|
郊 外 漫 漫 遊 遊 | うららかな風に誘われて.... 郊外をのんびりブラブラしてみませんか
|
原記:2002/02/17
ーーー如皋へ行ってきました。
2002年2月17日、南通政区五市二県のひとつ、如皋市に行く機会があり
ました。
(といっても、市の中心部ではなく“鎮”の下の“郷”がつく田舎でしたが‥)
┏━┓
┃総┃勢は九名。
┗━┛
第63号のあとがきで春節二日目に我家にみえられた一族、
ご夫婦三組と、離婚して独身の男子漢一人、の、お母さん、子供達が四人・・
の内、ご夫婦一組が奥さんだけ、離婚してさんは欠席、子供達が二人となって
Ojinが加わって九名。
如皋にはこのお母さんの実家があり、春節の二日目に一家眷族を引き連れて里
帰り。。。Ojinは、先日の招待に対するお礼ということで補欠参加です。
で、Ojinは、この春節にはじめて袖通しをした“唐装”に威儀を正して威風も
堂々と(太り過ぎ?)凛々しく・・従いました。(^O^)
┏━┓
┃午┃後一時半、九人乗りの面包車=マイクロバスで出発!
┗━┛
このマイクロバス日本風にいうと八人乗りということになるのかナ? 運転席
と助手席の間にももうひとつ座席があって九席。
市内を西へ向かい、大き目の運河を二つ越えて更に西へ西へ・・
道端には所々に点々とバスを待つ人々が・・
所々に点々とバスを待つ人々?・・不思議だと思われますか?
市内ならちゃんとバス停があり、人々はそこでバスを待ち、乗り降りします。
けれど、郊外から別の都市や地方に向かう長距離になると、もちろん市内の長
途汽車站=長距離バスターミナルから乗るのが正規なのですが、こうして路線
途中の道端で待っていて、自分が行きたい所へ向かう適当なバスをつかまえて
乗っていく、というやり方も普通に行われています。
このやり方は、バスだけにとは限りません。
時にはトラックだったり、荷物が少なければ自家用車でも可能な場合もありま
す。オートバイでも可能な場合もあります。
要はいくらでどこまで乗せていってくれるのか、双方の合意金額次第です。
自分が行きたい地点を告げて、
いくらで行ってくれる?。
−−**元でどうヨ?。
エッ!そりゃナンボなんでも高かろう、*元で行ってヨ。
−−そんな値段で行く奴がいるかい!*元!。
はいはい、じゃ*元でネ。
・・・とか交渉するわけです。
┏━┓
┃バ┃スの場合であれば、途中はノンストップの筈の長距離バスでも割と平気
┗━┛でこの途中客拾いをやっています。 そりゃー、、、
当たり前かもしれませんが、途中で拾ったお客の乗車賃は全部その時の乗務員
(達)のものになる。。。らしいのです。
運転手と車掌(が、多い時は二人)で山分け?!
そりゃー、一生懸命になりますよネ。。。
ひどい時などは補助席のないバスなのに、通路に魚釣用みたいな小さいイスを
並べてドンドン乗せていきます。
もっと凄い時は席がなくても(安くして?)乗せる。
当然バス会社ではこんな行為を禁止していて、監督電話=ご意見ホットライン
や乗客に成りすました監察員をもぐりこませたりして抑えようとしているよう
ですが、あんまり効果がないのか?いっこうに少なくなっているような気配で
はありません。 まあ、そういう需要が絶対的に存在するわけですから、これ
がなくなると長距離移動の足が大混乱する?
┏━┓
┃ま┃た、途のところどころには物を売る屋台(?掘立て小屋?ただの露店?)
┗━┛も店開きしています。
なぜか果物を売っているところが多く、今の時期ならリンゴ、ミカン、バナナ
(?!)そしてサトウキビの茎などなど。
こちらの人達は、このサトウキビの茎が大好きです。
表皮を皮剥きのように削り取って、20センチくらいに切ったものをボリボリ
かじって食べます。
食べますといっても、全部を食べちゃうのではなく、かじって甘い汁だけ飲み
込みカスは吐出します。
------------------
┏━┓
┃さ┃て、そんな風景を眺めながら我々を乗せたマイクロバスは一路如皋へ。
┗━┛
だんだん郊外風景になってきます。
道端の空き地で凧揚げをする子供。。
大きな運河をもうひとつ越えてから右に曲って今度は北に向かいます。
そこからはもう完全な農村。。
農村”といってもこのあたりの農家は、一戸あたりの耕地面積がとても少ない
ので、日本の感覚ならば緑の多い都市の郊外、くらいの感じです。
畑はどこも、いろいろな作物が芽吹きだして、緑一色に覆われています。
目に映る家々は二階建て三階建てのいい家がゾロゾロ。
今新築中という家もたくさん。。。
二年位前に通った時に比べるとその進歩、というか変化に驚かされました。
南通市という、この地方の最大都市の近郊という地の利を生かし、作物を市内
に運んで直売できるということで中国農村部の中でも最も恵まれた環境にある
からでしょう。
けれど、家の外観はとても立派ですが、まだ家具に回せるまでの余裕は生まれ
ていないのか(内装も)家の中は大体ガランとした感じがほとんどです。
古い家なら土間のまま。新しい家でも大抵はコンクリートのうちっぱなし。
必ず有る家具はベッド。そしてなぜか麻雀台のような食卓兼用のテーブル。
今はテレビもどこの家にもあるようになりました。
そして、当たり前ですが食器。最近は洗濯機も普及しだしてきています。
それから、有る家にはソファとサイドボード。・・・くらいかナ。。
┏━┓
┃出┃発してから40分ほどで平潮鎮という鎮の中心部に至りました。
┗━┛
当地はいろいろの話の中で“水郷”としてご紹介しておりますが、長江=揚子
江下流の沖積三角州として、隋唐の時代にはじめて陸地になったくらいのとこ
ろですから、河川とも運河とも定かではない、大小様々な水路が縦横にめぐっ
ています。 湖沼もいたる処にあります。というか大沼小沼かな。。
昔この辺では、水運を主たる輸送・移動手段としていた関係なのでしょうか、
家々はそんな水路に沿って並んでいます。
家の裏?表?の3メートルか4メートルですぐに水辺に至ります。
水を得ることが難しい地域の多い中国にあってはとても恵まれた環境であった
と思います。
平潮鎮を過ぎてから暫くして、再度西へ向かい更にもう一度北転して郭園郷を
過ぎます。
ここからは幹線道路を外れ、農道に毛が生えたほどの(一応舗装はされていま
したがかなり傷んでいてデコボコ)一車線半くらいの道路を進みます。
そして、どこまでが郭園郷の街並なのか定かに分らないくらいの近さで、本日
の目的地、車馬湖郷”集落に至りました。
下の地図中の真っ黄色の部分が如皋市。赤丸が車馬湖郷です。
南通政区の全体図です。太細の青い線は運河、太細の赤い線が道路、緑色は市県
の境界線。揚子江下流の大沖積三角州で、一帯が大水郷地帯であるということを
ご理解頂けると思います。
全中国の中で南通市はどの辺?(緑色が江蘇省、その中の黄色い部分が南通政区)
お母さんの老家は、車馬湖郷集落のこちらの端のあたりで小さな雑貨屋さんも
営んでいました。(小規模ながら農業もしています。)
住いは、その雑貨屋さんの脇の道を200メートル程奥に入ったところにあり
ました。
┌───────────┐
│ │
│ちょっと見づらいですが│
│赤い箱(りんごの箱)のう│
│しろがお母さんの老家が│
│経営している雑貨屋さん│
│です。 │
│ │
│雑貨屋さんの脇の路地。│
│この先は3〜400Mで│
│農村地帯になります。 │
│ │
└───────────┘
家は、水の涸れかかった小さな二本の運河の間の相当広い土手、のような場所
に建てられています。
手前の運河の橋を渡って建物と建物の間の2メートルほどの路地(?)を入る。
右側は黒煉瓦の建物が奥に続き、左側はスグに小さな広場。
10メートルほど先の、左側のもうひとつの小屋の間を過ぎるとそこが老家。
┌───────────┐
│ │
│これが老家手前の橋です│
│ │
│ここが老家の入口です │
│ │
└───────────┘
右側黒煉瓦の建物に続いて、三階建ての家!
連なって突き当りには−81歳で元気カクシャクたる−大おばあさん用の隠居
茅屋(?)があります。これらに取り巻かれてちょっとした庭。
黒い小さな犬と、茶と白のブチのこれもあまり大きくはない犬と、汚れてはい
るけれど丸々肥満の猫が一匹。。。
┌───────────┐
│ │
│これが堂々たる三階建て│
│の老家=実家)です。 │
│ │
│裏手から見た老家。手前│
│右側の黒い屋根の建物が│
│大お婆さんの隠居所です│
│ │
└───────────┘
┌───────────┐
│向かって右側が、81歳│
│でも元気カクシャクたる│
│大お婆さんです。 │
│写真を撮りますヨ〜、と│
│言ったら、最初は照れて│
│逃げちゃったのですが、│
│捉まって連れてこられた│
│ら、身づくろいして髪も│
│あたった!! │
│81歳でも元気イッパイ│
│の秘密はこの気持の瑞々│
│しさ・・? │
│ステキですねー。 │
└───────────┘
一族がワイワイやっている傍にいても、この地方の方言ばかりなのでまったく
聴不 =分りません)し、手持ち無沙汰なので少し歩き廻ってみることに致し
ました。
┏━┓
┃家┃を出て20メートルも行かないうちに、向うから2トン車が道幅一杯で
┗━┛進んできました。
道路脇イッパイに寄って避け、やり過ごしたらスグに続いてまた一台。
どちらのトラックも新品の家具を満載しています。
二台目もやり過ごしたら、、また?!
そこで、あらためてよく見てみると、トラックの鼻っ柱や荷物のところどころ
に、大きな“喜”の字が張られています。
これは結婚の新居の家具を運んできたトラックでした!
そしてその後にも更に続々と続いて、・・・結局全部で、六台!!
┌───────────┐
│ │
│新婚新家庭の家財道具を│
│運ぶトラック隊。 │
│ │
│トラック隊の最後尾です│
│ │
└───────────┘
┏━┓
┃中┃国でも最近の結婚はかなり豪華絢爛化してきたことは見たり聞いたりし
┗━┛ていましたが、それは結婚“式”のナンタラカンタラで、こうして新居
家具を運ぶ場面には接したことがありませんでした。
2トントラックに満載で六台分!!!!
いやはや、中国で結婚するのもタイヘンです。
と、驚きながらお母さんの老家の雑貨屋さんの前に至り、集落の中央の道路に
出ました。
雑貨屋さんで店番をしている、たぶんこの家の娘?(15〜6歳くらいに見え
ましたが、中国の−特に田舎の−女性は実際の年齢よりもかなり稚く見えます
から実際は18〜20?)
近所の知り合い(?)の娘たちとピーチクパーチクやっていましたが、私を見か
けると話の中に“日本人”“日本”という言葉が聞こえてくるようになりまし
たので私の事をみんなに報告しているのでしょうか。
南通(市)には日本人がウジャウジャとはいっても、ここら辺くらいの田舎にな
ると外国人を見るということはめったにないことなので珍しいのでしょう。
ジロジロと眺められて、動物園の動物もこんな感じかなァ〜?
= 如皋へ(2)につづく =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
◇ 面白愉快有益&!無料!ーーーメルマガのお申込は ▼ こちらから!
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃ メールマガジン読後感アンケート結果。
┗━┛
◇ 面白かった (^○^) ----------------------------------- 12人 (71%)
◇ ふつう (゜.゜) ----------------------------------- 1人 ( 6%)
◇ ツマラナかった(-_-) ----------------------------------- 3人 (18%)
◇ 読まなかった(ーー;) ----------------------------------- 1人 ( 6%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃ コメントボードに頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「工藤照夫さん」
田舎の風景がよく描かれていて、楽しいです。
目に浮かぶようです。
└──────────
┌──────────「ブラジル人さん」
OJIN 様
いつも楽しく、かつ南京地方に対する知識の源として拝読しています。
田舎の美人達のお話を楽しみにしています。
おっちゃんや、おばちゃんの話のついでで、結構ですから。
ところで、中国の美人の意味する漢字の語源は何でしょうか?
あの漢字二文字から美人の感じが半分ブラジル人の小生には伝わってきません
が....ついでの時に教えてください。
それでは、今日は、これにて失礼します。
カンバレ、 OJIN 様
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
ん? 南京地方?
ブラジル人さん、美人美人でYUKAさんのことばっかり頭にあるんじゃないです
か〜? ご当地は“南通!”YUKAさんとこが“南京!”ですヨ〜。
美人を意味する漢字、ってこれ→“漂亮”ですか?
漂=ヒョウ・ただよう。
1−水に浮いて流れる。さすらう。ただよう。ひるがえる、高く飛びあがる。
2−さらす、水中で綿を打って白くする。
中国語ではこの文字に三つの声調があり、当然意味はそれぞれ異なります。
(piao-1)(piao-3)は日本語の意味とほぼ同じですが、(piao-4)の声調になると
1−美、好看。2−出色。という意味となり、これがこの場合の“漂”です。
同じ漢字でも声調によって意味が異なる、日本語と中国語の似て非なる部分で
すネ。
亮=リョウ。
1−まこと、まことに=諒。2−あきらか、あかるい=瞭。3−たすける。
4−音がよく通ること。
中国語では(liang-4)で、1−明、有光。2−光線。3−明擺出来。4−明朗
清楚。5−声音響。などですから、日本語の意味とほぼ同じになります。
いかがでしょうか? 美人の感じが伝わるようになりましたでしょうか?
ところでじゃぁ、ブラジル人さんみたいなハンサム”のことをなんて言うのか
ご存知ですか?
└──────────
┌──────────「伊藤 勝さん」
毎回、興味深く読ませて戴いてます。
なるほどと思うことが多くて面白く、参考にもなります。
大変でしょうが今後もメルマガの発行、頑張ってください。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
ご愛読いただきましてありがとうございます。
また、激励までいただきまして重ねまして御礼申し上げます。
如皋へ‥‥、初回はあまり面白いという出来ではございませんでしたが、これ
には中巻と下巻がございます。特に来週月曜日号の中巻では、さすがの老江湖
を称しております OJIN でも??と絶句させられたあるものに出会った驚愕の
記録になっております。 お楽しみいただけるんじゃないかと思います。
ホントに色々な発見がありまして、興趣の尽きない国でございます。
└──────────
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃ ゲストブックへの書き込みで頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「お月さん」2003/11/11
瀬戸内海は中央あたりに浮かぶ小島の57歳の男です。
よくこのHPを覗かせていただいています。というのも、ウチの島に南通の
「ルカオ=如皋」より、研修としてこられている素晴らしい青年=女性)が
お二人いらっしゃいます。
ある夜「満月はいつ?」と尋ねられ私の後頭部を指差し「ここに満月あるよ」
というとニコッと微笑んだので「受けたのかな!?」とチョット親しみが!?
彼女達が帰国したら必ず訪ねて行くと指切りしました。
その時、約束破る人は中国では「狗=犬)という!」と私の干支である「戌」
も小さくなりました。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」2003/11/12
お月さん、初次見面!
そうですか、ルーゴオ小姐と愉快な交流をなさってるんですね。(^^)
でも「満月はいつ?」という会話の場面だとこれは中秋節の頃かな?
彼女達はもう帰国したのかしら?
如皋市は南通政区5市2県のひとつで、ついこの間けんさんの「南通の夢」に
も出てきましたように「全国でも有数の長寿地域」なんです。真っ平らな土地
で風光明媚は特になにもありませんが、御当地最大の美人の産地なんです。
お月さんも約束を違えずに、是非お訪ねになられてみて下さい。
ーー"ついでに" OJIN のところにもお立ち寄りなされて下さいね。
└──────────
▼
┌──────────「お月さん」2003/11/13
OJIN 様ありがとうございます。
如皋農村風景、どういうわけか懐かしい思いで拝見させていただきました。
場所を特定すると彼女達に迷惑がかかってもいけませんが一方は搬経鎮、もう
一方は常青郷、の中の一つの村を故郷としているようです。彼女達は、故郷は
何もないところだと言っておりましたが、私には関係ありません。
どんな道を「自転車」で走ってきたのか、どんな空気の香りを呼吸してきたの
か、如何いう方たちが通りを歩いておられるのか、彼女達が縁してきたものを
この目で少しでも多く確認したいです。
歴史ある大国から、瀬戸内のこのチッチャな島に来られた彼女たち。
この事実に時間を超えた「縁」を、心の中でひとり感じております。
必ず訪ねていきます。
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 新情報やご意見をお待ちしております。
|