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戦争に負けた国 ―――――――― by やせ我慢さん |
☆ 正論だけじゃ何も変わらない ―――――――――― 2008/12/29
「このままじゃ会社が潰れる!!どうすりゃいい??」
「簡単なことじゃないか」
「たっ、頼む教えてくれ!!」
「売り上げを増やして経費を削減すればいい」
「へっ…?」
そんなこたぁ〜〜〜〜〜分かってるっつ〜の!!
具体的な方法が知りたいんだよぉ〜〜〜!!
ーーーなんて事を、最近よく思うのです。
政治家が悪い、官僚が悪い、マスコミが癌だ、教育が歪んでいる…、さんざん
私も書いてきましたし、今までにも多くの方々がネットで声を挙げています。
そうしたものが、もし正論であろうとも、それだけでは上記の小噺のように何
の意味もありません――――。
実際、ネット上のそうした声と現実社会のギャップは大きいままで、馬鹿げた
マスコミのバッシングで簡単に総理の支持率が下がり、やりたい放題をしてき
た社保庁労組出身者が選挙でトップ当選をしています。
ーーー結局のところ、普通の人たちを変えられなければ、社会も国も変わらな
いのです――――。
政治家も官僚・マスコミ、そして教育すら大衆の声には逆らえません。
拉致が判明した時の政治家やマスコミを思い出せば、彼らがどんなに大衆の声
を恐れ従うかは明らかです。オーム事件の時には、役所が信者の転入を拒否し
学校は子供たちの入学を拒もうとしました。ーーー大衆の怒りの前には、法も
平等も歪められるほどなのです。
60年も続いた戦後の常識や考え方・体制を変えるには、そうした大衆の力を
引き出す方法しかないでしょう。つまりは、身近な家族や仕事仲間、飲み屋の
おねーさんからオバサマ、テレビを鵜呑みにする人たち、そうした普通の人た
ちを変える必要があるのです。
ーーーでは、どうやればそれができるのかという、具体策を考えるべきです。
ところが、正論や鋭い批判はあっても、こうした具体的な方法論を論じる人を
殆んど見かけないのは何故でしょう?ーーーまるで、モノ作りに夢中になって
それを商品として広く普及させることを忘れているかのようです。
しかし、芸術作品と違って多くの人に普及しなければ意味がありません。商品
の普及と同じようなアプローチが必要だと思います。ーーー今までになかった
新しい商品を売り込むという姿勢で考えるのです。
新商品を普及させるアプローチとして考えると、今までと違う方法論が見えて
くるのではないでしょうか。広告やマーケティングの、専門家の分析や戦略を
ぜひ聞いてみたいと思いますが、とりあえずは素人なりに考えてみました。
まず、重要な点を一つだけ先に指摘しておきます。
こうした普及の方法論を考える時に、主義主張やこだわりを持ち込むべきでは
ないということです。そうした方法は主義と相容れない…、などと言っていた
ら、現実に即したベターな選択はできません。
普及させることは、あくまで手段に過ぎず、目的は戦後体制が孕んだ問題点を
修正することです。
具体的な例で言うならば、我が子を攫われ殺されても何もできないどころか、
その一味が大威張りで闊歩しているという、この国の異常さに気が付いてもら
い、そうした状況を変える力になってもらうということです。
それが大衆の力でしかできない以上、そうした力を引き出すやり方の是非など
に拘っている場合ではありません。
こうしたアプローチが必要だという意味で書いていますので、以下の分析は素
人による擬似的な例に過ぎません。
まず、はっきりしているのは、これは画期的で素晴らしい商品=正論だと青筋
立てて説明したって、商品は売れないということです――――。今までにない
画期的な商品であれば、どうしても最初は受け入れられないものですし、そも
そも関心を持ってもらうだけでも難しいのです。
売れないのは、客がバカだからだ!!
ーーーそんな事を言っても、なんの意味もありません。
・現状
まず知っておきたいのは、マイナスからのスタートであるということです。
商品でいえば、過去に不良品を出して問題になったブランド、というところで
しょうか――――。戦後の平和・平等教育の異常さを批判したり、マスコミに
よる反政府報道や親中・親朝鮮の報道を真っ向から否定すれば、それだけで危
ない人と捉える人が大多数です。
教育やマスコミ、そして街宣右翼によって、そうした悪いイメージが刷り込ま
れている以上、普通の人はまず拒否反応を起こします。
極端な例を挙げれば、普通の人に対して「憂国」とか「愛国」という言葉を使
うのは、冷凍食品のパッケージに中国天洋食品製と大書するようなものです。
美味いとか不味いの問題以前に、お客さんは見向きもしないでしょう。
お客さんのニーズを考えるなら「国産素材100%!」「国内工場で製造!」
といった言葉をパッケージに大きく書き入れるのは、最低限必要なことです。
つまり、私たちは悪いイメージに塗れた言葉を捨て、新しい表現を探す必要が
あります。
それでもまだ、商品の性能(つまり論理の正当性)を聞いてくれるところまでは
いきません。せいぜい、死ぬかもしれない中国製とは違うようだ…程度であり
どちらにしろ冷凍食品はなるべく買わずにすませようと通り過ぎて行きます。
こうしたお客さんに立ち止まって貰い、説明を聞いた上に試食までして貰うに
はどんな切り口が必要なのでしょう。
・普及のパターン
普通の人が新しい商品(戦後史観への疑問)を受け入れるとすれば、大きく分
けて二つのパターンがあります。
【その性能や便利さを理解したり、体験した人】
新しいもの好きだったり、人とは違うものに興味を引かれる人たちです。こう
した人には論理的なアプローチが可能ですが、少数派であり、せいぜい全体の
1割から2割程度しかいないでしょう。ーーー冷凍食品の例でいえば、試食し
てくれる人です。
その時に商品の良さ=論理の正当性)を理解して貰えれば、商品を購入してく
れるかもしれません。
【周りがみんな使うから、それに従う人】
家電業界には「普及率10%の壁」という言葉があります。ーーーさんざんコ
マーシャルを流し、キャンペーンをやっても、なかなか伸びなかった普及率が
10%を越えたあたりから急速に伸び始めるのです。
また、冷凍食品の例で言えば、テレビやスーパーの展示で、漠然とその商品の
存在は知っていても、試食はもちろん説明すら聞こうとしない人たちです。
ところが、ご近所の奥さんがその商品を常用していると知ったり、あるいはそ
こでご馳走になったりすると、急にハードルがなくなります。
周りでの利用者が増えるほど、そうした人たちは一種のストレスを感じ、商品
の是非よりも、とにかく一度使ってみたいと思い始めます。もちろん、期待通
りの味と便利さであるなら、それはもう定番となるでしょう。
・目標とされる理想的な形
上記の「展開のパターン」を基にして考えられる理想的な展開は、以下の通り
になると思います。
・悪いイメージを呼び起こす名称や表現を無くす。
前述のように、過去何十年にも渡ってマスコミ等でイメージ付けされてしまっ
た言葉や表現を、徹底して排除し新しいものを作り出す必要があります。
・商品の「売り」を、できるだけ多くの人に知ってもらう。
商品の場合は、一番の特長ということになるのでしょうが、私たちの場合は、
「疑問を引き起こす設問」ということになるでしょう。短く簡単な設問であり
ながら、普通の人が、あれっ?と今まで信じていた常識に疑問を感じるような
ものが必要です。
・実際に疑問に気が付く人を、少数でいいから作る。
商品でいえば、購入して常用してくれる人を作るということです。疑問を感じ
るような設問を沢山の人に投げかけても、大抵の人は右から左に聞き流すだけ
です。それが当然であり、気を落す必要はありません。
あなたの周りで、一人か二人の人がそうした疑問に気づいてくれれば大成功で
す。
・友人に、気づいた疑問を言える人を作る。
私も使ってるわ、と友達に商品を紹介してくれる人たちです。ーーー通り一遍
の平和や平等主義に疑問を感じた少数の人が、それを他の人に伝えるように促
すのです。
もちろん、大仰な使命感などを持ち出すのではなく、ちょっとした自己満足を
得られるような誘導が必要です。たとえば、「他の人は気が付いてないんだよ
ね〜」といった言い方もあるでしょう。
・疑問を持った人たちが一定数になる。
マスコミの報道に疑問を持つ、あるいは行き過ぎた過去の反省に疑問を持つ、
そんな人が10人に1人ぐらいになれば、家電の法則ではありませんが、希望
が見えるかもしれません。
では、その具体的な方法はどうなのでしょう。
・ターゲット
まず具体的なターゲットを想定します。
A.政治なんか興味無い人
B.ニュースを聞きかじって文句だけ言う人
C.漠然とした認識と思い込みで判断する人
・基本的な広告
上記のターゲットをすべてひっくるめて、できるだけ多くの人に基本的な下地
作りをする必要があります。具体的には、学校やテレビが言う自虐史観や平和
・平等などの一般的に信じられている常識に対して、ちょっとした疑問のきっ
かけを与えるということです。
これは、ブログやサイト、あるいは日常生活での会話で、誰にでもできること
です。今、ブログなどで日本の現状を心配している人は、ぜひ、身近な人に、
ちょっとした疑問のきっかけを与えて欲しいと思います。
ただ、先にも書きましたように、これで疑問を感じ自問自答したり、事実を調
べたりする人はほんの一握りです。ですから、
ーーー反応が無くても押し付けたり説得しようとしてはいけません。
自然に「忘れていた事実を振り返る」きっかけを与えるだけで良いのです。
こうした目的に最も適しているのが、故藤山寛美の松竹新喜劇のような手法だ
と思います。「笑いと怒りと涙」そして当たり前の事に気づかせるという一連
の流れは、実に見事なものだったと思います。
芝居の山場で寛美の説く話は、実に当たり前のことであり、正面切って言われ
たら誰も相手にしないでしょう。ところが、
舞台の進行に従って人情や情緒が高められた後に、あのネチッこい説教を聞く
と、不思議なほど素直に頷けるのです。
そこまで手の込んだ事はできませんが、普通の人に伝える時には、眉間に立て
ジワで話すのではなく、笑いや涙・怒りという人情や情感というものを基本に
すべきだと思います。
実は、芝居や歌を使った方法は昔からあり、日本では演歌(演説歌)や寸劇が、
明治大正の頃には盛んに使われましたし、中国共産党も同様のことをしていま
す。
さらに古くは、江戸明治から昭和の途中あたりまで講談や落語は、庶民の道徳
形成の大きな柱でした。忠臣蔵から清水の次郎長まで、活劇の合間に出てくる
人情話は、まさに日本人の道徳観そのものです。
※一つの例として、明治日本が西洋列強と対等条約を結ぶ原動力となった庶民
の声を作った歌があります。
「ノルマントン号沈没の歌」は、沈没時に白人は全員救助されたが、日本人を
含む有色人種の殆どが死んだ事件に対して、何の責任も追及できないのは不平
等条約があるからだと訴えています。
・10%を作り出す
さて、下地作りとは別に、個々のターゲット別に対策を考えて置く必要もあり
ます。どんな人たちか、どんな環境や生活か、習慣や無意識にあるストレスや
欲求まで考慮すると、より効果的です。
A.政治なんかまったく興味無い人
一見、一番相手にしにくいように思えますが、10%の大半はこれらの人たち
から出てくると私は思っています。彼らは何かの色に染まっていませんので、
事実関係に目を向けるきっかけがあれば、素直にそれを認める可能性が高いの
です。
ただし、面倒な話はキライですから、その人が興味や不満を持っている普通の
話題から入るという工夫が必要です。
※私の体験では、社会保険料や税金の高さを嘆いていた人に、年金を払ってい
ない在日朝鮮人への年金(代わり)の支給や納税率の低さ、生活保護受給率の高
さなどを、笑い話として語ったところ、激怒していました。
B.ニュースを聞きかじって文句だけ言う人
こちらは逆に、一見物分りが良さそうですが要注意です。実は政治なんてどう
でもよくて、ただストレス発散しているだけの人が多いからです。
こういう人に限って政治的な話が大好きですから、やっかいです。
彼らの無意識な内に抱えるストレスと、上手く関連付けることができれば可能
性があるかもしれません。
C.漠然とした認識と思い込みで判断する人
持論に固執するこの種の人は最もやっかいであり、何を話しても無駄である場
合が多いかもしれません。自分の考えを決して譲らず、相反する事実を目の前
に見せられても平然と無視できる人です。
こうした人たちから10%の一人を作り出すのは、かなり困難でしょう。
以上、素人がダラダラと書いてしましましたが、要は、本当に今の日本を変え
たいと思うなら、ただ正論を吐き続けるだけでなく、現実に存在する人間を相
手にした効果のある方法論が必要なのではないかということです。
仕事や人間関係、日常生活に追われる普通の人たちに、政治的な関心を持って
貰おうとするのはとても難しいことです。その為には、青筋立てた説得よりも
笑いや涙・怒りといった人情や情緒を活用し、ターゲットと目的に合わせた手
法が必要だと思います。
そうした論を殆ど見かけないので、あえて素人が思いつくままに書いてみまし
た。今の日本に危機感を持たれる方々が、ネットや現実世界で普通の人に声を
届けようとした時に、何かの参考になれば嬉しく思います。
※追記
方法論として考えるなら「挑発」というものもあります。つまり、わざと不快
感を与えて注意を引きつける方法です。イザのランキング上位にくるブロガー
にも、この挑発という手法を使っている人が複数いますので、やはり効果は大
きいのだと思います。
ただし、挑発して注意を引いた後が肝心です。
最初は挑発でも、話に乗ってきた後にはキチンとしたオチを付けないと、単な
るバカ野郎で終わり不快感だけを残します。よほど上手い話の展開と、感情を
抑えた対応が必要で、それが出来ないなら逆効果になります。
ーーー長文にお付き合い下さった方へお礼を申し上げます。
= おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛ ◇ そうだ!まさにこのとおり! -------------------------- 49人 (96%)
◇ まあオレには関係ないな ------------------------------ 1人 ( 2%)
◇ これは間違いだと思うよ〜 ---------------------------- 1人 ( 2%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「さぶろうさん」
“無知な大衆を誘導し洗脳するのが良い”と仰っているように感じました。
コミンテルンや、連合赤軍の革命教科書を読んでるような気がしましたよ?
ーーー私の気のせいかも知れませんが、、、。
やせ我慢さんは、一心に日本国のことを考えて、ご自分のご意見がもっとも正
しいもののひとつであるという信念をお持ちのようです。それは、とても羨ま
しいことです。
歴史的に見て、大衆が洗脳され扇動されるのは残念ながら必然と思われます。
人々が正しい洞察力を備え、かつ、地球の将来に不安がなければ、諍い=戦争
は起きなくなるでしょう。世界平和への道のひとつです。
ただ、残念ながら人類はまだそれほど賢くはありません。同時に、地球の将来
には不安がいっぱいです。
今、やせ我慢さんから見ると、日本人が変な方向に洗脳されているので、中立
に近いところに直すにはこうすれば良いのではないか、というご意見として読
みました。
そのご意見そのものには異論反論はありません。どうぞお好きなようになさっ
て下さい。今のところ、それで日本が良くなるか悪くなるかは私には判りませ
ん。
注意しなければならないのは、日本の孤立化です。太平洋戦争では(実は日露
戦争の終了後と言ったほうが良いのですが)過剰なうぬぼれにより、世界との
孤立化を深め、大失敗をしています。
うぬぼれとは、日露戦争に独力で勝ったという思い込みです。実際には英(米)
国の力によるところが大きいのです。ところが、その後の日本は、己の軍事力
を過信し、協力国を失いないながら、暴力に訴えてゆく傾向を増やします。
その結果が太平洋戦争の惨敗です。こうならないようご注意下さい。----例え
ば米国と満州の共同経営や、英国と中国の分割統治を行えば、歴史は変わって
いたかも知れません。
└──────────
▼
┌──────────「やせ我慢さんから」
┌--------
そのご意見そのものには異論反論はありません。どうぞお好きなようになさっ
て下さい。今のところ、それで日本が良くなるか悪くなるかは私には判りませ
ん。
└--------
あなたに言われなくても好きにやってますから。
そして、あなたが判らなくても、私にはどうでも良いことです。
┌--------
その結果が太平洋戦争の惨敗です。こうならないようご注意下さい。
└--------
いったい、誰に対して何に注意しろと言っているのか理解できません。といい
ますか、なにか誤解か勘違いをしていないでしょうか?
非情に不快に感じます。
┌--------
----例えば、米国と満州の共同経営や、英国と中国の分割統治を行えば、歴史
は変わっていたかも知れません。
└--------
ええ、私もそう思いますし、何度か書いてもきました。
└──────────
▼
┌──────────「やせ我慢さんから」
┌--------
“無知な大衆を誘導し洗脳するのが良い”と仰っているように感じました。
コミンテルンや、連合赤軍の革命教科書を読んでるような気がしましたよ?
私の気のせいかも知れませんが、、、。
(中略)
歴史的に見て、大衆が洗脳され扇動されるのは残念ながら必然と思われます。
人々が正しい洞察力を備え、かつ、地球の将来に不安がなければ、諍い(戦争)
は起きなくなるでしょう。世界平和への道のひとつです。
ただ、残念ながら人類はまだそれほど賢くはありません。同時に、地球の将来
には不安がいっぱいです。
└--------
衆愚という考え方でエントリーを幾つか書いた時から、こうした批判がくるだ
ろうと予想していました。ーーー上記のコメントでは、「洗脳」と「扇動」を
一緒くたにしているようですが、この二つは大違いです。
私は、大衆という名の衆愚が大きく動く時は、単純化された対立と熱狂=つま
りは扇動)でしかないと書いてきました。そして、今の異常な日本を変えたい
と思うなら、民主主義政体である以上、大衆を動かす以外に合法的な方法はな
いのです。
つまり、今の日本を変えたいなら、ある種の扇動によって衆愚を動かすしかな
いと考えているのです。人間の機械的な性質を利用した「洗脳」などとはまっ
たく違うものを、違う理由で必要だと書いてきたつもりです。
悲惨な結果を生んだ共産主義者が使った方法であろうと、或いは、悪辣な独裁
者が使った手法であろうと、「方法」そのものの価値には関係がありません。
鮮明な対立と単純な図式化による扇動は、意図的かどうかは別にしても、ガン
ジーやキング牧師の運動でも顕著に見られます。
コメントをくれた方は、歴史上から見て大衆は扇動されるものであると言いな
がら、一方で扇動に対して拒否感を露骨に示し、人々が正しい洞察力を備えれ
ば…などと、有り得ない夢を語ったりしています。
歴史上で、大衆(数万数十万以上の規模で)が、正しい判断を冷静に行い、それ
に則って行動したことなど、一度でもあるのでしょうか?
もしも、ガンジーやキング牧師の運動に参加した何十万もの人々が、その運動
の意義と目的を自分の知性で理解していたなら、現在のインドやアメリカの状
況は不思議としか言いようがありません。
なぜ宗教間や階級間での対立と悲劇が続いているのか、なぜ黒人暴動が起き、
巧妙な差別が続いているのか、どう説明するのでしょう。
大多数の人々は、明確な対立と分かり易い言葉に熱狂し、抱える不満やストレ
スを興奮の中で発散した、というのが本当ではなかったのでしょうか。
ーーー扇動というものに、心情的な拒否感を感じるのは良く分かります。
個人の自由な意思決定を何よりも大事にする現代の日本人には、大衆を衆愚と
扱ったり扇動したりすることは、そうした個人の意思決定を否定するように思
えるのでしょう。
しかし、心情的にどうであれ、あるいは理念や理想がどうであれ、事実は事実
なのです。知性を持った個人が、集団というサイズで動く時、実に単純で動物
的な行動を起こすことは事実なのです。
以前にも書いたように、「事実を事実として直視する」ことこそ、物事の基本
ではないでしょうか。水が約100度で沸騰することを、心情的に許せないと
か抵抗があるなんて言う人はいないでしょうし、もしそう言ったとろこで何に
なるでしょう。
理想を持つ、あるいは目的を掲げるのは素晴らしいことですが、その為には事
実を事実として直視し、その事実に即した方法を考えるべきです。事実を無視
して、自分の考えや心情に合う方法を選べば、失敗するのは当然であり、また
多くの人たちの時間を無駄にするだけでしょう。
ーーー事実を直視するには、事実を知らねばなりません。
複雑な事象から事実を読み取るのは学者や専門家の仕事であり、それを分かり
易く伝えるのがメディアの仕事です。
しかし残念なことに、多くの専門家や学者という人たちが、自己の心情や思想
で事実を歪め、メディアがそれをさらに自分の論理に利用するという悪循環が
この国では繰り返されています。
だからこそ、事実をまず直視するという姿勢が今一番に必要なことなのではな
いでしょうか。
長々と書いてしまいましたが、今年の目標は以下の通りです。
勇気を持って事実を直視し、
その上に考えを組み立て、
行動を起こす!!
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
▽
この記事はブログ「戦争に負けた国」より転載させていただきました。
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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