☆ 開発区ワーカー娘のお楽しみ ―――――――――― 2005/03/20
by HAJIMEさん
アルマイトのお椀持って、みんなで立ち食い〜!!
工場の3階からお向かいの工場
を眺むればーーーこういう中小
工場お約束の、屋上に継ぎ足し
でもう一階増やしてみました、
のバラックありてーーの端っこ
に棚があって、どう見てもワー
カーさんのお昼と夕ご飯の食事
のツールーーアルマイトのお椀
(小ボールというか・・・)と、
スプーンがズラッと並んで置い
てある。その食器棚のアップ→
〜〜まあ、これはどこにでもある当たり前の風景なのでさほど気に留めず・・
が、12時になるやいなやその
屋上にワラワラと若いワーカー
娘っ子が湧いてきてーーみんな
で屋上にみっしり立って並んで
ガツガツと、お椀とスプーンで
立ち食い。――――――――→
なぜか屋上の手摺にもたれて外
を睨んでガツガツとーーそして
食いカスを容赦なく下へ、道路
へ..ペッペペッペと落とす落と
す・・・。
いや、開発区の中小規模の工場では、食堂はあってもご飯を出す窓口だけで、
座って食べるスペースが無い、またはあるんだけど全然ワーカーさんの人数に
足りてない、というところが多く、
昼ごはんの時間になると工場の周り、通路道路にお椀立ち食いワーカーがスズ
ナリ、というのはけっこう普通に見る光景ではあるのですが・・・屋上立ち食
い光景はなぜか不思議に衝撃的でした。
ーーー驚いて、初めて望遠機能を使っちゃいました…。
で、食べ終わったあとのお椀の中の残りや、洗い場で洗った水をフツーにガン
ガン屋上から下に捨てるんだな、、この娘たちが。知らないで下を歩いてたら
大変なんだなあ・・・。
〜〜開発区では、お昼は上向いて歩いてないと危険ってやつですか。
ワーカー娘は青い制服にジーパンに一本ひっつめまげのロングヘアー
後ろから見ると、みんな同じなんだよね。可愛いよね。どこの鎮で見ても、ど
この工場で見てもこんな感じだよね。シャワーの水もよく停まるはずなのに、
10人一部屋でお風呂も不自由なはずなのに、若い娘はやっぱり髪を伸ばした
いのか。ーー娘心というものを開発区で改めて実感。
ジーパンは、こんな感じで市場
がデカイせいで、開発区じゃあ
20元からあるし。
15元なんてのも見るよなあ。
で、娘心ってーのは可愛いもの
で、唯一のおしゃれがこのマゲ
にくっついてる髪留め。開発区
じゃあ、どこに行っても夜には
屋台が出て、1元2元からこの
髪留めがすごいバラエティーで
大量に並ぶのだ。
・開発区のワーカーさんの典型的なスタイル、つまりこんな感じです。
・まあちょっとずつ差はあるけど、だいたいこんなもんだと思ってください。
・夕方休み?もう退勤した?嬉しそうにニコニコ顔で散策するワーカー娘たち
日本じゃーこういうアクセはかつてはもっぱらフランス製だったけど、いまは
100%中国が世界一の生産量だろうねえ。ーーまあ、開発区で売ってるのは
見掛けは派手でカワイイけど、すぐ壊れる粗悪品が多いのはご愛嬌でしょう。
かつては、ワーカー娘といったら100%全員同じ髪型だったけど、近頃は昔
見なかった金髪や真っ赤っ赤や筋染めや、時々はパーマも見かけるようになっ
た。さすがにワーカー娘にも経済発展の影響か。
でも、彼女らの行くような床屋さんのヘアカラーは、やっぱりかなり怪しいら
しく(つまり粗悪品)、読者の熊先生によると頭皮が炎症を起こしてる娘を数人
目撃したそうな。
私も、ヘアカラーはやっぱり、必ず香港で外国製を買うのだ。以前16元安い
なと中国製を使ってみたら、、頭皮が数日間ヒリヒリと・・・
近頃はワーカー娘も普通にケー
タイ持ってるね。時代は変わっ
たね。
でも、故郷や遠くの家族には、
やっぱりケータイでは電話代が
高くて掛けられない。
だから開発区にはーーーどこに
でも、どんな辺鄙なとこにもあ
るこの「長途○角○分」の白地
赤字看板ーーこれは、出稼ぎの
ワーカーさんを呼び込む、公衆
電話の単価看板。
この看板の値段も、私はほとん
ど利用したことがないのでしか
とは言えないが、見てるとドン
ドン下がっている。2、3年前
は、たしか3角ぐらいだったよ
うな気がする。ーーー市場経済原則で、競争で下がっているのであろうか?
ーーー中国電信局の合理化の結果か?
ここ2、3年は「IP公衆電話ボックス」なんてのが続々出てきて、そまつな
ボックスに同型の電話機が据え付けられたのが3個とか5個とか並んだ電話屋
が流行りだなあ。
なにせ開発区のワーカーさんといえば電話、電話といえば開発区のワーカーさ
ん、というぐらいで、彼ら彼女らはいつだって、非常に非常に故郷に電話した
い。どこで電話したら費用が一番経済的かというのは、彼らのずいぶん重要な
関心事のひとつである。
ワーカーさんの落とす現金をあて込んで
前面フルオープン、ボロボロで扇風機もあるかなきかの安食堂、米粉店、生活
雑貨小売店。少しずつカラーの差はあっても、工業区の中に自然発生的にでき
るこういうにわか仕立てなお店のパターンは決まっていて、
売ってるものも不思議とどこの鎮で見ても同じであり、食べ物のメニューも値
段も同じである。ーーーだから入らなくても外から様子を見ただけでメニュー
と値段の予想がつくのが便利で安心といえばそうか――――。
・開発区的フルオープン食堂→
・開発区的典型的小売店。いや
に流行ってるなあ? いえいえ
みんなテレビをタダ見してるだ
けなんです・・・
治安隊までタダ見してますが..
・開発区の芸術写真屋さんは、
敷居もずいぶん低そうできっと
ここで撮る写真はコテコテなん
だろうなあ・・・
こないだ、久しぶりにこういう開発区の1.5元1杯の汁ビーフンを食べたけ
ど、まあ悪くなかった。
衛生とかいう観点からみたら、日本のキレイキレイで生きてる潔癖病なお嬢様
お兄様がたにはとんでも受け付けないだろうけど、私はいまだに毎日開発区の
こういう、こぎたねー食堂での楽しいご飯が忘れられぬ。
店先にははみ出したテーブル、
椅子、料理の設備、店のご主人
家族の生活用具洗濯物、洗い物
のでっかい赤いプラのたらい、
そこんちのガキ(たいてい2、
3歳)が股割れズボン、または
下半身スッポンポンでしゃがみ
オシッコを眺めながらのお食事。
〜〜いやあ、たまらん。
開発区といえば、バケツ、ハン
ガー、そして掃除用具と物干し
用の棒だなあ 洗濯物も超公開型の干し方で ▲ これが開発区式で、、。
―― 夕方ともなれば、小腹がすいたよ夜食だよ
で、移動式の食い物屋台が湧き
出てくる・・この三輪リヤカー
形式の屋台〜〜開発区だよなあ。
なんとなく撮るだけで..NHK
中国語講座の表紙になってしま
う、これが開発区屋台の味のあ
るところだ。
この発泡ケースの兄ちゃんは、
実は食べ物の屋台である。中身
はトウモロコシ?なんだろな?
若い娘の楽しみはやっぱり買い食いで、小遣いに制限のあるワーカー娘の屋台
買い食いは、表情も真剣そのもの・・・
私も、靴工場時代、毎日工場の門の前に来る怪しい三輪屋台で1元7個の焼き
ギョウサを楽しみにしていたものです。真っ暗闇で薄明かりの中。衛生がやば
くても確認のしよーもないんですが、なんといってもお金の厳しいワーカーさ
んにぎゅーぎゅーに鍛え上げられてる屋台ゆえ、味がまずいわけがなく、値段
はどこまでも限界プライスで、やっぱり行ってしまいます。
なにせ工場の前に来る「包子」(肉まんか)屋さんなんか、肉まんも野菜まんも
砂糖まん(砂糖だけが入ってる。不思議)も全部同じ5角だったよね。日本的に
いったら肉は野菜と同じわけないんですが、それが開発区の不思議です。
ーーー日本の中華まん、高くて驚いたよ。
= おわり =
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└→ 感想や激励、ご意見などをお待ちしています。
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