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わたしの主張:賛否何論可希望討論
☆ 国会について考える(3) ―――――――――――― 2008/06/13
                           by RAM さん

前回、現状とは全く違う参議院を提案しました。現状の参議院がミニ衆議院化
して、二院制の役目を果たしていないからです。

その衆議院は、参議院に対して、現在話題になっている「再議決権(59条)」
をはじめ「予算の承認(60条)」「条約の承認(61条)」及び「内閣総理大臣
の指名決議(67条)」において優位を持っています。

同じ選挙基盤によって選出(43条)されているにもかかわらず、このような優
位性が存在することの合理的根拠はありません。これは、戦前の貴族院時代の
名残を、整理しないままに新憲法に盛り込もうとした単なるケアレスミスに近
いものと考えます。

確かに衆議院には「解散」という事項がありますが、逆に、参議院には被選挙
権年齢の高さというハードルもあるのです。

これが前回の案で示したように、参議院に選挙によらない議員が存在すれば、
民主主義の原則からいって差が付くのは当然でしょう。しかし、同じ手続きで
選ばれる現状では、このような差があることはそれこそ「平等の精神」に反す
るのではないでしょうか?

さて、この両院の差の部分で、今、大きな問題が起きています。

衆議院の「再議決権(59条)」というのは、一見、優位に見えます。

しかし、現状の勢力分布で明らかになったように、野党が参議院で過半数を持
てば、与党は法案を通すのに衆議院で2/3の勢力を持たないと機能しなくな
ります。

この2/3というのは、米国で大統領が拒否権を発動した時に、上下両院で再
議決するのに必要な議席数です。つまり1対535の時のもので、現憲法制定
時にケーディスが盛り込んだ考え方が実現したということです。

GHQもまさか将来の国会の混乱を望んで、このように制定させたのではない
でしょうが・・・おかげで「テロ特措法」が潰れてアメリカが困っています。

RAMは、この2/3に国家運営や民主主義に対する粗雑さを感じています。

というのも、ここの法案の中身を見ていない数字だからです。

例えば、参議院で49%で否決された法案も、10%で否決された法案も、同
じ扱いで良いのでしょうか? 賛成が10%しかなければそれは「悪法」に近
いでしょう。

しかし、僅差で否決されたものは、その時の情勢によっては再議決して、成立
させるべきものもあるのではないでしょうか? それを一律2/3というのは
ーーー雑な憲法ですね。

そこで今回の提案は、他のことは措いておいて、さらに参議院のあり方も一旦
措いて、もっとも大切なことだけにします。

衆議院で通過した法案を参議院が否決した場合、再度衆議院で可決するために
は、参議院での得票率の逆比率による賛成を必要とする。ーーという案です。

49対51で否決されたものなら、衆議院で51%以上の賛成で成立、15対
85で否決された法案は、再可決には85%以上の賛成が必要、ということで
す。
このシステムにより、政局の勢力分布を気にするより、法案そのものの妥当性
を考えるようになってくれれば、国会運営も正常化に近づくのではないかと期
待する次第です。(小沢一郎氏は嫌がることでしょう)

ここで、おさらいをしたいと思います。「普通選挙」についてです。

「普通選挙」には5つの原則があります。
┌--------
1−成年男女による、
2−一人一律一票の、
3−直接選挙で、
4−秘密選挙の、
5−自由選挙
└--------
ということです。これは現在行われている方式の、はずです。

しかし「3」は半ば崩れています。「比例代表制」という、政党名による投票
は、厳密な意味での「直接選挙」とはいえませんから。

それはさておき、現在の選挙制度は果たして憲法が保障している「公平さ」を
満たしているでしょうか?ーーー完全に「NO!」です。

わたしのような都市在住者は、地方在住者と較べれば、国政に参加する権利は
半分以下です。いわゆる一票の格差です。

ーーーこれの解決を考えてみます。

現在の「小選挙区制」ではこの問題は解決できません。以前の「中選挙区制」
でも無理です。というか、でした。この問題を根本的に解決するには、理論的
には全国区で選ぶしかありません。

そこで今回の提案として、衆議院の総選挙を「全国区での名簿非公開による政
党名比例代表選挙」にて行うことを提案します。

先ず、メリットの説明をします。
┌--------
1−全国区では一票の価値の地域間格差が起きません。

2−定数をどれだけ削減しても、不公平が起きえません。(小選挙区制で地域
  間格差を無くそうとすればするほど定数が増えます)

3−地域密着型の「ご用聞き議員」の存在を減らし得ます。つまり「国政」に
  集中しやすくなります。(選挙区が小さくなるほど、候補者は地域のご用
  聞きに成り下がります)

4−ほぼ2大政党型になっている現在、以前に言われていたほど全国区である
  ゆえのコストの上昇は考えられません。(既に比例代表制を一部にでも取
  り入れた時点で、全国に対して政党名を宣伝しています)

5−政党毎の得票率と議席数のアンバランスが起きえません。(小選挙区では
  かなりズレます)

6−名簿を非公開にすることで「人気取りのためだけの有名人」を無理矢理議
  員にする必要がなくなります。
└--------

では、どのようなデメリットが予想されるでしょうか?

これについては皆様にお考え頂き、コメントとして頂きたく希望いたします。

皆様のご意見をお待ちしております。

                           = つづく =
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┌──────────「lonsome carboyさん」 国政を任される国会議員は、グローバルな視野で職務にあたるべきで、地方の 陳情団による利益誘導をすべきではない。こんな基本的な事さえできていない 我が国の現状が情けない。 参議院は不要、若しくは大幅削減論してもらいましょう。そもそも良識の府と いいながら、当選した代議士といえば、不倫・横領疑惑のトンでもない非常識 女、暴力団との賭けゴルフ三昧で、娘の知名度だけで当選したど素人のおっさ ん、愛と平和を叫びながら、ヤクで前科持ちの勘違いミュージシャン=全部民 主党ですね)、等々、あきれて目もあてられない面々。 こんな連中を、高給で6年間も税金で養うことに激しい憤りを感じる。 マスコミに煽られた衆愚選挙のシステムを何とか変えられないものですかね。
└────────── ┌──────────「RAM さんから」
lonsome carboyさんのご不満、まさにその通りですね。参議院の役割を大きく 考え直す必要があるでしょう。 └────────── ┌──────────「情色海岸線さん」 票の重さは一人あたり同じに、という考え方は当たり前のように考えられてい るが、結果的に政治は都市部偏重になる。極論としては、一票の重さは面積割 りがよい。
└────────── ┌──────────「RAM さんから」
「結果的に政治は都市部偏重になる」というのは誤りですね。1票の価値は、 郡部のほうがずっと高い状態が続いています。今の日本は、都市部の力で郡部 を支えているのに、都市部の給与生活者が地方の農業家ほどの発言力を持って いません。
└────────── ┌──────────「情色海岸線さん」
「結果的に政治は都市部偏重になる」は、現状を見れば分かります。私は1票 の価値のことはいっていません。結局は数がものをいう。漢民族が少数民族を 制するのと思想的には同じです。
└────────── ┌──────────「RAM さんから」
漢民族が・・・と言われるのは、流れが逆ではないでしょうか? 郡部から都市部へ人口移動しているのが日本の現状です。中国では、少数民族 のところに漢民族が移動して、そこの文化や政治基盤を塗り替えています。 私のように、千数百年、関西の都市部に居続けている一族の者から見れば、今 の都市部は地方出身者に制圧された感があります。本当の関西言葉も消えまし た。吉本の芸人が使っている「関西弁もどき」が、「悪貨は良貨を駆逐する」 ような状態になっています。 それと同じで、政治においても、決して「都市部先住者偏重」ではなく「都市 部移住者偏重」ですね。 私は国会の選挙は全国区であるべきと考えておりますが、その根底には、首都 解体をはじめとする、地方分権の推進を思っています。これについてはいずれ 「地方自治について考える」という部分で触れる予定ですので、申し訳ありま せんがそれまでお待ちいただきたく、お願いいたします。
└────────── ┌──────────「情色海岸線さん」
私は流れのことは言っていません。 「千数百年、関西の都市部に居続けている一族の者から見れば、今の都市部は 地方出身者に制圧された」 これは、差別的ニュアンスを感じます。
└────────── ┌──────────「RAM さんから」
そのような意味では言っていません。只、在来者と、新来者の利害が対立する のは何処へ行っても同じですね。都市在住者が地方生活をしようとしても受け 入れてもらえないケースも多いでしょう。その逆のほうが遙かに簡単です。 その結果、人口は常に都市に流れ続けています。まだたどり着いていませんが 憲法には「地方自治」の項目があり、そこで考察する予定ですが、わたしは地 方分権推進論者です。人口の都市集中を否定的に見ています。 情報インフラの面でこれだけ国内格差が縮まったら、首都機能の分散を手始め に、地方への人・金・権限などの再拡散を図ることで他のインフラも拡散し、 地方が成長すると同時に都市も余裕ができると考えています。 「情色海岸線さん」は、都市在住者を否定的にご覧のようですが、都市在住者 自身も否定的に見ているのです。あとからあとから人が増えることで、地価が 騰がり、それに起因して諸物価が騰がり、自然が減り、相対的な人間関係が希 薄になり、と、最近の都市生活は実に暮らしにくくなっています。 それなのにそこで得られた税金を地方交付税やふるさと納税、各種補助金とい う形で地方に厚く再配分されています。それなら、権限も、人も、同じように 再配分されて然るべき、と考えます。 └────────── ┌──────────「RAM さん」 都市と地方の人口について、もう少し続けます。 今回の岩手県の地震を見て、12年前に体験した阪神大震災を思い出さざるを 得ません。わたしも被災しました。 規模だけで見ると今回のほうが大きいようです。しかし、犠牲者の数は二桁以 上違います。これは人口密度に負う部分が大きいと思います。逆に、東京で起 きていたなら、神戸の数倍の方が被災することでしょう。この面一つをとって も、人口集中は抑制すべきです。 過疎・過密がいわれて久しいですが、一向に歯止めがかからない中に、地方分 権のたち後れがあるのは否定できません。もう中央集権でなければいけない時 代は終わりました。 これからの緩やかな成長、或いは衰退の歯止めには、この狭い国土全体のポテ ンシャルを上手く使う必要を感じます。その為の、地方分権です。人も金も、 権限もインフラも、できるだけ国土の全域に散らばらせるべきと考えます。 そうすれば、少子化の歯止めにもなる可能性が出てきます。参議院選出案に、 地方推薦枠を儲けたのもその考えの延長です。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ▽  この記事はRAM さんのブログから転載させていただきました。
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