メルマガ「頂門の一針」誌に、日本の食糧自給率向上についての提言記事が掲
載され、それに対するコメントからの流れが「海外寿司の味談議」へ転がって
いってしまいましたが、
日本にいてはなかなか窺い知れない、さらにはまた新しい商売のヒントにもな
り得るのではないか?という内容なので、整理して記事にしてみることにいた
しました。
┌──────────「荒木純夫さん」
┌--------
◇不思議その1:食糧不足の中で進められる減反政策◇
平成20(2008)年5月、町村信孝官房長官は講演で「世界で食糧不足の国があ
るのに減反しているのはもったいない。減反政策を見直せば、世界の食糧価格
高騰(への対応)に貢献できるのではないか」と述べた。
減反政策とは、米作農家に補助金を出して作付面積を減らす政策である。この
政策は昭和45(1970)年から行われ、現在では250万ヘクタールの水田の4
割に相当する110万ヘクタールで米作が放棄された。そのために投入された
税金は約7兆円に達する。
世界全体では、人口増加に食料増産が追いつかず、穀物市場の需給が逼迫しつ
つある。今まで食料を輸出していた国も、まず自国民を優先するために輸出規
制をするケースも出てきた。
減反政策をやめ、余ったコメを輸出に回せば、世界の食料価格高騰を緩和して
貧困国を助けることができる、という町村長官の指摘はまっとうである。
└--------
わたしも、もうひとつ提言したいと思います。
不思議その10:どうして日本米を安く輸出することしか考えないのか。
3年前の2006年、ベルリンでの会議に出席するためアムステルダムのスキ
ポール空港に乗り継ぎで立ち寄りました。
この空港には、2002年から、デン・ハーグの日本大使館のすぐ近所にある
日本料理店「白鷺」が鮨屋を出店しております。
http://www.shirasagi.nl/www/gb/schiphol/index.htm
これまで何回もスキポール空港に立ち寄りながら、ここで食べてみようと思っ
たことはなかったのですが、魔が差したか、ベルリン行きの便を待つ2時間ほ
どの間に立ち寄ってみました。
それまで、日本以外で鮨を食べておいしいと思ったことがあるのは、1991
年に立ち寄ったパリの「藤田」という鮨屋だけだったのですが、----ここも最
近は味が落ちたそうです----ここの、プラスチックの容器に入れられて売って
いる鮨を食べて驚きました。
ーーー日本国内で食べる鮨と比べ、ほとんど遜色がないのです。
決め手はシャリでした。
運良くその日は白鷺の店長がいて、鮨を食べてから1時間以上話をしてこんな
ことを聞きました。
┌--------
・「臭い」と周囲の店舗から文句を言われた。
・日本と同じ感覚でお茶をただで出したら、他の飲食店から「営業妨害だ」と
言われた。
・米はカリフォルニア米を使っている。
・日本から米を輸入しようとしたが断念した。
└--------
そうです。この最後の「オランダに日本から米を輸入しようとしてあきらめざ
るを得なかった」というところが私の提言の基になる話です。
米の価格自体は、カリフォルニア米も日本米も変わらなかったのだそうです。
なぜ断念したかというと、輸送コストが日本からだとあまりにも高かったのだ
そうです。
カリフォルニア米の場合、アメリカの海運会社が穀物の輸送に慣れており輸送
コストが安くなるのだそうですが、日本から米を輸出しようとすると、輸送コ
ストが3倍近くになったそうです。
出発の時刻が迫っていたので詳しくは聞けませんでしたが、コストが高くなる
要因、船会社の問題もあるかもしれませんが、輸出するための手続きが煩雑で
コストアップになっている側面もあるのではないでしょうか。
さて、ここまで書いたスキポール空港での店長との話を整理すると、要点は2
点あります。
1.現在日本の鮨は世界中で受け入れられており、日本の鮨米に対する潜在的
な需要は大変大きい。
2.鮨米として使える米は、カリフォルニア米も日本米もその価格帯は変わら
ない。
すなわち、日本政府が米の輸出に対してその輸送費用の補助を行う等の便宜を
与えれば、日本米は、欧米を中心に高級米としてカリフォルニア米に対して価
格競争力を持ち、相当量輸出できる需要があるのです。
鮨屋を選ぶ際に、カリフォルニア米を使っているのか、日本米を使って「うち
は日本米です」と看板に書くのか、どちらが付加価値が高いでしょうか。
さらに言えば、カリフォルニア米を使っているところすら稀で、タイ米と同じ
インディカ米(長粒種=粘らない)を使ってる日本料理屋が非常に多いのです。
減反政策で後ろ向きに税金を使うぐらいなら、こういうことに税金を使ってい
ただきたいものです。なぜこういうことに気がつかないのか、私は不思議でな
りません。
ちなみに、北海道は食料自給率100%以上だそうです。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
荒木純夫様の海外鮨米事情、肯きながら拝見しました。蛇足を少々。
わたしは長年中国に在住しています。ご当地=江蘇省南通市という、揚子江北
岸の田舎)には日本人駐在員が多く、日本料理屋も10軒ではきかない数があ
ります。
勿論ほとんどの店が鮨をメニューに載せていますが、これがどこもマズイ!
なかには(中国には輸入されていますので)日本のコシヒカリや秋田小町を使っ
ています、という店もあるのですが、同じくマズイ!
以前、友人からこんな話を聞きました。
彼の奥さんが茨城の農家出身で、茨城のコシヒカリ(?)を直販したいので鮨屋
さんに売ってくれないかと頼まれたことがあり、早速見本を持って知り合いの
鮨屋さんにお願いに行ったところ、
┌--------
この米では使えないよ。ーーー鮨米なんてのは、いうならばクズ米。江戸時代
に鮨が料理として登場した頃は下層庶民の食べ物だったんだ。美味しくない米
を、酢で誤魔化して美味しく食べさせた。酢には、ナマの材料の鮮度を保たせ
るという以外にそういう意味もあるんだ。
それをベースにして鮨の技術は進化してきたから鮨米については今でも同じ。
いい米を使うと云々なんだよ。----この云々の部分の理由は失念----
回転鮨を食べたことがあるだろう。ウチの店と、それほど味が隔絶してるわけ
じゃないだろう? 使ってる米が五十歩百歩だからだよ。値段の違いはシャリ
じゃなくネタの違いなんだよ。だから、このいい米は鮨米としては使えない。
└--------
カリフォルニア米を使っているアムステルダムの店が旨い、というのが納得で
きる理由です。ーーーもちろん海外の鮨屋の鮨がマズイというのはそれだけの
理由ではないようです。
ーーー水も大いに関係があるそうです。
以前、当地に駐在されて自炊していた方から教えられたのですが、
┌--------
いくら米を日本から持ってきても、ここの水で炊いたら五十歩百歩。日本の水
は軟水で、欧州やアメリカや中国の水は硬水で、硬水で米を炊くと絶対に日本
と同じような美味しさにはならない。
└--------
ーーーということでした。
日本で使われている(正しい?)鮨米と、軟水のウオーターをセットにして----
ついでに正しい鮨の作り方も----輸出すれば、バンバン売れるかもしれないで
すね。(^^)
└──────────
▼
┌──────────「荒木純夫さん」
ありがとうございます。インターネットでの情報共有は金平糖と同じですね。
芯となる情報の周りにどんどん情報がくっついていって、断片の情報が纏まっ
たひとつの情報となっていきます。
┌--------
鮨米なんてのは、いうならばクズ米。江戸時代に鮨が料理として登場した頃は
下層庶民の食べ物だったんだ。美味しくない米を、酢で誤魔化して美味しく食
べさせた。
└--------
ご指摘の通り、鮨屋の発祥は屋台でした。ですから鮨屋に元々板場はなく、鮨
を作る人達は「板前」とは呼ばずに「鮨職人」と呼びます。テレビの娯楽番組
で鮨屋を紹介する時、よく「板前さん」と言っていますが、ここにもマスコミ
の不勉強が出ています。
┌--------
それをベースにして鮨の技術は進化してきたから鮨米については今でも同じ。
いい米を使うと云々なんだよ。----この云々の部分の理由は失念----
└--------
おそらく粘りの問題ではないでしょうか。コシヒカリに代表される高級米は粘
りがかなり強くなっています。ところが、鮨ではふわっと握って、食べる時に
ある程度ぱらっとほぐれないといけない。
┌--------
カリフォルニア米を使っているアムステルダムの店が旨い、というのが納得で
きる理由です。
└--------
なるほどカリフォルニア米に対して価格競争力がある理由が良くわかります。
┌--------
ーーー水も大いに関係があるそうです。
いくら米を日本から持ってきても、ここの水で炊いたら五十歩百歩。日本の水
は軟水で、欧州やアメリカや中国の水は硬水で、硬水で米を炊くと絶対に日本
と同じような美味しさにはならない。
└--------
おお、そうでした。そういえばスキポール空港の鮨屋で頼んだ緑茶、ちゃんと
した味が出ていました。すなわち軟水を使っているということです。
以前ポーランドにいた時、日本から高級玉露の茶葉を持っていったのですが、
玉露独特の甘味が全く出ず、本当においしくありませんでした。
ヨーロッパの硬水には、日本のお茶でしたら焙じ茶が合います。むしろ日本で
飲むより味にコクがあるぐらいです。
┌--------
----ついでに正しい鮨の作り方も----
└--------
海外の鮨屋がおいしくない理由は、ネタの問題もありますが、もうひとつあり
ます。刺身のサクから切り身に切り分ける時、どのように切るかにおいしさの
秘密があります。
刺身を切り身に切り分けるとき柳刃庖丁を使いますが、サクを切り分ける時に
庖丁の、手前から刃身の長さいっぱいに、手前に一方向に引き切って切り分け
ます。
庖丁を往復させて切ると、切断面の細胞を破壊してしまい味が落ちます。です
から、柳刃庖丁のような刀身の長い包丁を使うのです。これは刺身を作る時の
基本中の基本です。
日本人の調理人の下で修業をしないと、当然このような切り方は理解できませ
ん。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
荒木純夫様、蛇足への更なる補足、ありがとうございました。
----なんだか食糧増産の話が食べ物談議に転がってしまっておりますが、(^^;
┌--------
いい米を使うと云々なんだよ。----この云々の部分の理由は失念----
--------
おそらく粘りの問題ではないでしょうか。
└--------
そうでした! 粘りがどうのこうのと言っていた記憶が甦りました!
┌--------
ーーー水も大いに関係があるそうです。
--------
以前ポーランドにいた時、日本から高級玉露の茶葉を持っていったのですが、
玉露独特の甘味は全く出ず、本当においしくありませんでした。
└--------
そうか! ご当地の日本料理屋で出されるみそ汁がどの店も美味しくない=味
噌の風味が全然しない、のは、味噌を入れてから沸騰させる?或いは具と味噌
を一緒に煮る?ーーーからなのではないかと疑っていましたが、
おそらくそうだろうと確信していますが、水の問題もあるのかな?
いや、ご当地に1軒だけ、日本人がやっている洋食屋があるんですが、そこで
無理を言うと普通の和定食も作ってくれますが、あそこのみそ汁は味噌の風味
のある美味しいみそ汁だからーーー、
みそ汁は、やっぱり水の問題より作り方の問題、なんでしょうね。(^^)
┌--------
----ついでに正しい鮨の作り方も----
--------
刺身のサクから切り身に切り分ける時、どのように切るかにおいしさの秘密が
あります。日本人の調理人の下で修業をしないと、当然このような切り方は理
解できません。
└--------
切り方も味に影響するんですか!?ーーーやっぱり日本料理は繊細でございま
すね〜。
ヨーロッパは知りませんが、わたしが中国の日本料理屋を見ていて思うのは、
とにかくメニューになんでもかんでも並べていること。日本では「なんでもあ
る店に美味い店なし」といいますけれど、
刺身・寿司・トンカツ・鰻・麺類・ハンバーグ・カレーライス・焼肉…
それぞれの料理人を揃えているなんてあり得ないでしょうから、やっぱり絶対
に旨いものなんか作れるわけがないですよね――――。
こりゃ日本の調理師学校で料理と同時に外国語も教えて、修了者を海外の日本
料理店に就職斡旋する! 日本では失業者が増えているらしいですから希望者
が殺到して、調理師学校も大繁盛!
失業率の改善にも貢献する、板前さんなら給料も良いから送金で外貨も入って
きて貿易外収支も好転、国際交流の拡大にもなり、併せて日本の米や水やその
他の食材を輸入して使わせるようにさせれば、日本の食糧増産にも貢献して、
ひいては食糧自給率の向上にも繋がります!
ーーーようやく元々の趣旨に戻すことができた、、、。(^^;
└──────────
= おわり =
|
この記事は、メールマガジン「頂門の一針」2009年7月28日発行第1621号に掲載して頂きました。「NHKらしく
ない蝮のNHK政治記者」として日本の高度経済成長期を見つめ、その後は外務大臣と厚生大臣の秘書官として国際化時代を
体験してきた渡部亮次郎氏が日刊で発行している無料の情報マガジンです。購読される場合はここをクリックして下さい。(←新しいウインドウで開きます)
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┃ ┃ 読後アンケート結果。
┗━┛ ◇ わっはっは!こりゃ面白い! -------------------------- 28人 (62%)
◇ なるほどね〜、そうなのか ---------------------------- 16人 (36%)
◇ 俺の体験も聞いてくれ! ------------------------------ 1人 ( 2%)
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┃ ┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「しょーちゃんさん」
大昔に、新宿の某女子大学食堂に勤務しておりましたが、海外経験のあるサブ
チーフから同じ話を聞きました。(水、炊き方、素材の扱いなどなど)
いま、海外の日本料理店の調理師たち(日籍以外の方)の間では、高級和包丁を
握って仕事することがステイタスとなりつつあるとの新聞報道もありました。
辻調あたりと三井物産あたりがコンビくんで、(もち日本の調理師資格付)学校
と、材料セットを廉価で提供するとか、せんかな〜
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
そうなんですよね〜〜〜、海外に確実な需要があるのに目を向けようとせず、
狭い日本の中でせめぎ合うばかりーーーhideおじさんの会社は鉄物ばっかりだ
からムリだけど、
BEROさんとか、食料品の輸出入をやってる会社が、どうしてこういうことを考
えないのかな〜〜〜
└──────────
┌──────────「大陸流浪人さん」
グダグダ書いているが、要は旨い寿司が食べたい!と言いたいだけだろうが。
日本の自給率なんて端から関係なし!
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
ピンポ〜〜〜ン♪
└──────────
┌──────────「Beroさん」
一応、知りえる範囲での実態を…
「寿司」が海外で市民権を得ているのは事実ですが、残念ながら高級食材では
ありません。ことにヨーロッパでは、一種のファーストフードのようなもので
ネタなんてかなり酷いものです。ーーータイや中国で加工した冷凍の真空パッ
クものも少なくありません。
「日本食」の店といっても専門店はホンの僅かで、大半はアジア料理とゴッタ
混ぜの状態で出すレストランが多いですね。
もちろん、本格的な寿司、日本料理を食べさせる店もありますが極僅かです。
そんなマーケットに、カリフォルニア米に対して日本米のプレミアを訴求する
ことは極めて困難で、ヨーロッパに対する輸出に関しては、各商社とも概して
関心が薄いところです。
ご指摘通り「水」の問題もありますが、「炊き方」そのものの問題もよく指摘
されています。
ご存知のとおり、ブランド志向が強いのは東アジアマーケットの特徴で、故に
むしろ、中国では信じられないような価格で「魚沼産こしひかり」が売れてい
たりしますよね。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
「ファーストフードのようなもので」ーーーわたしはそれでいいと思います。
「そんなマーケットに」ーーーだからこそ米だけではなく、ネタはもとより、
ノウハウから寿司の職人までセットにしてプレゼンする。
ーーー米だけ売り込んで売れるなら‥‥‥バカでもできます‥‥‥
日本の商社は、目先のこと(←うふふ)にばかり目を奪われていて、長期戦略が
樹てられない体質に陥っているのではございませんか?
└──────────
▼
┌──────────「Beroさん」
┌--------
「そんなマーケットに」ーーーだからこそ米だけではなく、ネタはもとより、
ノウハウから寿司の職人までセットにしてプレゼンする。
└--------
勿論、私も個人として進出を考えるのであれば、職人やその他ソフト面全般を
持ち込むことを考えるでしょう。ただ、企業としてこれを考えるには、あまり
にもマーケット規模が小さ過ぎるのです。
本場である日本でも同様ですが、「寿司マーケット」も完全に二極分化されて
います。数の上=マーケット規模で圧倒的に大きいのは、所謂「回転寿司」に
代表されるファーストフード系のほうであり、
その台頭によって、旧来型の「お寿司屋さん」の経営を圧迫しているような状
態です。日本でさえこんな状態です。
寿司を高級なものとして、実際に美味しい(と日本人が感じる)店が海外にも
あるのは事実ですが、数としては極々僅かで、上述したとおりこの部分が大き
く伸びるとはちょっと見込みにくいのですね。
もし本論の趣旨が「日本米の輸出」という部分にあるとすれば、やはり産業レ
ベルではちょっと難しいかな〜と感じてしまうのです。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
Beroさん、大企業病でアタマが硬くなっておりませんですか?
たしかに本文中の例は高級店ですが、そんなもの回転だろうと何だろうと旨け
れば問うものではありません。いやむしろ、回転寿司のほうが、昔のロッキー
青木の「踊る鉄板焼」のような面白さがあって、日本人以外の人種にはウケル
と思いますよ。
回転寿司で、ソフト・食材・職人まで含めたセットならば、回転寿司の機械ま
で売れますから、そこそこの商売になるんじゃないでしょうか?ーーー手堅く
伸ばしていけばひとつの部の食い扶持ぐらい楽に稼げるようになるでしょう。
中国でだって、今は知りませんが、大連賓館の横の坂を上がりきったところに
あった回転寿司なんか、トグロのような待ち客行列に諦めて中華料理店へ行っ
た想い出があります。
これからは、デカイ単位でガバッ!という商いなんか少なくなっていくんじゃ
ないんですか?〜〜〜搗きたてお餅のチェーン展開はどうなったの〜〜〜
└──────────
┌──────────「大陸流浪人さん」
Beroさんが指摘してるように、味覚は千差万別で、日本人が旨いと感じるもの
=米を含めて)が万国共通かといえば、否、といわざるを得ない。
そして寿司の世界は、今やファーストフーズ化していて、ネタはトレーに入っ
たものをただ解凍して握るだけ。これが世界の趨勢ですよね。日本の米をブラ
ンド化して高く売る発想は否定しないが、そのマーケットはあくまで日本人対
象でしかありえない。
日本の減反政策には私はまったく反対だが、集団化もしくは企業化して大規模
農業の育成により、余った米を海外に販売可能な価格で販売する努力をしてこ
なかった農政に問題があるのであり、市場開放により毎年40〜50万トン輸
入するために減反をしてきた無策農政を批判すべきです。
〜〜〜今日もほろ酔い加減!!
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
いいえ! 世界中の何人種でも、(慣習的に忌避する食物は別にして)旨く感じ
るものは、同じように旨いのです。
「トレーに入ったものをただ解凍して握る」ーーーだからダメなんです。
「日本の米をブランド化して高く売る」のではありません。鮨米なんてクズ米
です。ノウハウや付随する食材と併せての価格競争ならば、競争力は十分ある
はずです。
日本の商社も、無策農政担当者と同じく制度疲労硬直化安逸化していて、そう
いうチャレンジ・チェンジ、が、できなくなっているだけです。
└──────────
▼
┌──────────「大陸流浪人さん」
自説を絶対曲げないガンコOJIN!!!!!!!!
海外では、日本の寿司職人が絶対的に不足しているのは当然ご存知でしょう。
彼らは日本の給与の何倍、時には何十倍も貰って包丁一本で渡り歩いている。
何故「ファーストフード」的寿司が発達してきたかを、まず考えてください。
寿司ロボットというのをご存知ですか? スーパーの惣菜売り場で、一個ずつ
包装しているのは、人が手で握ったものではありません。それでも結構食える
のは、技術と研究の賜物です。
ーーー自給率改善と寿司は、分離して考えるべし。
現行の農政ででき上がった米では、輸出は労多くしてメリット薄し。
ーーーやはり、抜本的に農政改革から始めなければ・・・
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
この、脳みそカチンカチンのガンコ大陸流浪人!!!!
「抜本的に農政改革から」ーーーんなこたぁ当たり前ッ! だけど、あと何十
年?待っていれば、抜本的農政改革が可能になるんですかい? 百年後?
理想的空念仏を唱えていても、産毛の先ほども変えることなんかできません!
寿司ロボット結構じゃないですか。だけど、ちゃんとした食える飯を炊く技術
がなければ、んなもん何の役にも立ちゃしません。
だから、ノウハウ・食材・器材・職人込みで売るんですよ!!
└──────────
┌──────────「hideおじさん」
〜〜〜お寿司談義いいですね。
仕事柄海外に出ることが多かったので、いろいろな地で寿司を食したことがあ
ります。----但し高級店は経験なし----
旨いなと思ったのは、アメリカのボストン、カナダのバンクーバーの寿司屋で
価格もリーゾナブル、ネタも新鮮で日本のものと遜色なかったです。シャリは
加州米。ーーーそれと豪州タスマニア・ホバートの寿司屋も良かったですよ。
反対に不味かったのは、ロシアのモスクワ、イギリスのケンブリッジなどは、
シャリが北海道でいうところの「めっこ飯=芯が残った状態」でボソボソして
全くダメ。ーーーそもそも米の炊き方を良く知らないのでは??
考えてみれば、食にうるさいお国は、寿司もそれなりのレベルにあるように思
われます。
さて、やはり海外で話を聞くと「日本の米は高過ぎて」と誰もが言います。
穀物輸入の関係者の話では、日本の米は補助金とかなんとか、いろんなコスト
が乗せられて流通しているので、価格的には全く太刀打ちできないレベルだそ
うです。ーーーなんでも20倍ぐらい違うとも言ってました。
これでは、たとえ輸送コストをタダにしても商品にならないそうです。
世界中で美味しい寿司を食すためにも、日本の米政策というのは根本的に見直
さなければならないのではないですかね? 補助金をばら撒いても、美味しい
安い米ができるとは思えないんですけど――――。
加州米も美味いですが、豪州米も美味いです。さらに言えば、台湾の蓬莱米、
そして韓国の高麗米もいいですね。ーーーどれも日本の技術者の賜物ってこと
は付け加えておきたいです。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
「米の炊き方を良く知らない?」ーーーこれは絶対にそうだと思います。だか
ら、ノウハウ・食材・器材・職人込みの輸出は見込みがあるし、必要だと思う
んです!
「日本の米は高過ぎて」ーーーササニシキとか秋田小町とか、あんな米ではな
いんです! 鮨米なんてクズ米でいいんですから、なんとかできるはずです。
でも、hideおじさんとこは鉄屋さんだからムリですね――――。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさん」
みなさんのご意見は、みな一理も二里もあると思います。
OJIN さんが仰っているように、ソフト的なものを付加価値として米の輸出を
図るというのは、現在JAなどを中心にやっと始まったところですが、これは
商社を含めてどんどんやらなければならないと思います。
ただ、商社の立場で、貿易という観点から言わせていただくと、高級品だろう
がクズ米であろうが民間企業が勝手に扱えない、というシステムにも大いに問
題があると思うのです。
「やりたくてもできない」壁があることは知って頂きたいところです。
それは「農協」に代表される農業組織が、生産から流通まで一手に仕切ってお
り、農林水産省も彼らの圧力に抗しきれない構造があることです。
大陸流浪人さん、Beroさんが取り上げられていた問題というのは、この点にあ
るのではないでしょうか。この問題を取り上げますと膨大になってしまいます
ので、ここでは省きますが、OJINさんと大陸流浪人さんのお話というのは表裏
一体のものだと思います。
どちらが従でどちらかが主というものではなく、輸出を真剣に考えれば、農協
(農業)問題を避けて通れませんし、この問題が少しでも解決できれば日本の米
の輸出というのは飛躍的に伸びる可能性も生まれてきますし、日本の食糧自給
率などの諸問題にもメドがつくものと期待できます。
商社が米輸出に関われないということを申し上げましたが、それは、国と農協
が米の流通や価格も押さえていることによって、その構造を侵しかねない商売
というのは排除されているというところにあります。
現在、日本の米の輸出も出てきましたが、その輸出企業というのは「全農」で
あったり「JA」であり、彼らが直接やっております。こと輸出に関しては、
「商社は結構である」というスタンスにしか見えません。
とにかく、全て彼らのコントロールの下にある組織しか関われないのが現状で
す――――。
彼らが米の全てを掌握している以上、商社が日本の農家から直接米を買うこと
もできませんし、勝手に手伝うこともできません。全て農協なりに伺いを立て
なければ何事もできないのです。
輸出も、全く不可能とは言い切れませんが、地方農政局や農政事務所に伺いを
立てなければならず、実質コントロールされるといえるでしょう。
商社からいわせてもらえば、商売として考えれば、我々に手伝わせてくれれば
と思うことは幾つもあるのですが、彼らには「経済」という観念より組織の保
持しか頭にないように思えるのです。
OJIN さんの「商社がんばれよ!」というエールは、痛いぐらい有り難いので
すが、我々としても切歯扼腕する部分もあるのです。
日本の米輸出を阻害しているものに「日本の米は高い」というのがありますが
これは品質保持とか高級だからとか、手間が掛かっているという問題じゃなく
高価格に設定すること自体が目的になっている、からだと思います。
さらに、日本は通常の米の輸入に関しては、約800%という関税を課してい
ます。ーーーこれは、実質禁輸をしているということです。
それが問題になって、ご存知のウルグアイ・ラウンドで槍玉に上げられ、年間
数十万トンのミニマム・アクセス米を輸入せざるを得ない状況が生まれている
のです。
この、約800%の関税で禁輸処置を取っている国が、よその国に「日本の米
を買ってください」と言ったところでインパクトはないし、「うちだって農業
保護が必要なんだから簡単にはOKできないよ」となってしまいます。
逆に安くしたら、今度は「ダンピングだ!」となってしまうでしょう。
専門外の鉄屋の私でも、これぐらいの話は聞こえてきますが、では商社は手を
こまねいているのかというと、そうでもありません。
輸出では壁が厚く高いので苦しいですが、先のミニマム・アクセス米の輸入に
ついては、大手商社は積極的に関わっています。
中国やベトナム、タイなどを中心として耕作地の確保、農業技術の提供、品質
管理等々、ソフト的なことも含めて現地で生産させ、それを日本へ輸出すると
いうこともやってます。
まだまだ規模は小さいですが、日本と全く同じ米で、且つ安価だとすると、旧
態然とした体制の日本の米に大きな刺激を与えることになる、のではないかと
期待している部分です。
ーーーそれを突破口に日本の米を変えたい、というのが、商社の本音としてあ
ると思います。
日本の米は、安くしようと思えば可能であり、品質的にも充分に国際競争力を
もった「商品」となりうるのです。さらに、日本の有力な輸出製品となれば、
地方の活力、雇用問題など、付随して解決できるものだと思います。
今年の初めに東南アジアの某国へ行っていたのは、これらに関わる機械販売の
現地調査という目的もあったのです。
現地の農民の目の輝きを、農協の連中にも見せてやりたいと思ったものです。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
なるほど〜〜〜、ここにも民営化が必要な利権構造組織がガッチリと根を張っ
ているんでございますね〜。
日本の食糧自給率向上を阻んでいる一端が、設立当初の目的が農業者保護育成
であった組織とは・・・制度も機械も、古くなってくるとガタがきて使いもの
にならなくなっていく、ーーー人間の作る組織、、困った矛盾でございます。
└──────────
▼
┌──────────「hideおじさん」
機会があったら是非「農協」などの問題を調べてみてください。その矛盾とい
うか非国民的行動というか、驚かされますよ。ーーー農家に農業をさせないよ
うな仕組みになっていると思います。
日本のお米を食べましょうとは言ってますが、それは、自分たちの組織が安泰
になり、儲かるからというのが本音だと思います。
本当に日本の食糧自給率を考えたら、補助金などばら撒かないで、たくさんお
米を作って輸出したり、減反したとしても他に有効に使うようするはずです。
でも、選挙での集票組織として大いなる力を持ってますので、誰も何も言えな
いのが現状でしょうか。民主党も、今までの自民党の地盤を崩せるということ
でじゃぶじゃぶ補助金を出そうしてますけど、これじゃ農家に仕事をするなと
いっているのと同じです。
とにかく、日本の農業を見ると、現代日本が抱えている諸問題の縮図を見るよ
うな思いです。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
日本の食糧自給率向上を阻む巨悪「農協」・・・わたしたちはそういうことを
知らないで、「日本の美味しい農畜水産物を輸出して食糧自給率向上!」とか
「食糧自給率の向上には学校給食を米飯にせよ!」とか、今回の「寿司を世界
中に!ノウハウ・食材・器材・職人込みで売る!」とかやってたわけなんです
ね〜〜〜、とほほ、
やりましょう!
ただ、とりあえず急には我々には手が及びませんから、hideおじさんの知りえ
る範囲で記事を1本書いていただけませんか? それをネタにして、在日特権
や移民問題みたいに、グワーーーッと盛り上げて、他のメルマガやブログにも
お願いして盛り上げていきたいと思います!
お忙しいでしょうけれども、よろしくお願いいたします。
└──────────
┌──────────「Aruiさん」70代@男性@関東
ーーー米飯談義に割り込んで。
皆さんの談論と直接関係無いんですが、先日入ったレストランで見たのが初め
てで、これは良いかも、と思いました。
それは、ご飯をお皿に盛りつけるのを、自動で定量=重量でチェックしてるら
しい)盛りつける装置です。従来の保温ジャーを一回りほど大きくした容器で
空いた皿を容器手前のご飯供給用の計量台に載せてボタンを押すと、ご飯が上
から、もみほぐされながら落ちてお皿の上に載ります。大盛り、小盛りもでき
るようです。
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
ふぇ〜〜〜、日本ではそんな機器までできているんですか〜〜〜
それにしても何にしても、先ず「美味しいご飯を炊く技術」ーーーこれが絶対
に必要じゃないかと思うんです。
上海に、日本の元禄寿司を真似た(?)チェーン店があって、そこの握り寿司が
カチンカチンの代物で、十中八九、寿司握り機で作っていたと思うんですが、
今から思えばあれは、たぶんササニシキとかコシヒカリみたいな、粘りの強い
良い米を使っていたからあんなカチンカチンな握りになっていたんでしょう。
ーーーだからって全然美味しくなかったーーー
その用途に合った正しい米を使って、正しく炊く、そういうノウハウの供給が
必須ではないかと思います。ーーーミネラルたっぷりの美味しい日本の水、の
供給も必要かな?
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┌──────────「sk4641234さん」50代@男性@東海
〜〜〜<外国で美味い寿司を食べた事があるか?>
最近の事ではなくて恐縮ですが、約12〜13年前頃のニューヨーク、もちろ
ん国際貿易センタービルはありましたし、未だ治安が心配な頃、ミッドタウン
に「桜」という割烹料理屋がありまして、そこの、鮪をはじめ、店のお薦めは
何等日本の高級寿司店と変わりませんでした。
よく聞いてみましたら、魚は築地より取り寄せ、米もハンドキャリーと言って
ました。ボストンの鮪を特に輸入している、と不思議な事を言ってました。
日本の寿司屋と同じでした。その他には旨いと思った寿司屋は今のところあり
ません。
ビールは、日本製のビールだと思って飲みますと、味が違う現地生産品によく
出会います。特にパリでは不味いキリンでしたね!(10年ぐらい前で)
現地生産の為 現地の嗜好に合わせるのか? それとも中々本物に合わせられ
ないのか? 皆さんは何処の国のビールがお好きでしょうか?
近隣には、結構優秀なビールがあると思います。今でもあるかは存じませんが
バーバーバー、ビールビンタン、タイガービールなど結構いけるなと!
初めて飲みました中国ビールは、大連の梅華というやつです。中国は度数の関
係で、やはり日本の現地物 ーーー(以下文字化けで判読不能)
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
「桜」は「超お高い」んではなかったですか?
ほんとはね〜〜〜、高級な食べ物としてではなく、ファミレス並の感覚で庶民
が足を運べて、しかも「毎日味が安定していて美味しい」という感じになれば
某商社の方が「市場規模が小さ過ぎて商売にならない」なんていうどころか、
いま世界中に展開しているマックやケンタのようなビッグビジネスになると思
うんですけれど、、商社の皆さん!
〜〜〜遺棄化学兵器処理事業みたいな汚いビジネスなんか考えてないで、そう
いう発想の転換ができなければ、これから生き残ることはできませんよ〜〜〜
マックやケンタのように世界中にチェーン展開できたら、お米・付随する食材
・器材・指導する職人・ノウハウ、、どれだけもの凄いビジネスになるか‥‥
たかがラーメン屋、といえば怒られるでしょうが、九州熊本のちっぽけな味千
ラーメンが、中国ではピカピカのブランドになって、遂に味千ブランドパック
入りラーメンがスーパーに並ぶようになった――――。
寿司で同じことが、どうしてできないわけがありますか!
ビールですね〜〜〜、
ビールのことを書き出すと膨大になるので、また今度〜♪
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