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わたしの主張:賛否何論可希望討論
☆ 北朝鮮拉致問題解決の考察 ――――――――――― 2005/08/19
                     by 野太郎[やたろう]さん

┌─────────「ケイジャンさん」男性@六十代@埼玉 2005/08/19

反日・靖国・拉致・ミサイル&核兵器・靖国・・・・
反自虐史観・憲法改正・核武装など、元気の良い意見が目立つ昨今、徹底した
研究に基づくシュミレーションがなされていないように感じます。

拉致問題の解決に対する野太郎さんのシュミレーションに期待しています!!
└────────── ┌──────────「野太郎さん」男性@三十代@会社員@愛媛
「拉致問題の解決に関する野太郎さんのシュミレーションに期待しています」 ーーーと述べられていますが、私自身は、とてもつらい感覚を覚えています。 拉致問題の解決は、解(y) になるはずなのですが....解けません。 「y=a(x-z)+b」拉致問題の解決=拉致被害者の帰国×(日本政府の認定数−死 亡した拉致被害者数)及び+「横田めぐみ」氏の帰国 ―― 私自身は、拉致問題の解決に対して楽観的なことは言えません。 拉致問題そのものは、「横田めぐみ」氏を筆頭とする行方不明となった日本人 たちを、生きている全員を日本に帰国させられれば「解決した」ことになると 思います。ーーーしかし、これは困難であり、よく考えれば「不可能」と断言 したくなります。 「a(x-z)」 まず、拉致された被害者の日本政府の認定数(x)が確定していません。 また、死亡した拉致被害者数(z)に至っては、確定する方法そのものが不明 です。 日本側は、行方不明者の中からピックアップしていきますが、北朝鮮側が拉致 に「失敗」しているのに、その後に本人自身が日本国内で失踪する場合もあり 得ます。ーーー双方の言い分が矛盾せず、かつ行方不明の場合もあるので、こ の数値がまず決まりそうにありません。 「+b」 さらに、「横田めぐみ」氏の帰国に関しては、困難というより絶望感がたちこ めてきます。―――平沢氏が出演していたテレビ番組で仄めかしていたのは、 「横田めぐみ」氏は、北朝鮮の最高権力者に愛人か妻として接していることで した。 さてでは、この指摘を受けた北朝鮮の最高権力者。 ーーー実際にそうだとして、日本に帰国させるという話を呑めるでしょうか。 彼は、彼の立場は、北朝鮮における最高権力者です。―――「だから、何でも できる」ーーーそういう意見は少なくありません。しかし、実際の大日本帝国 における「現人神」が権力を乱用しなかったように、あの国の最高権力者も、 実際には万能でも無敵でもないのです。 本当に問題なのは、実際には万能でも無敵でもないのに、それを演じなければ ならないことです。権威を失墜させるような行動は、彼の選べるものではあり ません。 本来、最高権力者は、醜聞を明かしたり、外圧に屈したりしてはなりません。 彼の担っている権威が傷つけば、野心家たちは割拠をめざして叛乱を起こしま す。 このため、拉致被害者たちを全員早期に帰国させるためには「通常の」手段で は無理で、日本は憲法を改正して「拉致された同胞を救い出す」ために戦争を 遂行すべきだ、という論理がまかり通る下地が整備されています。 しかし、他の記事でも書きましたが、現在、北朝鮮で生きている拉致被害者た ちは、北朝鮮(政府)のために働いているはずです。でなければ(連れて行かれ る過程で抵抗して殺され)魚の餌になっているか、生計の糧を奪われ(て死亡 し)ていたはずです。 ということは、日本と北朝鮮が戦争する場合、彼らは「裏切り者」として同僚 による私刑を受ける可能性があります。そして、同僚を大事にし、同僚に愛さ れている日本人は、攻撃してくる日本に対して手向かうべき立場になります。 私たちは、戦争に訴えれば、彼らを殺し、あるいは殺しあうのです。その構造 を見据えれば、拉致被害者の獄死や戦死による「拉致問題の解決」もあり得る ーーーと考える必要があります。
└────────── ┌─────────「ケイジャンさん」男性@六十代@埼玉 2005/08/22
拉致被害者が、無事に帰ってこられるための条件を考えてみましょう。 ・拉致被害者が北朝鮮にとって不要となった。 ・  〃  が北朝鮮にいることが、北朝鮮にとって不利益となった。 ・  〃  を無事に帰すことが、北朝鮮にとって有利となる。 ・  〃  を帰しても(最高指導者の)権威に傷がつかない。 ーーー以上のような条件でよいでしょうか? 現状を整理すると: ・北朝鮮は「拉致」を認めて謝罪をしている。 ・  〃  拉致者の一部を返しただけで残りを温存し、全部返したと主張して  いる。 ・  〃  残りの拉致者は死んでしまっていると主張している。 ということは、拉致者を残すことが北朝鮮の利益に叶うと思っている。 そして「拉致を認め謝罪している」事は、既に権威の一部が傷付いている。 ーーーということになるのでしょうか? そこで、拉致被害者が無事に帰ってくるための条件を繰り返しますと、 1.拉致被害者が北朝鮮にとって、不利・不要となり、且つ   拉致被害者を無事に帰すことが、北朝鮮にとって有利になる。 2.北朝鮮指導者の権威が今以上に傷つかない。 「1」の対策案としては ・武力行使や経済封鎖など、北朝鮮の脅威となる力を使うと、  拉致被害者=人質の価値が高まってしまいます。 ・拉致被害者を無事に帰すことで、北朝鮮の緩やかな近代化に日本が協力する  ことを内外に明確に示すこと。 ・韓国や中国の対北朝鮮援助への日本の協力度を、拉致者の帰国解決が大きく  左右することを内外に明確に示すこと。 「2」の対策としては ・拉致の経緯や拉致者の北朝鮮での体験を不問に付す。→何とかしてコンセン  サスを得るようにする。 ・「拉致問題の解決」ではなく「拉致被害者の帰国要求」とする。 いずれにしろ北朝鮮の緩やかな近代化が、北朝鮮と日本を含む近隣諸国と国民 の利益になることを、当事者の全員が認め得る方向へもってゆくことが大切な のではないでしょうか? └──────────
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