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坂の上の雲を! ――――――――――― by 紋起さん
☆ ポッポの本質(上) ――――――――――――――― 2009/06/10
―― のさばる「無理」に、たじろぐ「道理」 

騒ぎがもつれた時は、その問題発生から今までを辿ると、事の本質が見えるの
みならず、それを報道するマスコミの姿勢や、コメントを発する周辺の人々の
意図まで透けて見えてくるので、興味深い作業になると思っている。

もっとも、宮崎正弘氏のメルマガでは、世界の石油・天然ガスパイプラインの
敷設に於ける各国の戦略的行動を記した後に、

「そして日本はいつものように、こうしたグレートゲームの変質さえ知らず、
ユウセイの人事とか、セシュウの弊害とか、およそ世界の現実とは無縁の矮小
な論議にエネルギーを費やしている」

と一刀両断だが、確かに世界的には矮小な話であるが、日本が奇妙な方向に動
いている典型例なので見逃してはならず、注意が必要である。

ことは、総務大臣の09年1月6日の記者との談話で、「かんぽの宿の売却は
おかしい」と言い出した事から始まった。日本郵政に、

1.なぜオリックスなのか、
2.なぜ一括譲渡なのか、
3.なぜ不動産価格が急落しているこの時期なのか、

について問い合わせたが、納得のいく返事は来なかったという話であった。

この最初の段階から「正義感を持って対応する。『李下に冠を正さず』という
ことは大事だ」と述べている。(産経 09/01/08朝)

まことに不思議なのは、総務相は6日の記者との談話で、年末12月26日に
かんぽの宿をオリックスに譲渡する情報を新聞で知り、部下に調べるように指
示したと述べているのだが、

08年12月27日は土曜であり、26日でほぼ仕事納めの時期で、すぐ正月
休みだったし、休み明け翌日の時点で「正義感を持って対応する」と、あたか
も不正が行われたと確信したような発言をしているが、この間に調査などやれ
ているはずがない。

報道2001での黒岩氏とのインタビューでは、この行動を始めたのは「勘」
だったと述べている。ーーー「勘」で着手するのはよくあることだが、よく調
べることなく「勘」でオリックスを不正呼ばわりするのは無礼だと思うのだが
どうだろう。

総務相のもとには、日本郵政内外の元役人達から、既に十分なる情報が届いて
いるのは間違いがない。「勘」だと述べているが、演技の下手な人だから決め
込んでいるのが良く分かる。

この経緯だけでも、ことを動かしているのは総務相ではなく、黒幕の連中に動
かされている可能性が大きいことが読み取れる。

その黒幕が動いたに違いないが、それ程事件が進捗していないのに観測気球が
揚げられた。ーーー東京新聞09/02/13日朝刊一面で、かんぽの宿の不透明な譲
渡の責任を取って西川善文社長が辞任、団宏明副社長が社長になると報じた。

これも、まことに奇怪なことなのだが、この新聞発表より後の2月16日に、
オリックスへの譲渡の不透明さを調べる為に、日本郵政から段ボール17箱が
総務省に運び込まれたと報じられている。

すなわち、精査前であるから、不透明な取引であったという証拠もないままに
西川社長は交代するという新聞辞令が発表されたのである。

団氏は、昭和45年郵政省入省以来郵政畑を歩み、郵政公社副総裁、日本郵政
代表取締役副社長、兼職で郵便事業の社長という、郵政に巣食う元・現官僚達
のシンボルのような経歴である。

ーーー旧体制に戻したいと思っている集団が黒幕であることを臭わせる話だ。

1月中旬からは、オリックスへの譲渡の問題に絡んで、郵政公社時代になされ
たかんぽの宿の売却後に、購入企業が転売した話がマスコミを賑わした。特に
良く知られたのが、鳥取岩美町のかんぽの宿を、郵政公社から1万円で購入し
て6千万円で転売したという話である。

亀井静香氏などは、竹中平蔵氏とのTV討論で何度もこの話を出して、日本郵
政が不当に安く売却した、という印象を与えるように発言を繰り返していた。

郵政公社時代のことと現在の日本郵政の譲渡とをわざと混同させ、また不動産
の売却と事業の譲渡とを混同させ、現在不正がなされている印象を与えたかっ
たのであろう。

なぜ1万円で買った物件が6千万円になるのかという事情を、郵政公社時代に
かんぽの宿の入札(鳥取岩美町の物件も含まれる)に参加した不動産会社の不動
産コンサルタント=長谷川不動産経済社 長谷川高氏)が明らかにしている。
http://d.hatena.ne.jp/digicon/20090306/1236276317

不動産の売却に於いて、なぜバルクで売るかといえば、一つ一つを別々に入札
していたのでは売れ残りが出るからである。売れ残ると、過去の拙い事業計画
などが穿[ほじく]り返されて問題再燃となる。

官僚は失敗の追及を極端に嫌う。だから、端的に言えば、良い物件に抱き合わ
せで悪い物件も買い取らせる方策であるバルク売りを行う。

長谷川氏が言うように「応募者らがほしい物件は、百数十件の内、数物件から
十数物件だったのです。この限られた虎の子物件に、それぞれ『どれだけ高値
を付けることができるか』がバルクでの入札のカギなのです」

しかし、岩美町の物件は、
┌--------
1.建物及び温泉の給湯・排水施設が相当に老朽化し、その補修・交換費用が
  高いと推定される=空調を取り換えると合計数千万円必要
2.なんでこんな不便な所に宿があるのか、全く理解できない程の田舎に所在
3.誰が買っても、温泉旅館業として採算が合うとは到底思えない
4.更地にする場合、解体費用のほうが土地の更地価格を上回る可能性もある
└--------
ということで、限りなく「ゼロ」に近い価値しかなかった。

岩美町の物件の購入は、「最悪売れなくても『虎の子』が入手できれば、これ
はタダで寄付してもいい」と考えてなされたものだから、査定価格は1万円で
あった。しかし後日、偶然、幸運なことに6千万円で買って頂ける方が現れた
のである。

購入した学校法人が十分なる調査をしなかったのであろう、たまたま6千倍の
値段で売れたというのだ。転売業者らも思ってもみなかった嬉しい誤算だった
のである。

したがって、6千万円の価値のあるものを1万円で売ったような、不正があっ
たような言い方を総務相始め亀井氏らが繰り返していること自体、本質を知ら
ないし、国民を欺く手なのである。

でもこの頃は、官僚や企業の不正が横行しているものだから、国民は皆、また
かと信じます。だからオリックスへの譲渡にも何かあった、不正があったもの
と思いますし、それを追求する鳩山邦夫を正義の味方だと錯覚するのです。

総務省が、日本郵政からの資料を精査して、不正を見つけ出そうと、2月17
日から調べたのですが、不正は見つからなかった。しかし、不手際や杜撰な点
はあったので、16項目の業務改善命令が4月3日に出されました。

その日に、総務相の記者会見の質疑で述べてることは要領を得ているのでUR
Lを示す。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/090403.html

要は、譲渡業務の日本郵政の執行役が、役員会や社長に諮らずに譲渡契約を専
断ですすめていた点が主で叱られているわけであり、不正なことを糾弾された
のではない。しかしながら総務相は、「オリックスとの出来レースだった」と
相変わらずコメントを述べているのは理解できないところである。

この問題については、日本郵政に第三者委員会(委員長:川端元日弁連副会長)
を設置して検証していたが、5月29日その報告書が出された。
http://chinachips.fc2web.com/tiny/090610.html

結論は、「売却を判断する経営会議や取締役会に十分な報告がなく、検討過程
の記録が残っていない問題がある」としながら「売却方針自体は経営判断とし
て許容される裁量の範囲内」として、大筋で日本郵政の売却判断は妥当だった
と評価した。

しかし、この報告に対して総務相は、お手盛りだと即座に批判したのだが、内
容を調べることもなく、自分の思いと異なる意見が出ると条件反射で拒否する
姿勢は、およそ正気とは思えない。

精査途中で、不正がみつからないためだろうか、2月26日頃に総務相は東京
中央郵便局の高層化工事の停止を言い出した。昭和の貴重な建築物だというの
だ。しかしこれは、

ーーー鳩山氏の前任者の菅総務相時代に承認されている計画であった。

トキを焼き鳥にして食べようとしている、とセンセーショナルな大立ち回りを
企んだのであろうが、あまり盛り上がらなかったせいか、少し残す部分を増や
すことで手を打った。

しかし、この種の政治家のやり方は非常にまずい問題点を内在していると指摘
されている。→ http://agora-web.jp/archives/521394.html

北村隆司氏の指摘は正しいと思う。

個人の一存で、前任者が決定した政府のルールを変更できるのは、独裁者だけ
である。およそ国でこのようなことがまかり通れば、その国は絶対に民主主義
国家ではない。

にもかかわらず、この鳩山総務相の行為に対してマスコミは黙っている。その
理由が、子会社のTV局が電波を割り当ててもらっている、監督官庁である総
務省の大臣に楯突けないのだとすれば、

ーーーそれはマスコミの堕落以外の何ものでもない。

                        = この稿つづく =
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┌──────────「どりまるさん」 旧郵政官僚の影が見える総務大臣の行動は、とても支持できたものではありま せんよね。ただ、 すでに出身企業との関係で疑惑が指摘されている西川社長の続投に、一部の議 員がこだわるのも理解できずにいます。(今となっては他に引き受けてくれそ うな人もいないのでしょうけど)
└────────── ┌──────────「紋起さんから」
ここまでの状態になったら、西川社長に代わって郵政の社長を引き受ける有能 な人なんていないでしょうね。西川社長も、辞めたくて仕方がないと聞いてい ます。----又々聞きですから、真実の程度は保証できませんが---- 今の郵政において一番大事なことは、今週の「ポッポの本質(中)」に書きまし たように、郵貯銀行、かんぽ生命で、貸付等をして利益を上げるノウハウを修 得した人を育成することでしょう。それは官僚には不可能なことです。 したがって、新聞辞令の団氏が社長になるなら、民営化を止めるということで しょう。ポッポは、ア〇ウ総理と共にそれを目指していたと言われています。 何が「正義」なんでしょうか。ーーー私には理解できません。 └────────── ┌──────────「尊野ジョーイさん」 鳩弟ポッポに肩入れしちゃっている人達。 落選議員の城内みのる。かつて秘書だったまわたり議員。 文芸評論家の山崎行太郎。みんな、鳩やーんが正しいと発言して譲らない。 ーーー現実の見えない人達ですね。
└────────── ┌──────────「紋起さんから」
仰るとおりです。それに加えまして、ミラーマンこと植草〇秀、町田〇なども その部類の方でしょうね。 いま起っている波は、既得権益層の揺り戻しです。だから、小泉竹中を否定す ることを必死でやっています。どこかの新聞の社主もそのお先棒でしょうね。 今回も、両成敗でいけと指示していたらしいです。 ----噂の範囲ではございますが---- └──────────
本当にそうだこのとおり!‥‥と思われた方!「誰でもできる!1人1日1回の愛国活 動」は、ここをクリックして頂くことからはじまります!ーーークリックして頂くと票数がアップして、この問題を多くの 人々に知らせる事ができます!
    
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