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わたしの主張:賛否何論可希望討論
☆ 司法問題について考える(憲法裁判所論2) ―――― 2008/07/25
                           by RAM さん

ーーー「憲法」とは道具である、というのはRAMの持論です。

しかしこの道具は、常に「社会の良識」で磨かれていなければいけません。

では、何かの拍子でこの良識に外れた改憲案が通されようとした時、国民がそ
の問題点に気付かないならどうなるでしょう。

忘れてはいけないのは、似非リベ方向への改憲もあり得る、ということです。
具体的には「人権擁護法案」のようなもののことをいっています。「法律のプ
ロ」たる裁判所は、これにブレーキをかけうるでしょうか?その答えは「不可
能」です。

日本の「司法審査制度」では、法案の事前審査権がないからです。

必ず、誰か被害を受けた原告を必要とし、提訴があって初めて動けるのが現在
の司法審査制度です。

改憲に関して、その案を「案」の段階で司法が判断する余地は、理論上もあり
ません。さらに、改憲案が国会を通過しても、国民投票で成立するまでは誰一
人原告資格を持ちません。

そして、国民投票で成立してしまえば、それは「最高法規」となるわけですか
ら、裁判所は審査権を失います。照らし合わせる基準そのものになってしまう
訳ですから。

故に、国会の2/3と国民1/2が賛同すれば、基本的人権を否定するような
案であっても成立し、改変のためには、再び同数の賛同が必要となります。

これに対し憲法裁判所というのは、自身が原告となれます。故に改憲案が国会
通過直後から審議を始めて、国民投票以前にノーと言えばその案は成立しませ
ん。

例を挙げると、ある時、ある勢力が、何かの拍子に「思想信条の自由」を制限
する改憲案を国会両院の2/3で通し、国民を上手に欺いて国民投票の1/2
で成立させたとして、

適用されてから初めて国民が気付き、政府をひっくり返したとしても、その新
しい勢力が65%の支持しかなければその憲法は変えられません。硬性憲法の
怖さですね。過半数の多数では、ダメなのです。

そしてこの場合、再度改憲されるまでは、自由を制限された状態が「合法的」
に続くことになります。その間の損害は、法理からいえば請求も不可能です。

護憲派といわれる人ほど「法案の審議に時間をかけろ」と言っていますが、こ
のケースでは被害者がそれだけ増えることになるのに気が付いているのでしょ
うか?

審議を拙速にしろといっているのではありません。あくまでもこのようなケー
スを未然に防ぎうる機関を設置すべきだといっています。最後の防波堤となる
「憲法裁判所」があれば、この改訂案は国民投票以前に違憲とされ、成立を阻
止されます。明らかに、現行の社会理念に反しているからです。

更には、一度は最高裁で明確に違憲判断がなされた「外国人参政権付与法案」
に関しても、国会議員の中には、再度の提出の動きがあります。

これなども、現行制度で通過、成立してしまえば、国民の誰かが具体的に被害
を訴えて、何年もかけて司法で争うことになりますが、その間に行われた選挙
すべてを無効とする判決など絶対に出ません。

裁判所曰くの「高度な統治行為」に属するということで、判断を避けるからで
す。

このケースでも、憲法裁判所さえあれば、一度違憲判決が出た法案に対しては
その成立を無効とさせる権限を速やかに発揮し、一人の被害者も出さずに済む
ようになります。

それにしても、先程述べた「統治行為への判断停止」という「司法消極主義」
は、大きな問題の一つと考えられています。

次回は、この面を考えたいと思います。

皆様のご意見をお待ちしています。

                           = つづく =
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┌──────────「hideおじさん」 非常に難しい問題に真正面から取り組んでおられ、毎週関心持って読ませて頂 いております。 難しいことは除いて、私は根本的に現在の国会議員の資質そのものにも問題が あるように思えてなりません。いくらシステムを改善したとしても、中身が伴 わなければ、どうも宝の持ち腐れになってしまうのではないでしょうか。 勿論、非常に勉強されている議員さんもおられますし、優秀な方もおられます けど、ある委員会で、話の内容が理解できないのか横でアクビをしている議員 をテレビで見たときには、これじゃアカンと思いました。 2足の草鞋は悪いとはいいませんが、国会議員になった以上、軸足は国会にお くべきであり、しっかり勉強して頂きたいと思います。そうしなければ、何時 まで経っても官僚に振り回されるだけです。 私は、特に解散の無い参議院では、2年に1度程度「一般教養試験」や「資格 試験」のようなことを行ってはと思います。一定レベルに達しない議員は次回 の選挙では公認できないとか、国民に成績を発表するとかして、議員にも緊張 感や責任感を持って頂きたいと思います。 こういう制度があれば、国民も選挙なり国会に対して多少なりとも興味を持っ て見てくれるのではないでしょうか。そこから、制度改革など始まるのではな いかと思います。
└────────── ┌──────────「RAM さんから」
┌-------- 非常に難しい問題に真正面から取り組んでおられ、毎週関心持って読ませて頂 いております。 └-------- *有り難うございます。 ┌-------- 2足の草鞋は悪いとはいいませんが、国会議員になった以上、軸足は国会にお くべきであり、しっかり勉強して頂きたいと思います。そうしなければ、何時 まで経っても官僚に振り回されるだけです。 └-------- *以前の記事で述べておりますが、国会議員、閣僚などの公務員は、二重身分 を禁止し、職務に専念させるべきだと考えております。 ┌-------- 私は、特に解散の無い参議院では、2年に1度程度「一般教養試験」や「資格 試験」のようなことを行ってはと思います。一定レベルに達しない議員は次回 の選挙では公認できないとか、国民に成績を発表するとかして、議員にも緊張 感や責任感を持って頂きたいと思います。 └-------- *「資格試験」は、やってみたい気はありますね。現状では、過半が落ちるか も知れません。ただ参議院については、これも以前の記事で大幅な改革を提案 しております。定数も大きく減らし、現状のような選挙によらず選出する案で す。そちらをお読みいただき、併せてお考えいただければ幸いです。 ┌-------- こういう制度があれば、国民も選挙なり国会に対して多少なりとも興味を持っ て見てくれるのではないでしょうか。そこから、制度改革など始まるのではな いかと思います。 └-------- *RAMは、国会議員が閣僚を兼ねる、現在の「議院内閣制」を否定していま す。そして、閣僚に対しては、国民の「信任投票」を定期的に義務づける提案 をしております。これで「行政」に対しての国民の直接的な関心と支配力は高 まるでしょう。 「立法」に専念できる国会は、衆参両院とも定数を大幅に減らすことにより、 議員一人一人に対する国民への露出情報量は相対的に増えますので、「選挙に よる」衆議院の選出も、それに合わせて国民の関心は高まるのではないかと期 待しております。 *今回のようなご意見は、この作業を進める上で非常にありがたいものです。 今後も、色々ご提案いただき、ご指導くださいますよう、お願いいたします。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ▽  この記事はRAM さんのブログから転載させていただきました。
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