読者の多くの方が、移民受け入れに嫌悪感をお持ちの点を承知の上で、今後、
日本は移民を受け入れるべきかどうか、の善し悪しを検討してみたい。
善し悪しを見極めるためには、まず、移民なしの日本がどのような姿になるの
かを考察することが必要である。ーーー私の予想した2050年の日本の姿の
一面を描いてみる。
移民を受け入れない状態で2050年頃の日本を考えた時、人口は1億2百万
人だが、生産人口は5千3百万人、高齢人口は3千8百万人、となっていると
予想されているが、社会はどうなるのだろうか。
移民なしの2050年を今と比べて、単に人数が少なく、高齢者がもっと多く
なるだけの社会をイメージしておられる方が多いようだ。ーーー社会の構造は
今のままと、暗黙のうちに前提を置いておられるのだろう。
しかしひとつは、
合計特殊出生率が2.10を超えない限り人数は減少を続ける訳で、人口1億
2百万人は永続的な姿ではなく、単なる減少の通過点にしか過ぎない。その後
も減り続けて、2100年頃には約6千万人となっているといわれる。
ーーーそしてその後も減り続けるのであろう。
トータルの人口以上に大きいことは、若い世代ほど人口の少ない人口構成が継
続し続けることである。若い世代ほど人口が少ない人口構成の構造が社会に与
える影響は大きい。その一面を「そんな未来を残すつもりか」で述べたが、世
代間格差が幾世代にも渡って続くことは、実にしんどいことである。
また、人口スケールの縮小に伴い、経済的に起こることが社会に大きな影響を
与えるものと思われる。
例えば住宅産業を考えてみよう。
親の世代より少ない人数なのだから、既に存在している親の家などを相続し、
リフォームすれば十分に住めるから、現状の戸数でも数量的には余るわけで、
新築戸数は格段に減るだろうし、それに伴って、家具や家電製品に代表される
産業も新規購入は大きく減少する。
住宅並びに住宅関連産業としての市場規模は大きく落ち込むから、今ある工場
はかなりの部分不要になるだろうし、住宅並びに住宅関連産業に納入していた
生産設備も、新規発注は大きく落ちる。
ーーーそれらの設備産業も、規模を大きく縮小させる。当然、工務店や工務店
の大工さんが用いていた道具、工具、作業着等々の産業も落ち込むだろう。
ということは、雇用がなくなるし、規模の経済の悪い面が作用し、固定費負担
が増えて、現在と比べるとコストはかなりアップするに違いない。世界市場に
おけるコスト競争力を落とすことは必定であろう。
したがって、輸入品が今以上のシェアを占め、それがさらなる産業規模の縮小
を招くことになる。
このような事態が多くの産業で生起すると予測されるのであるから、日本企業
は、国内市場を相手にするのではなく、世界に進出することで生き残りを模索
せざるを得ない。
先日、サントリーとキリンの合併が新聞の経済面をにぎわせていたが、それも
世界的競争に生き残るためであると解説されていた。食品関連では、人口が減
少するだけでなく、老人比率が高まるから一人当たりの平均消費量も低下する
から、当然の選択肢である。
このような企業の合併とか提携の話は、今後あらゆる分野で発生してくると思
われる。
世界を相手にした競争に勝つには、世界各国の消費者のニーズに応えた商品を
供給しないといけない。ということは、働く人々は世界各国に出掛け、その地
で居住することになるだろう。
本部機能も、なにも日本におく必要などなくなる。販売数量の多いところとか
企業税の安いところに立地することになる。
ブランドを確立した日本企業は、世界的な競争に撃って出て、本社機能すら移
すのが普通になるのではなかろうか。07年に、歯磨きなどで知られるサンス
ター社が、世界の市場を目指す目的でスイスに本社を移転させる計画を発表し
ている。
その結果、現在日本企業と呼ばれている企業は、単なるその企業の発生地だけ
の色分けであり、良くいえば世界企業、実態は無国籍企業であって、現在のよ
うに各国の社長が日本人という形からは脱皮しているであろう。
ーーーいずれにせよ日本での法人税や所得税が減少することになる。
コモディティ製品の日本市場での競争は、先に述べたように、コスト面で日本
企業が外国企業に太刀打ちできず、輸入ないしは日本でのノックダウン生産が
支配的になるように思える。その場合、
外国企業による日本法人の設立や、日本企業の買収が多数出るだろう。日本企
業が海外に立地するのだから、外国籍企業の日本進出は無条件に認可せざるを
得なくなるだろう。
外国企業の進出は、当然人を伴っているから、人の出入りはもっと当たり前の
ことになるし、社会的な現象も世界的に平準化するに違いない。一例をあげれ
ば、日本だけが治安が良い、などということはあり得ないことになる。
家の雨戸を閉めないでも夜を過ごせた田舎の町が、戦後のモータリゼーション
の発展に伴い人の移動が可能な時代になったら、市街地と同じ防犯をせざるを
得なくなったのと同じ理屈である。
日本の若者の行動に焦点を当てて考えてみる。
1960年代は、生産人口10数人で1人の老齢者を支えればよかった。現在
は3.3人、2050年には1.4人で1人の老齢者を支えることになる。=
働く者たちの社会保障費の負担がべらぼうに増えるということである。
現状の社会保障費の国民所得負担率は25%ぐらいであるが、老人比率の上昇
による年金負担、老人医療費負担の増加を推定すると、50%を超える可能性
がある。=年金負担率で30%、医療費負担率で15%、介護保険その他で5
%)ーーー収入の半分が、自分のために使えないのである。
加えて、国家の大きい負債の問題が解決されないまま残されているだろう。
過去の実績を調べても「借金を返した国はない」そうだ。では、どう切り抜け
ているかといえば、借金の増加を食い止め、国民総生産を増やしてGDP比率
を下げてきているのである。
しかし悲しいかな、日本は少子化でGDPは減る。
仮に生産人口に比例するとすれば、GDPは315兆円になるが、現状の70
0兆円の政府負債だけでもGDPの200%を超える。もし、その時の金利が
2〜3%になっているだけでも、利払いは国家予算で通常会計の半分近くにな
るだろう。
しかし現在の政治を見ていると、国の借金は増える一方の施策しか選択してい
ないので、その額を予想できないが、現状の1千億をはるかに超える額になっ
ているのではないかと思う。
その意味でも、政治を党略だけのばら撒きに方向転換させた小沢の罪は重い。
したがって、国家の予算で現状を維持するための出費、教育費や公務員給与、
厚生省や国交省関連の費用、防衛費などの費用は、圧縮に圧縮を重ねないと成
り立たない。
そうなって、このような国に住むメリットは何なのであろうか。
子供を産まず、自分のために可処分所得を使ってきた年寄りの面倒をみるため
に過大な負担をし、後世のツケで散財してきた先輩どもの借金の利払いだけで
苦しむ国に住むメリット、〜〜〜があれば教えていただきたいものである。
ーーー少し目端の利いた人なら、日本を脱出するに違いないと思う。
日本に残るのは、目端の利かない人か、あまり賢くない人たちだろうというの
は言い過ぎかも知れないが、兎に角、日本にいる利点は、友人知人が多くいる
ことと、勝手知ったる住み慣れた土地であること、だけだと思うから、どんど
ん日本を離れるだろう。
だから、日本で人材を採用できなくなる。企業は尚更海外に市場を求めるだろ
う。人材の脱出は、また税収を少なくし、残る人達の社会保障負担率を過大化
することになる。
さて、こういう状態を知った上で、
国防をどうするのか、を考えねばならない。
アメリカが世界の警察であった時代とは様変わりで、中国が覇権国家の一角を
占めており、日本は常に中国の軍事圧力にさらされることになる――――。
2050年以前に、日本独自の軍備を持てる普通の国家、になっていたとしよ
う。ーーーしかし、軍事費に割く余裕がない。
GDPが小さくなっている上に、老人医療費や介護費だけが異常に大きな負担
になっている国に、近代的な装備をした軍隊を持てる道理がない。
国家予算が、今との比例で考えると50兆円ぐらいの規模だろうが、半分は国
債の利払いで消えて、残る25兆円の内、幾らを軍事費にまわせるだろうかと
考えるだけで、概略は推定できるだろう。
ーーー北朝鮮のような先軍国家には到底なれないのである――――。
富国であってこそ強兵にできるのは、永遠の真理ではなかろうか。
この程度の軍隊だから、中国の軍事的圧力に抗し切れるはずもない。また現在
の、それなりに豊かな台湾ですら、自らの意思で中国にすり寄るさまを見れば
明らかであるが、
2050年の日本は、経済が弱体化しているからなおさらのこと、経済的な面
でも中国への依存性が高まり、自ら進んで中国の軍門に下ることになろう。
大昔の「冊封」国家となるだろうし、日本政府の要人は、叩頭して中国国家主
席に表敬訪問をすることになっているだろう。したがって、ーーー移民を受け
入れなければ中国から日本への定住者は入らないように思っている方が多いが
ーーーそれは錯覚だったという状態に陥るであろう。
人が減り、市場が縮小して企業が出ていき、過大な老人扶養負担に耐えかねて
若者が脱出していった果ての、経済的に弱体化した日本は、現在のような、曲
がりなりにも独立を保てる国とは異なっているように思われる。
経済的には中国との輸出・輸入に依存しており、中国資本の会社工場が当たり
前にように存在している。その場合は、華僑進出の国の例でもあるように、中
国資本が商売の巧さまもあろうが、地元資本を完全に制圧してしまっているだ
ろう――――。指摘されている移民受け入れによるマイナス面を、
リストにするとこういうところである。
1.日本社会の伝統が打ち壊わされる。
2.利敵行為をする分子を国民の中に持つことになる。
3.国内に対立を抱え込む。
移民を受け入れた時の、メリットは次のようであろう。
A.GDPの低下を防ぎ、若者に過剰負担である老人の支援が可能になる。
B.公共負担である諸々の事業が行える。
C.国内企業の競争力が維持可能となる。
今まで検討したように、マイナス面というのは、必ずしも移民を受け入れるか
ら発生するものではない、と思われる。
国の人口がどんどん減り、産業基盤である市場と人材が払底すると、国力の衰
退となり、日々の生活だけで精いっぱいで、防衛などそっちのけの国ではさら
に酷いことになると思われる。そして、
ーーー依存している国からの人間の移動を拒むことさえできなくなる国家、と
なるだろう。
それを解決する方策は、
それなりの市場を形成する人口と、老人を支える人数の増加をはかることであ
る。もし今、仮に合計特殊出生率が突然2.1を回復したとしても、その子供
たちが生産人口になるのには20年かかるのだから、繋ぎになる働き手が絶対
に必要である。
つなぎの期間働いて、はいサヨウナラというわけにもいかないのだから、働い
ていただいたお礼にも、意思があれば移民として受け入れざるを得ない。
実は日本は、上記1〜3のデメリットの問題なく、移民受け入れをした経験が
ある。それは百済国が滅亡したときに、百済国の貴族ら数千人を大和朝廷は受
け入れ、中には朝廷に任官した人もいたという。
当時の数千人というのは結構大きな比率であったはずだが、何ら問題があった
とは伝えられていない。その経験からすれば、技術があったり、学問があった
り、尊敬されるような人であった、ことが大きかったのではないかと思う。
したがって、人口減少に困って無定見に受け入れる移民ではなく、我々がイニ
シアティブを持ち、デメリットを最小限にする方法を検討し、諸準備をして、
我々の意図を実現する一定の方針に沿った線で受け入れをなすべきであろう。
まったく受け入れないというのは、
無定見に受け入れるのと同じ結果をもたらすと私は思うが、如何であろうか。
= この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛
◇ この意見に賛成 -------------------------------------- 18人 (13%)
◇ どちらかというと賛成 -------------------------------- 17人 (13%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------- 18人 (13%)
◇ どちらかというと反対 -------------------------------- 21人 (16%)
◇ この意見に反対 -------------------------------------- 60人 (45%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛
┌──────────「sachi さん」
ーーーこの意見にはやや反対。肝心な点が不明だからです。
前号に書かれていたと思いますが、単に「移民」では、貧困層から目先の給料
につられてきた便利な下働き系ばかり増える危険が大です。そうなれば、本論
より遥かに悲惨な社会が遥かに早くくる気がします。
ーーーそもそも日本の為にならないですし。
高学歴や高い技術等を持ち、日本に永住を希望する教養のある移民なら賛成で
す。如何に日本に役立つ移民のみを募集するか=応募したくなる国にするかが
肝心ではないでしょうか。
なので、まずは日本がそんな移民に本当に魅力のある国・社会・制度・国民の
意識になれるのかが、移民の成否を左右すると考えます。
それができなきゃ、移民を受ける受けないに関わらず、いずれ(ほぼ)滅亡する
だけかもしれないですね。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
貧しい移民を受け入れ続けているアメリカが、人も住めないような国ではない
のですから、受け入れた側の対応策により変わる部分が多いのではないでしょ
うか。
アメリカは永住権を付与する条件は厳しいのですから、我々が移民を受け入れ
る際には、それなりの条件を考えることが必須だと思います。
日本は、まだしばらくは魅力ある国ですが、今のような老人へ顔を向けた施策
ばかりやっていると、国富を増やすこともできず衰退を重ねますから、並から
並以下の国になるでしょう。
そういう時代になってから移民受け入れを表明したら、食いつめた人しか来な
いでしょう。やるなら早い時期に決断し、少ない人数を受け入れ、移民拒否反
応に対する減感作療法を施す必要があると思います。
移民した人々はその国ではマイノリティですから、それだけでハンディキャッ
プを持った上に、3K労働に従事する素質しかないと、重ねて社会的な侮蔑を
受け、マイノリティだけで集団を形成し分断された国になりますので、仕事に
おいて、社会的に尊敬を受ける職種につける素養のある人に来てもらうことが
マイノリティだけれど軽蔑されないことにつながると思います。
したがって、ある意味、なぜ移民にそんな優遇条件を与えるのだ、と先住日本
人から文句が出るような扱いをしてもよいように思います。
Sachi さんのことを言うのではないですが、日本の滅亡止む無しなどと、老人
に属する人が言うのは実に身勝手です。敗戦の時だって、日本の伝統が維持で
きると思った人は極めて少なかったと思いますが、滅亡を望んだ人も極々少数
です。ーーーだから、敗戦で自殺した人なんて少ないですよね。
種の保存を願わない生き物は、生物の本能すら放棄した利己主義剥き出しだけ
の行動だと思います。
└──────────
┌──────────「hideおじさん」
紋起さん、人口問題はいろいろな考え方があって、私個人としてはどれが正解
というものは無いのかもしれない、と悩むところです。
紋起さんの今回のご意見も、なるほどと頷きながら読ませていただきました。
ーーーまさしくその通りだろうと思います。しかし逆に、人口減少による「メ
リット」というものは全くないのか?という疑問もあります。
今回のお話の中で、不動産に関わるものもございましたが、経済専門家の中に
は、人口減によって地価が下がり、国民が今より広くて安価な家を持つことが
できるだろう、さらに、不動産の活発な動きも出て建築業には悪い影響を与え
ないという人もいます。
人口が減れば=当然高齢者から減っていく?)社会負担が減少すると予想する
人もいます。極論に近いものだろうな、とは思いますが、マスコミなど、人口
減のデメリットばかり言ってますが、メリットというものもどこかで考えてお
かなくてはならないのではないでしょうか。
国防も、人口が減って自前で苦しくなるならば、現在NATOにあるニューク
リア・シェアリングのような、イザという時にアメリカから核を提供してもら
うというような方法も現実問題として考えてもよいのではないかと思います。
それはともかく、日本の将来というのは、いかに若い人たちに安心して子供を
育てる環境を整えられるか、子供を持ちながらも働ける環境を作れるか、とい
う点に掛かっているのではないかなと思います。
民主党のように、中学生以下に月額いくら補助だとか、高校の授業料は実質無
料とかのお金を渡すことより、みんながちゃんと働けて、安心して給料が貰え
る雇用システムのほうが、結局将来の負担を少なくすることになるのでは、と
思います。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
人口が少なくなることから問題が発生している部分よりも、若者の減少に対し
て老齢人口が増え、若者1人が老齢者1人を扶養しなくてはならないことが、
圧倒的に問題を起こすと考えております。
老齢者比率が大きくなく、ピラミッド型を保ったまま総人口が少なくなる場合
は、人口が少なくなることのメリットは、いろんな面で出てくるでしょう。
しかし、老齢者比率が30%を超えて、若者が減少するばかりでは、メリット
はすべて帳消しとなるでしょう。
今までより安価に家を入手できたとして、老齢者の年金や病気の治療費の負担
だけで、そういうメリットを帳消しにしてしまいます。まして、
現在でもGDPの倍の政府負債が、GDPが減るために、借金が今のままでも
GDPの3倍、4倍となり、金利が大幅に上昇して悪性インフレに悩まされる
などの被害拡大しかありえないように思われます。
人口減のメリットは、デメリットと比べると霞んでしまうような程度しかない
ように考えます。
└──────────
┌──────────「1国民さん」
社会構造を現行のままで、少子化を考えることが基本的な間違いである。少子
化でも発展できる社会構造=国家経済政策)に変えるべきである。
貧乏な移民を受け入れても社会コストが掛かるだけ。それよりも世界の金持が
住みたくなるような国創りをするべきであり、そのほうが国の安全保障も考え
易い。
ーーー少子化対策に、人頭税的な発想しかなされないことが情けない。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
私が提示しているのは、少子化のため、生産人口の老齢人口扶養負担が重過ぎ
て日本脱出を図る人が多く出るだろう、そういうことが日本の活力を低下させ
現在でも先進国で突出している政府負債の国民負担額が、更にとてつもなく大
きな負担となるだろう。
その結果、国債の償還ができなくなり、国家財政破綻となることも覚悟すべき
だろう。悪性のハイパーインフレで国民はへとへとになるでしょうね。そして
一番皆さんが嫌悪している隣国が、経済援助等の形で占有することになると思
います。移民を拒否したら、隣国から距離を置いて日本の独自性が守れる、と
考えることは浅慮だろうということです。
私には理解できないのですが、「少子化でも発展する構造の変革」とは「何を
どのように変える」ことなのでしょうか?ーーー具体的にお示しいただければ
ありがたいのですが。
└──────────
┌──────────「あ〜さん」
どちらとも言えないに入れました。ーーーしかし、移民や外国人に対する嫌悪
感はたくさんの人が持っているようですね――――。
金持や、技術の高い人なら入れても良い?ーーーもの凄い勘違いです。
今の日本人は、金持と技術力の高い人ばかり? それとも、そんな人がいない
からいない人に来てもらいたい?ーーー発想の貧困には目を覆うばかりです。
そもそも、聖人君子ばかりだったら理想郷ができるのでしょうか?
必ず落ちこぼれる者は出てきますし、イコール、犯罪のない世界も妄想です。
犯罪が多いのは教育と貧困が原因、と思われますが、どんな社会でも、多いか
少ないかの問題はあっても、犯罪も貧困もなくなりはしません。それを少なく
していくのが、正しい社会のあり方です。
最初から、貧乏で3K職場で働くような者はダメとか、金持や技術力の高い者
は受け入れるとか、では阿呆の考え方です。
単一思考で移民はダメとか、入れるべきとか、は判断がつきませんが、この国
で外国人が働くという事がどういう結果をもたらすのかは、難しい問題と思わ
れます。
私的な考えではありますが、急激な変化は日本の社会を維持できなくなる可能
性があると思います。ーーーどこまで時間をかけるべきかは分りませんけれど
長い時間が必要だと思います。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
Sachi さんの返事にも書きましたように、移民の人と先住の国民の間が分断さ
れないようにするためには、(職業に貴賎はないという理に反しますが)尊敬さ
れる職業に従事できる能力のある人達が移民してくれることが重要で、決して
アホな考えではないと思います。
長い時間をかけて、国民の納得を形成したとしても、その前に国家財政が破た
んしていたのではなんともできません。ーーー今の時点の政府負債は、次世代
で返せるはずもないのに、GDPが小さくなった2050年の国民が返却でき
るのでしょうか。
返済できない時は、繰り返しますが金利が上がり、借金が増え続けるという、
国家財政破綻になります。ハイパーインフレが起こり、国民は塗炭の苦しみで
しょう。
ーーー特にその頃の年金生活者は、餓死しかないのかも知れません――――。
└──────────
┌──────────「ナマズ@琵琶湖さん」
ーーー外国人労働者を受け入れるべきか、は、
2005年にUFJ総研が実証研究を行い、GDP増加のメリットより社会的
コスト増加のほうが大きいと結論付けています。ーーー世界的に見てもそうし
た結論が多いようです。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
UFJ総研の研究には、世代間格差の研究は入っているのでしょうか。
移民を受け入れなければ、世代間格差問題で日本は破綻する、と思います。
世界的にみても、移民を避ける政策に向かっているとは思えません。EUのよ
うに、国境の壁が極めて低くなるのがグローバリゼーションの方向、だと思い
ます。
└──────────
┌──────────「一読者さん」
私は20年以上前からドイツに住んでいます。ーーー人口を増やすためだけと
いう安易な移民政策には反対です。
ドイツでは、すでに所得の半分は税金や社会保障費に取られます。所得税は、
薄く広く取られます。所得税免税は年収7500ユーロ≒100万円ちょっと
以下です。その上に19%の付加価値税=消費税です。
ドイツも、日本に次いで少子化が進んでいる国です。
また、移民(特にイスラム教国から)も、ものすごい勢いで増えています。「今
にヨーロッパはイスラム女性の腹に征服される」という意見は私の実感です。
彼らが将来働いて税収が増える? そんなことがあるでしょうか?
「移民」というのは、普通エリートは来ないのではないでしょうか? 教育を
受けていない人が3Kに従事して、たくさんの子供を産んで=社会保障費の莫
大な増加、その子供たちがドイツの学校へ行っても、まともにドイツ語を書く
ことすらできない、、、。
社会格差は日本では30年、40年前のほうがずっとありました。なにも毎年
右上がりでリッチにならなくてもいいのではないでしょうか?
ーーー人口が減っても、それで快適な社会を作るのは不可能でしょうか?
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
私の提示している問題は、移民を受け入れないでの経済運営では、国家の財政
破綻となり、その後に、他国の実質的な支配下に入ることになるだろうという
ものです。
他民族支配下での、日本で快適な生活が存在するとは思えません。
移民を受け入れないほうが、今のままの社会が継続できるとお考えの方が多い
ように思うのですが、それはイリュージョンだと思います。
ーーー衰退の果ては、他国の実質的な占有を招くことになるでしょう。
└──────────
┌──────────「まいさちさん」
┌--------
百済国の貴族ら数千人を大和朝廷は受け入れ、中には朝廷に任官した人もいた
という。
└--------
このような移民なら私は賛成です。今でいうなら、専門技術者、知的水準の高
い人、若しくはお金持ですね。こういう方達がたくさん移民すれば、国力が上
がると思います。
ーーーそのために我が国は、法律やインフラを整備するべきだと思います。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
そうだと思います。ーーー止むを得ず、なりふり構わず移民を受け入れること
だけは避けねばなりません。我々のイニシアティブで、我々の選別で受け入れ
るべきでしょう。
おっしゃるように、法律や、我々のメンタルな部分を変える準備をすべきだと
思います。
└──────────
┌──────────「uhuhu さん」
日本国民は、今まで変えられたのですか、制度・政策を?
“(先に)何々が変わらなければ”とのアホな意見が多いが、変えるのは自分た
ちだということに気付いていない。
少子化が言われはじめてもう20年近く経ちますが、この国はいつになっても
“変えなければ”と“豊か”という言葉の遊び(妄想?)のままで、もう20年
言われてきた事でも何一つ変えられない。
少子化も、対策一つできないし、何一つ変えられない。
ばらまきだけでは対策ではない。年金問題も支払い年齢先送りのみの対策(?)
で10年経とうと、何一つ変わらず。
〜〜〜国会議員や霞ヶ関では変えるのはムリです。
気付きましょう! 自分たちは裕福でなく、可哀想な国民である事を。
そして、自分から変えましょうね?
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
仰るとおりですよね。受動的に変えられるものではなくて、自分達で変えるも
のですよね。
自己責任から逃避する人が多くなり、自分の悪さは横に措いて、政治が悪いの
だとばかり言うのです。ーーー口舌の徒の評論家と同じ精神状態です。
└──────────
┌──────────「日本ユ偽フ協会さん」
リスクを最小限にする=受け入れない、という結論になるのですが、
少子化でGDPが減る、は、IT化や機械化、自動化によって人間がいらなく
なって更にGDPが伸びる、のが無視されているのではないでしょうか。
でなければ、失業者、企業内失業予備軍合わせて1千万人の余剰人員の説明が
つかないです。人海戦術でGDPが伸びるのは、日本ではピンときません。
関係ありませんが、7/29は通州虐殺事件の日なので、紹介して、犠牲者の
冥福を祈って下さい。
ちなみに「検討賛成」には入れてます。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
GDPが減ること自体が問題ではなくて、国の借金が増えている、或いは今の
ままでGDPが減少することが問題です。これは、生産性を上げると解決する
問題でしょうか。
現在の国と地方自治体の借金が1千兆円として、GDPの2倍です。少子化の
影響でGDPが300兆円になるとGDPの3.3倍になります。すると、
国債の借り換えのときに、国債を購入する国民の資金が小さくなってますから
購入できなくなります。すると、
金利を上げて魅力を付けて国債を完売しないと財政破綻となりますので、高金
利となります。すると、
さらに利払いに金がかかり、元金の返済ができなくなります。
高金利は企業活動を停滞させ、年金生活者の生活を直撃します。
こういうインフレの蔓延が、国家の経済運営を更に難しくし、国家の財政破綻
となります――――。
国家の財政破たんの後は、国力のある国の風下で生きることになります。多分
国力のある隣国の実質的支配下に入るでしょう。そこでは、通州事件を云々す
ることなどタブーとなります。
それを避けるには、この国が、気概がありかつ富がある国であり続けなくては
なりません。移民なしでは、その状態は作れないだろうと思っております。
└──────────
┌──────────「sobokujinさん」
経済問題だけで考えれば移民賛成となる。これを、守銭奴という。
守銭奴は、必ず、亡国奴となる。
歴史伝統文化を失い、自立できなくなって、なにが移民だ。
挙げ句の果てに百済国の話を持ってくるとは、狂気の沙汰である。
出生率云々の話では、このままいけば日本人はいなくなる、などという連中が
いる。基本は、人間とは何か、日本人とは何かということに関する無知、そし
てそのことを考えることができない無能からきている。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
経済は「経世済民」の略ですから、世の民を救う最大の手段です。
難波の宮から市街を眺めた時に、民の家々から煙が立っていないことに気づき
税を減免した仁徳天皇の政治は、経済問題からの発想であることは間違いあり
ません。
清貧という言葉がありますが、これを強要する国は、北朝鮮になるでしょう。
ーーーそれをお望みのようですが、皆ついていけなくなるものです。
日本人とは何か、を考えているうちに、多分この国は隣の大国に飲み込まれて
います。また、力とは「経済的に富国でなければ保ちえない」ものです。
ーーーこれが理解できない人は..愚か、としか言いようがありません。
└──────────
┌──────────「みはらしさん」
移民の問題で、先進諸国が困ったことになっている原因は、受け入れた移民の
方々が単純労働の低賃金に固定されてしまったこと、つまり移民の方々のお給
料が上がっていかなかったことだと思います。
移民の方々のお給料が上がっていけば、社会保障費などを支払うことがたくさ
んできるようになり、消費も増え、国としては税収入が増えるというメリット
になります。
サブプライムローンを移民の方々が契約してという話が、プライムローンを組
める経済水準にならなかったことを示しています。
移民が安い労働力としての受け入れにしかならなかったのは、先進諸国が発展
途上国の安い労働力に対抗して自国の競争力を高めるため、という理由でしか
移民の受け入れをしなかったからかな、と。
で、移民を受け入れた場合、移民の方々のお給料が上がる形態になれば国とし
てのメリットになるのですが、そのためには他の発展途上国の国々の賃金が上
がることが必要になるのでは?と思うのですが。
一国内でこの問題を考えるのは無理があると思います。
発展途上国が今後発展していくのか----そういう場合、そもそも後退している
先進国へ行くより、発展途上国へ働きに行くような気がしますが----
どうなるのかという他の要素もからんでくるので、世界経済の今後の情勢と併
せて考えないといけないと思います。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
ご提示されている構図は、現実を正しく分析しておられると思います。
全ての先進国の単純労働の賃金がこの10年低下したのは、新興国の先進国市
場への参入の結果であることは明らかだと思います。----ただ、IMFはそう
分析しておらず、ITなどの進化により、その取扱い技術の有無により賃金の
格差が生じ、技術のない層は低下した、と結論しています。
それは、自由貿易をする国の間では、あらゆる生産要素の価格は同じになって
いくという経済原則通りの動きであって、企業が恣意的に労賃を安く抑制した
りしたためではありません。
したがって、先進国の労賃は低下し、新興国の労賃は高くなります。中国でも
この20年で10倍ぐらいにはなったのではないでしょうか。
しかしそれでも、労賃は日本の10分の1ぐらいですから、まだまだ新興国か
ら見れば日本やアメリカは高賃金のあこがれの国です。したがって、新興国の
人々は先進国へ行って働きたいと思っているでしょう。
しかし、単純労働に従事する人なら、何も移民として来てもらう必要はないわ
けで、その人の国で単純労働した製品を輸入すれば事足ります。----サービス
は輸入は無理ですが----
したがって「単純労働以外の就労能力のある人々」に、移民として来てもらう
必要があると思います。
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