水の都 ― 江蘇南通
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お堀(濠河)もあるし..お城もあるし.. その昔は幕府の南通藩だった!?
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最新修正:2005/05/28
南京と南通(+上海)の位置関係
ブラジル人というハンドルネームの読者の方から、南京と南通の位置関係につ
いて教えて!というメールをいただきました。
南京と南通に上海も加えて 2001/03/06_Wed 発行の≪ WEB_熱線 第071号 ≫
―市井から見た中国―に掲載したものです。
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上海−南京=320q 南京−南通=284q 上海−南通=180q
・・ということなんですが、分りやすいように東京を基点として例えますと、
上海を東京として、南通は日立市の先ぐらい、南京は福島と仙台の中間かな。
西向くならば、南通は甲府と長野県諏訪市の中間ぐらい、南京は名古屋の手前
ぐらいでしょうか?
距離はそのぐらいですが、向きは上海の西北西方向に南京。上海の西北方向に
南通、という関係になります。〜〜〜一直線上に並んでいるのではなく、とて
もひしゃげた三角形、〜〜〜という位置関係になります。
上海−南京と南京−南通間には高速道路があり夫々3時間弱、2時間強で往来
が可能です。 あれ〜?上海−南通間は?
ーーーいまはありませんので3時間ぐらいかかりますが、揚子江最下流の大橋
になる「蘇通大橋」の建設が間もなく始まります。そしたら一緒に高速道路も
作りますから、1時間半ぐらいで行き来ができるようになる筈です。
この蘇通大橋の建設は、川崎重工業が落札したとかしないとか。吊橋を支える
橋脚の間隔が世界一長い(遠い)吊橋になるそうです。 完成は2008年..の
予定です――――。
全中国の中で南通市はどの辺?(緑色が江蘇省、その中の黄色い部分が南通政区)
南通政区の全体図です。
下のほうへスクロールすると南通市中心部があります。
太細の青い線は運河、太細の赤い線が道路、緑色は市県の境界線。揚子江下流の
大沖積三角州で、一帯が水郷地帯であるということをご理解頂けると思います。
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長江を渡る―通常汽渡―
バスを利用してもタクシーを利用しても、上海との往来で必ず渡たらなければ
ならないのは“長江=揚子江”。
あちこちに数え切れないほどのフェリーの渡し場がありますが、南通 ⇔ 上海
ルートで最も多く利用されるのが、この“通常汽渡”です。
(上の南通政区全体地図の一番下側、常熟市から右へ伸びる道路の延長上)
南通側フェリーポート−1 長江を渡るフェリー−1
南通側フェリーポート−2 長江を渡るフェリー−2
南通側フェリーポート−3 長江を渡るフェリー−3
南通側フェリーポート−4 長江を渡るフェリー−4
バスから降りて
乗船する乗客たち。
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以前、上下船の際に
バスが河中に転落し
て、乗客が死亡する
という事故があった
ため、バスの乗客は
全員、一旦バスから
下車してフェリーに
乗り込まなければな
りません。
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ここまで見てくれたから、これ ▼ はオマケでサービス!
長江暮色−1 長江暮色−2 長江暮色−3
┏━━━━━━━━━━「記:2003/08/27 by OJIN」
ーーーこの間上海へ行きました。その帰路の事です。
いつものように"通常汽渡=南通―常熟フェリー"でフェリーに乗りました。
チョット小型のヤツだったんですが、こちらは型の大小を選ぶことなどできま
せん。--乗り込みまして動き出したところで"モヨオシテ"まいりました。(^^;
乗っていた車から出まして----長江を渡るフェリーは40分〜1時間ぐらいの
ものなので、人間はそれぞれの車に乗ったまま渡ります----トイレを探しまし
たら、カベに"トイレはこっち!"と書かれていました。
で、そちらのほうへ進む、進む、進む、進む、進む、、、、??
いちばん前、船の舳先までたどり着いてしまいました、、、??
そこから先は長江の川面。トイレはありません。‥‥見落としちゃったかな?
ふたたび引き返しながら、キョロキョロ、キョロキョロ、、
けれど、どこをどう見回しても見当たりません??
うーーん、こりゃ千万仕方がないわい。近くにいた船員さんに尋ねました。
「トイレはどこでしょうか?_
「あー、あっち!(と、舳先のほうを指差しました。が、)ーーーいやまてよ、
こっちのほうがいいかな?ウン、こっち!」
ウン、こっち!と言われた方角は船の艫(船尾)のほうです。
??あっち(舳先)??こっち(船尾)??
ワケが分かりませんでしたが兎も角、言われたほうへと進んで行きました。
チョット小型のフェリーで見落とすハズもありませんが、一応目配りも十分に
しながら進む、進む、進む、進む、、??艫(船尾)に着いてしまいました?!
ーーーそこから先は長江の川面。やっぱりトイレなどありません??
途方にくれて船尾に佇み、フェリーの航跡を眺めるともなく眺めること暫し、
・・・・・・・・!!
そのとき、神の啓示の如くに閃いたのはさっきの船員が言った
「あっち、いやまてよ、こっち!」という言葉!
!!地球便所!! ーーーこの場合は長江便所!!
いやーー、まあ、、爽快というべきか何というべきか、、、
長江に立ちションした日本人なんて、そうザラにはいねーだろーなー。(^^;
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こちらから!→ 悠久の大河―長江―の写真集もぜひご覧になって下さいね!
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