
☆ 四声について ――――――――――――――――― 2006/11/24
中国語を聞いたことがある人は、上がり下がりの独特のイントネーションに気
づかれたことと思います。日本語でも、「橋」「端」「箸」は同じ発音ですが
それぞれ音の上がり下がりの調子が違います。日本語では極めて少数である上
がり下がりで単語の意味を区別するやり方が、中国語では全ての単語に現れま
す。
上がり下がりの調子は4種類、それで「四声」と呼びます。
上がり下がりの調子で言葉の意味を区別するのは、中国語の専売特許ではなく
タイ語やベトナム語も同様です。中国語の標準語は4種類で、まだ少ないほう
です。香港や広州などで使われる広東語は9声、台湾語は8声、ベトナムやタ
イは5種類を区別します。
具体的な「四声」の内容は、参考書やNHKテキストなどを見て下さい。最近
は「発音」だけをマスターするようなCDつきの親切な参考書も多く出ていま
す。
発音の矯正は、できる限り発音の上手な日本人の先生にみてもらいましょう。
「中国語 発音よければ 半ばよし」ですからしっかりと把握してください。
それと、練習するときは必ず大きな声を出して練習してください。
ここではポイントだけ挙げます。
1.第3声に関する説明をよく読み、練習をすること。
特に「半上声」と「変調」といって、第3声が続くと前の第3声は第2声に化
ける変化がありますから注意してください。
2.第2声は発音そのものは難しくないですが、多くの日本人にとって不自然
に感じられるのかうまくできない人が多いです。これも注意して練習しましょ
う。
残る第1声と第4声は比較的簡単で、なじみやすいです。
次に、1歩進んだ勉強方法を紹介します。
「四声」を、それぞれ単独で言えるようになったら、今度は「漢字2つで構成
される基本単語」をどんどん暗記していきましょう。
学校、活動、了解、老師、春天・・・・・・・
そしてそのときに、「四声」によるグループに分けていきます。
例えば「学校」だったら[xue2 xiao4]と読みますので「2+4」というグルー
プに入ります。「活動」も[huo2 dong4]ですから同じグループです。
春という意味の「春天」は[chun1 tian1]ですから「1+1」です。
「軽声」といって、2文字単語の後のほうの文字には軽く読む音もあります。
これを含めると、1+1、1+2、1+3、1+4、1+軽、2+1、2+2
2+3、・・・・・というふうに、全部で20のグループが出来上がります。
この20個の各グループの上がり下がりの感触を、自分の目と耳で慣れていけ
ば「四声」はマスターできたことになります。
この方法のメリットは、「中国語は漢字2つの単語が圧倒的に多いので、語彙
力増強と発音のマスターを同時に図れる」ということです。また、2文字語を
スラスラ読めるようになると、もっと長いまとまった文章を読むとき、また、
まとまった内容を話すとき、流暢にやるための大きな助けになります。
しっかりと相手の言うことを聴き取れ、また相手に聞き取ってもらえる言葉を
話せるかどうかは、個々の音の正確な発音と、この「四声」というものを把握
できるかどうか、にかかっています。
では、今日はこの辺で。次は「簡単な文章の組み立て」について。
= この稿おわり =
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