深セン経済特区より ―――――――――― by HAJIME さん
☆ 日常の中の心理的戦い? ―――――――――――― 2004/12/05

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┃┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「ミカの赤い服さん」

hajimeさん、こんにちは。 今回は、思いっきり唸らされる内容でした。

◆『カスタネット』ライターでも、いいじゃないですか。曲の最後に1回しか
出番の無い『シンバル』さんよりも、ずっとお仕事をなさっていますよ。

◆中国大陸の乞食の話は、半日中華人さんも以前書かれていましたね。
今回の貴女の記事を拝見して、優しそうな人柄を感じました。

◆貴女の体験と同じようなことは、インドでは昔から続いているそうです。
本によると、「徹底的に無視する」か「全財産を喜捨する」か決めないと気が
もたないそうです。

◆共産国家の中国は過激な弱肉強食の社会で、自由主義国の日本はまるで社会
主義国家みたいですね。日本では誰も責任取らないし。
??本当に、おかしいですね。

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┌──────────「HAJIMEさんから」

「全財産を喜捨する」って・・・できないすよね。もったいないというより、
それはホントの意味で世の中のためになってはいないですから。もっと意義の
あるお金の遣い方はいっぱいありますからね。お金の生きる使い方をすれば、
結果として社会全体が潤って、乞食の出ない国になるわけですから。

でも、中国はデッカイですから、全体が満遍なく潤うのにはかなりのパワーと
時間が必要でしょうが・・・。
日本は確かに社会主義国家ですね。ーーそしてマズイことに社会主義国家病に
かかっていますね。早く治さないと、えらいことになりますが・・・。

偽社会主義国家、中国に学ぶことはいっぱいありますよ。実際。

└──────────
┌──────────「よっちゃんさん」

私もいろんな国で乞食を見てきましたが、気持ちの整理に苦しんでいました。
HAJIMEさんの観察や対応に同感です。
結論は、日本がいかにいい国であるかをかみ締めています。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

でも何も努力しなかったら、いい国は永遠には続かないんですよね。それに、
今の若者や子供は気づいているのでしょうか?コンビニで買うみたいに気軽に
手に入るものではないのです、こんないい国は。ーーとても大切なことです。

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┌──────────「warainekoさん」

今回は重たい話題でしたね。私も出会った時にどうしたらよいか悩んでいまし
た。天津、大連、上海どこにでもいるんですね。----でも、北京で見たことが
無いんです..禁止かなぁ?
しかし、いつも同じ所に同じ人がいるため見慣れてしまいました。
中国人に聞いても、相手にしてはダメと言う人がほとんどですね。

本当の乞食以外に、アルバイトも多数いるとか。何でも偽ものがある国ですが
・・・今は割り切って一切相手にしませんが、見るとなぜか気分が落ち込みま
す。
この、暗の部分をこのままに中国は発展し続けるのでしょうか?
ーーできないでしょうね。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

公明でも見た、水囲村でも見た子供(それも必ず女の子)の流し。あれはなんで
しょうか。乞食ではありませんが(服装も清潔でけっこうおしゃれ)絶対組織的
なものに違いないので、あの子らは学校は行っているのか心配になります。

でも..字も音符も読んでたな。学校行ってるのかな?

夜中働いて昼間眠くない子供はいないな???ううむ???親は納得してるの
か、親がやらせてるのか。
流しと花売りの女の子。本人が全然悲壮感がなくて明るいのがまた気の毒で。

└──────────
┌──────────「hideおじさん」

HAJIMEさん、中国の本当の姿をご紹介戴いておりすが、毎回なるほどとうなず
いております。
今、私が27年前初めて中国へ行った時のことを書き溜めておりますが、この
時にも乞食の多さには辟易してしまいました。その後行ったインドもインドネ
シアも凄かったけど、鬼気迫る乞食というのは中国だけかもしれません。

ただ、あの頃は中国皆貧乏でしたから「そんなものか」という感じでした。
しかし、今はこれだけ貧富の差が激しくなってくると、さらに凄いことになっ
ているんでしょうね。
とある米国人が「日本はまるで理想的な社会主義の国みたいだ」と言っており
ましたが、これだけ貧富の差が少ない国も諸外国からみると不思議に映るのか
もしれませんね。

中国は社会主義の国ではありますが、それは名前だけで、共産党だけの為の国
のように思えてしかたありません。

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┌──────────「HAJIMEさんから」

そうですか。てっきり共産国家バリバリの頃はいなかったのだとばっかり…
そうすると今の方がその当時に比べればまだ減ってるのかな?少なくとも今は
社会全体が豊かになっているから、乞食の実入りだってその当時よりは全然い
いかもしれないし。

昨日、お客の接待でシンセン一番の繁華街、東門を歩いておりましたら、一番
にぎやかな大型交差点で見てしまいました。―→信号待ちの車のガラスを拭い
て「一元くれ!」と、それは必死にボロタオルで磨く11歳ぐらいの少年を。

開発区では、こういうパターンを見たことが無かったので驚きました。車の中
はもちろん、お金持ち、ニューリッチで繁華街に夜遊びやショッピングに来た
人々です。ーー日本の一億総中流も、なんだか不自然ではありますが。

└──────────
┌──────────「さるさるさん」

中国へ来て5年目です。やっぱり私も、見る度にどうしたらいいのかとひどく
悩みます。が、中国人の友人が言うにはニセモノも多いらしく、組織的に会社
のような形で乞食をさせている場合もあるそうです。

身障者がどうやってこんなところに?と思うような場所にいるのはそのパター
ンもあるでしょう。また、少数民族の女性が赤ん坊を抱えている姿もあります
が、十中八・九、本当の民族ではないそうです。衣装で化けているんだそうで
す。乞食も、わざわざ乞食の衣装に着替えて稼ぐという場合もあるそうです。

もちろん中には、やむにやまれず乞食をする人もいるのでしょうが、このよう
なニセモノも横行しているので、どうしたらいいのか本当に悩まされます。今
は自分で、身障者と年寄りの場合はあげると決めています。

乞食会社員(?)だろうが、個人乞食だろうが、ほかに仕事ができるとは思えな
いような状態の人を無視すると後の心労がタイヘンで、嫌な話ですが自分自身
のためにお金をあげています。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

組織乞食の都市伝説は、ワタシも以前の職場でよく日本人が笑い話で言ってる
のを聞きました。曰く、
「あの繁華街の子供乞食たちは毎朝バスに乗ってやってきて」「実は家に帰る
とすごい豪華なアパートに合宿みたいにして暮らしている」とかなんとか。
確認したことはもちろんありませんが。

しかし、仕事としてやってる?なんて信じられませんね。暑いし、しんどいし
冬は寒いし、毎日汚いカッコしてホコリまみれで、人にいやがられて、バカに
されて、詰られたり、時には暴力で追い払われたり、どう考えても普通に工場
で働くほうが楽ですよ。安定してるし。

やっぱり、やむにやまれずやってる人の方が多いのではないでしょうか。

└──────────
┌──────────「龍人さん」

とっても、難しい問題ですね。乞食そのものの存在は、いろいろな人の考えが
あるでしょうから、その方達に譲るとして、私の対応はその場で感じた感覚で
決めています。あげたいと思ったときは出し、そう思わなかったときは出しま
せん。もちろん明確な決め事項なんかありません。ようするに私自身の「日常
の中の心理的戦い?」が満足できればいいと割り切っています。

いい加減な対応かもしれませんが、悩み始めたら回答のない問題かもしれませ
ん。
P.S.
中国にも、もちろん正規版DVDは"有"です。北京の「FAB」や青島の「愛
音人」、また広州の「無限音楽」なんかに正規版は置いてありました。まあ、
すべて正規版ではないでしょうけれど。(爆)
値段はそれこそいろいろで、30元ぐらいから100元以上のものまでありま
した。広州では香港の正規版がタッカイ値段で売ってました。

??誰が買うのでしょうか? ^^;

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┌──────────「HAJIMEさんから」

龍人さん、えっらいVCD屋に詳しいですね..。部屋に1000枚は有るワタ
クシでも、店の名前まではよう覚えんですよ。店に覚えられたりはしますが。

ワタクシも、広州のでっかい店などで100元以上するホンモノを確か見たこ
とがあります。そしてやっぱり「誰が買うねん」と思いました。

「高くてもいいものを買う」「安くても偽者は買わない」という思想が中国の
人々にあったら(他のものはともかく..DVDに関して)こんなに電柱みたいに
あちこちに店があるわけがないわけで。香港でさえ、VCDはニセモノのほう
が幅をきかせてますし。香港で15元とかで売られてるVCDは偽者のはずで
す。
しかし、ワタシに言わせれば、日本のDVDは高過ぎです。安くすればもっと
気軽にみんないっぱい買うのではないかと考えるのですが。昨日また東門の店
で「小津安二郎名作選第2集」8枚入りを鮮やかな値切りっぷりでHKD60
でGETしました。見事な日本製そのまんまのコピーっぷりっす。
ーー帯にばかていねいに日本のままの解説が。

日本のホンモノは6作品で24500円!!
うぎゃあああ。そら買えない。ごめんなさい松竹ホームビデオさん。

でも、中国の第二集には、東宝ビデオさんの作品が2本混じってて、ナイスな
サービスです。第3集が中国で発売されるのを..心待ちにしております。(^^;

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┃┃ お便りで頂きました感想。
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┌──────────「お月さん」

別冊付録大好きの私も、ちゃんと読ませて頂いております。
HAJIMEさんのデリケートな心情、私には意外ではありませんですよ〜。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

デリケートなhajimeさんは、さすがに乞食さんの写真は撮れないんです..。
今度、子供の流しを見かけたら撮っておきます。可愛いけど可哀想ですよ。

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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」

――中国の乞食だけど、
基本的に「お金をちょーだい」タイプは(ほぼ)全部商売です。
ホンモノの乞食(?)は、お金をちょーだいをしてはいません。

大人でも子供でも女でも、不具や障害状態なのは----元々そういう状態のヒト
を手に入れる(買ったり‥)場合もありますが、かなりの部分は..以後に..商売
用に加工するんです。..加工を..するんです....。

このへんのことは、けんさんの次の記事の中でも触れられています。
「獄中詩人(後編):(広域グループ窃盗・30才男子)」(最下段のあたりです)
┌--------
│彼の友人の男の子6才が、ある日行方不明になった。

一年後、偶然にZ市の駅で、父親が両足のない不具の子供を見た。
ーーその子が我が子だったのである。

子供は両足を切られて乞食の元締めに売られたのだ。
或いは売られたあと、両足を切られたか。

廃人のようになった子供は虚ろな目で....父親をも覚えていなかったという。
└--------
└──────────
┌──────────「しゃんさん」女性@三十代@アルバイト@中国

私はかれこれトータルして5年ほど中国に滞在していますが、意図的にお金を
乞食にあげていません。今住んでいるマンションの近くにもいますけどね..。
ーー10年以上も前の体験を、未だに引きずってしまっているからなんです。

91年の留学生時代、洛陽へ一人、旅行に出かけた時のこと。

洛陽市内のバス停でバスを待っていると、7〜8歳ぐらいの男の子が
「両毛銭!両毛銭!(0.2元)」って手を出してきたんです。あの頃は、なぜ
かおコモさん、「0.2元」くれと金額指定だったんですよね、、、。
実は、別に0.2元しかダメなのではなくて、それぐらいの小銭だったらくれ
てもいいでしょ、でも、もっと大きなお金の方がいいけど・・・・・って意味
だそうですが。

財布を取り出したものの、一番小さいお金は10元札しか持っていませんでし
た。しかも、当時は外貨券=兌換券)なるものがあった時代。人民元の小銭も
持っておらず、その外貨券の10元を渡しました。

大喜びのその子が走り去った数分後、10人近くの同じような子供たちが私め
がけてダーッシュ!口々に、僕にも外貨券ちょうだい〜!ってポケットに手を
入れてきたり、腕や脚にしがみついたりされてしまい、身動きもとれないかな
り悲惨な状況に陥ってしまいました。

これはあげてもきりがない..と無視を決め込んだものの、そういうときに限っ
てバスはなかなか来ないんですよね・・・・・。怖くなってきたのでバスを諦
めて歩き出せば諦めるかと思ったのですが、道路に体を投げ出して私の足首を
抱えたまま放さない子もいて、このまま足を進めたら子供を地面に引きずって
しまう状態に。

そこに至って、やっと周りにいたバス待ちの50代ほどの中国人男性が、子供
たちに強い口調で、離せ、どっか他へ行け!と追い払ってくれました。
4〜5人が側に居たんですが、それまでは誰も助けてくれなかったんです。

心底ビビってしまっていたので、つたないながらもお礼を言おうとおじさんの
ほうを向くと、あちらが先に口を開きました。
でも、当時はまだ中国語が初級クラスのレベルだったため、おじさんがワーッ
と言った言葉が、スグには理解できなかったんです。

分かんないので、とりあえず「謝謝」とだけ返事したら妙な顔してました。
それから落ち着いて、いま言われた言葉をゆっくり考えたところ・・・・・

----けっこう言われたことは耳に残ってたんですよね〜。
  まさに地獄に仏のおじさんの発言でしたから。----

「お前は外国人だろう。お金も中国人よりたくさん持っているはずだ。
 だったら、子供たちに分け与えるぐらいしたらどうだ!」

頭の中でおじさんの発言が理解できたとき、金属バットでぐわ〜んと殴られた
ような気がしました。次に、私はなんで彼に「謝謝」なんて言っちゃったんだ
ろうと思いました。
それから、同国人のおじさんたちがお金をあげないのに、ただの通りすがりの
外国人、しかも収入もない学生の私がなんであげなきゃならないのか?

ここは社会主義国じゃないのか?政府が面倒見るはずじゃないのか?
社会主義国なら、自分たちで助け合うんじゃないのか?
社会主義国なんだから、国民みんな平等じゃないのか?

・・・・・もう一度振り返って、おじさんに訴えたいことが次々と頭に浮かん
で来ました。でも、そんな事が言えるほどの語学力は身についておらず・・・
・・・すべてお腹に飲み込むしかありませんでした。

おじさんの発想では、持てる者が持たざる者に分け与えるのは当然という、極
単純なことだったんでしょう。
でも私的には、10年以上経った今でも、洛陽というとあの時の気持ちが蘇っ
てくるので、二度と足を踏み入れたくない地の一つとなってしまっています。

乞食、特に子供を見ると、あのときの理不尽な言葉を投げつけられた恐怖心が
湧き上がってくるので、未だにどうしてもあげる気にはなれないんですよね。
子供たちに囲まれてしまったのが恐怖だったのではないところが、我ながら不
思議ですが・・・。

変な話をしてしまいました、ごめんなさい。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

わあい、お便りというより既に完成したエッセイだあい!!
やったあ、これを本文にして..今週のワタクシは休みということで・・・

――うりゃあああああ!!このカス!!! << OJIN 

ああ、はいはいすいません、ちゃんと本文も書きます、書きます・・・

洛陽・・・私も行ったような気がしますがなんも憶えてないですなあ。乞食に
は会ったっけ?
しかし、兌換券の頃の中国にもやっぱり乞食はいたんですねえ。
ということは、、今このようにすっかりお金持ちになった中国の乞食の総計は
確実に兌換券時代より減少してるということでしょうね。2008年にはすっ
かりいなくなっているかもしれません。だから、こういうしんどい思いをする
のもあと少しの辛抱かもしれません。

美龍さんのお便りの内容ともかぶりますが、中国の人とつきあってみて、ほど
なく気づくのは、確かにはっきりと「持っている人が持ってない人に与えるの
は当然」という思想があることです。

日本人だってまあ、そうは思っているでしょうが、それとは全然質が違う基本
思想みたいな感じです。だから、このおじいさんのセリフには大いにうなづき
ます。ワタクシも、工場で日常的にみんなにおごっておごって、プレゼントし
てお土産を買ってやって、とずいぶんしゃぶられましたが、むこうはけっこう
ケロッとしてましたね。

で、わたしも慣れてそういうもんだと思うようになってしまいました。これは
なんでしょうね?昔からそうなんでしょうか?それとも、共産党時代の貧しい
暮らしの中で生れてしまった思想なのでしょうか?

└──────────
┌──────────「美龍@バリ島さん」

ーーご無沙汰しております。
ここのところ、会社内のゴタゴタやら何やら仕事絡みで大忙しの数ヶ月を過ご
しておりました。やっと落ち着いてきて、溜まりに溜まったWEB 熱線を読み暮
らしております。で、思いました。

中国在住のライターさん達が書かれていることと、バリにいて日頃私が疑問に
思ったり、面白いなぁと思うことがかなり共通していると、、、。

HAJIMEさんの中国の乞食レポートも、私が初めてバリで乞食に遭遇したときの
ことを思い出しました。ーーどう反応すればいいのか本当にとまどいました。

バリも乞食がたくさんいます。多くは子供の乞食です。その次に多いのが赤ん
坊を抱えた女性です。子供達にしても、赤ん坊つきの女性にしても、こちらで
はちゃんと元締めがいて、集団で車に乗って早朝出勤してくるんだそうです。

以前、現地の新聞にそれがスッパ抜かれてからはナリを潜めていた彼らも、最
近はまたもや増加傾向にあります。帰るときもやっぱり車に乗ってご帰宅だそ
うで、住まいも元締め管理下で集団で生活してるのだそうです。

この話を記事で読んだとき、乞食というのが一つの職業になっているのか?と
真剣に考えさせられました。こちらの人たちの反応も中国の方達同様に、かな
り冷たいです。目線すらあわせようとしない・・・というよりは、完全に自分
の視界に存在しないものとして扱ってますね。

私も、現地の友人から堅く戒められていたにも関わらず、ついうっかり一人の
子供の乞食にお金をあげてしまった時に、砂糖にたかるアリのごとく子供達に
取り囲まれた経験があります。通勤路にいた乞食だったもので、それからしば
らくは朝晩の通勤のたびに大変でした・・・。
もらえないことがわかった子供達は、その後、しっかり悪態つきまくってくれ
ました。

それからの私は、ビタ一文出しません。情けをかけるにしても、一度では済ま
ない情け、それも自分の手に負えないものならば、ヘタに哀れんで情けをかけ
ないほうがいいと判断したからです。

もう一つは、どうも出勤(?)途中だった親子の乞食(母親は赤ん坊を抱き、そ
の他に2人の子供を連れていた)と道で行き違った時、それまで母親と楽しそ
うに大声を出して笑っていた小学生ぐらいの子供2人が、私の姿に気がついた
途端にサッと哀れみを誘う悲しそうな表情に早変わりして、手を出してきたこ
ともあります。

ーーその辺の役者顔負けでしたよ、その表情の変化は。貧しさゆえに、そうし
なければ生きていけないのだろうとは思っても、一瞬、ものすごく腹が立ちま
した。出された手を思いっきり上から叩いてしまったくらいです。
自分でも何にたいして腹がたったのか分からない。子供にそんなことをさせて
いる親になのか、役者顔負けの演技をした子供の性根になのか・・・。

その経験をしてからは、私も現地の人たちと同様に、私の視界からは抹殺する
ようにしています。

└──────────
 
┌──────────「HAJIMEさんから」

その子供に罪はないでしょうねえ。でも、
子供に環境は選べないですから。子供が乞食をしなければならない経済状態の
国にこそ罪がある。当たりまえですが。
日本には子供の乞食はいませんよね。虐待されてる子はいるらしいですが。

当たり前だと思っていることも、こうやって外国で違う状態を見ると、実はす
ごいありがたい、感謝しなくてはいけないことなのだなあ、と改めて実感しま
す。このような日本が、ずっと子々孫々維持されていくためには、今われわれ
はどう生きなければいけないのでしょうか。ーー乞食を見るたびに思います。

└──────────
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