HAJIMEの近況通信 ―――――― by HAJIME さん
☆ 2003年を..まとめない ―――――――――――― 2003/12/28

ニイハオ!!

↑↑↑日本語忘れたんじゃないか?違います違います。2003年をまとめよ
うと意気込んでみたけどヤッパリまとめられないのでした。
ーーなにしろ放浪性シマ状健忘症でして。

クビになってからたった1ヵ月半ぐらいなのに、あの開発区の激務生活も徹夜
の連続も遠い彼方の夢のようで。
ーーつまり思い出せないのですな。わっはっは。

思い出せなきゃ、まとめようがないってーやつで。‥‥笑ってる場合か?

しょうがないから一年の締めだというのにまた小ネタ集だ。
来年は中国大河レポートをお届けできるように。っていつもこんなこと言って
ないか?××党の“まにふぇすと”とやらと変らんわな〜。

―――― 1.時節ネタ「共産国のめりーくりすます」

クリスマスでしたね。

クリスマスといえば、もう何回もこのレポートでしつこくお伝えしているとお
り(読者の皆さんは信じたくはないでしょうが)、ワタクシれっきとした洗礼ま
で受けてる99.99%まじりっけなしのクリスチャンでございまして、クリ
スチャンは24日の夜は教会に行くのですよ。

信仰に関する難しい説明はこのレポートの趣旨と関係ないので全部省いて、、

そんなわけでワタクシ24日の晩、ここ南通市の一個しかないプロテスタント
教会のクリスマスイブの集会に厚着して行きましたよ。なにしろ教会がボロで
隙間風が吹くからね〜。

ここで白状しますが、ワタクシ99.99%正真正銘のクリスチャンにも関ら
ず、このクリスチャンにとって大変大切な大切なイブの集会というものに一回
も参加したことが無かったのですね〜。・・不信心?!とんでもねぇ!!

洗礼を受けたのが98年、つまりすでに開発区で働いてたわけで・・・・開発区に
クリスマスも正月も親の死に目もハハキトクもあるか〜〜〜!!!
ーーそう、仕事してたのですね。

徹夜してたりとか、下請け工場で台湾人相手にタンカきってたとか、普通の日
と全く一緒です。サンタより忙しいです。

で、クリスチャンになって初めてイブ・・中国語では「平安夜(ぴんあんいえ)」
の集会に参加したのですな。嬉しさこの上ない。人間らしいクリスマス!!
・・おいおい。

イブの教会行事っていうのは皆様のご存知のとおり、聖歌隊が聖歌を歌って、
たいてい子供達の踊りと寸劇があって短いお説教があって、どこでもだいたい
こんなもんで、胸高鳴らせて参加したこの南通教会の行事もまったくその型ど
おり・・・・。

ーーだったらネタになんねーんだな。

――型どおりでなかったんですな。

集会も宴たけなわというとき、誠実朴訥を3Dにしたような南通教会の牧師さ
んが、いきなりに

「さて、本日の集会にたいへん素晴らしいお客様がいらしています。ご紹介し
ます。南通市政府ナントカ文化局ナントカ部ナントカカントカドータラ部門局
長さんです。××局長さんの温かい御支持なくして、この教会の発展はありま
せん。では、××局長さんからご挨拶です。皆さん、盛大な拍手を!!」

!!わお!!

シンセンの△△鎮の教会に通っていたときは、共産党なんて教会に一回も来た
ことないで!!
ひゃあ〜〜やっぱ政府のお膝元に近くなるとこういうこともあるのか〜〜

で、そのナンタラカンタラ局の局長が「盛大な拍手」の中ステージに登場し、
スピーチ。
「中国共産党の掲げるナンタラカンタラドータラコータラ社会主義精神を以っ
て、南通市のいっそうの発展を目指し、また、第××回人民代表大会で掲げら
れたナンタラカンタラドーシタコーシタ精神のいっそうの発揚によって、人民
の生活水準の向上をはかり、、」

ーーキリスト教ともクリスマスともチラッともカンケーない超共産党スローガ
ンつぎはぎ意味不明演説の爆裂だ!!

うわお!!客席ひきまくり!!クリスマス気分超盛下がり!!

激務休み無し生活のため、香港の日本人教会に通うことが不可能になり、神の
お恵みで偶然見つけた△△鎮の教会(もちろん全部中国人)に行くようになって
以来、日本人のクリスチャンや牧師さんから

「え?中国ってキリスト教弾圧されてないの?」

「礼拝の時教会の隅に公安が立って発言を見張ってたりしないの?」

「数年前は、香港からボーダー越えるとき聖書を持ち込むのも大変だったんだ
 けど」

とか、いまどき何をいってんのよ的な質問を何回もされ、その度に、そんなこ
と全然ありませんよ、賛美歌と聖書と説教が中国語になっているだけで、まっ
たく日本や香港の教会となんら変るところはありませんよ、みなさんいったい
いつの時代のお話をされているのですか?

中国はもうWTOにだって加入してるんですよ、もー!!

ーーなどと知ったかぶりをしていたのだが....。

よく考えたら私はいままで中国の教会ってその△△鎮の小さな教会しか知らな
いわけで、、で、その△△教会は、ほんとうに共産党の影の片鱗すら感じない
まったく「中国って、もう信教100%自由なんだなあ」と思ってしまう教会
だったのだ。

香港からしょっちゅう牧師や信者が来て、広東語で説教や体験談を語ったり--
--なんと普通話で通訳がつく(^○^)----時にはアメリカから牧師が来て開発区
の10代のワーカーがほとんどの信者たちに英語で説教したり。
----それも当然通訳がつく----

教会こそ汚い雑居ビルのワンフロアーだけだけど、そして礼拝に集まる信者も
ほとんどが工場などで働く10代20代の出稼ぎのワーカーさんだけど、香港
の教会と比べて、その活動内容もまたそのレベルもまったく遜色ないのであっ
た。
で、ワタシはてっきり中国のどこの教会もこんななんだと思っていたのだが。

で、このナンタラカンタラ局の局長の演説の中で

「皆さんの信仰は、あくまでも、中華人民共和国ナンタラカンタラ法の定める
 範囲内においてはまったく問題はありません。しかし中華人民共和国ナンタ
 ラカンタラ法に矛盾抵触する信仰、行動は法律によって禁じられています」

というくだりがあり、「ええ〜〜そうだったのか〜〜全然知らんかった」
と今更驚いた。で抵触するとどうなるのだ?中国だから罰金払えば放免か?

で、思い出すのが香港のKCR(九広鉄路)の終点駅、ホンハムステーションの
大玄関出たとこにいつもいる「大法花教は正しい!!江澤民を告発する!!」
の垂れ幕かかげてチラシ配ってる「法の花」香港支部の信者のみなさんだな。

一回だけチラシもらって読んだらとってもコワイ事が書いてあったなあ。
??あれって全部ホントなのかしら??

ナンタラカンタラ局の局長の演説が終わるやいなや、誠実朴訥牧師はすかさず
「当教会は××局長さんには常日頃各方面にわたり大変お世話になっており、
 感謝の言葉もありません。皆さん、再度××局長さんに盛大な拍手を!!」

!!ドワーパチパチパチパチ!!

・・と、信じられないゴマすりぶり。ーーでも目が笑ってないーー。

そういえばこの教会に来てまだ2、3回だけど、牧師さんの説教の中に

「毛沢東主席が人民を解放したときには‥‥」とか
「ケ小平主席が‥‥」とか
「革命時代の老幹部が‥‥」とか

△△教会ではついぞ耳にしなかった妙なフレーズがやたら出てきたなあ。

てっきり礼拝に来る信者がお年寄りばっかりだから彼らに分かりやすいように
そういうネタを入れてるのかと思ってたが、どうもそれだけではないのかな?
これは、これから毎週通って仔細に観察しないといかんなあ。ネタだネタだ!

牧師さんの仕事というのは、元々がたいへんにシンドイものなのだが、教会を
存続するためとはいえ、共産党の機嫌もとらねばならないというのは大変だな
あ、と誠実朴訥牧師さんの貼り付けたような表情をニ階席から眺めつつ、、

「法の花」のチラシのあのコワイ内容もウソではないかもしれないなぁ..だっ
て牧師さんの顔普段と全然違うよなあ。ーーワタシの勘ぐりすぎかなあ?

やっぱりワイロとか贈っているのだろうか....?
あの誠実朴訥3Dの牧師さんが???・・とか想像はイブの夜を駆け巡る。

ある意味政府から遠すぎて中国的な部分が薄い開発区と、伝統的共産党支配の
形がまったく壊れていない地域の相違というものをこういう切り口から見れた
のは、神様からワタクシてーたらく信者へのクリスマスプレゼントだったので
しょうか。

―――― 2.ソーセージ、そーですか

いまお世話になってるお宅のおかーちゃんがソーセージを作った。

おかーちゃんは64歳。改革開放前のまだ全部が国営だった頃の中国のオーラ
をバンバン発している。シンセン開発区で10代20代の、改革開放後世代と
しか付合ったことの無い私にはこのおかーちゃんはミステリーゾーンである。

大ボール一杯の豚肉を買ってきた・・・。

これはなに?と聞いたら、ソーセージを作るのだ、という。
ホントだ、隣には豚の小腸もスタンバっていました。
そーいえばシンセンにいた時も、

毎年冬になると香港の街のいたるところにソーセージの広告が出た。
・・冬はソーセージを食べるものらしい。

どうして買わないで家庭で作るのか?そういう伝統的習慣なのか?
と聞いたら、

外で売っているのは、何が入っているかわからない、危ない、不衛生だから、
肉も混ざりものかもしれない、危険な化学添加物が入ってるかもしれない、と
いう。
きょうびの中国では、人は金儲けのためならどんな非常識なことでもするんだ
から自分で作れば絶対安心だから、という。

おかーちゃんの言うことはつまり、かつての、改革解放前の中国人は善良で悪
いことなんてしなかった、最近の拝金主義の中国人は昔より悪い、という意味
なんだな。

私はてっきり、中国はドンドンよくなっているばっかりだと思っていたんだけ
ど。こっちはなんてったって昔の中国を知らないので反論のしようがない。

―― 携帯電話を買わなければいけない、と言ったら、

ひとりで行ったら絶対に騙されるからと、おかーちゃんがついてきてくれた。

騙されるって....私は一応中国語も喋れるし、昨日今日中国に来たわけじゃな
いし、と思ったが、おかーちゃんが張り切っているので、これもまたお年より
の楽しみなんだろう、なすがままに連れていかれてみた。

なんでもおかーちゃんの親戚のお嬢さんが、あるデパートのケータイ売り場の
店員さんなんだそうで、
「親戚知り合い友達だから、絶対騙さないし、値段もふっかけられないから」

ーーでもその日そのお嬢さんはお休みだった。

バス乗ってワザワザやってきた南通南大街=南通で一番の繁華街)。
でもお嬢さんがいないので明日また出直しということになった。

中国通信ビルのフロアのいくつあるかわからないショーウインドーに、これま
た何百種類あるかわからないケータイがビッシリ並んでいるのだが、そこから
思うがままに選んではいけないのだろうか。・・・むむむ。

繁華街だからそこいらじゅうに食べ物の屋台が出ていて、ショッピングに来た
若者たちが歩き食いしてる。
私の大好物の回教徒風味羊肉の串焼きや、どこだかわからん少数民族の名物の
1メーター四方のフルーツケーキとか、タンフールー=さんざしの飴かけ串刺
し)とか。

おかーちゃんに、あのケーキはおいしいのか、天津で留学時代に何回も道端で
売ってるのを見かけたがついに食べる機会がなかったのだけど、どんな味なの
かなあ、と聞いたら、あーダメダメ!!絶対に食べたらいけない!!ああいう
外の屋台のものはたいへん不衛生だから。
ーーと、ひと言のもとにビシャッとやられた。

あたしゃああいうものはいまだかつていっぺんも食べたことがない!!
もちろん孫にも食べないようにしつけている!!とビシビシッと。

屋台だけじゃあないよ、外の不衛生な小規模食堂全部、あたしゃ信用できない
から、基本的に行かないよ!!自分でウチで作って食べるか大きい衛生的なと
ころに行かなきゃ危ないもんさ!!と、バシバシッと。

おかーちゃんの基本理念はつまり、中国では他人とは騙すために存在している
ということなのだな。おかーちゃんに怒られそうなのでホントは食べたかった
が羊の串焼きを諦めた。でもあんなにたくさんの若者が食べているのだが、、
ーーきっと孫だって隠れて買い食いしてるはずだが、、

で、翌日また出直してようやくお嬢さんをつかまえて、そのお嬢さんに見立て
てもらってモトローラーを買った。
おかーちゃんがお嬢さんと話し込んでいる間に、売場の中を穴があくほどギン
ギン見て廻ったが、どの機種にもキチンとプレートで定価が表示されていた。

??騙すってどうやって騙すのか??
まさか2倍や3倍にふっかけられるわけじゃあないだろう??

二日もかけてどうあってもそのお嬢さんを探して買わねばいったいどういう目
にあうというのだろうか??
!!ああ、大変に知りたい!!

と、9年中国居着いてもヤッパリ日本人の私はクビを傾け「?」「?」「?」

―― 11月のある日、

寒くなったから毛布がいるだろう、あんたが自分で買いに行ったらいけない、
騙されて高い買物をしてしまうから、と言うので、
ではどうすれば?とご指導を願った。・・ら、

!なんとバスに乗って30分以上かけて隣の鎮まで連れて行かれ、そのド田舎
の毛布工場直販で毛布一枚60元ナリ..だけ買ってまた30分以上バス乗って
帰ってくる、というまことに珍妙な体験をした。

毛布一枚買うのに午後まるまるかかって、ちょっとした小旅行だった。

おかーちゃんは「もし南通の街のデパートで買ったらとても60元では済まな
いよ!!あたしにまかせとけば間違いないのよ!!」と得意の絶頂であった。
ーーしかしだなあ。

あの工場の直販売店がなあ、、工場の入口にあるのに品揃えに全然やる気がな
い、パロディのような国営風だったんだが、、種類は少ないわ、ホコリだらけ
だわ、置き方はごちゃごやだわ、在庫は少ないわ・・・う〜む???
ーーホントに得をしたのだろうか??

―― あんたそんな服装で寒くないのか、
南通の冬はダウンジャケットが必需品なんだよ。もし買いにいくのなら、あた
しがついていってやるからいつ行くか言いなさいよ。あんたが一人で行ったら
絶対に騙されて高く買うことになるから。・・とずいぶん何回も言われた。

なんか南通全体が私を騙そうとテグスネひいてるみたいだが、これはめんどく
さかったのでコッソリ一人で買いに行ってみた。
デパートで買って外へ出てみたら同じぐらいのものが確かに半額ぐらいで売っ
ていた。
・・まーそういうこともあるか中国だから。(^^;

と、おかーちゃんにその旨報告したら....、
あー、昨日何曜日だった?日曜日じゃないか!!デパートはね、日曜日は週日
より値段を高く売るんだよ。日曜日に行ったらだめなんだよ!!
・・と得意満面それみたことかという感じで言われた。

そ、そんなバカな....。日本ならその逆だが。でもおかーちゃんが言うには、
生鮮市場のエビは日曜は普段より高くなると。エビとダウンジャケットを同じ
理屈で論じるものなのか??

―― おかーちゃんに言わすと、

シンセン東莞開発区はたいへん治安の悪い、乱れた地域で、南通はそれに比べ
て治安は大変にいい、社会的に安定している、んだそうだ。

治安....開発区は夜中の2時3時までネオンが光ってて人が歩いてたが、南通
の人はそんなヤクザな暮らしはしないので、9時ぐらいにはお店は閉まってし
まい、10時過ぎたらカタギの人は外を歩いていない。だから夜中に外を歩く
と誰もいなくて開発区よりある意味怖いが....。

でもソーセージは自分で作るのか..。
屋台で買い食いまかりならぬのか..。
ケータイは親戚知り合いのいるところで買わねばならぬのか..。
デパートは土曜の夜に残業して総出で値札を入れ替えるのか???

でもなあ、シンセンの白タクは、南通のタクシーみたいにバスをまだ降りてる
最中の私の手からスーツケースをもぎ取って自分の車まで持って行ったりしな
かったがなぁ....。
でもまあ、中華人民共和国ができる前から生きてる人が言うんだからなあ..。

いままでシンセン東莞開発区で何年も非衛生的ボロ食堂に通いつめ、屋台で買
い食いしまくり、出来合いの食品を食べまくり、外国人なのに一人でどこでも
行って買物してましたが、どうもそれではいけないらしい....。

正しい中国ライフではないらしい。おかーちゃんに怒られてしまうらしい..。

64歳改革開放前世代がくぐってきた中国の激動とはつまりこういうことなの
だろうか....。
窓の外の物干し台にズラリ並んで干してあるソーセージの、風に揺れるを眺め
つつ思うなり........。 

―――― 3.同じことばっかり聞くな〜

‥‥の回で書き忘れましたね。

今まで一番一番回数多く聞かれたのはじつはあれらの質問の中には入っていま
せん。・・一番多く聞かれているのに忘れるとは!?さすが激務睡眠不足で脳
がスカスカなHAJIMEさん。

耳にタコ社長、寅ぁてめえいいかげんにしやがれ!!のランキングで

ダントツナンバーワンは!

「日本人は春節=旧正月)を祝わないのか?」
中国語でいったほうが感じがでますな。

「日本人也過春節[口馬]?」

これです!!もう2億5千万回ぐらい聞かれました。

2億5千万回そのたびに日本文化使節のワタクシはめげずに

「日本人は春節は祝わないんだよ。元旦を祝うのだ。
 日本はもうずいぶん昔に農暦=旧暦)を廃止したんだよ。」

と根気強く答えつづけてきました。
そうするとほとんど間違いなく続けてこうきます。

「ああ、知ってる知ってる、日本人は生誕節=クリスマスのこと)と元旦を
 祝うんだよね」
それでは欧米人なのだが....。でもだいたい当たってるからまあいいや。

なんでこんなに聞かれるのかといえば、彼らにとって春節というのはとにかく
もう日本人にとってのお正月なんてのが比較にならないほど非常に重要だから
のひと言に尽きる。

これもまた中国の発展と近代化に伴う欧米化によっていつかは薄れ行く習慣の
ひとつには違いないけれど、今のところはやっぱり一年で一番、しかもどえら
い抜きん出て重要な行事であることは間違いない。

もう今頃の開発区では口を開けば春節の休みのアンパイの話、里帰りの電車や
長距離バスの切符の話ばかりである。みんなアタマのなかそれでぱんぱんで、
さらに穴という穴から噴出してるという感じである。

仕事中でも電話電話で切符の手配。二人以上寄れば、どこそこで買った切符は
いくらだ、だれだれにたのんだらいくらだ、切符はとれたかいやまだとれてな
い、どこにいったらまだ買えるか、、。白熱も白熱。仕事完全そっちのけ。

切符が取れていない人なんてもう完全に頭に血が上ってて、仕事が手につかな
い。切符以外の話題がないのかと思うほど切符に明けて切符に暮れる。

ずっと取れなかった切符が取れたよ!という友達の電話を受けて、

やった〜〜!!取れた取れた!!と仕事中なのに躍り上がって事務所で叫ぶ
やつ・・・。そうすると周りの連中もまた、え?とれたの?いつの?いくら??
へ〜〜安いじゃないの?どこで取ったの?ワイワイガヤガヤ…仕事しろよ‥‥

そりゃあそうだなあ。既婚のワーカーさんのほとんどが、子供を実家の両親に
預けて出稼ぎしているから。子供に会えるのは一年に一回のこの時期だけだか
らねえ。人によっては夫婦さえ別々に暮らしてて、やっぱり一年に一回だけ
春節に故郷で会うだけ、なんてのもある。日本人に言うとみんなびっくりする
けど、開発区ではごくごくありふれた、あたりまえの家族の形なのであった。

だからねえ、日本の正月とは比較にならないねえ、楽しみ度が。
隣の国なのにお互い全然知らないのだなあ。‥‥不思議といえば不思議。

こうなるとやっぱり気になるのが日本人の何割くらいが、中国と韓国は旧正月
を祝う、というのを知っているのかということだな。

そんなわけで中国の人にとってはただの一月一日でしかない元旦を日本人とし
て盛大に祝うため、里帰りするのだ。爆竹もならない静かなワビサビの大晦日
をミカンとコタツで過ごします。

!!読者の皆様、よいお年を!!

!!2004年が、皆様にとって素晴らしい年になりますように!!

                        = この稿おわり =
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