Mail-Magazine Back Number
バックナンバー目次 アジアの街角から記事集  迷子になったらここ!(^O^)  CHINACHIPS 総合トップ

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┃ ┌─────┐ ┌──────────────────┐ + ☆
┃ ☆ 金 曜 版 ☆  ≪ WEB 熱線 第366号 ≫2004/02/13_Fri  ++++ ☆
┃ │ (*^−^*) │ ├──────────────────┤ +☆
┃ ☆ WEB 熱線 ☆    ―― アジアの街角から ――    ++++ ☆
┃ └─────┘ └──────────────────┘ + ☆
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┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐

│・ごあいさつ ------ 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿

│・満州青春録 ------ 最終回:自分の墓 ----------------- by 松本進さん

│・おしらせ! ------ (=∵=)

│・満州回顧録続編 -- 自虐史観の枷を解く(9) ----------- by gosakuさん

│・転載有益記事 ---- キューバの知恵。
│         「Enviro-News from Junko Edahiro」より転載

│・読者の広場 ------ 新硬派さん。

│・あとがき -------- 数日前から。

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇

│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│  「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。

│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│  別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。
│  更に頻繁不定期で「アジアビジネスの現場から」号が配信されます。

│3.ライター兼編集発行の私OJINと数人のライターさんで執筆しています。
│             ___________________
│4.バックナンバーは → http://chinachips.fc2web.com/aaa.html
│      「アジアの街角から題字の右横」→「バックナンバー書庫」
◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇


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┃▼▽ 満州青春録 ▽▼                by 松本進さん


☆ 自分の墓 ――――――――――――――――――――― 2004/02/13


しばらくして、村の青年達が娘さんのいる家に遊びに行くというので私も行っ
てみた。その当時はたいした娯楽もなく、青年達は、夜、娘さんの家に遊びに
行くのが唯一の楽しみであった。

村の青年達は、自分のことを"わし""おら"と言うが、私は軍で"自分は"とか、
"おれ達"というのがしっかりと身に付いてしまっていた。部隊では方言で話す
と罰せられたのだから、懐かしい故郷の言葉でも、すぐにはもとに戻せなかっ
た。
違和感のある話し方がおかしかったのか、そのうち私のニックネームが「おれ
達」と呼ばれるようになり、女の子まで面白がって言うようになった。
私は何だかバカげているように思えて、彼らとの付き合いを止めてしまった。

ある月夜、出かけるところもない私は母と話をしていた。

「おまえは遊びにいかんのかえ」
「幼稚の話ばかりで合わん」

母は満州のことを聞きたがったが、私は満州の話はしたくなかったので話題を
変えた。

「それより"親思う心に勝る親心"というが、お母さんはその反対じゃあなあ」
「どうして?」

「死んだと公がも入っても、ウチの息子はきっと帰ってくる言うて駅や波止場
で待っている人もおるというのに、死んだと公報も入っいないのに死んだと思
うのはどういうことや?」
「それは死んだと思おうげ、、手紙も来んのじゃけん」

「手紙が来んぐらいで思うたのかな?」

すると母は、なお言いにくいそうに私の顔を窺った。

「おまえ、怒られんぜ」
「今さら何で怒るん。現におれはここに居るけん、全部言わんかいな」

それでも母は「怒るなよ」と、くどいほど念を押した。

「おまえが死んだと思ってな、おまえの墓を作っとるんじゃ」
「ええっ!?私の墓作った?」

さすがに驚いた。母の話によると、四国遍路のお遍路さんをお泊めする習慣の
ある我が家では、いつか小学四年生の女の子のお遍路さんをしばらくの間泊め
たという。その女の子のお遍路さんは、生き別れになって宇和島にいる母親を
探して旅をしているという。

かわいそうに思い、近所の福増のおばさん達が三、四人集まって話をしてるう
ちに、その福増のおばさんの家で三人の子どもが兵隊に行ったまま消息が分か
らなくなっている話になった。

するとそのお遍路さんが「うちが拝んであげよか?」と言う。

おばさんは面白がって「それじゃ、三番目のノボルがいつ帰るのか拝んでや」
と言うと、お遍路さんは手を合わせて拝み始めた。

「おばさん、明日帰ってくるよ」

明日などと言うから尚更誰も信じない。そこで
「明日の何時?」「どこから帰る?」と矢継ぎ早に尋ねたらしい。

「明日の一時頃、池の中土手から、カバンを提げて帰ってくるよ」
「それが合うとったら、嬢は神様じゃ」

初めは子どもの言うことじゃということでみんな笑っていたが、気になったお
ばさんがその時刻、炊事場の窓から土手を見ていると遠く人影が見える。慌て
て家を飛び出し中土手に上がると、言われた通りに息子が帰ってきてビックリ
した。

次の日からそのお遍路さんはたちまち評判になり、次々占うがそれがみな当た
る。福増のおばさんの他のニ人の子どもも、お遍路さんの言う通りに帰ってき
た。母も初めは信用していなかったが、私のことを占ってもらったそうだ。

すると「おばさん、息子さんは玄界灘を帰る時嵐に遇い、船が沈んで“母ちゃ
ん”と言いながら死んだよ。かわいそうに......」と言われたのだ。他の人の
占いは全て当たっている。母が私を死んだと思ってしまったのも無理からぬと
ころもあった。

周囲の人もこのいきさつを知っているので、私に「一度死んだのだから進さん
は長生きするぞな」と言ってくれた。これで母が私を死んだと思ってしまった
ことも、自分の墓のことも納得がいった。

―― 自分の墓石が見たくなった。

しかし墓は、注文をしたがまだ据えられていない。母も今さら断るのも気の毒
で、石屋さんにどう言おうかと心配していると言う。母と一緒に立花の石屋さ
んに断りに行くことにした。

菓子折を持って、バスに乗り石屋さんに着いた。母が申し訳なさそうに挨拶を
すると、向こうが先に「帰ってきたのかな?」と察してくれた。まだ字を彫っ
ていなかったのが辛いして気持ちよく注文を取り消してくれた。

母も安堵したようだった。私のようなことも珍しいことではないらしく、墓石
に字を彫ってからでは大変なので、墓地に据える間際に字を彫ることにしてい
るという。私の墓石も他に回すことができるのだそうだ。

私は小さい頃から、兄弟の中でいつも損な役回りになることばかりだった。

父に殴られるのも兄の二倍、母からも、ほかの兄弟へのあてつけにおしおきの
的(まと)になることも多かった。でも戦死したら、それ相当に背の高い、先の
尖った立派な墓石が用意されているものと思っていた。

「おふくろ、わしの墓石はどれで?」
「あそこにあろう。あれじゃがな」

「どこにね?」
「あの、バケツの横にあろうがな。あれよ」

「あのバケツの横にある..小さい..犬か猫の墓のような....あれかな....?」
「ほうよ、あれでもおまえ、高かったんぞえ」

しばらく言葉も無かった。まさか死んでまで差をつけられることはあるまい。
もし私が戦争で命をなくしたら、それは兄弟の中で唯一お国の為に死んだとい
うことだと思っていたのだが......。

死と隣り合わせのような四年間だったが、自分の墓になるはずだった小さな石
を見て、本当に生きていてよかったと心の底から思った。


                       = 満州青春録:完 =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 (^^) OJIN です(^^)

松本さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

さて次回からは、中国の自学考試=大学卒業資格認定試験)の日本語科教材の
1科目である「日本国家概況」に記されている明治維新から現在までの記述..
を、約12回にわたって連載してまいります。

戦前戦中の日本の姿が中国の教材にはどのように書かれているか、、
―― 興味を持って読んで頂けるんじゃないかと思います。(^^)

・・あっけにとられるかな?

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

◆感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form.tok2.com/home/Chinachips/otayori.html

┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お便りで頂きました感想。
└─┘
┏━━━━━━━━━━「十八子松戸さん」

こんにちは、愛読者の十八子松戸です。

60年前に終わった戦争について
「満州青春録」作者の松本様のような悲惨な経歴は心が痛いです。
本になっていますか。中国語訳して中国へ出版できるでしょうか?

┗━━━━━━━━━━

松本さんの自分史「佳き日を生きて」は、その後も希望される方が続き、残っ
ていた分は終了しましたという連絡を頂きました。
尚希望される方がおられるようであれば増刷を考えますが、今度は本の原価と
送料だけはお願いしたいということでした。

本の外観を写しまして、目次とともにサイトページに掲示してありますので、
希望のある方はご覧になられて下さい。
http://chinachips.fc2web.com/repo4/041019.html
http://chinachips.fc2web.com/repo4/041020.html

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

「満州青春録」の過去記事は ▼ こちら!
 http://chinachips.fc2web.com/repo4/041matumoto.html

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ おしらせ! ▽▼

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│♪│ 中国で活躍する日系企業と人」掲載希望の公司や人物募集。
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 ── みんなで作ろう!日中友好・遊学の大っきな輪ッ!!──


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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ 満州回顧録続編 ▽▼              by gosakuさん


☆ 自虐史観の枷を解く(9) ――――――――――――――― 2004/02/06


―――― 私見:東京裁判の検証(3)


「勝者の裁き」であった東京裁判においては、戦勝国の戦犯は基本的に追及さ
れることはありませんでした。

ところが法廷で、広島、長崎に原爆を投下したアメリカの戦争責任が追及され
るという事態が起こったのです。それも日本人によってではなく、原爆投下国
であるアメリカの弁護士によってです。
そのアメリカの弁護士はベン・ブルース・ブレークニーといいます。

東京裁判では、イギリスやアメリカの法律や英語に不慣れな日本人たちを補佐
するため、アメリカ人弁護士たちが日本人被告の弁護にあたりました。

その一人であるブレークニー弁護士は1947年(昭和22年)3月3日「原子
爆弾という、国際法で禁止されている残虐な武器を使用して多数の一般市民を
殺した連合国側が、捕虜虐待について日本の責任を問う資格があるのか」
とただしたのです。

―― 連合国側はあわてました。

ウエップ裁判長は
「仮に原子爆弾の投下が国際犯罪であるにしても、アメリカがそれを行ったと
いうことは本審理とは如何なる関係もない」
と宣告してブレークニー弁護士の発言を無視しょうとしました。

しかしブレークニーは引き下がりません。

「日本は、その非法なる原爆投下に対して報復する権利をもつ。報復の権利は
国際法の認めるところだ」
と応戦しました。

このため裁判長もついに、原爆投下以降、終戦にいたる三週間の捕虜虐待につ
いては日本側の責任を問わないことを言明したのです。

―― ローガン弁護士も徹底してアメリカの戦争責任を追及しました。

1948年(昭和23年)3月10日の最終弁論において、連合国側、特にアメ
リカがいかに経済的・軍事的に日本を追い込んだのかを論証したローガンは、
大東亜戦争は連合国の不当な挑発によって引き起こされたにであるとし、こう
法廷で訴えました。

「日本の攻撃が自衛手段でないと記録することは、実に歴史に一汚点を残すも
のであります!」

アメリカ人弁護士は、この他にもスミス・ファーネス等20数人いました。
彼等はそれぞれ、自分たちがアメリカ国民であることは決して忘れはしません
でした。

しかし、弁護の必要から日本の立場を深く知るに至り、日本が侵略戦争をした
わけではなかったという風に理解し、正義を守る弁護士の面目にかけて日本を
擁護したのです。

―――― かくのごとく

東京裁判はお粗末な裁判でしたが、この裁判が戦後日本に残した影響はまこと
に大きかったといえます。

ことに教育界においては「日本は犯罪国家であった」という“勝者の言い分”
のみを子供たちに教え“負けた側の言い分”については、一切といっていいほ
ど教えてこなかった。

しかも「日本人には自国に対して罪悪感を持たせるようにすべし」というマッ
カーサー司令部の指令が徹底的に実行され、このことが、どれだけ日本に損失
を与えたかは計り知れません。

それはいってみれば、物心もつかないうちから「おまえの父親も、お爺さんも
極悪人であった」とだけ聞かせて育てるようなものではないでしょうか。

たとえ、それが事実であったとしても、そんなことだけを吹き込まれて育った
子供が、果たしてアイデンティティを持ち得るでしょうか。
また、そういう教育を受けることが幸福といえるでしょうか。

やはりバランスだけを考えても「当時の日本の言い分はこうであった」「当時
の日本にとって世界はこのような環境であった」ということを伝えていく必要
があるのではないでしょうか。

戦後教育に汚染された戦争を知らない世代の中からも「そりゃ、チョットおか
しいじゃないの」と日本近代史の矛盾に気づきはじめた若者もでてきました。

他方日本が他国を侵略したと大声で叫んでいる人々がまだまだいます。

このような亡国史観に凝り固まった「マゾヒスト的自称進歩的文化人」は戦勝
国アメリカに押し付けられた東京裁判史観を払拭し、もう一度日本近代史を研
究し直して「正しい歴史認識」をもってほしいものです。


――――極東軍事裁判の大切なテーマの一つとして真珠湾問題がありました。

つまり「だまし討ち」の問題です。キーナン首席検事は、これを「殺人」であ
るとして、冒頭陳述以来、最終論告に至るまで裁判の重要ポイントのひとつと
して強調しました。

最後通牒が遅れて攻撃が先になったことを東条首相(当時)が聞いて“不愉快な
表情をした”ということは、東郷茂元外相が宣誓口供書の中でハッキリ証言し
ています。

外務省の結城司郎氏がこの事情を説明するために証人台に立ち「全く、ワシン
トンの大使館(奥村一等書記官)のタイプに不慣れなためであった」と証言した
ときも、検察側は反対尋問に立ちませんでした。

がしかし、リメンバー、パールハーバー(真珠湾を忘れるな)というコトバは、
全米国民を立ち上がらせ、怒りにわななかせた大事件でした。

キーナン検事は最終弁論でも、哲人トム・ペイシの言葉「世のあらゆる財宝も
我をして攻撃的戦争を支持せしむることをえない。なぜならば予はこれを殺戮
と考えるからである」という文章を引用して徹底的にこれをたたいた。

「企(たくら)まれた人命の不法奪取は、謀殺である」
「真珠湾の裏切り的攻撃は、サギ、欺瞞、不忠実の全プログラムを象徴する」
「それは、人たる儀礼の範囲外のものであった」

―― その攻撃のコトバは激烈で容赦のないものでありました。


               = 自虐史観の枷を解く(10)へ続く =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 「自虐史観の枷を解く(9)」を読んで、

◆−このとおりだと思う
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00019139af1 >
◆−そうではないと思う
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00019139a62 >
◆−どちらともいえない
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00019139ad3 >
◆−‥‥よく分からない
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00019139a44 >
■途中経過・最終結果を見る
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■コメントボード
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☆締切:2004年02月16日18時00分
★協力:メールマガジンをおもしろくする《クリックアンケート》
         →→  [ http://clickanketo.com/ ]

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◆感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form.tok2.com/home/Chinachips/otayori.html

┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ 前回のアンケート結果。
└─┘
◇ このとおりだと思う --------------------------------- 38人  (84%)
◇ そうではないと思う ---------------------------------  4人  ( 9%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------  3人  ( 7%)
◇ よく分からない -------------------------------------  0人  ( 0%)


―― 前回のコメントボード「ミカの赤い服さん」と「気分は情無報限さん」
の感想に対するgosakuさんの答復は長大な文で、こちらには掲載できません。
サイトページ ▼ のほうでご覧になられて下さい。
http://chinachips.fc2web.com/repo1/015032.html

┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ コメントボードに頂きました感想。
└─┘
┌--------「くるみチャンさん」

勝者は言いたい放題、負けたものは沈黙。
現代も同じ強者の我がままがあたかも正義のようにまかり通る世の中です。

└--------
 ▼
┌──────────「gosakuさんから」

広島の平和記念公園にある原爆碑の銘文に「安らかに眠ってください。過ちは
繰り返しませんから」と記されてあります。私が奇異に感じたのは、この銘文
には主語がないことです。だれが「過ち」を犯して、だれが「繰り返しません
から」と誓っているのかわからない。

だがニュアンスとしては、「私達日本人」が「過ちを繰り返しませんから」と
誓っているように受け取れます。この銘文を書いた人も、そういう気持ちでし
たでしょう。ーーしかし、これはおかしい。

広島に原爆を投下したのはアメリカです。非戦闘員の一般市民の殺傷を狙い、
広島を全滅させようと狙った原爆投下は、明らかな国際法違反です。過ちを犯
したのはアメリカなのです。
ーー「過ちを繰り返さない」と誓うのは、アメリカでなくてはなりません。

だが、アメリカは原爆投下によって戦争が早く終結し、いっそうの被害を少な
くする事ができた、と正当化しています。「過ちを繰り返さない」と誓う気配
はありません。

――自分の過ちでないものを自分の過ちであるかのようにとらえる日本、
――正当化して過ちを認めないアメリカ。

勝った負けたの結果から物事をとらえる傾向がここに見られます。

└──────────

┌--------「ミカの赤い服さん」

gosakuさん、こんにちは。

毎回このような重いテーマの原稿を書かれているので、さぞやお疲れだと存じ
ます。(私だったら、1回目の途中でさじを投げます)

少なくとも東京裁判は、日本に対し公平ではなかったと私は考えています。
…昔の軍人の一部には悪人もいたんでしょうが、立派な方も多数いらっしゃっ
たのでしょうね。

└--------
 ▼
┌──────────「gosakuさんから」

ミカの赤い服さん、ご愛読 謝謝!

私がいつも感心するのは、Writ・etの皆さんの軽快なテンポのコメントです。
比較的重いテーマでも、巧みにジョークをまじえて、思わず顔がほころぶ文に
なっています。

見習たいとは思うのですが、不器用な私は重かろうが軽かろうが、このような
硬い文より書けないのです。辛抱して見てください。

歴史を見ると、勝者が敗者を好き勝手、思いのままに扱うことが古い昔にはあ
りました。それを勝利の美酒といったりしていました。しかし、近代法はこれ
を厳しく禁じています。

では東京裁判はどういう裁判なのか。戦争に勝ったというだけで勝者が敗者を
思いのままに断罪しました。それが東京裁判です。近代法の精神に根本的に反
しています。――ここに東京裁判の過ちの基本があります。

└──────────

┌--------「曇りのち晴さん」

歴史の総括をして日本の冤罪・不名誉等を一度世界に訴えたいが、白日の下に
晒されると困る国(米英)が今の権力者、それを良い事に自分たちに都合の良い
部分を仕立て上げる「近隣諸国」(中韓)と反日共産勢力。

生きている間に正義と潔白が明かされる日がくるのか、、、
それとも子々孫々まで不名誉な冤罪を着せられたまま歴史の1ページとなって
しまうのか、、、。

└--------
 ▼
┌──────────「gosakuさんから」

昨日の衆院決算委員会で、野党民主党の幹事長岡田克也氏の

「戦争責任を持つA級戦犯が、靖国神社に一緒に祭られているは非常に抵抗感
 がある」――との質問に対して小泉首相は

「私は抵抗感を覚えていない」

岡田氏「中国や韓国は参拝そのものでなく、A級戦犯が合祀されていることを
問題にしている」

首相:「日本には死者にまで鞭打つ感情はない。中国には中国の立場がある。
韓国には韓国の立場がある。戦没者に対する哀悼の誠をささげるというのは、
人間としての自然な感情だ。よその国から“ああしなさい、こうしなさい”と
言われて今までの気持ちを変える意思はまったくない」――と述べています。

戦後六十年に近くなりますが、今なお日本を支配している空気があります。

それは、過去の日本が途轍もない悪の国家で、侵略と植民地支配とアジア人民
の殺戮を恣にした犯罪国であるとする断定です。平成7年8月15日に公表さ
れた村山首相の謝罪談話は、そのとおりの内容でした。

しかもこの謝罪談話を、その後の自民党政権は公認し継承しているのです。
だから、そのような悪の前科者国家が、憲法を改正したり、国防を考えたり、
教育を改革することは、すぐ軍国主義の復活、戦争肯定、過去の危険が戻る、
など反対や非難がおこるのです。

非難の声をあげる社共やマスコミに追随する勢力は大体決まっています。中共
も加えられます。問題は、それで政府も国民も、つまり日本全体が金縛りにな
り動けないことです、つまり空気(ムード・雰囲気)の支配です。

異を唱える者は、一握りの反動・極右・軍国主義者・時代錯誤として疎外され
大マスコミは無視を決め込みます。冷戦終結でソ連社会主義の敗北がハッキリ
し、マルクス・レーニン主義の威令も行われなくなりましたが、わが国の、旧
社会主義勢力は、日本の過去の歴史の断罪に新たなエネルギーのはけ口を見出
したといわれています。

日本の過去の歴史について、日本人自身が反省し、また他からの批判を甘受す
ることも場合によっては必要でしょう。同時に、すべての時代を通じて、日本
には日本の立場があり主張があることを忘れてはなりません。

こうした立場で、世界とアジアにおける、日本の明治維新以来の近代国家とし
て、自立と発展を目指した歴史を見れば、そこには一貫した流れを見ることが
できるはずです。

└──────────

┌--------「人間1さん」

文献主義で人間の見方が狭いとこうなる見本にみえます。

戦争当事者がそんな選択しかなぜ出来なかったのかを問題にしなければ歴史を
みる意味がないでしょう。
戦争は加害者と被害者を同列に証拠づけても歴史ではなく字数稼ぎの文やに過
ぎないでしょう。

└--------
 ▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」

gosakuさんも OJIN も、このご意見の意思が把握できません。(^^;
もう少し具体的に、分かりやす内容にして再度のご投稿を頂けますようお願い
いたします。

└──────────

┌--------「気分は情報無限さん」

自衛隊のイラク派遣に関するテレビ番組を見ていて強く感じる事があります。
恐らく「東京裁判史観」と「平和憲法」は日本を滅ぼすまで止むことがないの
でしょう。客観報道メディアを通じて「寄生虫」が増殖したようです。

もう既に法律に則った民主的な日本社会の変革は無理なのかも知れません。

といっても私はテロリストにはなれませんが・・・・・

└--------
┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お便りで頂きました感想。
└─┘
┏━━━━━━━━━━「さよこさん」女性@三十代@その他海外

今住んでいるヨーロッパの某国で、高校の社会科を履修しました。

日本で社会科というと、暗記ばっかりだった覚えがあるのですが、こちらのは
高校といえど作文中心で、一定のテーマについて自分で調べて意見を長々と書
かなくてはならないのです。

たとえばマスコミュニケーションについてという章では、バングラデッシュの
水害で数百人が亡くなった日の夕刊紙の一番大きい見出しは、「ミック・ジャ
ガー、十代のモデルに振られる」だったのはなぜか?など。
自分で考えることを主体にしていると思いました。

Gosakuさんがここで述べられているようなことを、賛成、不賛成かかわらず、
若い人が学校などで、もっと情報を得て話合う機会があればいいのにといつも
思っています。

┗━━━━━━━━━━
 ▼
┏━━━━━━━━━━「gosakuさんから」

さよこさんはヨーロッパの某国ですか。パソコンの普及に伴って常に世界各地
幾数十万読者が「アジアの街角から」を開いていると思うとチョット恐怖さえ
覚えます。
私見偏見とはいえ、うかうか論拠のない回答に困るようなことを書くことはで
きない、と、いささか緊張しています。

さて、日本の「詰め込み暗記重視教育」の元凶は大学入学のための予備校と化
している高校教育にあるのではないでしょうか?
良い高校の条件は、一流大学への進学率によって評価されてきました。

一流高校から有名大学に進み、そして卒業して高級官吏になれば一生安泰とい
う風潮は先日まで一般的でした。しかし近頃の経済のグローバル化に伴い、実
社会ではこれはあまり通用しないことに気がつき始め、特にバルブ崩壊以後か
なり変わってはきましたね。

中学ではそれなりに近現代史含む歴史を学ぶのですが、高校になると、特に理
数系は歴史を選択しなくてもよいので、近現代史とは無縁になります。文系も
縄文時代とか弥生時代とかは詳しくやるのですが、江戸時代まで教えるのがせ
いぜいで、近現代史にはほとんど触れていないのが現実です。

そこには、国際社会の情勢や政治的な思惑が働き、日本の近現代史に禁忌めい
たものを持ち込み、事実を事実として語ることをためらわせるような風潮を生
み出したことが大きく作用しているのではないかと思われます。

縄文や弥生の、あまりにも古過ぎる時代のことばかり学んでも、歴史にあまり
興味がもてないのではないでしょうか。
近現代史を欠いた歴史は歴史とはいえないと思います。

近現代史にブリッジされることによって初めて、それ以前の歴史は文化や伝統
となって現在に息づき、力をもつことができるのです。太く力強い近現代史を
持たない国は、歴史を、つまり固有の文化や伝統をもたない国であり、そうい
う国は根無し草でしかないのです。

私たち戦争を体験した世代が、己の体験を、ありのままに次ぎの世代へ語り継
ぐことがあまりにも少なかったのが近現代史上に自虐史観をはびこらせた大き
な原因の一つでしょう。

私も75歳を越え、戦後60年近くを生きてきて、戦争の只中では見えなかっ
たものが、今ようやくある程度見えてきたという事もあります。

私見は私の体験を元にした史観です。また同じ戦争を潜り抜けてきたといって
も、全く異なった考えを持っている人もいるに違いない。人それぞれの見方、
考え方をありのまま投げ出しあい、批判しあうところに普遍性がうまれ、その
上に確かな近現代史が構築されていくのではないでしょうか。

┗━━━━━━━━━━

┏━━━━━━━━━━「十八子松戸さん」

こんにちは、愛読者の十八子松戸です。

60年前に終わった戦争について
 gosaku さんのような観点は多分一人だけではないと思います。
戦争が負けたら全て悪いというのは如何しても理解しにくいです。

他国へ出兵して戦争したのは悪いのが決まっているが、必要な事実も知りたい
のです。つまり、勝った側、負けた側双方の言い分を聞きたいのです。

┗━━━━━━━━━━
 ▼
┏━━━━━━━━━━「gosakuさんから」

十八子松戸さん、ご愛読ありがとうございます。

貴方のおっしゃるとおり、他国に出兵して戦争をしていいワケはありません。
ーー現在のアメリカも、理由はどうであれ非難されて然るべきです。

ではなぜ日本はそんな大変な過ちを犯してしまったのでしょうか。

大戦に突入せざるを得ないような背景があったことを、近現代史の中から学ん
でほしいと思います。

―――― 以下例のように、私見ですが概略を書いて見ました。

大正から昭和にかけての各国の動向を見ると、だれにでも分かるのは、どの国
も自国の国益を最優先にしていることです。ーーこれは、現在も変わりはあり
ません。

国家とか国益という前に、人類愛、ヒュウマニズムのほうが重要だという自称
文化人も時々テレビで見受けます。

だが、それは理想論というよりも空想論です。
国家があり、国益が守られてこそヒューマニズムはその機能を発揮することが
できるものです。ーーそれが現実というものでしょう。

国家によって安全と生命と財産を守られなくなった人々の悲惨さは、先に私が
書いた「満州回顧録」を読んでいただければお解りになると思います。

―― 盧構橋での武力衝突以後、

日本が中国大陸に戦線を拡大し、戦争に突っ込んでいったのは、やはり軍部の
責任といわなければならないでしょう。日本政府には不拡大方針をとる考えが
有力だったのにも関らず、現地では戦線を拡大していき、交渉によって収拾を
図ることができなくなってしまったのです。ーーこれが日本の岐路でした。

この岐路において日本は、決定的な過ちをおかしたしまったのです。過ちとい
うのは他でもなく、拡大方針が日本の国益に反する事だったからです。

中国大陸に戦線を拡大させることにより、泥沼にはまり込むような状態になっ
てしまったのです。中国大陸は広く、いくら城砦を攻め落とし都市を占領して
も点と線しか支配できない。ひとつひとつの戦闘には勝っても、いつになった
ら最終的勝利を得る事ができるのかサッパリ先が見えない。

この泥沼状態の果てに日本は、ついにはアメリカとも戦端を開くことになって
しまったのです。

盧構橋事件から始まって、第二次大戦が、日本の敗戦によって終結するまでの
8年という長い間、日本は戦争状態から抜け出せなくなりもがき苦しんで多く
の悲劇や悲惨を生み出し、すべてを失ってしまう事になったのですから慙愧の
極みというほかはありません。

軍部が突っ走っることになったのは、なんといっても日清・日露の戦争に勝ち
軍事的に成功したことが奢り高ぶりとなり、傲慢になっていたからでしょう。
傲慢になると、情報を集め、それを分析して、どの選択肢を採るのかの冷静な
判断ができなくなってしまうものです。そこに過ちが生じる。

20世紀の歴史の中で、日本が最も反省し学ばなければならないのはこの点で
はないでしょうか。
もっとも、日本は最近も傲慢の過ちを犯しました(?)。バルブ経済とその崩壊
です。日本は高度成長を成し遂げて先進国の最先端に立つ経済力を身につけ、
大きな経済的成功を収めました。それが奢り高ぶりになり、多分に傲慢になっ
ていたことは否定できません。

それがバブル経済を生み、破綻して深刻な不景気に沈むことになった原因とい
えます。しかし、軍事面と経済面と二つの分野で日本は20世紀に大きな過ち
を犯し、塗炭の苦しみを舐めた。ーーそれだけに学んだことも多いはずですし
また、学ばなければなりません。

二十一世紀の日本は、もっと賢明になるだろうと感じています。

ーー対不起。主題の大戦の背景がお留守になってしましました。
長くなりますので次の機会に開戦前夜を検証してみたいと思います。

┗━━━━━━━━━━

┏━━━━━━━━━━「ARISOさん」

いつも面白く読ませて頂いています。

・満州回顧録続編 -- 自虐史観の枷を解く(8) ----------- by gosakuさん

ですが、南京大虐殺について次の資料が参考になるそうです。

笠原十九司――『南京難民区の百日』(岩波書店)
洞富雄――――『南京大虐殺の証明』(朝日新聞社)
洞富雄――――『南京大虐殺「まぼろし」化工作批判』(現代史出版会)
藤原彰――――『南京の日本軍』(大月書店)
吉田裕――――『天皇の軍隊と南京事件』(青木書店)
姫田光義ほか訳『証言・南京大虐殺』(青木書店)
本多勝一 ――『南京大虐殺』(朝日新聞社)
本多勝一編――『ペンの陰謀』(潮出版)

これは週刊誌「週間金曜日」の2003年7月18日に本多勝一氏の文であげ
られているものです。

私はこれらの本を1冊も読んでいないので、この件について云々する資格はあ
りませんが、本多勝一氏の言われることはいつもうなづくことが多いのです。

┗━━━━━━━━━━
 ▼
┏━━━━━━━━━━「gosakuさんから」

ありがとうございます、早速ご指示の書籍を探して参考にさせて頂きます。
満州回顧録と違い実体験ではありませんので、文献や手記などの記録に頼るよ
り検証の方法がない状態です。

日露開戦から百年、大東亜戦争開戦からでも、もう六十有余年。

ほとんどの歴戦の勇者も八十才を越え、あまり戦争体験を話したがりません。
先の「シベリア抑留者の回顧談」を口述させて頂いた方も、先日手当ての甲斐
もなく天国に移籍いたしました。戦争とはいえ敵を殲滅(殺す)して戦果を競っ
たのですから、今の平和日本では思い出したくもない体験でしょう。

お忙しいなか有難うございました。
今後も感想などを発表して頂ければ、私にとって大変励みになります。

┗━━━━━━━━━━

┏━━━━━━━━━━「たろおじさん」

―― 坊主2さんへ

60代になられても純粋な坊主2さんに尊敬の念を抱きます。

「こころの時代といわれてるのに、目を覚ませ。戦争はいやだ、
 戦争は反対だとする人は多数になっていること気付かないで」

とのことですが、人間は誰でもこころを持っています。

北九州で強盗殺人で捕まった中国人留学生達もこころをもっており、小さい時
から殺人犯だったわけではありません。日頃や親兄弟友人に対しては、恐らく
よい人ではなかったかと思います。

・刑事通訳実録 ---- 獄中詩人(前編): ------------------- by けんさん
の記事を読んでいても感じるのは、犯罪者といっても犯罪に追い込まれる状況
になっただけで、日頃は普通の人であること。

残念ながら、そうした普通の人でも、状況・利害関係により、また政治宗教の
信条の違いなどにより、自分以外の立場の人を、容易に悪魔・法敵などとして
殲滅すべき相手へと転化してしまう。

それが、実態であるということです。

信条Aを絶対化する・・・そのこと自体が、戦争を巻き起こす原因になる心情
----本来は素朴で真率で平和の心で一杯なのに----だということを申し上げた
いのです。
仏教では、そのことを特に意識していると思います。

とらわれるな・・・ということは代表的な言葉だと思います。
ーー何もするなという意味ではありません。

私は評論家ではありません。まだ実務の真っ最中です。日々の活動の中でも、
信じられないようなことが次々に起こります。日頃は真面目であった人がサラ
金などで追い詰められると何を始めるかわからない怖さも知っております。

資金繰りの苦しい会社に付け込む、暴力団まがいの人たちがいることも身近に
聞きますし、そうした事例も散見します。善意の人たちばかりで成り立ってい
るワケではないのが実情であり、祈りの世界とは別の、政治力学の世界が現実
に存在することも自覚してください。

┗━━━━━━━━━━「このお便りは ▼ ここに収載」
            http://chinachips.fc2web.com/repo1/015030.html

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

「満州回顧録」収載ページは ▼ こちら!
 http://chinachips.fc2web.com/repo1/015gosaku.html

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┃▼▽ 転載有益記事 ▽▼


☆ キューバの知恵 --------「Enviro-News from Junko Edahiro」より転載
            ―― No.946 2004/01/07
      購読は http://www2d.biglobe.ne.jp/~edahiro/enviro/reg2.cgi

お話になった吉田太郎さんは、
『有機農業が国を変えた―小さなキューバの大きな実験』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906640540/junkoedahiro-22

『200万都市が有機野菜で自給できるわけ
 ―都市農業大国キューバ・リポート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806712493/junkoedahiro-22

などが書かれています。
 ▼ キューバの有機農業サイト
http://members.jcom.home.ne.jp/cuba/

┏━━━━━━━━━━「転載記事ここから」

―――― グローバリズムに抗する国キューバ。

1000万人の人口(1996年統計)を持つキューバは、世界を席巻している
グローバリゼーションとは反対方向にある。この国は社会主義圏の中でグロー
バリゼーションを経験しており、砂糖を生産する代わりにソ連から石油の供給
を受けてきた。

ところが1990年代のソ連崩壊と、アメリカによる経済封鎖はエネルギーの
枯渇を招いた。輸出入の1/3を失い、GNP成長率はマイナス20%=19
93年)に落ち込んでしまう。基礎的エネルギーをどのように賄うかが国家の
存亡をかけた緊急課題となり様々な手を打ち始めた。

「本当に必要なもの以外は消費しない」をスローガンに、これまでエネルギー
を必要としてきた技術を、ローテクノロジーへの転換で補い、節電に努め、自
然エネルギーを導入することで乗り切ったのである。

キューバ国民1世帯当りの消費電力は117KWHに過ぎないが、これはサト
ウキビのバガス=絞りかす)を使ったバイオマス発電、河川における小水力発
電、風車を使った揚水施設や風力発電、太陽光発電、木質バイオマスを供給す
るための「エネルギー林」の造成といった、懸命のエネルギー源開発と共に、
子供に対する環境教育を通じて最小のエネルギー消費で抑えているのである。

エネルギー消費を抑える為に、これまで莫大なエネルギーを投入してきた農業
についても転換が図られた。
トラクターは牛耕に、化学肥料は天敵に、輸入に頼っていた飼料は林間放牧へ
取って代わり、国を挙げて有機農業に取り組み始めたのだ。

このため大規模な国営農場は解体され、独立採算性による小さな組合が設立さ
れ、国民一人一人が農業をできるよう法律が改正された。「人民耕作」は個人
による自給用のコメづくりであるが、日本から最新技術を導入することで収穫
量をアップさせたそうである。ーーその最新技術とは「田植え」であった。

首都ハバナのような大都市では、軍民が協力して空き地を利用した野菜栽培が
始まり、日本で若者を中心にスローフードが持てはやされているが、キューバ
では国を挙げてスローフード運動に取り組み、市内にはベジタリアンレストラ
ンも開店している。

また、政府もエネルギー消費を抑える技術の開発に努めており、高温のため作
物が育たない夏場でも農業ができるよう、温室ならぬ「冷室」が開発されてい
る。
屋根を二重ガラスにして赤外線を吸収するフィルムを貼りつけて中を涼しくす
るのである。研究機関での殺菌装置も熱ではなく圧力で殺菌している。

政府だけでなく、国内に2200あるNGOも、太陽光発電の普及などで活動
している。

こうしたキューバ政府の政策を支えているのは、アメリカから独裁者と忌み嫌
われているカストロ議長の指導力に負うところが大きい。

世界を席巻しているグローバリズムを、あと50年も続かないとし「消費社会
から将来は描けない」と語るカストロ議長は政府の意識改革に取り組み、行政
改革や非効率的な組織の改廃を断行し、エネルギー消費が小さくとも耐えうる
国家を作ったのである。

もちろん共産党による一党支配であるし、住民参加を進めているのは革命防衛
委員会という隣組組織である。国民の平均月収はわずかに20ドルだ。しかし
国民はスローに楽しみながら生きている。それを目にしたとき「幸せとは何な
のか」を考えさせられた。

石油はいずれ枯渇する。そのために戦争が繰り返されているが、キューバは石
油がなくとも国家が立ち行くことを示している。このことは世界において貴重
である。世界のエネルギーは石油に頼っている。原子力が利用できるのも石油
のおかげだ。

日本の農業も、用水の供給や栽培、収穫にエネルギーを費やしており、エネル
ギー収支は投入エネルギーを100%とした場合、約40%に過ぎない。

先進国の農業は非持続可能なものであり、エネルギーが枯渇したら農業ができ
なくなってしまう。
これに対して、江戸時代の農業はエネルギー収支で約250%に達する。

ーー過去に学ぶことは多いのではないだろうか。

┗━━━━━━━━━━「転載記事ここまで」

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◆感想やご意見をお待ちしています。 ojindesu@hotmail.com
 http://form.tok2.com/home/Chinachips/otayori.html

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┃▼▽ 読者の広場 ▽▼


┏━━━━━━━━━━「新硬派さん」

―――― うみせんやませんクラブ。

写真を再確認したのですが...私についた小姐、誰も違うように見えるんで
す。10月あたまに行ったとき、まだ働き始めて2ヶ月ぐらいと言ってました
がそのわりにはけっこう日本語を話しました。勉強熱心でもありました。

今は相当上達していることでしょう。
ちなみにその時、隣に座ってしばらく時間が経つまで彼女がかわいいことに私
は気付きませんでした(^^;

・・・・以前の書きこみを見直してみたら名前は"桜ちゃん"ですね。

┗━━━━━━━━━━「新硬派さんのHP(新硬派的中国日記)」
            http://homepage1.nifty.com/ax1/ko-ha_top.htm
 ▼
┏━━━━━━━━━━「(^^) OJIN です(^^)」

桜ちゃんは「うみせんやませんクラブ」のお年賀メール
http://chinachips.fc2web.com/01lacarte/10101.html

の、下段の左から2番目に写ってるじゃーないですか!?
あれ?新硬派さんのトコにはお年賀メールいってないんですか??

ーー今度ママに言っとかなくっちゃ・・・・。

┗━━━━━━━━━━「このお便りは ▼ ここに収載」
            http://chinachips.fc2web.com/letter/040105.html

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┃▼▽ あとがき ▽▼


なんかここ数日前から急に温かくなってまいりました。

そろそろ OJIN も「ババシャツ&ババスパッツ」を脱ごうかしら....。



ではまた、ホントに愉快な月曜日号!で、お会いいたしましょう!(^o^)丿

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