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戦争に負けた国 ―――――――― by やせ我慢さん
☆ 今こそ志の旗を掲げよ! ―――――――――――― 2009/07/27
解散のネーミングだとか、勝敗ラインがどうとか、誰が何を言ったとか、そん
な目先の争いや人間関係ばかりが政治ニュースとして流れています。

現状をリアルに捉えるには、そうしたドブ板のような取材や記事も必要でしょ
う。しかし、この大きな転換期には、もっと語るべきものがあるのではないで
しょうか。

どんな国や社会を望むのか、シンプルで具体的な目標を掲げて議論する人が少
ないのはなぜでしょう。

もちろん、それを実現するまでの道のりは複雑であり、その為の一歩は下らな
い争いから始まるのでしょう。それでもなお、そんな目先の争いに注力し過ぎ
て、目指すべき目標を忘れているように思えてなりません。

誰も旗を掲げず、目の前の利得や意地やプライドの争いに終始していると思う
のは悲観的過ぎるでしょうか?

俺が見通してるのなんのとか、誰それが利権を貪っているとか、過去の密約が
明らかになったとか、違反があったとかなかったとか、あまりにも瑣末な問題
に自縄自縛になっていないでしょうか?

どんな国を、どんな社会を求めるのか、シンプルで具体的な目標を、ちゃんと
考えてみるべきではないでしょうか。目先の感情を刺激するようなニュースや
言説に夢中になって、肝心な目標を蔑ろにするなら、それこそ本末転倒であり
知性のない動物と同じです。

改革路線を例にとれば、すぐに誰かが儲けて誰かが損をしたなどという方向へ
話が向けられ、感情的な憎しみや羨望によって冷静な議論が歪められてきまし
た。

しかし物事は、何もしなくても得をする側と損をする側があり、何かを改革す
ればまた、誰かが得をして損をするのです。

そんな瑣末で近視眼的なことよりも、改革によって数年・数十年先に社会がど
う変わるのか、それは多くの人が望む社会を作る事に役立つのかどうか、そう
した視点からの論が必要だと思うのです。

大きな地図を見ずに、まるで住宅地図を見てウロウロと迷っているように思う
のは私だけの思い過ごしでしょうか?

―― 基本に戻って考えてみる

仕事でもそうですが、物事が混乱してきて収拾がつかなくなると、私は必ずシ
ンプルな基本に戻るよう心がけています。最初の狙いは何だったのかを思い出
し、その単純な基準を基にしてこんがらがった状況を整理していくのです。

政治の選択について同じ手法で考えてみると、私が政治に実現して欲しい基本
は次の二つになります。→「安全と豊かさ」

・安全

これには、国防と国内治安の二つがあります。

国防とは、国の領土を外国に侵されないことは勿論ですが、国内から少女や青
年たちが拉致されないということでもあります。同様に、海外に於いても日本
人が不当な扱いを受けることなく権利と安全が保証されることです。

それらを実現し担保する為には、充分な国防力が必要ですし、国内の工作員へ
の対策も必要です。

また、海外での邦人に対する扱いについては、単に軍事的な力だけでなく国際
協力や文化発信なども大きな要素だと思います。

国内治安に関しては、第一に教育が挙げられるでしょうし、次項の経済問題も
重要になります。同様に、一部の識者やマスコミによる、法を無視したような
人道主義やお涙頂戴の演出などへの対処も必要でしょう。

できうるならば、法律は最後の一線であり、それ以前に共通するモラルや社会
の圧力によって犯罪行為が抑制される、そんな国を目指すやり方を選択したい
と考えます。

・豊かさ

安全が確保されても、今日の食べ物にも困り、明日の希望もないような国では
意味がありません。豊かな国とは、今日を楽しみ、来年や10年後を楽しみに
して生きられる国のことです。

ただし、その基本にあるのは勤労であって、決して何もせずに糧を得ることで
はありません。勤勉に働いて充分な糧を得て、それを積み重ねることで明日に
希望と夢が持てる社会こそ、本当に豊かな国なのだと考えます。

結果平等を目指した社会主義の悲惨な末路から、夢のような美味しい話に潜む
恐ろしい罠を学ぶべきです。

しかし、働くには仕事が必要ですし、真面目に働くことで充分な報酬を得るに
は強い経済が必要です。その為には、日本の経済構造を世界に立ち向かえるよ
うにしなければなりません。

とすれば、国が金を掛けて産業を護るだけでは無理があります。

もちろん無理をしても死守すべきものもあるでしょうが、大半の産業は競争す
る相手と同じ厳しさや方法論を選ぶほうが良い結果を出すのではないでしょう
か。

それぞれの産業に既得権益者がくっついている状況では、合理的な判断よりも
目先の利益や保身で方法論が選ばれ易いという現状からすれば、そうした関係
性の一掃が重要になるでしょう。

また、官僚による支配や権益維持の為に判断が歪められる例が少なくない以上
それも排除の対象となります。

さらに、そうした経済的繁栄を求める政策の中で、中央による一律的な決定が
有効なのか効率的なのか、そうした面での再検討が必要になるでしょう。

個々の主張や具体的な政策などを見るとき、「安全」と「豊かさ」の為にそれ
が有効なのかどうか、基本に立ち返って考える事が時には必要なのではないで
しょうか。

イデオロギーや民族主義、他者攻撃などは二の次三の次です。そんなものは、
現状に対する不満の捌け口に過ぎず「安全」と「豊かさ」に繋がらない場合の
ほうが多いのです。

「安全」と「豊かさ」が実現されていれば、たとえ外国の支配下にあっても、
大衆はそれを良しとします。戦前の台湾・朝鮮がそうでしたし、戦後の復興期
に於ける日本がそうであったように…。

さて、そうしたシンプルな目で政界を見れば、選択する対象がないようにも思
えます。政党でいえば、自民も民主も、上記の二つを満足させてくれるとは思
えません。

もちろん個々の候補者で見れば、期待できる人も少ないくないでしょうが、政
党政治である以上、どうしてもある程度の数が纏まった政治勢力が必要になり
ます。そうなると次の選挙では、どの党を選ぶのかより、選択の対象を生み出
すきっかけと考えるしかないのではないかと思います。

―― 安全の為に必要な選択

この「安全と豊かさ」の国を目指すという大目的は、多くの人も賛同してくれ
るだろうと思います。

問題はそれをどうやって実現するのかということですが、そこでいきなり個別
の具体策を論じるのは混乱するだけで、まず実現の為に進む方法の選択が必要
だと考えます。目的を実現しようとする時、複数の考え方や方法論が常にある
もので、その選択なしには具体策も混乱します。

そして有権者は、この選択までを主に行い、細かな具体策は専門家や各関係者
に任せ、それをチェックしていくという形がベストだと思います。そうした考
え方を基にして「安全」と「豊かさ」を実現する為の方法論について考えてみ
ます。

国の安全を実現しようとした場合、その方法論には、実力による抑止防衛力を
持つという考え方と、某政党のいうような、外交努力という話し合いに頼るか
の二つの道があります。

もちろん、どちらか一方だけという単純な話ではありませんが、最後の最後で
どちらを頼るのかという選択は、事前に必要です。

つまり、話し合いでは解決しない場合、何をもって安全を確保するのかという
当然の選択を、国会議員も国民も曖昧にして見ないようにしているからこそ、
自衛隊の在り方や海外派遣時の武器制限など、具体的な問題で毎回混乱を招い
ているのではないでしょうか。

私の選択はもちろん、実力による抑止と安全確保を最後の保証として、人員や
組織、法律などの面で準備しておくという事です。ーーーなぜなら、話し合い
だけで自国の安全を保った独立国を知らないからです。

最後には実力によって安全を確保する、と明確に選択するなら、当然のことな
がら嫌な状況も想定しなくてはなりません。それは端的にいえば、敵対する国
や軍を確実に排除(あるいは殺す)する方法を具体的に考えるということです。

そうした、平時に於いて考えるには強烈過ぎる内容は、政治家も取り上げにく
いでしょうし、普通の感覚からは抵抗も感じるでしょう。しかし、国や国民の
安全保障を最終的に実力で担保すると選択するならば、どうしても事前に考え
用意すべき事なのです。

喩えていうなら、クラスター爆弾は普通の感覚でみれば危険な兵器ですが、最
終的に実力で安全保障を得るならば、それは非常に効果的に敵を殺傷する良い
兵器であるということになります。

先に、何をもって安全を確保するかという選択ができていれば、そこで迷うこ
とはないわけです。

もちろん外交に関しても、ODAの有効活用や文化発信・利害関係の構築・多
国間同盟など、単に善意ではなく、安全保障にどう役立つかという面を、目を
逸らさずに考える覚悟が必要です。

同じように、国内の治安維持に関しても、最終的には何を頼るのかという選択
がされるべきです。誤解を怖れずに言えば、私の場合は「排除と教育」を選択
します。

つまり、治安と安全保障に有害な外国人を排除し、一方で、日本人はもちろん
合法的に暮らす外国人子弟へ、この国の成員としての自覚を植えつける教育を
行うということです。

選択がはっきりすれば、入出国管理・不法滞在対処・犯罪外国人の排除・スパ
イ防止法・教育改革など、色々な具体策が出てくるはずです。

排除というだけで人権や差別と結びつけたり、教育というだけで同化政策だの
なんだのと議論を混乱させられてしまうのは、最初に安全確保を国の大目標と
して明確に選択できていないからです。

国内に於いての治安を大目標の一つとして選択したなら、その実現の為の方法
論は、特に最終的に頼るべき方法は、そんなに幾つもある筈がありません。

その選択がしっかりできていれば、細かな具体策において人権や差別という他
の問題との混同や混乱は、今よりも大分少なくなるのではないでしょうか。ま
た、多くの具体策同士の連携や、その優先順位にしても、より明確になると思
います。

国民による政治の選択とは、こうした国の大目標であったり、それを実現する
為の方法論の選択であるべきであり、目の前の高速料金がどうだとか、世襲が
どうだとか、そんな枝葉の問題を選択することではないと考えます。

同じように、「豊かさ」という大目標に関して選択すべき方法論は何かを次稿
で考えてみます。

                           = おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ 読後アンケートの結果。 ┗━┛
◇ この意見に賛成 -------------------------------------- 64人 (77%) ◇ どちらかというと賛成 -------------------------------- 12人 (14%) ◇ どちらともいえない ---------------------------------- 2人 ( 2%) ◇ どちらかというと反対 -------------------------------- 1人 ( 1%) ◇ この意見に反対 -------------------------------------- 4人 ( 5%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お寄せいただきましたご意見や感想。 ┗━┛
┌──────────「Jan さん」 やせ我慢さんに全面的に賛成です。ただ心配なのは、今回の選挙で、どうやら 民主党が政権を担うことになりそうです。 党首が敗戦後の自虐教育を受けた「日本列島は日本人だけのものではない」と ほざくハトポッポであるし、中共から資金を得たという日教組のお歴々が本格 的に教育の分野に乗り出すことになります。 更に、今や儲け主義になって、しかも、組織的な工作員に牛耳られているマス ゴミは大衆を煽っていますので、ひょっとしたら日本は、取り返しのつかない 状態に陥るのではないかと気がかりです。 人気商売のお笑いタレントや、無知なアイドルが立候補し、それが当選して国 民の生活を支配するなんぞ、本当に正気の沙汰ではありません。 マスゴミの業界にいる人々には、良心がある方は一人もいないのでしょうか。
└────────── ┌──────────「やせ我慢さんから」
ご心配は理解できますが、私は別な見方をしています。 それを次稿に書いていますが、多分そちらはご賛同を得られないでしょう…。 └────────── ┌──────────「yeechen2002さん」 この説は理想論で現実的ではありません。現状を変える方策を先ず考えるべき です。現在は政治家が政治をしているのではなく、官僚が政治の主導権を握っ ている官僚独裁政治です。戦前、戦中は軍人の独裁政治でした。軍人も官僚で す。 現在は軍服を着てない官僚の独裁政治で、政治家は官僚のお神輿に乗せられて いるだけです。まず官僚をコントロールする事から始めるべきです。 現在の高級官僚を排除するだけで、どれだけ風通しの良い政治ができるかを考 えるべきでしょう。若い官僚の中には、国民の味方をする官僚がいますので、 その抜擢から始めるべきでしょう。
└────────── ┌──────────「やせ我慢さんから」
理想論もなにも、大きな柱だと最初に書いてある通りです。 また、官僚に頼ると書いたつもりもありませんし、官僚への大きな改革や切捨 てが重要だと私も思います。 └────────── ┌──────────「しょーちゃんさん」 総論どころか各論も賛成です。 しかし現実に目を向ければ、各種既得権益死守の現政党と、わが身還らず煽り のマスゴミが世にはばかっておりまする★ 某有名知事や市長へは、重箱つつきの批判のみ、正論はあっさり無視で、草の 根運動がゆっくり根を広げていく間に国家衰亡は加速中・・・ 数年先すら見えないなか、個人レベルといえどもジタバタ足掻いている毎日で す。
└────────── ┌──────────「やせ我慢さんから」
やはり誰の目にも見える大きな目標を議論する方法は、憲法の改正論議だと思 います。国の目指す方向や在り方を言葉で示すのが憲法ですから。 └────────── ┌──────────「lonsome carboyさん」 マスコミが民主党を持ち上げ、世論を煽り政権交代を叫ぶその先に、何が待っ ているのでしょうか。 マニフェストから読み取る民主党の基本政策といえば、外国人の政治参加、教 育改革の中断と日教組の復権、官公労および労働組合の強化、近隣諸国への謝 罪・金銭援助の再開、産業界=資本家への締め付け、等々、到底日本国の為に なる政策とは思えません。 一度やらせてみようといったレベルではありません。 確かに自民党も不甲斐ないが、民主党政権は恐るべき日本崩壊の序曲だと憂慮 しています。
└────────── ┌──────────「やせ我慢さんから」
民主党への憂慮は同じですが、政権交代に関する見方は違います。 次稿にそのあたりを書いてみました。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ▽  この記事はブログ「戦争に負けた国」より転載させていただきました。
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┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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