水の都 ― 江蘇南通 お堀(濠河)もあるし..お城もあるし..
その昔は幕府の南通藩だった!?
市井から見た中国お金の事情(5)
記:2001/09/05
オマケで公開!偽札たらい回しのテクニィ〜ック!....と....自衛策。 いろいろな方法があるようですが、最もポピュラーな方法は....夜、タクシー 代金を払う時使ったり、夜店・屋台など薄暗いところでのお勘定に使ったり.. と、まあ、こりゃ誰だってスグに考えますーーー。 本人が遭遇しそうな場合としては、 商店やレストランでのお勘定の時、お釣銭の中に忍び込ませられるやり方。 でもこの方法は、お釣になる五十元以下の小さなお金にしか使えません。 ┏━┓ ┃も┃っと悪質で、最高額紙幣の百元札をナニする方法・・・・ ┗━┛ お勘定を出しますと..透かして見たり振ってみたり..これはどこでもやること です=後段に解説)して調べてからおもむろに、 「お客さんコレ偽札みたいですヨ」 「エッ!銀行(或はホテル)で換えたんだからそんなこと無いと思うけどナァ」 「イヤ、まずニセモノです。  奥でよく調べてみますからチョットお待ちになっていてください」 「ウン、ニセモノじゃないと思うんだけどドウゾ」 店員は奥に引っ込んで‥‥程なく戻ってきて‥‥ 「ヤッパリ偽札でした。別のお札はありませんか?  ハイ、これはお返しします」 「エーッ!ビックリしたナァ、ほんとかヨォ〜。  まあ、仕方ないからハイこれ代りの」 「ありがとうございました。  ほんとにニセモノは腹が立ちますよネ、これから気を付けてくださいネ」 「ウン、ありがとう。これから気をつけるワ」 ナーンてことで一件落着....したようですが、、、 彼(或は彼女)のお財布の中には今はホンモノの偽札が1枚‥‥ ーーお勘定する前はホンモノだけ(と信じていた‥) ーーカラクリがお分りになりましたか? 彼(或は彼女)のお財布の中味は、お勘定の前には本当にホンモノだけだったん です。偽札臭いといって奥で調べる。 ーー調べるんじゃなく“偽札とスリ換える” ノホホンとしている感じの相手を狙って、比較的よく使われる手です。 の話の中に出てきた“銀行で換えたんだけどナァ‥‥ 今の話の中ではそうではありませんでしたが、実際に銀行で両替して渡される お金でも、偽札は皆無ではありません。稀にですが混入していることがありま す。まさか銀行がわざとやる訳はないので預け入れチェックの時の見落とし? なんでしょうか。 日本なら偽札といえば、(何十年前はともかくとして)わざわざ五百円札を偽造 するようなアホウはおりません。最高額紙幣限定ですが、、、 こちらでは、最高額紙幣の百元札はいうに及ばず、五十元札、二十元札、十元 札、五元札、二元札、一元札‥‥オマケで、“元”の下の単位の“角”のお札 まで!?お前もかいな?‥‥ともかくあらゆる紙幣に偽札があります。 最近驚いたことは、新100元札が発行されてまだろくろく巷間に出回っても いないうちに早々と偽札が出た!ことです。 ――これは、まだ殆んどの人が新札を見たこともないので、見破られる危険性 が低いということと、当たり前の新規発行品ですから、全部がピンピンの新札 でもゼンゼン怪しまれることがない、、という理由だったようです。 これだけ沢山の偽札が出回っているので、当たり前のことですが製造元?も 一ヶ所や二ヶ所ではありません。 摘発のニュースもよく報道されていますが、摘発と新規製造元のデビュー! のイタチゴッコという状況のようです。 偽“札”の事ばかり述べてきましたが、偽造通貨は札だけではありません!? ついこの間は1元“硬貨”の偽造犯が捕まってテレビニュースで報道されまし た。 ・・しっかし..1元硬貨をねぇ....作る手間と利益....どうなんでしょうか? ┏━┓ ┃さ┃てでは、こうした偽札大量流通天国で、常に現金を遣り取りしなければ ┗━┛商売にならない、大小の商人たちはどうやって自衛しているのでしょう か?最もポピュラーなのは、このページの最初のほうに出てきた「透かして見 たり振ってみたり」.. 透かして見る..これは日本でも同じでお札の中の「スカシ」を見るわけです。 偽札にもなぜかスカシ(..らしきもの?)があるんですが、モノによってはその スカシが微妙に違っている。。100元札のスカシは毛沢東の横顔なんですが それがチョット変??「微笑む毛沢東!?」なんてのを見たこともあります。 まさかジョークでそんな事をするワケはないでしょうから、製造ミス(?)なん でしょう。 では、「振ってみる」..これはどういう意味? 振ってみて、手触りと紙の音の感触..真札と偽札では、当たり前ですが紙質が 違うので、振ってみるとカサカサという音の感触が微妙に異なる。 ーーけれど、そんな方法ばかりでは不確かで心許ない.... 大きなデパートなどには、簡単なものからかなり精巧なものまでの、いろいろ なタイプの紙幣識別器が置かれています。 精巧なものはちゃんとした機械状になっていますが、簡単なものは磁気ヘッド の部分だけ?!なんてのもあります。お札のどこかの部分を、その磁気ヘッド に擦ってみる..そうした場所で偽札を出すという場面を経験しておりませんの で、ニセモノだった場合にどういうふうに警告がでるのかはワカリマセン。 以上のような状況でしたが、最近(2003/04/頃)、もっと簡単な方法で鑑別する 現場に遭遇しました。 ーーどんな方法か? 各紙幣の表面中央上部..に、何光線なのかは分りませんが、青い光を当てる.. すると、、その紙幣の券面金額が浮かびあがって現れた!! …ただこの方法、明るい場所では難しいみたいでした。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓ ┏━┓ ┃┃這張是假鈔 ―――――――――――――――――― 2004/02/11記 ┗━┛ 「這張是假鈔」=あなたのこのお札はニセモノです。 ・・過ぐる某日、カモシカちゃんと某喫茶店、、お勘定に50元札を2枚出し ました。ーーけれど、??待てども待てども釣銭を持ってまいりません....。 ----中国市井、普通は自席で服務員に勘定を渡し、服務員がそれをレジへ持っ ていき釣銭を受け取って戻ってきて渡してくれます。 シビレをきらしてレジまで行ってみると、、 「先生、スミマセンガ....」 レジの小姐が戸惑いの表情を浮かべて先ほど渡した50元札の1枚を紙幣鑑別 器に当てる....と、「這張是假鈔」という音声が出る!? ・ ・ ・・ということは、、私が出したこの50元札は....ニセ札!?..なの?? ・・今まで、ホームページ展示用に、ワザワザニセ人民元を買ったことはあり ましたが..お釣として受け取ったこともありましたが、、まさか、、まさか、 自分がニセ札使いの当事者=犯人)になろうとは!! 既に110番されていて、サイレンを咆哮させながら迫り来るパトカー!?? 逃げなけりゃ!「アジアの街角から」読者の為にも逃げなけりゃ!..カモシカ ちゃんの手を引いて脱兎の如く駆け出す OJIN !ーーとはなりませんでした。 あら?ニセモノなの?じゃー別のを出すからそれは返してよ。 別の50元札を出して、ニセモノ(‥‥と思われる)を受け取って財布の中。 カモシカちゃんと腕を組んで悠々と出口へと向かう OJIN 、、。(^^; しかしあの「紙幣鑑別器」・・・ニセモノのときにどういう警報を出すのかと 気になっていましたが、音声が出るんですね........。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓ ┏━┓ ┃ホ┃ントにあったニセ札たらい回しの笑い話〜(^O^) ―― 2003/08/27記 ┗━┛  ある若い男が100元のニセ札をつかまされてしまいました。 さて困ったぞ。。若い男はどうしようかと一所懸命考えました。 知らん顔をしてどこかにタライ回ししなければ自分が損をするだけです。 ニセ札がかなり(相当?)出回っている為、中国人民の鑑識眼は鋭く、そうそう 簡単にどこでもここでもタライ回しというワケにはまいりません。 考えた挙句、この若い男は夜店の屋台で麺を食べることにいたしました。 それも、 なるべく目が悪そうでトロそうなお婆さんがやっている屋台を狙って・・・・ そんな屋台を見つけて麺を注文して、食べて、さてお勘定、、 問題の100元ニセ札を出して、、、 お婆さんはなにも言わず受け取って、、 おつりは50元札1枚と20元札2枚とあとは硬貨が数枚。 やった!\(^o^)/やったーー!!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ̄∇ ̄)┘ うまくタライ回しに成功した若い男は小躍りして帰りました....とさ。(^^) さてその翌日、その若い男の友達が訪ねてきましたので、なにかモテナシをし なくちゃなりません。暑いからスイカでも買ってきて食べてもらおうか....。 道路際にスイカを満載したトラックを停めて売っている露店(?)にやってまい りまして、適当なのを選んで、、、 昨夜おつりで受け取った20元札を出しました。 ーーハイこれ。 ためつすがめつその札をチェックしたスイカ屋のオッチャンが、 「オイオイ、こりゃニセ札だよ。他のをちょうだいよ」 -- 庶民同士なら、没収なんてことはありません -- ーーエッ!ニセ札!!あのクソババアめ〜〜〜。 もともとは自分がニセ札を渡したことも忘れて腹の中で毒づきながら然らばと もう一枚の昨夜のおつりの20元札を。。 そしたら、 「オイオイ、これもニセ札だよ。まいっちゃうなー」 さあ大変!青くなって今度は50元札を渡したところが、、 「おいニイチャン、これもニセ札だぜよ〜。オマエ本物持ってないんじゃない  のか〜?」 ーー要するに、 昨夜この若い男が受け取ったおつりのお札は全部ニセ札!だったわけです。 自分がニセ札を使っているという後ろめたさがあるので、受け取ったおつりが どうかなんて確かめもせずポケットにねじ込んでソソクサと立ち去る。 はあ?このお婆さんてなかなかシタタカなヤツ? ・・そうではありませんよ。 みんな考えることは同じで、薄暗いところで目の悪そうなトロそうなお婆さん を狙ってニセ札をタライ回ししようとする。。ツユ知らぬ善良なお婆さんは、 それをそのまんま、またおつりで出す。 受け取ったほうは後ろめたさがあるから、確かめもせずソソクサと立ち去る。 あーーあ。(^^; ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓ ┏━┓ ┃署┃名入りの人民幣 ――――――――――――――――― 2003/09/21記 ┗━┛ ご当地(‥全中国)の中国人民銀行=中央銀行)発行の紙幣....には、署名入り のものが少なくありません。 "署名入りのお札"??そりゃなんじゃいな?? 毛沢東の署名入り??そりゃいくらなんでも..まさかね〜〜(^^; いままでにも何度も書いてきましたが、中国ではニセ札が夥しく流通(?)して いて、チョット油断しているとたちまち掴まされることになります。 ――さて署名入りのお札の件。 お金を扱う場所は品物の売り買いの場面だけではありません。 下は幼稚園から上は高校大学までの学校でも、いろいろとお金を集める場合が 多いものです。教室で先生が 「一昨日言った○○費、みんな持ってきましたか?  チャント名前を書きましたか?  ハイでは先生のところに持ってきて下さ〜い。」 ○○費のお金を手にした生徒がドッと先生のところに群がり、次々とお金を渡 していきます。一枚一枚のお札をジックリ丹念に調べて真贋鑑定、、なんぞを やってはおられません。そんなことをしていたのでは時間がかかって待ってい る生徒が遊びを始めたりして教室は大混乱。 授業にも支障をきたしてしまいます。 そんなことはやっておれませんから、"自分の名前を指定場所に書かせた"お札 をドンドン集めて....あとで職員室に戻ってから一枚一枚真贋鑑定....先生が やるのか集金に来る銀行員にやらせるのかまでは分かりませんが、その結果.. 「あれ?陳君のこの札は怪しいなぁ....」 「王君のこれもクサイなぁ??」 後ほど教室では、、 「陳君と王君、君たちが持ってきたお金はホンモノじゃないかもしれないから  明日別のお金を持ってらっしゃい」 と、自分の名前が書かれたお札を返されます。 陳君と王君は、次の日別のお札を持ってきて納付して........。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓ ┏━┓ ┃あ┃〜〜ん、偽札掴まされちゃった〜〜 ―――――――― 2008/12/03記 ┗━┛ 「あ〜〜ん、100元の偽札を掴まされちゃった〜〜!」 かわいいカモシカ娘が、やって来るなり絶叫しました――――。 「どうしたの?ベテラン中国人のあなたが騙されるなんて珍しいですね〜」 聞いてみると、 タクシーに乗り、初乗り区間料金の8元で降りようとして財布を開けたらたら 細かいのがない!?ーーー仕方なく100元札を出したら運転手が、 「え〜、お釣りがないよ〜、まいったな〜。くずしてもらうからちょっと待っ てて」と、タクシーを降りて傍らの小売店へ。 戻ってきて「くずしてもらえなかったからこれは返すよ。8元ぐらい探せばあ るんじゃないの」 と言われてバッグの中をほじくりかえしてみたら、なんとか小銭がみつかって 払って、 次の日、買い物でその100元札を出したらば、 「これ偽札ではないかよ〜〜〜」 カラクリは、昨日のタクシー運転手が、くずしてくると出て行って偽札とすり かえて戻した・・・・ で、この偽100元札はどうなったと思いますか? 「友達がね、あたしがどこかで使って成功したら50元バックしてくれるって 持ってったから、たぶん大丈夫〜〜〜♪」 ーーーしかしこれじゃ〜中国の偽札流通は、 いつまで経っても無くならないだろうな〜〜〜 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓ ┏━┓ ┃中┃国の通貨ではありませんが、国際通貨のUSドル・日本円・香港ドルな ┗━┛ども中国ではけっこう流通しています。(一般の街場でではないですが) なかで、USドルはニセモノがとても多く、特に新品の100ドル札はきわめ てアブナイ! もう、七、八年前になりますが、当地で、日本人が偽ドルを大量に販売?しよ うとして捕まるという事件もありました。 ーー OJIN ではアリマセン、念の為。(^^; USドルの場合は、中国で製造されるんじゃなく、香港とかフィリピンで製造 されて持ち込まれるものがほとんど、という話も聞きましたがこれは定かでは ありません。 香港ドルもニセモノはあるようですが、技術的に難しい何かがあるのか、ほと んどニュースになるようなこともないので、ほんの僅かなものなのだと思われ ます。 れでは、世界に冠たる我が日本の“日本円”のニセモノは? 日本国内の印刷技術でも至難?の品質はさすがで、日本円のニセモノ、という 話は聞いたことがありません。こんなところでも、日本製品?の品質って凄い んだナァと感心させられてしまいます。 けれど、それとこれは別問題で、経済的な実力のバロメーターとしての人気と いう点ではヤッパリUSドルがイチバン!‥‥仕方ないですネ。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ↓  れでは次に、 ┌-------- │偽札とは関係ありませんが..編へ └-------- ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ◇ 面白愉快有益&!無料!ーーーメルマガのお申込は こちらから!
買物何でも百科の目次に戻ります





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送