会見なのに、
「勝手にバカなことやって、尻拭いはこっちにさせて…」
という態度をあからさまにさせているようですごく嫌だった。
私のような全然偉くない普通の親だって、「行ってはいけない」と教えていた
川に子供が行って溺れれば命がけで助けます。ーー怒るのは助けてからです。
それが普通の人間の反応だと思うのだけれど。
戻ってきた人間を一喝するも良し、怒りをあらわにして追跡するも良し。
でもその途中段階で、そんなダラケた顔をテレビに出して、誰が緊張するんで
すか。お偉いさん達、「困っちゃうんだよね」なんて顔してるヒマがあったら
他にもっとする事があるんじゃないの?
ーーと、思えて仕方がなかった今回の事件でした。
┗━━━━━━━━━━
▼
┏━━━━━━━━━━「平野信幸さんから」
「hazukiさん」、お便りありがとうございます。
>川に子供が行って溺れれば命がけで助けます。--怒るのは助けてからです。
>それが普通の人間の反応だと思うのだけれど。
全く、同感です。
そのような、経験を積み重ねて、人は「学んで」行くのだと思います。
「危険な所には、二度と近づくな」と、教えるか、「危険な所には注意しろ」
と教えるかは、それぞれの価値観で違うと思いますが・・・
現在の日本では、前者が多くなったために色々と弊害も生まれているような気
もします。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ 読者の広場 ▽▼
┃
┏━━━━━━━━━━「海人さん」――――――――――― 2004/06/02
最近、半華人さんの不動産に関る記事を読みました。海人はまだ上海で半年し
か生活しておりませんので、非常に参考になりました。
海人の住んでいるアパートは、南京西路に近い総合開発された区画の30階建
てのアパート(築2年、1LK、80平米)で、特に不満はありません。
もちろん細かい点では多少?ありますが。ここは中国ですから日本と違うのは
当たり前ですよね?
旧正月は、あの花火に感動してしまいましたよ。無料で見られるんですから、
夜中であれ早朝であれ、たとえ海人の部屋の窓3m付近で花火が炸裂しようと
も。ちなみ海人の部屋は21階です。
旧正月元旦は、いつもクッキリ見える66階建てのビルのイルミネーションが
花火の煙で曇っていました。日本で売っているような花火ではなくて、花火大
会で使われているようなものなので、迫力満点!!!
ーーそんなものを路上で売るなよ!と思ったりしますが。
簡単に今流行の爆弾(ビルさえ吹っ飛ばすような)が製造可能。オーコワー。
来年以降にアパートを購入しようかなと考えているところでして、業者と見学
に行ったりしています。それで、大体場所は絞り込まれつつあり、現在2箇所
を考えています。浦東と新天地のあたり。
新天地は土地にまだ余裕がありそうで、今後は更に総合開発されそうなので、
もう少し待つほうがいいかなと個人的には思っております。
浦東は金融区に近い仁恒アパート(金茂ビルから500mぐらいかな)が広く緑
の多い庭園が綺麗でとても気に入っています。サッシも英国製のペアガラスだ
し、他の品質も良いように思えました。
最近分譲中の世茂アパートのほうは、アパートの品質では同等のようですが、
そのロケーション、部屋からの展望、敷地の広さなどを考えると、やはり仁恒
アパートのほうがいいなと思っているところです。
デベロッパーは香港系企業に絞っています。理由は簡単で、以前中国を香港人
と一緒に仕事をしていたので、まあ中国人は問題外としても、台湾人と比べて
も信頼できるかなと思っているからです。仕事で台湾にもよく行ったこともあ
り、人間的には香港人より台湾人のほうが好きですが、でも信頼性の問題にな
ると話は違ってきますので。
それでも、やはり購入後の後悔はせぬようにと、今はセッセと情報を集めてい
るところです。
まあ海人の購入出来るアパートは140平米程度で、半華人さんのアパートと
は比べものにはなりませんが。それと海人が住めなくなった場合は賃貸あるい
は売却をせざるを得ないので、一にロケーション、二に高品質のアパートと考
えて絞り込んだつもりです。
仁恒アパートをまず購入してから、新天地の物件を次に購入しようと目論んで
おりますが、お金の都合、結婚等の状況で多少変わるかもしれません。2件目
は夢になるかもしれませぬ。
たとえ結婚して子供が生まれようとも、日本人学校に通わせるつもりもないし
日本人向けのサービスも必要がないので、このようなロケーションでイイかな
と考えています。
半華人さんは、上海はどの地区がどのように発展していくか?またどのような
アパートが高品質だと考えていられるのか、よろしければお聞かせ下さい。
仁恒アパートのベランダは、よく見るとどれも部屋には改造されていませんで
した。でも、目に見えないところ(防音効果等の)のチェック方法ってあるんで
しょうか?
新築物件の場合は内装をよろしくお願いします。と言いつつ、いつになるかは
分かりませんが...
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┏━━━━━━━━━━「半日半華人さんから」
半年の情報収集結果、、、お見事です。(感心・感心)
海人さん、さてはお金持ちなのかな?
上海人ならば知っている高級マンションを名指しの辺りが一般的じゃない。
その中でも浦東の仁恒と新天地に目を付けるところが素晴しい。
―― でも1つ疑問が・・・
何故に海人さんは私の事を良〜くご存知で?
実は挙げられた2物件ですが、現我が家は新天地から徒歩10分程の所にあり
ます。然も開発会社はシンガポール系。海人さん仰るように庭園が気に入って
購入した物件です。
この地区は、新天地という名所ばかりでなく、今後は万博会場及びユニバーサ
ルスタジオへのアクセスが良く、人気物件となっているようです。(そうそう
豫園もね)
海人さんがご覧になった物件は新天地側面に建設中のものでしょう?
淮海路にも近く便利ですね。
―― しかし今回選択された浦東物件。
驚いちゃった!品質はバッチリですよ。
何故知っているか?って・・・
だって夏休み以降お引越しする新居はその開発会社の物件(市内)。
浦東と同様仕様との事から購入に踏み切ったのでした。
勿論仕事柄…建築工事中もチャックしましたから安心・安心。
気に入った点は、緑が多いのもそうですが、管理会社がシッカリしている。
折角良い物件に入っても管理会社がメチャクチャだと、、老朽化も早いでしょ
う?その点、この物件は開発会社が引き続き管理業務を行うのが良いと思って
います。
ーー但し管理規約も煩いですよ。ベランダの改造なんて絶対にダメ。
お引越し後の内装工事も規制されているハズです。
その影響を受けて・・・私の購入物件ではジャグジー禁止になりました。
‥‥浦東物件オーナーの苦情問題から。
ご結婚後の、お子様日本人学校登校問題は・・・
浦東地区へのシャトルバスがあると思いますよ。
日系幼稚園は松○電○マンション内にありますし・・・
―― 注意点もございます。(浦東の場合)
現在は、金茂大廈方面はゴルフ練習場と建設予定地で見通しが良い風景となっ
ておりますが、ご存知のように新モリビル建設は再開され・・・美食街も開発
用に取り壊し開始・・・
更にゴルフ練習場も開発されるとの情報がございます。
新モリビルの高さはアジア1、他の開発ビルも高層が予想されますゆえ、今後
どの程度まで日照等の影響があるか不明です。
従ってご購入される場合、お部屋の向きも考慮される事をお薦め致します。
現在、新居用家具探しで忙しい半華人でした。
そうそう、家具ですが、私達はポイントに老上海アンティック家具を購入して
います。中国骨董家具とは異なり、西洋文化影響を受けたデザイン素敵です。
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日曜日号と月曜日号の校正で....疲れた....。
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ではまた、ホントに面白い!水曜日号でお会いいたしましょう!(^o^)丿

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