綺麗なゴミ?!
〜〜記:老玩童 OJIN 「ねえ、これは何ですか?」
遊びに来た凸凹倶楽部のママが食卓の上の酒瓶を指差して聞きました。
「ああ、それは日本のお酒ですよ」
「ふ〜ん、日本のお酒なんですか」
と言いながら持ち上げて覗き込んで、「あれ?」
「どうしたんですか?」
「ねえ..このお酒の..中に、なんか..綺麗なゴミが入ってるわよ!」
「えっ!ゴミが?」
慌ててシゲシゲと覗き込んでみましたが‥‥ゴミなんてどこにも見当たりま
せん、金箔がフワフワと漂っているだけでしたーーー。
「ゴミなんて入っていませんよ?」
「目がついてるんですか?中にキラキラ光るゴミがたくさんあるじゃ〜ない
ですか」
「な〜〜んだ、アッハッハ〜♪これはゴミじゃなくて金箔、分かりますか?
金銀銅の金の、細か〜いカケラですよ〜」
「えっ!金をお酒の中に入れてどうするんですか?!お酒が旨くなるの?」
「いや、そうじゃなくてまあ、なんというかこう、豪華に見えますから飲ん
でいて気分が豊かになるじゃないですか、そういう意味ですよ。好朋友が、
お正月だからお目出度くって贈ってくれたんですよ」
「こ、これも一緒に飲むんですか!?体に良くないんじゃないんですか?!」
「いや、少しだから特別害になることもないみたいですよ」
「ふ〜〜ん、ホントに大丈夫なのかなぁ〜」
尚も半信半疑で眺めておりましたが、そのうち、
「ねえ、、これ、、お酒だけ飲んで、、この金はわたしにちょーだい!」
「ん?ちょーだい!って、、どうするんですか?」
「これで指輪を作りたいの‥‥」
「ゆ、指輪を作る?! いや〜、まあ、そりゃ原理的には可能だろうけれど
もね〜、しかし指輪にするんじゃ量が少な過ぎるからこれを何百本も飲まな
いとダメなんじゃないかなぁ〜」
「いいの!あなたはどうせ大呑兵衛なんだから、これからこの酒ばっかり飲
んでたら指輪の1個ぐらい簡単にできるわよ!」
ーーー中国娘の考えることは・・・なんともはや・・・実利的というか‥‥
みなさん!
ママを口説くにゃ“金”“キン”“太いキン”ん?
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