☆ 中国ビザ七転八倒取得体験之記(1) ――――――― 2007/11/23
by 老玩童 OJIN
今の中国は、15日間までの訪問滞在ならば日本人はビザ免除、ビザ無しで気
軽に訪問することができます。――――しかし、それ以上長く滞在するという
ことになりますと、当たり前ですが滞在するそれぞれの理由に基くビザがなけ
ればなりません。
ーーー OJIN は、もう何年も中国に滞在しっぱなしで暮らしております。
これまでは、べつに不正な手段を使っていたわけではありませんが、中国独特
の“人間関係”で、支障もなくスムーズに頂くことができていたんですが、月
日が経ちますと“人間関係”の相手も、偉くなる、部署も替わる、、、。
で、良好な“人間関係”が使えなくなってしまいました――――。
さてそうなると、途端に難しくなるのが中国というお国、、、それまでのスラ
スラスイスイスイ〜〜が一転して、グチャグチャ大こんな〜〜ん、へと変化し
てしまいます。(こういう状況は、仕事でも似たようなものですから、請留意)
ーーーさてどうしましょう、、、というところからこの物語のスタートです。
第一番目に、
知り合いの日系企業の社長(日本人)にお願いすることにいたしました。
「OKOK!そんなものいと易きこと♪」と快く引き受けてくれたのでホッと
ひと安心、胸をなでおろして、パスポートと(証明)写真を1枚預けて、
「よろしくお願いいたします〜♪」
その日系企業の関係先の宣伝などをしておりましたので、広告担当ということ
で2年間のZビザ=就業ビザ)を申請することにいたしました――――。
ところが、
その日系企業で実際に公安局出入境管理処へ出向いて手続きをしてくれる係の
中国人社員が申請してくれたのは、ビザの期限日の翌日!!ということは即ち
ビザ無し不法滞在の初日、ということになります・・・・
ーーーその結果、ここから長い長い回り道が始まったのでしたーーー
申請の翌々日、公安局出入境管理処から担当官がその日系企業へ事情聴取(?)
に来るというので、指定された時間に行きましたらば、既に若い担当官が到着
していて、持参したノートパソコンを開いてカチャカチャやっておりました。
OJIN の到着と同時に尋問(?)が始まり、答を次々とノートパソコンに打ち込
んでいきます。----事情聴取報告書を作成しているのでした----小1時間ほど
も質問されて、それに正直に答えて、尋問終了ーーー。内容をプリントアウト
して、
「これは今日の質問とあなたの答えです。内容を確認して、間違いがなければ
サインして下さい」
サインが終ったら、
「あなたが申請を出したのは期限日の翌日で、これは中華人民共和国の法令に
違反しています。期限超過の罰金は1日500元と決まっていますから、罰金
を課されることになると思います。それから、あなたはさらにもうひとつ違反
していることがあります」
┌--------「中国ビザ関連豆知識」
中国にビザ無しで入国して、仕事が長引いた!ビザ無し期間では終りそうもな
い!ーーーという時は..どうしたらいいのでしょう?慌てて地元の公安局に走
りこんで延長手続きをしないと「1日500元」の超過罰金がかかってくる!
ーーー大丈夫ですよ〜〜♪
OJIN たちのように長く居続けるのならたしかにそうですが、数日程度の超過
滞在で、その後確実に出国するのであれば、延長手続きせずに不法滞在(?)を
しても、出国イミグレーションは、罰金も取らずにそのまま通してくれます。
ただ、その期間が何日間なのかの基準は知りません。数日間ならば絶対大丈夫
ですが、半月〜1ヶ月となると、さて、、たぶん見逃してはもらえないんじゃ
ないかとーーーー。
└--------
「もうひとつの違反ですか!?何でしょうか?」
「先ほど答えて頂いた、あなたが現在住んでいる部屋の住所では、管轄する公
安局派出所=警察署或いは分署)に「臨時住宿登記」が為されていません。登
記されている以前の住所地から引っ越して、そのままにしていたでしょう。こ
れは、居住してから24時間以内に最寄の派出所に届けを出さなければならな
いという中華人民共和国何々法第何条に違反しています」
「そ、それは、引っ越してから知合いの中国人に頼んで届けたはずですが‥」
「いや、記録がないですから、届が出されたとは認められません」
「・・・・・・・・」
「ですから、ビザの申請の前に、先ず所轄の○×派出所に臨時住宿登記の手続
きをしてきて下さい。それが終らないとビザの申請は受理できません」
「・・・・・・・・」
「それから、もう期限が過ぎていますし、就業ビザの申請ではさらにいろいろ
な手続きや書類が必要で時間がかかりますから、とりあえず1ヶ月の延長ビザ
を申請して、それから就業ビザを申請するようにしないと時間的に無理です」
「・・・・・・・・」
!!さあ大変!!
早速次の日、この日系企業の美人通訳さんと一緒に○×派出所に駆けつけまし
た。ーーーそしたら、
「あなたは引っ越してから1年ぐらい届けを怠っていたので、法の規定により
50元から最高500元の罰金を払わなければなりませんが、今日はあいにく
その罰金申渡書が切れていてありませんから、月曜日にもう一度来て下さい」
----その日は金曜日でした----とほほほ・・・・
┌-------- 注)
この「臨時住宿登記」は、ホテルなど場合はホテル側がやってくれていますの
で自分でやる必要はありませんが、普通のアパートやマンションに住む場合は
そこに住んでから24時間以内に管轄する公安局派出所に届けを出さなければ
ならないという規定になっています。
さらに、厳しい地方では、同じ部屋であっても、中国から一旦出国して、再び
戻ってきた場合でも、あらためて届けを出さなければならないところもあるよ
うですから注意が肝要です。
└--------
さて月曜日、
もう一度やってまいりました公安局○×派出所。そしたら、
会議室へ案内され「担当者が聞きたいことがあるので、ここでお待ち下さい」
??
届けを出すだけじゃないのかい??
かなり待たされた後、派出所の担当官?が3人現れて、尋問(?)開始。内容は
先日「出入境管理処」の担当官に聞かれたこととほとんど同じ‥‥‥これなら
みんなパソコンがあるんだからデータを送ればいいじゃないか‥‥‥。
で、またまたプリントアウトしてサイン、、、。で、
「では、罰金の額は検討してから決めますので、明日また来て下さい」
「・・・・・・・・」 とほほほ・・・・
その翌日の火曜日、再び公安局○×派出所へ。
ようやく「罰金申渡書」を受けとることができて、
さて罰金額は?‥‥‥最高額の500元かよ!?
「あの〜〜、この罰金はどこへ納めるんでしょうか?」
「南通市指定金融機関の江蘇銀行=元の南通商業銀行)で納めて下さい」
江蘇銀行の最寄の支店で納付を終えて「罰金申渡書」に納付済みの印を押して
もらって○×派出所へとって返し、「臨時住宿登記」届出済みの書類をもらっ
て南通市公安局「出入境管理処」へ。
窓内へ提出すると、「では明日受け取りに来て下さい」
翌日は水曜日、
出向きまして受取窓口に申請受理証を提示しましたら、受取窓口のおねーさん
が、「あちらに掛けてお待ち下さい」しかし、待てど暮らせど呼ばれません。
??
相当経ってから呼ばれて、
「まだできていませんから、また明後日来て下さい」
「・・・・・・・・」
金曜日、再び出向いて受取窓口に申請受理証を提示。
できあがったパスポートの束を探していましたが、??どうやら無い様子??
「まだできていないみたいですね〜〜」
「で、できていないって、、水曜日にあなたが今日来いって言ったんですよ」
そしたら後ろの席の上役(?)のところへ行ってなにやらゴニョゴニョ話してか
ら戻ってきて、「あちらに掛けてお待ち下さい」
かなり待たされて、ウトウトしておりましたらようやく呼ばれて、ようやっと
1ヶ月間の延長ビザを受けとることができました。ーーー不幸中の幸い?
ーーー結局、期限超過の罰金は課せられていませんでした。
が、しかし、
ビザの申請日が何故か先週の木曜日とされていて、もう既に1週間も経過して
いて‥‥‥ということは、あと3週間しか残されていないことになる‥‥‥。
3週間で就業ビザ申請用の書類を全部整えて、申請をするところまでもってい
けるだろうか??
= おわり =
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┃ ┃ メルマガ読後感アンケートの結果。
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◇ さて、これからどんな七転八倒? (^^) ----------------- 24人 (48%)
◇ 中国をナメたらアカンぜよ〜 (^O^) -------------------- 9人 (20%)
◇ 頑張ってくださいね〜〜 (^○^) ----------------------- 11人 (25%)
◇ ハッキリ言ってアホ? (-_-) -------------------------- 3人 ( 7%)
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┃ ┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「ようこさん」
分かります、中国の、これ以上はないというぐらいのお役所仕事。私も「○日
に来い」で行ったら「まだできてない」、翌日「パソコンが壊れたから来週来
い」とか――――。
ビザも、通常3日かかるところ、係りの人と和気藹々になって20分でできて
きたり。ーーー OJIN さんも気長にやってくださいね。
└──────────
▼
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
たははは、、お恥ずかしい話を曝しておりますが、こんなアホな体験こそ皆様
には役に立つんじゃないか、と思えばこそでございます。でも、、直ぐ目の前
にあるものでも、思い込みや先入観を持った目で眺めてしまうと、
ーーー本当にまったく見えなくなってしまうものでございます。(-ε- )
関係のない冷静な第三者、の意見を聞いてみるのは必要なことですね〜。
└──────────
┌──────────「闇夜のカラスさん」
ーーーたかがビザされどビザですね。
まだ日本人の渡航にビザの要る頃のお話。――――取引先がトラブルのため、
上海にある私の客先へ行くことになりました。しかしビザ没有。
でもなんとかして3日以内に行ってよ、という無理な要求に対し、現地で臨時
に発給できると----どこからの情報か解りませんが----ビザなしで強請渡航。
ーーー日本の空港出国カウンターで揉めたようですが、一筆書いて搭乗。
現地に着いのは夜の9時。案の定、係員とすったもんだ。
夜中に客先に電話が入り事情聴衆。結局、招聘状すら無いので臨時のビザなん
て下りるはずもありません。彼らは、空港内の不法入国者ルームに連れていか
れ、機関銃を持った兵士3人に見張られ一夜を過ごしたのでした。
ーーー翌朝、一番機で日本に強制送還されたのはいうまでもありません。
翌朝、お客からは電話でこっぴどく怒られましたけど、今となっては笑い話で
す。事実、臨時ビザで入国した人もいましたが、ちゃんと根回ししてあったん
でしょうね。
今回の場合、罰金も再入国禁止もなく終ったのは幸いでした。今ではこんなこ
ともありませんが、何が起こるか解らない中国ですので、マルチの「Fビザ」
をとりあえず持っています。
└──────────
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
この体験者って闇夜のカラスさん?「彼ら」となっていますから取引先の人?
まあ、「他人のパスポートで出国入国」なんてスゴイ見聞記もありますが、
http://chinachips.fc2web.com/00visa/020211.html
以前は OJIN も、似たような無茶をかなりやってきましたが、その度に、それ
なりにまあなんとか凌いできました。(^^;----良い子は真似しないように----
以前はそれでもなんとかなったんですが、最近は法整備?制度整備?が進んで
いるというか、いわゆる「カオでなんとか」とか「カネでなんとか」とか、で
きる余地がだんだん狭まってきておりますですね〜。
お話の取引先の人も、直飛び上海をやらずに、香港へ飛んで朝一番申請、午後
受け取り直ぐ飛ぶ上海、としていれば、半日遅れ?1日遅れ?になったでしょ
うけれど確実だったですね。最近は、昔の OJIN のこういう事態はないでしょ
うから「福州空港」 → http://chinachips.fc2web.com/repo/001Kuko1.html
でもまあ、人間焦った時というのは、冷静な判断ができなくなるもので..今回
のドタバタで思い知りました・・・・
└──────────
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┃ ┃ お便りで頂きました感想。
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┌──────────「十八子松戸さん」
こんにちは。中国ビザ七転八倒取得体験之記(1)を読んで。
いきいきしい、なまなましい光景は目の前に浮かんできました。これは可笑し
いですか。なら、
中国政府に、もっと外国人にとって住みやすい環境を作ってくれよ、と要求し
てみたら。
日本在住の中国人たちが、日本政府へ外国人の住みやすい環境がしてくれ、と
同じやり方で。
結局、どちらの政府がお客さんである外国人の話が聞いてくれるかな?
と知りたい十八子松戸でした。
└──────────
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
いや、これは OJIN のほうがアホ..というか悪いのであって、中国政府に要求
すべき問題ではございませんでございます、、、。
ご当地で余生を過ごされている日本人高齢者の方も少なくないようですが、あ
の人たちはどういうやり方をしているのか?ーーーテクニックを教えてもらい
たいものでございます。
└──────────
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┌──────────「十八子松戸さん」
OJIN さん、こんにちは。十八子松戸です。
実は、「中国ビザ七転八倒取得体験之記(1)」を読む前の日か?私は「朝日新
聞記事について違和感がある」と宣伝していた知人に、
「日本よ華僑に住み易い環境を作れ!という主張の前に、外来人として、如何
に自分から現地の環境に溶け込むということを優先すべきではありませんか」
と言いました。
私は思うには、外国人が、堂々たる日本政府に要求する権利があるという民主
主義がありがたいです。ーーーいつか中国政府にもできればな〜という連想。
ちょうど体験記と重ねて提言したわけです。勿論今回の記事の発端は OJIN さ
んのほうに問題ありですが誰でもミスがあるから..天下の横綱朝青龍だって。
問題は、中国警察の対応の効率が悪いのです。
日本の警察は、国民の税金で生活しているという意識が強く、「為国民服務」
心も強いです。
中国の警察は、自分の給料は国から貰っているが、この国のお金はどこから来
たかは意識していません。
前者は国民の公僕で、後者は人民の監視役。
つまり、
前者は国民より腰が低い、後者は人民を上から見る。
ですから、
後者はこの誇りで仕事しているわけ。つまり与える立場なので、お願いしにく
る人間、外国人であろうが関係なく勝手に自分の都合ばかり、相手への利便性
を考慮するような面倒くさいことは一切考えません。これは、自分の関係以外
のすべての人間に対しても同じです。
これは中国という環境です。考えれば日本国民が幸せです。警察に随時文句が
言えます。
後、貴マガジンの内容が豊富で全部読みきれませんが、拾い読みしかありませ
んが、時々面白いものも見落としていました。何回も、削除前にもう一遍目を
通すときに、あら、これは良いですねと、でも仕方なく、時間の問題ですから
ね。
それでは、益々良い情報満載のご発展を、心からお待ちしております。
└──────────
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
しかし中国で生活しておりますと、一部分の人々を除く大部分の人々に対して
は、現在のやり方じゃないと仕事にならん=統制が保てない)のじゃないかと
感じてしまいます。
十八子松戸さんなんか、上海のキチンとした上流家庭育ちですから「一部分の
人々」側ですけれど、「大部分の人々」のほうに対してそう思われますでしょ
う?ーーーまあ、徐々に「為人民服務」になっていくんじゃないでしょうか。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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