提携会社の社員が、両社の共同ノウハウを簡単にライバル社へ漏らしていたら
あなたはどうしますか?
開発費をかけずにノウハウを得たライバル社は、これを機に躍進して、あなた
の会社を窮地に追い込むかもしれません。
その結果として人員整理が必要になり、あなたが職を失うかもしれません。つ
まり、直接的にあなた自身の不利益につながる可能性があるのです。当然提携
会社の情報管理に強い不満を持ち、その改善と強化を求めるでしょう。
しかし提携会社は、そうした厳しい措置や規則は、社員の反対も強いし、個人
の人権にも関わるからできないというのです。
さて、こんな会社と高度なノウハウを共有する提携を続けられるでしょうか。
ーーー日本ではスパイ防止法が1980年代前半から活発に議論されました。
それに対して真っ先に反対のキャンペーンを張ったのは大多数のマスメディア
です。
そして、1985年に議員立法として法案が提出されると、当時の野党=日本
社会党・公明党・民社党・日本共産党・社会民主連合他)は断固反対を主張、
戦前回帰だと不安を煽りまくりました。
ーーー結局、スパイ防止法案は廃案となります。
それ以後も、スパイ防止法案の必要性が言われるたびに、マスメディアや野党
勢力は反対の大声を挙げ、法案提出の前に潰してきました。
そのお陰か多くの国民の間にも漠然とした警戒感が植えつけられたようです。
メディアや反対政党の言い分は、拡大解釈の恐れがあり、報道や言論の自由が
侵されるというものです。
ーーー簡単に言えば、政府にとって不都合な報道・取材や批判に対してスパイ
防止法の拡大解釈で弾圧を加えるかもしれないということです。
もっともなような気がしますが、しかし先進国は無論、ほとんどの国でスパイ
を取り締まる法がある事を忘れているのではないでしょうか。
フランス・ドイツ・イタリア・韓国・アメリカなどの国は、スパイという口実
でメディアや野党による批判が封殺されたり、国民の自由が阻害されたりすて
いるのでしょうか。
そんな批判を、日本のメディアが引き合いに出した例を知りませんし、そうし
た実例を取り上げて報道した例も知りません。
もちろん野党の人たちが、それらの国ではスパイ防止法によって政府批判の自
由がない、などという批判をしたこともありません。
つまり、マスメディアや反対する政党は、他の先進国ではスパイ防止法をなん
とか上手に運用しているが、日本の政府に限っては信用できないと言っている
のです。
ーーーずいぶんと自虐的な考え方ではないでしょうか。
まるで、戦争は日本だけが悪かったという自虐史観と同じです。しかし、他の
国が運用できる法律なら、日本にそれができないはずがありません。
すでに長年の実績を持つ他国のスパイ防止法を参考にして、必要な安全策を施
したものを作れば良いだけのことです。さすがにスパイ行為を禁止する法の必
要性を否定する人はいないでしょう。
ちなみに、スパイ防止法に限らず、他国で普通に行われている事を日本がやろ
うとすると、過剰なまでに不安を煽って阻止するメディアや一部の政党は、日
本と日本人をまったく信用していないのでしょうか。
他国に較べて日本人が、そんなにも愚かで、邪悪で危険だとでも思っているの
でしょうか。
また国民の側にも、スパイ行為というものは決して許せない犯罪だという意識
が必要でしょう。
ただ、スパイによって受ける被害を、私たち一般の人間が直接目にしたりする
ことはめったにないでしょうから、そうした意味では実感が湧かないのも仕方
ないのかもしれません。
稚拙な喩え話をするならば、隣人として付き合ってきた人が、いきなり強盗を
連れてあなたの家に押し入るようなものです。
ーーー隣人ですから、何の警戒もなくドアを開けてしまいます。
そして、お金を奪われるだけでなく、あなたの家族を暴行・レイプし、最後に
は殺してしまいます。
実際の犯行はその強盗たちで、隣人はただ彼らの侵入を手伝っただけだとして
も、あなたはそれを許せるでしょうか。
単に強盗の補助だけで、暴行・レイプ・殺人をしていないから、そんなに重い
罪ではないと思えるでしょうか。
スパイとは、信頼や善意に付け込んで、最終的にはあなたやあなたの家族を危
険に追い込む人間です。
多くの国で、そして歴史上も、スパイが憎まれ軽蔑されるのはそうした理由か
らです。
しかし、日本は世界からスパイ天国と哂われる国であり、同盟国や友好国すら
危険に陥れるかもしれない国なのです。
そんな国が本当に信頼されパートナーとして相手にしてもらえるでしょうか。
日本と日本人の安全の為に、そして他国からの信頼を裏切らない為に、スパイ
防止法がどうしても必要なのです。
日本と日本人を軽蔑し、まったく信用しようとしないマスコミや政党・団体の
言葉に惑わされることなく、こうした法の成立を支持しましょう。
= おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
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◇ そうだ!まさにこのとおり! --------------------------140人 (92%)
◇ う〜〜ん、どうなんだろう? -------------------------- 7人 ( 5%)
◇ いや、やっぱりそれは危険! -------------------------- 5人 ( 3%)
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┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
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┌──────────「tenmondaiさん」
以前、といっても20年ぐらい前になりますが、スパイ防止法制定運動にかか
わったことがあります。
当時、『黒猫を探せ』という映画を自主上映して、地方議会に、請願書の提出
を議決して国会に送る運動をしていました。
└──────────
▼
┌──────────「やせ我慢さんから」
おお!先駆の方ですね。ちょうど社会が左に染まっていた頃でしょうか。
いろいろなご苦労をされたと思います。
時代が変わり、少しは国民の意識も変わった今こそ、再度スパイ防止法成立の
機運を盛り上げたいものです。
└──────────
┌──────────「さぶろうさん」
やせ我慢さんのご意見に賛成です。 語られていない要素を2点補足します。
日本人は、日本人を信用、信頼していないように思われます。
日本人は、日本から富を毟り取る事を恥ずかしいと考えていないように思われ
ます。
ーーーこれらにより、深刻な問題が解決されずに放置されています。
└──────────
▼
┌──────────「やせ我慢さんから」
日本人が日本人を信用していないように思えるのは、メディアの報道から受け
る影響が大きいような気がします。しかし、外国から帰って来るとホッとする
人は少なくないでしょう。その裏には、日本人への信頼というか安心のような
ものがあるのではないでしょうか。
何かあれば無理やりにでも国から金を取ろうとする人たち、確かにとても気に
なります。ーーー大は企業や産業団体から小は国を訴える何とか被害者まで。
これは、政府は支配者で悪、市民は抑圧されているという左翼思想が基盤にあ
るように思えます。そして、公というものがまったく教育されていない事も大
きいかと感じています。
└──────────
┌──────────「dada271さん」
今の官僚の秘匿主義を見れば、野党の言うことももっともかと。
アメリカのように、公文書開示の期間が決められていないなど、そういった付
随された部分が整備されてからでないと情報が表に出ないんじゃないでしょう
か。
└──────────
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┌──────────「やせ我慢さんから」
ヨーロッパ各国、韓国などの国々ではそうした制度が完備されているでしょう
か?それが無い国では、スパイ防止法の乱用が問題になっているでしょうか?
ちなみに日本にも情報公開請求制度はありますし、スパイ防止法を作る時に、
その足らざるところを補う条文を一緒に検討すればいいことではないでしょう
か。
〇〇が足りないから法案の検討もできないというのでは、100年待ってもで
きないでしょう。
└──────────
┌──────────「b.b.さん」
国会でもマスコミでも、活発に意見交換されることを望みます!
└──────────
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┌──────────「やせ我慢さんから」
そうですね。なによりもまず、スパイ防止法が必要だという前提を多くの人が
持つことだと思います。
そうした上でないと、ただ妨害するための議論やイメージ誘導を行う人が多過
ぎます。
└──────────
┌──────────「さぶろうさん」
ーーー舌足らずだったので補足します。
> 日本人は、日本人を信用、信頼していないように思われます。
と私は書きました。
やせ我慢さんの本文中では、マスメディアや一部政党が国民を信用していない
という意味の主張がありますが、これに止まらず、国民もマスコミや政府、官
僚を信頼していないと思われます。
無条件に信頼すべきだ、などと主張するつもりはありません。疑いを持つこと
は健全な精神だからです。
相手を疑惑の目で見て終わるのではなく、相互に正しい信頼関係が醸成される
ような社会の仕組み(常識)が必要であると考えます。これを支えるものとして
例えば情報の公開などが必要です。
└──────────
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┌──────────「やせ我慢さんから」
一般の人が日本や日本人を信用しているかは、先のコメントに書きましたとお
りです。もちろん盲信は害悪ですし、情報公開も必要です。
ただ、日本の情報公開といいますか、秘密の少なさや漏れの多さは世界でも有
数だと思います。また、国や政府への不信も世界で有数かと。^^)
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┌──────────「hideおじさん」
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持し
ようと決意した」
これを心の底から信じきっている日本人には、スパイ云々など到底理解できな
いのかもしれませんね。「お目出度いヤツ」と陰口叩かれているのも知らない
のですから、ため息しか出ません――――。
どこぞのマスゴミのように「人権侵害になる」とか「治安維持法復活だ」など
と言って反対するのは「お前がスパイだから反対してるのか?」と疑いたくな
ります。
やせ我慢さんが仰るように、「スパイ防止法」またはその類の法律はどの国に
もあります。それによって、欧米など人権侵害があったとか、報道や言論の自
由を犯されたということは過分にして聞いたことがありません。
憲法改正したら「軍国主義になる」と声高に叫んでいる連中と、結局思考回路
が一緒なんでしょうね。国の交戦権を認めている国が全て軍国主義であるなん
てこと、聞いたことがありません。
いったいどうしたらこんなバカな思考回路から抜け出せるのか?
「スパイ防止法」大賛成です!
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┌──────────「やせ我慢さんから」
お目出度い奴どころか、こんな屈辱的でみっともない憲法前文はありません。
まるで、「信じてるからね…」と縋り付くような、情けない憲法です。
以前に書きましたが、この前文は次のように変えるべきです。
「不正と暴力を直視し、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
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この記事はブログ「戦争に負けた国」より転載させていただきました。